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効力を裏付ける試験

ドキュメント内 untitled (ページ 61-70)

2.6 非臨床試験の概要文及び概要表

2.6.3 薬理試験概要表

2.6.3.2 効力を裏付ける試験

2.6.3.2 効力を裏付ける試験(1) 被験物質:塩酸モザバプタン(JAN)

試験の種類 試験系 投与方法 投与量 (mg/kg)

性別及び

動物数/群 特筆すべき所見 報告書番号 資料番号

(1)塩酸モザバプタンの効力を裏付ける試験 

①バソプレシン受容体拮抗作用  ヒトV2-,V1a -及びV1b-受容体 発現HeLa細胞

in vitro V2-受容体 10-9〜 3×10-7 M V1a-受容体 10-8〜10-6 M

V1b-受容体 10-5 M

例数:

9(V2) 4(V1a,V1b

[3H]-バソプレシンとヒトV2-及びV1a-受容体の結合 を濃度依存的に阻害したが,V1b-受容体への結合を阻 害しなかった。

Ki値(V2-受容体):9.42 ± 0.85 nM Ki値(V1a-受容体):76.3 ± 22.7 nM

010274 015206 015473

4.2.1.1-01 4.2.1.1-02 4.2.1.1-03

ラット腎臓V2 -受容体,ラット 肝臓V1 a-受容体

in vitro V2-受容体 10-9〜10-7 M

V1a-受容体 10-7〜10-5 M

例数:5 [3H]-バソプレシンとラットV2-及びV1a-受容体の結 合を濃度依存的に阻害した。

Ki値(V2-受容体):6.36 ± 1.56 nM Ki値(V1a-受容体):524 ± 119 nM

010282 4.2.1.1-04 バソプレシン受容

体に対する結合親 和性

イヌ腎臓V2-受 容体,イヌ血小 板V1 a-受容体

in vitro V2-受容体 10-9〜10-7 M

V1a-受容体 10-7〜10-5 M

例数:4 [3H]-バソプレシンとイヌV2-及びV1a-受容体の結合 を濃度依存的に阻害した。

Ki値(V2-受容体):5.07 ± 1.42 nM Ki値(V1a-受容体):118 ± 11 nM

015444 4.2.1.1-05

バソプレシンによ るcAMP産生に対 する阻害作用

ヒトV2-受容体 発現HeLa細胞

in vitro 10-9〜10-5 M

例数:4 バソプレシン1 nMによるcAMP産生を濃度依存的に 抑制した。

IC50値:230 ± 83 nM

010274 4.2.1.1-01

a 特にことわりがない限り単回投与  b 数値は平均値±標準誤差 (続く)

2.6.3.2 効力を裏付ける試験(2) 被験物質:塩酸モザバプタン(JAN)

(続き)

試験の種類 試験系 投与方法 投与量 (mg/kg)

性別及び

動物数/群 特筆すべき所見 報告書番号 資料番号

②各種動物における水利尿作用

ラット 経口 1, 3, 10, 30 雄/8 用量依存的な尿量の増加と尿浸透圧の低下が認めら

れた。塩類排泄型利尿薬(フロセミド:10〜300 mg/kg, ヒドロクロロチアジド:3〜100 mg/kg)に比較して尿 中電解質排泄量の増加は軽度であった。

014110 4.2.1.1-06

イヌ 経口 3, 10, 30 雄/8 用量依存的な尿量の増加と尿浸透圧の低下が認めら

れ,尿中電解質排泄量は増加せず,自由水クリアラ ンスは3 mg/kgの用量より正の値を示した。この時,

血漿レニン活性に影響しなかった。一方,フロセミ ド(1, 3 mg/kg)では尿量の増加に伴って尿中電解質 排泄量は増加し,自由水クリアランスは負のままで あった。また,血漿レニン活性は上昇した。

016356 4.2.1.1-07

単回経口投与時の 水利尿作用

カニクイザル 経口 3, 10, 30 雄/4 用量依存的な尿量の増加と尿浸透圧の低下が認めら れ,自由水クリアランスは用量依存的に上昇した。

フロセミド(1,3 mg/kg)でも尿量の増加と尿浸透圧 の低下が認められたが,自由水クリアランスには影 響しなかった。

007399 4.2.1.1-08 (参考資料)

反復経口投与時の 水利尿作用

ラット 経口(28 日間反 復)

