1 め
本章 、 勤務 時間 場所 柔軟 性 焦点 を 当て、 そ 男 性 家 庭生活 う 影 響を与 える を考 察 する
男性 働 方と 家庭 生 活 関 する 課題 一 つ そ 長時 間労 働 あ う 正社 員と して 働 く男性 労 働時 間 、 女性と 比べ てラ イフ ス 応 た 柔軟 性 乏し く、 硬直 的 長 い と い う 特 徴 あ る1 こ た め 、 ワ ク ラ イ フ バ ラ ン ス 以 、
WLB
観 点 ら も 、 男性 働 方 見直 し 、長時 間労 働 是正 繰 返 し唱 えら て た た 、 近年 日 本 正社員 労 働時 間短 縮 進 い い こと マクロ 統計 ら 明ら あ 、労 働時 間を 短 く する 容 易 い こ とも認 め るを 得 い 短縮 を目 指す 方向 後も 重要 、そく 、正 社員 労働時 間 短く い 現 状をあ る程 度 まえ 、 う 働 方 あ 両立 しや すい を 議論す るこ とも 求め ら う
こうし た中 、勤 務時 間 場所 柔 軟性 効 果 注視 さ る 自己 都 合 勤 務時 間 いつ 働 く を容 易 変更 るこ と、 必要 応 て休暇 取 や すい こ と、場 合 っ て 自 宅 作業 る う 柔 軟 働 方 、 会社 早朝 ら深 夜ま 拘 束 さ る 働 方と 比べ て 、 家庭生 活 与え る意 味 異 って こ う 政 策的 も、 働 方 柔 軟性、 裁量 性を 高め る こ と 重 要 マ ってい る 近年 日 本 裁 量労 働制 やフ ックス タイ ム 適用 広 る 、働 く時 間 決 定を働 く者 自身 委 る仕組 拡大 しつ つ ある2 時 間管 理を 緩や す る制 度 、労 働 時間 長さ 成 果 評 価し くい ホワ イト カ ラ 労 働者 と さ
、緩 や 時 間管 理 対す る経 営側 ニ 強 い 働く 者 と っても 、働 く時 間を 自 ら 決定 る こと メ ット 可能 性 ある
既存研 究も 、働 く時 間 をコン トロ る 柔軟性 や裁 量性 とい っ た働 方 要素 着 目 して た そし て、 働 く時間 を自 分 決め ら る場 合 家庭 生活 と 両立 プ ラス とい う 知 見 あ る 、裁 量や 時間的 柔軟 性
WLB
上 プ ラス 資 源 とさ るこ と 多い3 他 方 、 裁量 や柔 軟性WLB
を 改善 せ 、 え って働 過 を 招く と いう指 摘も ある こと 注 意 し た い 特 男 性 い て そ う あ る 日 本 い て も 、 小 倉2007
、 時 間 管 理 緩 や 労 働者4 労働時 間 長い とい う 分析結 果を 示し てい る 働く時 間 決定 労1 前 田
2002
、 女 性 労 働 時 間 育 児 期 短 く る 対 し て 、 男 性 労 働 時 間 育 児 期 も ほ と 短 く っ て い い と い う2
厚 生 労 働 省 就 労 条 件 総 合 調 査
2011
年 る と し 労 働 時 間 事 業 場 外 労 働 、 専 門 業 務 型 裁 量 労 働 制 、 企 画 業 務 型 裁 量 労 働 制 適 用 労 働 者 割 合 全 体7.3%
あ る 特 企 業 規 模 大 い ほ 適 用 労 働 者 割 合 高 い 産 業 別 る と 事 業 場 外 労 働 し 労 働 時 間 制 不 動 産 業 、 金 融 保 険 業 、 卸 売 業 高 く 、 専 門 業 務 型 裁 量 労 働 制 情 報 通 信 業 、 学 術 研 究 、 専 門 技 術 サ ビ ス 業 高 い3
Jacobs and Gerson 2004
、Voydanoff 2004
等 参 照4
小 倉
2007
時 間 管 理 緩 や 労 働 者 を 役 職 と 勤 務 時 間 制 度 ら 定 義 し て い る 役 職 い て 課 長-『廻-
働者 委 ら ると 労 働時間 長 く る背 景 何 あ る ま た、 う 形 仕 事 領域 時 間 拡 張 さ る こ 点 、 本稿 、 仕事 を自 宅 持 帰る 働 方 着 目 して検 討し たい 勤 務 時間 柔軟 性 勤務 場 所 柔 軟性 と関 連 強 い ら 、自 宅 仕事を 持 帰る こと
WLB
