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図4.3‑6

質磯岩でCy= 2.8 7 x 1 0‑2cm2 / secと求められるO 体積圧縮係数illyについては,前述した ように表4.2‑1に示した超音波速度試験から得られた弾性係数Ectの逆数とすると,軟質泥 岩で、mv=6.80×104MPal,硬質磯岩で、my=4.08X 10‑5MPa‑1となるO よって,透水係数 kは式(4‑3)から軟質泥岩でk 2.3X 10‑8cm/sec,硬箕礁岩でk=1.2 X 10‑7cm/secと算出

されるO

b)  間隙水圧による方法

圧密試験では,排水量の計測と同時に供試体の上端部において間続水圧の計測を行って いるO すなわち,時時と間隙水圧の関係から, logt法により圧密係数を求めることができ るO 函4.3‑7および図4.3‑8に,それぞれ軟質泥岩および、硬質磯岩の圧密圧力が1.0MPaの 時の,時間 間隙水圧の消散状況からt50を求めた結果を示すO 両図から,軟質泥岩で t50 = 11 OOmin,硬質磯岩で、t50= 10.5minと算出され,式(4‑2)により圧密係数

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透水係数kは式(4‑3)から軟質泥岩でk= 1.9 X 10‑8cm/sec  硬質磯岩でk=1.2X107cm/

secと,それぞれ求められるO

また,得られた透水係数に関して,間際水圧による方法と前述の排水量による方法とを 比較すると,軟質泥岩および硬質際岩ともに,ほぼ等しい値の透水係数が得られているこ とがわかるO 試験時の計iRU精度および実務の面から判断すれば,計測精度に関しては間隙 水圧と排水量の両方ともに計測精度が高いといえるが,実務の面からは圧密時間の短縮化 を図るためにも供試体の上下両端面排水による圧密が望ましい。使用する試験装置にも左 右されるが,今回用いた試験装置に関しては排水量による透水係数の推定方法の方が,よ

り適切と考えるO

4.3.2  注水試験による方法 (1)  透水量の経時変化

軟質泥宕における拘束圧が1.5MPa(有効拘束庄で、は1.0MPa)の時の,時間 積算透水量 の関係を図4.3‑9に示す。また,硬質磯岩を用いた拘束圧が1.5および、2.5MPa(有効拘束圧 では, }II買に1.0MPaおよび2.0MPa)の時の,時間 積算透水量の関係を図4.3‑10に示す。

両国を見ると,軟質泥岩および、硬質磯岩の積算透水量が時間に比例して直線的に増加して いることから,定常状態にあることがわかる O また,軟質泥岩の積算透水量について見る と, 0.3cm3の水を注水するのに2000min程度の長い時間を要しているO 一方,硬質磯岩 については,拘束圧の増加にともなって単位時間当たりの積算透水量の増加割合が小さく なっているO これは 拘束圧の増加にともなう間隙の減少によるものであるO

(2)  注水試験による透水係数

注水試験の透水係数は,定常状態の時間 積算透水量の関係より式(4‑2)を用いて計算

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