3, 10 雄/8 10 mg/kg投与では投与初日に最も強い尿量の増加と

尿浸透圧の低下が認められ,その後作用は減弱した が有意な水利尿作用が持続した。3 mg/kg投与では28 日間一定の水利尿作用が持続した。

015331 4.2.1.1-09

a 特にことわりがない限り単回投与 (続く)

2.6.3 薬理試験概要表 56

2.6.3.2 効力を裏付ける試験(3) 被験物質:塩酸モザバプタン(JAN)

(続き)

試験の種類 試験系 投与方法 投与量 (mg/kg)

性別及び

動物数/群 特筆すべき所見 報告書番号 資料番号

③SIADH モデルにおける作用 

単回投与での検討 ラット 経口 30 雄/11 単回投与後4時間に血漿ナトリウム濃度の上昇が認 められ,低ナトリウム血症に伴う脳水分含量の増加 が抑制された。

011289 4.2.1.1-10 (参考資料) 固定用量による反

復投与での検討

ラット 経口 1, 3, 10(10 日間反復)

雄/7 用量依存的な血漿ナトリウム濃度の上昇が認められ た。10 mg/kg投与群では,急激な血漿ナトリウム濃 度の上昇に伴う橋中心髄鞘崩壊症によると思われる 死亡が7例中4例に認められた。

014511 4.2.1.1-11

漸増法による反復 投与での検討

ラット 経口 漸増法 2, 4, 6, 8, 10(2日 毎,10日 間反復)

雄/7 投与量の増加に依存した血漿ナトリウム濃度の上昇 が認められた。低ナトリウム血症に伴う脳及び心臓 の水分含量の増加が抑制された。

015098 4.2.1.1-12

④内因性V2-受容体アゴニスト作用

cAMP産生に対す る作用

ヒトV2-受容体 発現HeLa細胞

in vitro 10-6 ,10-5 M 例数:3 バソプレシンと異なりcAMP量を増加させず,V2

-受容体アゴニスト作用を示さなかった。

010274 4.2.1.1-01 ラット

(Brattleboro)

経口 30 Brattleboro ラット 雌/

6 正常ラット

雄/6

ペプチド性バソプレシン拮抗薬と異なり,内因性バ ソプレシンの欠如した尿崩症ラットで抗利尿(V2-受 容体アゴニスト)作用を示さなかった。

016001 4.2.1.1-13 V2-受 容 体 ア ゴ ニ

スト(抗利尿)作

用 イヌ

(水負荷インド メタシン処理)

静脈内 10 雄/6 水負荷とインドメタシン処置により,内因性バソプ レシンを低下させたイヌで抗利尿(V2-受容体アゴニ スト)作用を示さなかった。

007390 4.2.1.1-14 (参考資料)

a 特にことわりがない限り単回投与 (続く)

2.6.3.2 効力を裏付ける試験(4) 被験物質:塩酸モザバプタン(JAN)

(続き)

試験の種類 試験系 投与方法 投与量 (mg/kg)

性別及び

動物数/群 特筆すべき所見 報告書番号 資料番号

⑤その他の薬理学的作用 V1a-受容体に対す

る作用

ヒト血小板 in vitro 10-7〜 3×10-5 M

例数:6 バソプレシン(80 nM)による血小板凝集を濃度依存 的に抑制(IC50値:2.49 ± 0.35 µM)したが,ADPに よる血小板凝集には影響しなかった。また,塩酸モ ザバプタン自身で血小板凝集を惹起せず,V1a-受容体 に対して拮抗作用を示した。

012195 4.2.1.1-15

腎機能に対する作 用

イヌ 静脈内 1 雄/5 腎血流量及び糸球体濾過量に影響しなかった。 007392 4.2.1.1-16 (参考資料) 各種受容体及びイ

オンチャンネルに 対する作用

主にヒト受容体 及びチャンネル

in vitro 10-5 M ナトリウ ムチャン ネル 3×10-7〜 10-5 M

例数:1 10 µMの濃度で,ナトリウムチャンネル(70%,IC50 値:3.1 µM)及びオピエートκ受容体に(56%)に対 して特異的リガンドの結合阻害が認められた。

以下の受容体及びチャンネルに対しては10 µMの濃 度で50%以下の阻害であった。

組換え型ヒト受容体:

(アデノシンA1,A2a,A2b,アドレナリンα2A,α2B, α2C,β1,β2,β3,アンギオテンシンAT1,AT2,ベ ンゾジアゼピン,ブラジキニンB2,CGRP,ドパ ミンD1,D2,エンドセリンETA,ETB,ムスカリ ンM1,M2,M3,オピエートδ,µ,セロトニン5HT1A, 5HT2A,5HT3,VIP)

ラット脳:

(L型,N型Caチャンネル,KATPチャンネル,ア ドレナリンα1受容体,GABAB受容体,ヒスタミン H2受容体)

モルモット肺:

(ヒスタミンH1受容体)

015308 4.2.1.1-17

オキシトシン受容 体に対する親和性

ヒトオキシトシ ン受容体発現 HeLa細胞

in vitro 10-6〜10-5 M

例数:4 [3H]-オキシトシンとヒトオキシトシン受容体の結合 を濃度依存的に阻害した。

Ki値:1442 ± 447 nM

016029 4.2.1.1-18

a 特にことわりがない限り単回投与  b 数値は平均値±標準誤差 (続く)

2.6.3 薬理試験概要表 58

2.6.3.2 効力を裏付ける試験(5) 被験物質:塩酸モザバプタン(JAN)代謝物

(続き)

試験の種類 試験系 投与方法 投与量a, #1 (mg/kg)

性別及び

動物数/群 特筆すべき所見 報告書番号 資料番号 (2) 塩酸モザバプタンの代謝物及び光学異性体の効力を裏付ける試験 

①代謝物の薬理作用 

ヒトV2-,V1a -及びV1b-受容体 発現HeLa細胞

in vitro V2-受容体 10-10〜10-5 M

V1a-受容体 3×10-10〜 10-5 M V1b-受容体 10-5 M

例数:3, 4,9 主要代謝物のV2-(V1a-)受容体に対するKi値:

M1:0.88 ± 0.11 nM(2.04 ± 0.30 nM)

M2:1.88 ± 0.30 nM(5.54 ± 1.15 nM) M3:6.59 ± 0.50 nM(8.45 ± 1.55 nM)

M4:22.5 ± 2.3 nM(76.3 ± 14.2 nM) M5:24.3 ± 3.0 nM(89.4 ± 21.7 nM)

M6:NI(NI) M7:NI(NI)

V1b-受容体に対してはいずれの代謝物も50%以上の 結合阻害活性を示さなかった。

NI:10 µMで50%以上の結合阻害活性を示さない。

010274 011359 015207 016892 015206 015473

4.2.1.1-01 4.2.1.1-19 4.2.1.1-20 4.2.1.1-21 4.2.1.1-02 4.2.1.1-03

ラット腎臓V2 -受容体,ラット 肝臓V1 a-受容体

in vitro V2-受容体 10-9〜10-5 M

V1a-受容体 10-8〜 3×10-5 M

例数:4,5 主要代謝物のV2-(V1a-)受容体に対するKi値:

M1:4.17 ± 1.01 nM(41 ± 8.0 nM) M2:62.1± 15.3 nM(280 ± 55 nM) M3:58.6 ± 12.3 nM(649 ± 78 nM) M4:17.8 ± 2.4 nM(488 ± 108 nM)

M5:15.3 ± 4.4 nM(506 ± 113 nM) M6:NI(NI)

M7:NI(NI)

NI:1 µM又は10 µMで50%以上の結合阻害活性を 示さない。

010282 012957 015252

4.2.1.1-04 4.2.1.1-22 4.2.1.1-23 バソプレシン受容

体に対する結合親 和性

イヌ腎臓 V2-受 容体,イヌ血小 板V1 a-受容体

in vitro V2-受容体 10-9〜10-5 M

V1a-受容体 3×10-9〜 10-5 M

例数:4 主要代謝物のV2-(V1a-)受容体に対するKi値:

M1:3.97 ± 1.02 nM(10.6 ± 2.2 nM) M2:44.5± 11.9 nM(64.7 ± 14.6 nM) M3:96.7 ± 33.0 nM(85.6 ± 13.2 nM)

M4:12.6 ± 3.5 nM(154 ± 33 nM) M5:19.6 ± 3.0 nM(300 ± 28 nM) M6:NI(NI)

M7:NI(NI)