観点 ら う 意 味を 持つ 家 庭 都 合と や く を可能 す ると いう プ ラス面 もあ う る 、 仕事と 家庭 と 境界 を 曖 して 家庭 生活 時 間を侵 食す ると いう マ イ ス 面も 指摘 さ る 特 男性 いて 後者 側面 強 く、 家 庭 生活 マイ ス 影 響 をもた らす 可能 性 あ る 本 稿 タ分 析 っ て検 討し たい2 勤 務 時 間 場 所 柔 軟 性 と 家 庭 生 活 へ 影 響 ― 先 行 研 究 ら
ま 、 勤務 時間 場 所 柔軟 性 関す る既 存 研究を 検討 する こと ら始め う 時 間面 柔軟 働 方
WLB
を改善 せ 、 し 働 す を招 く可 能性 ある5 小倉2007
、時間 管理 緩 や 労働者 労働 時間 長い背 景と して 、労 働 時間を 自由 決 定 る 限度を 超え た所 、 彼 女 ら 求め ら た 成果 仕事 量 あ る と述べ る 時間 管理 緩 や あっ ても 、過 重 量 仕事 課 せら ている と、 実質 的 長く働 く以 外 選択 肢 乏しく る 裁 量労 働 制 適 用条 件と して 、 仕事 量と 進め 方両 方 関し て実 質的 裁 量 必要と 言わ る ゆえ ある6 こう した 過重 仕事量 も 問 題 、成 果管 理 あ 方も問 わ るべ う た とえ 外形 的 裁量 付与 さ てい て も、短 期的 成 果を 厳 し く求め ら る ら 、 仕事を 進め る上 裁 量 実 質的 奪わ 、結果 とし て働 過 を 招いて しま う い 7
時間管 理 緩や 外 形的 裁量 あ る働 方 、 う 形 仕事 時 間 拡張 さ る 働く 時間 柔軟 ある こと 、 働 く場所 も勤 務先 と ら わ いこ と 勤務 場 所 柔軟 性 と関 係す る う 時 間管 理 緩 や ある 場合 、必 しも勤 務先 長 時間 残 業 を強い ら るこ と い た 、 求め ら る 仕事 終わ ら い ら 、仕 事を 自宅 持 帰 る 持 帰 残 業 を 促す可 能性 あ る 自 宅 も 仕事 をす るこ と 専門 職や 管理 職を 中 心 と し た ホ ワ イ ト カ ラ 労 働 者 特 徴 的 働 方 あ 8、 勤 務 時 間 制 度 と も 強 く 関 連 す る9 裁量労 働制 適 用さ る 緩や 時間 管 理 ホ ワイ トカ ラ 労 働 場 合、 外形 的 裁 量 あ 勤 務場 所も 柔 軟 あ る 、短 期的 成果を 厳し く求 めら る を背 景と して 、 仕
ク ラ ス 部 長 ク ラ ス 者 、 も し く 勤 務 時 間 制 度 い て 裁 量 労 働 制 し 労 働 時 間 管 理 し 者 あ る 本 稿 も 、 小 倉 問 題 意 識 を 受 け つ つ 、 同 調 査 タ を 次 分 析 す る こ と っ て 、 考 察 を 進 め う と 試 る も あ る
5 松 田
2008b
、 業 務 内 容 柔 軟 性 裁 量 、 勤 務 時 間 柔 軟 性 裁 量 労 働 、 フ ッ ク ス タ イ ム 、 勤 務 場 所 柔 軟 性 あ る 場 合 も 、 労 働 時 間 短 く ら いWLB
改 善 さ い こ と を 論 た6 野
2001
等 参 照7
Van der Lippe 2007
、 仕 事 上 裁 量 あ る 者 、 え っ て 常 仕 事 追 わ る 感 覚 や す い と い う 結 果 を 示 し 、 成 果 主 義 的 管 理 問 題 と し て 論 て い る8
Felstead et al. 2005
参 照9 労 働 政 策 研 究 研 修 機 構
2009
、 勤 務 時 間 柔 軟 性 と 勤 務 場 所 多 様 性 相 関 し て い る と い う 調 査 結 果 を 示 し て い る 体 的 、 適 用 さ る 勤 務 時 間 制 度 裁 量 労 働 制 し 労 働 や 時 間 管 理 し 者 、 通 常 勤 務 先 以 外 勤 務 場 所 あ る 割 合 高 く 、 自 宅 仕 事 を す る 割 合 頻 度 も 高 い-『「-
事を自 宅 持 帰る こ と つ って いる 可 能性 ある
、 仕事 を自 宅 持 帰る こと
WLB
