SJISを存続会社とし、Tenetを消滅会社とする吸収合併を予定しております。
③ 引継資産・負債の状況
SJISは、本件合併の効力発生日において、Tenetの資産、負債およびその他の一切の権利義 務を承継する予定であります。
④ 合併存続会社および消滅会社の概要
存続会社 消滅会社
商号
Sompo Japan Insurance (Singapore) Pte. Ltd.
(本合併と同時に、変更予定)
Tenet Insurance Company Limited
資本金 418,327千SGD 44,660千SGD
事業内容 損害保険事業 損害保険事業
6 【研究開発活動】
該当事項はありません。
7 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当有価証券報告書提出日現在において当社グループ(当社および連結子会 社)が判断したものであります。
(注)経常収益等の金額は記載単位未満を切り捨てて表示しております。
(1) 重要な会計方針および見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき 作成しております。当社の連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況」に記載のと おりですが、特に以下の事項に関する会計方針および見積りが当社グループの連結財務諸表の作成に大 きな影響を及ぼすと考えております。
① 金融商品の時価の算定方法
金融商品の時価は、原則として市場価格に基づいておりますが、一部の市場価格のない金融商品につ いては、将来予想されるキャッシュ・フローの現在価値や、契約期間その他の当該契約を構成する要素 を基礎として算定した価格を時価としております。当該時価の算定においては一定の前提条件等を採 用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該時価が変動することもあります。
② 有価証券の減損
その他有価証券で時価のあるものについては、原則として、期末日の時価が取得原価に比べて30%以 上下落したものを減損の対象としております。今後、有価証券市場が変動した場合には、有価証券評価 損の計上が必要となる可能性があります。
③ 固定資産の減損
固定資産については、資産グループの回収可能価額が帳簿価額を下回った場合に、その差額を減損損 失に計上しております。回収可能価額は、資産グループの時価から処分費用見込額を控除した正味売却 価額と割引後将来キャッシュ・フローとして算定される使用価値のいずれか大きい方としていること から、今後の不動産取引相場や賃料相場などが変動した場合には、減損損失の計上が必要となる可能性 があります。
④ 繰延税金資産
当連結会計年度における繰延税金資産および繰延税金負債の内訳は、「第5 経理の状況」の「注記 事項(税効果会計関係)」に記載したとおりであります。繰延税金資産の計上に際しては、将来の課税 所得の見積りに基づき、回収可能性の見込めない部分を評価性引当額として、繰延税金資産から控除し ております。将来、経営環境の変化等により課税所得の見積りが大きく変動した場合や、税制改正によ り税率の変更等が生じた場合には、繰延税金資産の計上額が変動する可能性があります。
⑤ 貸倒引当金
貸倒引当金の計上基準は、「第5 経理の状況」の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事 項」に記載したとおりであります。将来、貸付先等の財政状態が変化した場合には、貸倒引当金の計上 額が変動する可能性があります。
有価証券報告書
⑥ 支払備金
支払備金は、支払義務が発生した保険金等のうち、まだ支払っていない金額の見積額を計上しており ます。このうち、既発生未報告の支払備金については、主として統計的な見積方法により算出しており ます。将来、インフレや為替の影響、さらには裁判の判例の動向などにより支払備金の必要額が変動す る可能性があります。
⑦ 責任準備金等
保険契約に基づく将来の債務の履行に備え、責任準備金等を積み立てております。また、一部の長期 の保険契約について標準責任準備金を積み立てております。金利や為替などの経済状況、さらには損害 発生状況その他の将来の動向などにより、責任準備金等の必要額が変動する可能性があります。
⑧ 退職給付債務等
退職給付費用および退職給付債務の計算の基礎は、「第5 経理の状況」の「注記事項(退職給付関 係)」に記載したとおりであります。これらの計算の基礎と実績値が異なる場合、または計算の基礎が 変更された場合には、将来の退職給付費用および退職給付債務が変動する可能性があります。
(2) 経営成績の分析
① 経常収益
当連結会計年度の経常収益は、保険引受収益が2兆6,282億円、資産運用収益が1,510億円、その他経 常収益が112億円となった結果、前連結会計年度に比べて1,688億円増加して2兆7,905億円となりまし た。
報告セグメント別では、損害保険事業におきましては、正味収入保険料が前連結会計年度に比べて 404億円増加し、1兆9,737億円となりました。生命保険事業におきましては、生命保険料が前連結会計 年度に比べて120億円増加し、2,501億円となりました。
