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V. 6.注と参考文献
注
注1)本研究では、「設計者」「監理者」「施工者」「発注者」「見積者」を以下の通り定義 する。
「設計者」:設計者とは、注3)に記載した設計業務を行う者で、設計施工分離方式の 場合、設計事務所、あるいは設計事務所の技術者を示す。
「監理者」:監理者とは、注4)に記載した監理業務を行う者で、本研究では設計者と 同一の設計事務所、あるいは設計事務所の技術者を示す。
「施工者」:施工者とは、大規模修繕工事を実施した施工会社(建設会社)を示す。
「発注者」:発注者とは、大規模修繕工事の発注主体であり、本研究ではマンションの 管理組合を示す。
「見積者」:見積者とは、工事の見積依頼時に、施工者の候補として工事金額を見積る 建設会社を示す。したがって、本研究における見積者とは、一っの工事に対して数者 存在し、その中から施工者が選定される。
注2)マンションの大規模修繕工事では、仕様書で設計者が工事用足場の種類等を設定す ることが多く、その設定に施工者が異議を持たなければ、工事請負契約に、設定され た足場の種類等が指定工法として盛り込まれる。
注3)マンションの大規模修繕工事において、設計者は各種工事の工事範囲、改修方法、
足場の種類や工法、使用材料、材料の塗布量などについて、工事の仕様を設定する。
本研究でいう設計事務所の行う「設計」とは、これらの工事内容を記載した工事仕様 書を作成する作業を主体とした、管理組合に対する大規模修繕工事のコンサルタント 業務を指す。
注4)マンションの大規模修繕工事を設計施工分離方式で行う場合、監理者は、工事が仕 様書どおりに行われているかどうかの確認をする事が主な業務となる。本研究でいう 設計事務所の行なう「監理」とは、工事中のこれらの確認作業を主体とした、管理組 合に対する大規模修繕工事のコンサルタント業務を指す。
注5)設計者がゴンドラメーカーから情報を得る場合、通常、ゴンドラメーカーは、営業 の一環として設計事務所に無償協力を行っている。本研究では詳細に触れないが、設 計事務所とゴンドラメーカーの協力体制のあり方も、今後は整備しなければならない 問題の一つと考える。
注θ 比較対象とした超高層マンションと中高層マンションの工事費総額を見ると、最大 で10数倍の差が生じている。工事単価は、工事費総額などの工事規模の違いによっ ても変動するが、工事規模の違いによる工事単価の変動は、一種目の工事に限らず工 事費全体として総体的に反映されると考えられる。ここでは、工事単価や工事費自体
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第V章 超高層マンションの仮設計画プロセスに関する研究
を比較するのではなく、全体工事費に対する足場仮設工事費の割合を考察することを 主眼に置いているので、総体的な工事単価の変動要因は除外して分析を進めても、問 題は少ないと判断した。
注7) 「V.4.(1)超高層マンションの足場仮設工事費が全体工事費に及ぼす影響」の 検討では、付属施設を含めたマンション全体の仮設工事費について分析を行った。こ れは、超高層マンションは複合用途型のマンションであることが多く、付属施設を含 めて大規模修繕工事を行う事が工事の特徴の一つと言える事を勘案した為である。こ れに対して「V.4.(2)足場仮設工事費のシミュレーション」では、超高層建物部分 のみの足場仮設工事費の実態を明らかにする為に、付属施設などの足場仮設工事費は 除外して分析を進めた。図V4のとおり、Yマンションは25階建てであるが、1階〜
2階までと3階〜25階まで、ならびに駐車場棟は、仮設足場が切り離されている。そ こで、ここでは3階〜25階の足場仮設工事費のみについてシミュレーションを行った。
なお、3階〜25階の全面にゴンドラ足場を仮設した場合でも、3階にはゴンドラの着 床ステージを設置しなければならず、3階は枠組み足場を設置する必要がある。した がって、当シミュレーションにあたっては、ゴンドラを全面に仮設することを想定し た場合でも、3階は枠組み足場を仮設する計画とした。また、ゴンドラの養生は全面 メッシュ養生を基本仕様とした。
さらに、仮設費用は足場の存置期間によっても変動する。当シミュレーションでは、
工期を6ヶAとして足場仮設工事費の算出を試みた。なお、実際の工事も工期は6ヶ 月としている。
注8)枠組み足場の場合、登り桟橋や水平養生、朝顔養生、1階部分の侵入防止柵の設置、
補強部材など、各醐立に付帯設備を取り付けなければならず、それぞれの部立でそれ ぞれの工事費が生じている。また、ゴンドラ足場の場合も、最上部の吊り金物や着床 ステージの設置費用が生じる。したがって、本来、足場の工事単価は全ての音田立を一 様に表示することは出来ない。ここで言う仮設足場の工事単価とは、これらの付帯設 備を含めた足場仮設工事費総額を仮設面積(建物の外周長に建物の高さを乗じて算出 した建物表層面積)で除した平均仮設工事単価を示す。
Yマンションの場合、建物の形が整形ではなく、凹凸の多い平面形状となっている。
これに対してゴンドラ足場の場合、壁面の凹凸に沿ってゴンドラを仮設することがで きる。一方、枠組み足場を仮設する場合には、壁面の凹凸に併せて、巾900㎜、1200 ㎜の足場を複合的に設置している。したがって、枠組み足場の足場巾は各所で異なり、
その工事単価も各所で異なる。本研究で示した枠組み足場の工事単価は、付帯設備工 事費の他、これらの巾寸法の違いに伴う各部位の工事費も全て合算し、仮設面積に対 する平均仮設工事単価を算出した。
第V章 超高層マンションの仮設計画プロセスに関する研究 参考文献
1)小俣由紀夫:超高層建物仮設の留意点,建築技術,No690, pp 158〜161,2007,7
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第VI章 結
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