上 う 意味 をも つ 職 場 長時 間残 業 する も 家族 と過 す時間 増 える 、家 庭 都合 と や く を 可能 する 面も あ う 男女 比較 する ら 、女性 いて 、 仕 事を持 帰 るこ と 両 立 た め や く 側 面 強 い もし い し し、 男性 持 帰る背 景 異 る可 能 性 あ る 端的 述 べ る ら 、男性 場 合 特 、仕事 を家 庭 ま 持 込 いつ も こ も とい う働 方 、 単 る 仕 事 領 域 時 間 拡 張 過 い い 10 こ う し た 働 方 家 庭 生 活 も マイ ス あ う 労働 政策研 究 研修 機構2009
、自宅 仕 事を す る頻度 高 い者 、 仕事と 生活 バ ラン ス 関す る満 足度 低 い という 結果 を示 して い る男性 働 す 家 庭 生活 もた らす 影響 と 体 的 何 こ 点、既 存研 究 、 女 性 家 事 育児 負担 増す 主 女性 とって 問 題 とし て 議論さ て た 男 性 自 身 と って 何 問題 、相対 的 焦点 当た って い っ た といえ る た 、 い つ も こ も と いう 働 方 男性 家 庭生 活 とっ ても マイ ス う る そ 働 方 健 悪影 響を 及ぼ し うるこ と もと 、 家 い ても 仕事 こ と を考え てし まう 、 家 庭生活 時 間を 質量 と も 侵 食し てし まう 可 能性 ある
Schieman and Glavin 2008
、 裁量や 時間 的 自 性 ある こと って 、 仕事を 自宅 持 帰 る 、業務 時間 外 連絡 を 取 合う 仕事 と仕 事 以外 境界 あ いま い る とし 、そ 特 男性 いて 家庭 生 活 と コ ンフ ク ト 関 係する とし た11 こIT
機器 利 用 広ま っ て、自宅 も 仕事 関係メ や 取 多く る 働 方 変化し た近 年 無 視 い両 立課 題 あ う12 、コン フ クト 生活 時間 単 る 量 的不足 説明 い13 量的 時 間 配 分
タイ ム バ ェッ ト 発想 還 元 い 時間 追 わ る 時 間 不 足感 と いっ た 質的 側面 も社 会学 的 重 要 ある
以上 先行 研究 を ま え、次 節以 降、 既存 タ 次 分析 っ て検討 を進 めた い そ 際、 勤務 時間 柔 軟 性とし て勤 務時 間制 度 、勤務 場所 柔 軟性 と して仕 事を 自宅 持 帰 る頻度 着 目し 、両 者 関係 して 仕事 領 域 時間 家庭 ま 拡張さ る こと 、そ 男性 家庭 生活 と っ てマイ ス るこ と を検証 する 体的 仮説
2
点設 定し たい1
点 目 、裁 量労 働制 適用 労働 者 自宅 仕事を 持 帰 やす く 、そ 背景 成 果を 厳 し10
労 働 政 策 研 究 研 修 機 構
2009
、 自 宅 仕 事 を す る 場 合 、 多 く 人 自 分 裁 量 実 施 し て い る 持 帰 残 業 あ 、 長 時 間 労 働 結 び つ い て い る こ と を 指 摘 す る11 も っ と も 、 仕 事 を 自 宅 持 帰 る こ と 両 立 う 影 響 す る 仕 事 環 境 っ て 異 る 可 能 性 も 指 摘 さ る
Glavin and Schieman 2012
、 仕 事 上 決 定 を 持 っ て い る 、 ス ケ ュ を 柔 軟 る 場 合 境 界 あ い ま い あ っ て も コ ン フ ク ト 増 加 せ 、 逆 過 度 業 務 負 担 仕 事 上 要 求 強 い 場 合 コ ン フ ク ト 直 結 す る と し た 仕 事 を 持 帰 る と い う 点 同 も 、 う 状 況 仕 事 を 持 帰 る っ て 、 家 庭 生 活 と っ て 意 味 合 い 異 る と い え る12 小 倉
2007
、IT
機 器 入 っ て 仕 事 仕 方 変 化 し 、 い つ も こ も 作 業 を す る と い う 環 境 、 そ 業 務 量 増 大 っ て 深 夜 時 間 帯 及 べ 、 疲 労 感 増 大 し 、 睡 眠 も 影 響 を 及 ぼ す と 論 らて い る
13
Thompson and Bunderson 2001
参 照-『」-
く求め ら るこ と 関 係する い と いう点 あ る
2