NI:10 µMで50%以上の結合阻害活性を示さない。

015444 4.2.1.1-05

a 特にことわりがない限り単回投与  b 数値は平均値±標準誤差  #1 各代謝物の試験濃度は代謝物の薬理活性に応じて異なる (続く)

2.6.3.2 効力を裏付ける試験(6) 被験物質:塩酸モザバプタン(JAN)代謝物

(続き)

試験の種類 試験系 投与方法 投与量a, #1 (mg/kg)

性別及び

動物数/群 特筆すべき所見 報告書番号 資料番号

①代謝物の薬理作用(続き) 

バソプレシンによ るcAMP産生に対 する阻害作用

ヒトV2-受容体 発現HeLa細胞

in vitro 10-9〜10-5 M

例数:4 バソプレシン1 nMによるcAMP産生に対する主要代 謝物のIC50値:

M1:31 ± 3 nM M2:110 ± 11 nM M3:346 ± 36 nM M4:626 ± 105 nM M5:549 ± 112 nM

(M6及びM7は親和性を示さないため未実施)

010274 4.2.1.1-01

cAMP産生に対す る作用

ヒトV2-受容体 発現HeLa細胞

in vitro 10-6 ,10-5 M 例数:3,4 V2-受容体に親和性を示す活性代謝物(M1, M2, M3,

M4, M5, M8, M14, M15)はいずれもcAMP産生促進 作用を示さなかった。

010274 016893

4.2.1.1-01 4.2.1.1-24 静脈内投与時の利

尿作用

ラット 静脈内 0.3〜30 雄/8 主要代謝物(M1〜M5)の静脈内投与により,用量依 存的な尿量の増加と尿浸透圧の低下が認められた。

(M6及びM7は親和性を示さないため未実施)

015023 4.2.1.1-25

a 特にことわりがない限り単回投与  b 数値は平均値±標準誤差  #1各代謝物の試験濃度(投与量)は代謝物の薬理活性に応じて異なる (続く)

2.6.3 薬理試験概要表 60

2.6.3.2 効力を裏付ける試験(7) 被験物質:塩酸モザバプタン(JAN)代謝物

(続き)

試験の種類 試験系 投与方法 投与量a, #1 (mg/kg)

性別及び

動物数/群 特筆すべき所見 報告書番号 資料番号

②光学異性体の薬理作用

バソプレシン受容 体に対する結合親 和性

ヒトV2-,V1a -及びV1b-受容体 発現HeLa細胞

in vitro V2-受容体 10-10〜10-6 M

V1a-受容体 3×10-10〜 10-5 M V1b-受容体 10-5 M

例数:4,5 光学異性体のV2-(V1a-)受容体に対するKi値:

塩酸モザバプタン

R(+)-体:142 ± 12 nM(502 ± 100 nM) S(-)-体:3.52 ± 0.56 nM(45.4 ± 11.6 nM) M1

R(+)-体:1.45 ± 0.34 nM(1.58 ± 0.46 nM) S(-)-体:0.63 ± 0.07 nM(2.04 ± 0.34 nM) M2

(4R, 5S)-(+)-体:109.2 ± 7.0 nM(8.43 ± 1.55 nM) (4S, 5R)-(-)-体:1.30 ± 0.17 nM(3.67 ± 0.74 nM) M3

(4S, 5S)-(+)-体:3.71 ± 0.13 nM(6.19 ± 1.01 nM) (4R, 5R)-(-)-体:33.7 ± 3.2 nM(13.6 ± 1.7 nM) M4

R(+)-体:19.2 ± 4.3 nM(94.8 ± 31.8 nM) S(-)-体:15.4 ± 3.7 nM(80.9 ± 24.1 nM) M5

R(+)-体:74.1 ± 9.9 nM(282 ± 59 nM) S(-)-体:13.9 ± 2.6 nM(71.3 ± 22.4 nM)

V1b-受容体に対してはいずれの光学異性体も50%以 上の結合阻害活性を示さなかった。

010274 011359 011623 015206 015473

4.2.1.1-01 4.2.1.1-19 4.2.1.1-26 4.2.1.1-02 4.2.1.1-03

a 特にことわりがない限り単回投与  b 数値は平均値±標準誤差  #1各光学異性体の試験濃度は光学異性体の薬理活性に応じて異なる (続く)

ドキュメント内 untitled (ページ 61-70)

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