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台ずつ設定する

ドキュメント内 Mac OS X Server お使いになる前に (ページ 123-137)

複数のサー バを対話方式で設定し たい場合は、管理用コンピ ュータ上で複数の「サーバ アシスタン ト」ウインドウを使用します。

複数のリモートサーバを対話的に一度に1台ずつ設定するには:

1 設定する各サーバの情報をMac OS X Serverワークシートに記入します。ワークシートは137 ページ にあります。112 ページの「 必要な情報」も参照してください。

2 設定しているサーバが使用するDHCPサーバまたはDNSサーバがすべて動作していることを確認し てください。

3 すべてのサーバに接続できる管理用コンピュータで「サーバアシスタント」を開きます。「サーバア シスタント」は、「/アプリケーション/サーバ/」にあります。「サーバアシスタント」は、管理用 コンピュータの管理者でなくても使用できます。

4「ようこそ」パネルで「リモートサーバを設定する」を選択し、「続ける」をクリックします。

5「インストー ル先」パネルで、設定したいリ モートサーバのいず れかにチェックマーク を付けます。

選択したサーバの「パスワード」フィールドにプリセットパスワードを入力し、「続ける」をクリッ クしてサーバに接続します。

サーバがリストにない場合は、「追加」をクリックしてサーバを追加します。

6「言語」パネルでサーバの管理に使用する言語を指定します。

7 保存済みの設定データを使用したい場合は、手順8に進みます。保存済みの設定データを使用しない 場合は、手順9に進みます。

8「言語」パネル で、「ファイル」>「設定フ ァイルを開く」また は「ファイル」>「ディレ クトリレ コードを開 く」と選択して、使用したい 設定データを読み込み ます。保存済みの設定デ ータが暗号 化されている場合は、パスフレーズを要求されたらパスフレーズを入力します。

(オプショ ン)「表示」>「レビューにジャ ンプ」と選択して、設定 データを確認しま す。必要に応 じて「戻る」を使ってデータを変更します。

9「続ける」をクリ ックし、「サーバアシス タント」の指示に従いな がら、すべてのパネル に設定デー タを入力します。

10 設定データ の指定がすべて終了し たら、「サーバアシスタン ト」に表示される設定の要 約を確認し、

必要な場合は「戻る」をクリックしてデータを変更します。

11 設定データをテキストファイルまたはサーバの自動設定で使用可能な形式(保存済みの設定ファイル または保存済みのディレクトリレコード)として保存するときは、「別名で保存」をクリックします。

ファイルまたはレコードを暗号化するときは、「暗号化フォーマットで保存する」を選択し、パスフ レーズを入 力および確認入力しま す。パスフレーズは、暗号化し た設定ファイルをその サーバが使 用する前に入力する必要があります。

12 サーバの設定を開始するには、「適用」をクリックします。

124 7章    サーバの初期設定

13 このサーバの設定が完了する前に別のサーバの設定を開始するときは、「ファイル」>「新規ウイン ドウ」と選択し、手順4〜12を繰り返します。

設定が完了 し、サーバが自動的に再起 動したら、設定中に作成し たサーバ管理者ユーザ としてログ インし、サービスを設定できます。

サーバの自動設定を使用する

サーバの自動設定は、次のような場合に便利です。

設定するサーバの数が多い場合。

まだ入手できないサーバの設定を準備したい場合。

バックアップの目的で設定データを保存したい場合。

サーバを頻繁に再インストールする必要がある場合。

この方法を利用するときに、「サーバアシスタント」のオフラインモードも使用できます。この場合、

特定のサー バに接続しなくても、設 定データを操作できま す。設定データを指定し たら、そのサー バからアクセスできるファイルまたはディレクトリに保存します。この点については、次の 2つの セクションで説明します。Mac OS X Serverバージョン10.4ソフトウェアがインストールされてい るサーバの場合は、保存した設定情報を自動的に検出します。

汎用的な設 定データを定義できま す。汎用的な設定データは、す べてのサーバの設定に 使用できま す。たとえば、発注が済んでいるサーバの汎用的な設定データを定義したり、50台のXserveコン ピュータの 設定を同じにしたりで きます。また、特定のサーバの ために調整した設定デ ータを保存 することもできます。

重要:アップグ レードインストールを 実行するときは、保存した 設定データが意図せず にサーバに よって検出されたり使用されたりしないようにしてください。保存した設定データが使用されると、

既存のサーバ設定が保存した設定で上書きされます。詳しくは、112ページの「保存済み設定データ をサーバが検索する方法」を参照してください。を参照してください。

ファイルに保存したデータを使ってサーバを自動的に設定する

サーバソフト ウェアをサーバにイン ストールしたら、ファイル に保存したデータを使 ってサーバを 自動的に設定することができます。

ファイルの設定データを保存および適用するには:

1 設定する各サーバの情報をMac OS X Serverワークシートに記入します。ワークシートは137 ページ にあります。112 ページの「 必要な情報」も参照してください。

2 管理用コンピュータで「サーバアシスタント」を開きます。「サーバアシスタント」は、「/アプリケー ション/サーバ/」にあります。「サーバアシスタント」は、管理用コンピュータの管理者でなくて も使用できます。