点目 、仕 事を 自宅 持 帰 ること 、 男性 特 仕 事を 家庭 ま 持 込 とい う持 帰 残 業 性格 強 く 、 結果、 生活 時間 不 足 感とい う形 男 性自 身 問題 を生 さ せる い とい う点 あ る 分 析 使用 する タ 働 方 現 状 と意識 関 する アン ケ ト調 査 本人 票 配 偶 者票 労 働政 策研 究 研修 機構 、2005
年 ある14 分 析対 象 、3
~4
節 有 配偶 男女を 対象 とし て主 男女 比較 ら 検討 し 、5
節 有 配偶 男性 焦点 をし ぼ 、男 性 働 方 と家 庭生 活と 関係を 検討 する15勤 務 時 間 柔 軟 性と 働 方 ― 勤 務 時 間 制度 と 関 係 を 中 心
1
育児 介 護 必要 と労働 時間 ―男 性と 女 性と 比較育児 介護 必 要 ラ イフス 男 性 と女性 働 方 を概 観 し う 育 児 介護 負 担を抱 える 男性 女 性 労働時 間を 短く して い る 、総 労働 時間 ら 検討す る16 図
3-3-1
未 就学 児 有無 別 17、図3-3-2
介護 必要 家族 有 無別 18、1
ヶ 当 た 総 労働時 間を 男女 比 較 した ま 未就 学児 有無別 ると 、3
歳 未満 子あ 場 合、女性 労働 時間 極 端 短い 対し 、男性 労働 時間 短 く っ てい い19
3
歳 以上 就 学前 子あ 女 性 も労 働時 間 長い 割 合 少 い 、 男性 未就 学児 有 無 っ て労働 時間 変 化 乏 しいと いえ る介護 必要 同 居家 族 有無 別 る と、 女 性 ら 男 性 も 労働時 間 差 ら る 介 護 必要 家 族 いる 場合 女 性
160
時 間以 割 合 高い 男性 も161
~
200
時 間未 満 割 合 高 く、 そ 以上 長さ 割合 低 い 介 護 必 要 家族 別 居 し ている 場合 、同 居し ている 場合 ほ い 、 介護 必 要 家 族 し 比 べる と労 働 時間 短い 傾向 あ る 介護 必 要 家族 を 抱える 場合 、女 性 く男 性 も 労 働時間 を調 整し てい る 者 一 定程 度い る可 能 性 う えた14 調 査 概 要 序 章 を 参 照
15 タ 特 性 上 、 全 て 正 規 雇 用 就 業 者 あ る 、 本 稿 働 方 と 家 庭 生 活 と 関 係 考 察 を 目 的 と す る こ と ら 、 男 女 と も 有 配 偶 者 を 分 析 対 象 と し て い る
16 総 労 働 時 間 、
1
ヶ あ た 実 際 働 い た 時 間 残 業 時 間 含 あ る1
日8
時 間1
あ た20
日 就 業 あ160
時 間 と 、 こ160
時 間 、 標 準 的 正 社 員 い て 、 残 業 い1
ヶ あ た 労 働 時 間 と 考 え ら る 本 稿 と 同 タ を 用 い た 小 倉2007
ら い 、 長 短 い 値 を 除 外 し た つ ま 、 正 社 員 あ る こ と を 考 慮 し 、 間120
時 間 未 満 場 合 を 短 す る と し 、 逆 間300
時 間 を 超 え る 場 合 を 長 す る と し て 除 外 し た 誤 記 入 可 能 性 否 定 い こ と 、 分 析 結 果 ゆ を も た ら す ら あ る た し 、 労 働 時 間120
時 間 未 満 あ っ て も 短 時 間 勤 務 制 度 を 利 用 し て い る ケ スQ2
判 断 除 外 せ 、 分 析 対 象 と し た
0
時 間 と 回 答 し た1
ケ ス 除 外 ク ロ ス 表 長 短4
カ と し て 検 討 し た17
現 在 一 緒 住 い る 家 族 、 次 う 子 さ い ま す ? 対 す る 回 答 複 数 回 答 、
3
歳 未 満 回 答 あ っ た 場 合 を3
歳 未 満 子 あ と し 、3
歳 未 満 回 答 く3
歳 以 上 、 小 学 校 就 学 前 回 答 あ る 場 合 を3
歳 ~ 就 学 前 子 あ と し 、 そ 以 外 回 答 を 未 就 学 子 し と し た18 現 在 家 族 、 介 護 介 助 必 要 方 い ま す ? 対 す る 回 答 を 用 い た
19 女 性 場 合 、 子 も