② 経常費用
当連結会計年度の経常費用は、保険引受費用が2兆3,407億円、資産運用費用が725億円、営業費及び 一般管理費が4,182億円、その他経常費用が108億円となった結果、前連結会計年度に比べて2,142億円 増加して2兆8,423億円となりました。
③ 経常損失および当期純損失
経常収益から経常費用を差し引いた当連結会計年度の経常損益は、前連結会計年度に比べて453億円 減少して、518億円の経常損失となりました。
経常損失に特別利益、特別損失、法人税等合計および少数株主損失を加減した当期純損益は、前連結
会計年度に比べて793億円減少して922億円の当期純損失となりました。当期純損失が大きくなった主
な要因は、タイの洪水に係る正味支払保険金と支払備金繰入額の合計額(注)が1,027億円となったこ
報告セグメント別の当期純損益では、損害保険事業におきましては、前連結会計年度に比べて703億 円減少し、781億円の当期純損失となりました。生命保険事業におきましては、前連結会計年度に比べて 106億円減少し、146億円の当期純損失となりました。
(注)再保険契約に基づき回収が見込まれる金額を控除しています。
(3) 財政状態の分析
① 資産の部
当連結会計年度の資産の部合計は、株式などの有価証券の減少などにより、前連結会計年度に比べて 885億円減少して8兆8,933億円となりました。
② 負債の部
当連結会計年度の負債の部合計は、責任準備金等の減少などにより、前連結会計年度に比べて97億円 減少して7兆8,928億円となりました。
③ 純資産の部
当連結会計年度の純資産の部合計は、利益剰余金の減少などにより、前連結会計年度に比べて788億 円減少して1兆5億円となりました。
(4) ソルベンシー・マージン比率の分析
①連結ソルベンシー・マージン比率
当社グループは、保険持株会社である当社を頂点として、子会社等において損害保険事業、生命保険事 業を営んでいる保険会社グループであります。保険会社グループは、保険事故発生の際の保険金支払や積 立型保険の満期返戻金支払等に備えて準備金を積み立てていますが、巨大災害の発生や、資産の大幅な価 格下落等、通常の予測を超える危険が発生した場合でも、十分な支払能力を保持しておく必要がありま す。この「通常の予測を超える危険」(表の「(B)連結リスクの合計額」)に対して「保険会社グループ が保有している資本金・準備金等の支払余力」(表の「(A)連結ソルベンシー・マージン総額」)の割 合を示す指標として、保険業法施行規則および平成23年金融庁告示第23号の規定に基づき計算されたも のが、「連結ソルベンシー・マージン比率」(表の(C))であります。
連結ソルベンシー・マージン比率は、行政当局が保険会社グループを監督する際に、経営の健全性を判 断するために活用する客観的な指標のひとつであり、平成23年度末(平成24年3月31日)から保険持株 会社及び保険会社を頂点とする全ての保険会社グループに適用されております。
連結ソルベンシー・マージン比率の計算対象となる範囲は、原則として連結財務諸表の取扱いと同一 であります。
なお、ソルベンシー・マージン比率は、行政当局が保険会社を監督する際に、保険会社の経営の健全性を 判断するための指標のひとつですが、その数値が200%以上であれば「保険金等の支払能力の充実の状況 が適当である」とされております。
当連結会計年度末の当社の連結ソルベンシー・マージン比率は549.8%となりました。
有価証券報告書
a)NKSJホールディングス株式会社
(単位:百万円)
区分 当連結会計年度
(平成24年3月31日)
(A) 連結ソルベンシー・マージン総額 1,940,876
資本金又は基金等 636,539
価格変動準備金 27,658
危険準備金 23,831
異常危険準備金 601,951
一般貸倒引当金 519
その他有価証券の評価差額(税効果控除前) 429,824
土地の含み損益 14,845
保険料積立金等余剰部分 112,359
負債性資本調達手段等 128,000
保険料積立金等余剰部分及び負債性資本調達手段等の
うち、マージンに算入されない額 −
少額短期保険業者に係るマージン総額 −
控除項目 114,133
その他 79,481
(B)
連結リスクの合計額
706,016 損害保険契約の一般保険リスク(R1) 170,949
生命保険契約の保険リスク(R2) 11,560
第三分野保険の保険リスク(R3) 5,720
少額短期保険業者の保険リスク(R4) −
予定利率リスク(R5) 35,747
生命保険契約の最低保証リスク(R6) 337
資産運用リスク(R7) 358,197
経営管理リスク(R8) 17,117
損害保険契約の巨大災害リスク(R9) 256,685 (C)
連結ソルベンシー・マージン比率
[(A)/{(B)×1/2}]×100 549.8%
(注) 上記の金額および数値は、保険業法施行規則第210条の11の3および第210条の11の4ならびに平成23年金融庁告 示第23号の規定に基づいて算出しております。