3「ようこそ」パネ ルで「ファイルまたはデ ィレクトリレコード に設定情報を保存す る」を選択して、

サーバをオフラインモードにします。このとき、サーバをネットワークに接続する必要はありません。

7章    サーバの初期設定 125

4「言語」パネルでサーバの管理に使用する言語を指定します。

5 新しい設定ファイルを作成する場合は、手順6に進みます。既存の設定ファイルを使う場合は、手順 7に進みます。

汎用的な設 定ファイルを作成して、そ のファイルを複数のサ ーバの設定に使いたい 場合は、ネット ワーク名(コンピュータ名およびローカルホスト名)を指定しないで、各ネットワークインターフェ イス(ポート)が「DHCP サーバを参照」または「BootPサーバを参照」に設定されていることを 確認してください。

6「続ける」をクリ ックし、「サーバアシス タント」の指示に従いな がら、すべてのパネル に設定デー タを入力します。

7「言語」パネル で、「ファイル」>「設定フ ァイルを開く」また は「ファイル」>「ディレ クトリレ コードを開 く」と選択して、使用したい 設定データを読み込み ます。保存済みの設定デ ータが暗号 化されている場合は、パスフレーズを要求されたらパスフレーズを入力します。

(オプショ ン)「表示」>「レビューにジャ ンプ」と選択して、設定 データを確認しま す。必要に応 じて「戻る」を使ってデータを変更します。

8「ネットワー クインターフェイス」パ ネルで、「追加」をクリックし てネットワークイン ターフェイ スを指定します。

9 設定データ の指定がすべて終了し たら、「サーバアシスタン ト」に表示される設定の要 約を確認し、

必要な場合は「戻る」をクリックしてデータを変更します。

10「別名で保存」をクリックして、「設定ファイル」を選択します。

11 ファイルを暗号化するときは、「暗号化フォーマットで保存する」を選択し、パスフレーズを入力お よび確認入力します。

パスフレーズは、暗号化した設定ファイルをそのサーバが使用する前に入力する必要があります。

12「OK」をクリックして、ファイルの保存先に移動します。次のいずれかの方法を使ってファイルに名 前を付け、「保存」をクリックします。サーバは、設定ファイルを検索するときに、次の順序でファ イルを検索します。

<サーバのMACアドレス>.plist(先頭の0を含みますが、コロンは省略します)。たとえば、

0030654dbcef.plistのようになります。

<サーバのIPアドレス>.plist。たとえば、10.0.0.4.plistのようになります。

<サーバのDNS名の一部>.plist。 たとえば、myserver.plistのようになります。

<サーバの内蔵ハードウェアシリアル番号>.plist(最初の8文字のみ)。たとえば、ABCD1234.plist のようになります。

<サーバの完全修飾DNS名>.plist。たとえば、myserver.example.com.plistのようになります。

<サーバのIPアドレスの一部>.plist。たとえば、10.0.plistのようになります(10.0.0.4や10.0.1.2 などの場合)。

generic.plist(すべてのサーバによって認識されます。同じ設定値を必要とする複数のサーバを設定

する場合に使用します)。

126 7章    サーバの初期設定

13 サーバ(複数可)が検索できる場所に設定ファイルを配置します。

サーバは、ローカルマウントされているボリュームの「/Volumes/*/Auto Server Setup/」内にある 設定ファイルを検出できます。*は、「/Volumes」の下にマウントされている装置です。マウントさ れる装置には、サーバのハード・ドライブ、iPod、DVD、CD、FireWireドライブ、USBドライブ、

またはサーバに接続されているその他の装置があります。

たとえば、AdminiPodという名前のiPodをマウントしている場合、使用されるパスは「/Volumes/

AdminiPod/Auto Server Setup/<設定ファイル名>」になります。

14 設定データ が暗号化されている場 合は、パスフレーズをサ ーバ(複数可)で使用できる ようにしま す。パスフレー ズは、サーバアシスタン トを使って対話的に入 力するか、またはテキス トファイル に指定します。

パスフレーズをファイルに指定する場合は、手順15に進みます。パスフレーズを対話的に入力する 場合は、手順16に進みます。

15 パスフレーズをファイルに指定するときは、新しいテキストファイルを作成して、保存済み設定ファ イルのパスフレーズを最初の行に入力します。次のいずれかの名前を使ってファイルを保存します。

サーバは次の順序でファイルを検索します。

<サーバのMACアドレス>.pass(先頭の0を含みますが、 コロンは省略します)。たとえば、

0030654dbcef.passのようになります。

<サーバのIPアドレス>.pass。たとえば、10.0.0.4.passのようになります。

<サーバのDNS名の一部>.pass。たとえば、myserver.passのようになります。

<サーバの内蔵ハードウェアシリアル番号>.pass(最初の8文字のみ)。たとえば、ABCD1234.pass のようになります。

<サーバの完全修飾DNS名>.pass。たとえば、myserver.example.com.passのようになります。

<サーバのIPアドレスの一部>.pass。たとえば、10.0.passのようになります(10.0.0.4や10.0.1.2 の場合)。

generic.pass(すべてのサーバによって認識されます)。

パスフレーズのフ ァイルは、サーバにローカルマウントさ れているボリューム上の、「/Volumes/*/

Auto Server Setup/<パスフレーズファイル>」に配置してください。*は、「/Volumes」の下にマ ウントされている装置です。

16 パスフレー ズを対話的に入力する ときは、サーバに接続でき る管理用コンピュータ で「サーバアシ スタント」を使用します。

「ようこそ」ま たは「インストール 先」パネルで、「ファイル」>「パ スフレーズを入 力」と選択し ます。表示されたダイアログボックスに、サーバのIPアドレス、パスワード、およびパスフレーズ を入力します。

「送信」をクリックします。

ドキュメント内 Mac OS X Server お使いになる前に (ページ 123-137)

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