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(1) 移転登録に関する考え方の整理

この法律に規定するもののほか、登録に関して必要な事項は、政令で定める。(特 27-③)

出願 設定登録 権利消滅質権設定表示変更 実施権設定 処分の制限

特許法による手続

特許登録令(政令)、特許登録令施行規則に基づく手続

発明を権利化するた

めの手続 権利化された“財産権”を維持・管理するための手続

様々な相違点

第1節 共通事項

第3章 移転登録に関する手続

発明を権利化するた

めの手続 権利化された“財産権”を維持・管理するための手続

様々な相違点

「特許印紙」による手 数料の納付

「収入印紙」による登録免許税の納付

※“財産権”の変動に際しては、国税を納付する必要あり

「手続補正」、「手続 「手続補正」、「手続補足」の規定なし(不備があれば手続却下)

申請人 (2) 申請人

①共同申請

②単独申請 ③代位申請

①共同申請

登録は、法令に別段の定めがある場合を除き、登録権利者及び登録義務者が 共同で申請しなければならない(特登令18)

②単独申請

登録の申請が共同申請によらなくても、登録の真正が保持し得ることが明らかで あるとき、また登録の性格上、登録義務者の地位に立つ者が存在しないときに は、登録権利者又は登録名義人の単独申請が認められる

第1節 共通事項

第3章 移転登録に関する手続

②単独申請 単独申請の例

イ 登録義務者の承諾による登録申請(特登令19)

ロ 判決による登録申請(特登令20)

ハ 相続その他の一般承継による登録申請(特登令20)

ニ 仮登録仮処分命令による登録申請(特登令23-①)

ホ 死亡により登録を抹消する登録申請(特登令51)

ヘ 登録義務者の所在が知れない場合の登録を抹消する登録申請(特登令52)

ト 登録名義人による登録申請(特登令21、同50、同53-①)

チ 信託の登録申請の特例(特登令57)

リ 商標権の分割登録申請(商登令9)

ヌ 商標権の移転の登録は、次に掲げる書面を添付したときは、登録権利者又 は登録義務者だけで申請することができる(商登令8)

a.商標権の移転を証明する契約書の謄本又は抄本であって、認証のあるも の(商登施規4の3-①-一)

b.商標法条約に基づく規則で定めるモデル国際様式によって作成された

第1節 共通事項

③代位申請

イ 債権者代位による登録申請(特登令31)

ロ 信託の登録による代位申請(特登令59)

(3) 登録申請とその手続

①申請書

イ 申請書記載事項

a.一般的記載事項(特登令28)

b.必要記載事項(例、専用実施権の範囲)

c.任意記載事項(例、質権における存続期間の定め)

第1節 共通事項

第3章 移転登録に関する手続

②添付書面

イ 登録の原因を証明する書面(特登令30-①-一)

譲渡証書、設定契約証書等

ロ 登録の原因につき第三者の許可、認可、同意、又は承諾を要するときは、

これを証明する書面(特登令30-①-二)

裁判所の任意売却許可書、取締役会の承認書、共有者の同意書、特許権 者の承諾書

③添付書面を必要としない場合

例:原因書が執行力のある判決の正本

④添付書面を省略することができる場合

例:特許登録令第36条に規定する原本援用

⑤登録免許税法第2条による納付

⑥非課税による納付

イ 登録免許税法第4条第1項の規定により、国及び登録免許税法別表第二及 び第三に掲げられた独立行政法人、租税特別措置法第84の3の適用(権利 の承継のみ)を受ける登録、地方公共団体等が自己のために受ける登録 ロ 登録免許税法第4条第2項の規定により、登録免許税法別表第三に掲げられ

た株式会社日本政策金融公庫等が自己のために受ける特定の登録 ハ 登録免許税法第5条第4号又は第5号の規定により、「住居表示の実施によ

る表示の変更の登録の申請」又は「行政区画等の変更による表示の変更の 登録の申請」

第1節 共通事項

第3章 移転登録に関する手続

(4) 登録申請の受付

① 窓口による受付

受付時間:9時から17時まで(平日)

※なお、土曜日、日曜日、祝日、年末年始(12月29日から翌年の1月3日まで)は、

閉庁となります。

受付場所:1階南側 出願課受付カウンター

② 郵送による受付

送付先:〒100-8915

東京都千代田区霞が関三丁目4番3号 特許庁長官 宛

(注)

○○申請書在中

(注)申請書自体は審査業務課登録室で方式審査を行いますが、受付処理を行う 作業上、送付先は『特許庁長官宛』としていただき、『審査業務課登録室 □△

様』等担当を指定する宛名書きを行わないようお願いします。

第1節 共通事項

(5) 登録申請の却下 1/2

特許庁長官は、次に掲げる場合は、登録の申請を却下しなければならない

(特登令

38

-①)

一 登録を申請した事項が登録すべきものでないとき。

二 申請書が方式に適合しないとき。

三 申請書に記載した特許番号(登録の目的が仮専用実施権に関するときは、

当該仮専用実施権の登録の申請に係る特許出願の表示)又は登録の目的 である権利の表示が特許原簿と符合しないとき。

四 第三十五条第二号に規定する場合を除き、申請書に記載した登録義務者 の表示が特許原簿と符合しないとき。

五 登録名義人の表示の変更又は更正の登録を申請する場合を除き、申請人 が登録名義人である場合において、その表示が特許原簿と符合しないとき。

第1節 共通事項

第3章 移転登録に関する手続

(5) 登録申請の却下 2/2

六 第三十五条第二号に規定する場合を除き、仮専用実施権の登録の申請に 係る特許出願について特許仮実施権原簿がない場合において、特例法 の 規定により当該特許出願に係る特許出願人の氏名若しくは名称又は住所若 しくは居所が特例法第三条第二項 に規定するファイルに記録されている場 合にあっては、当該仮専用実施権の設定の登録の申請書に記載した特許を 受ける権利を有する者の氏名若しくは名称又は住所若しくは居所が当該ファ

却下理由通知

特許登録令第38条第8号によ り却下

例えば、甲会社(代表取締役 A)がAに特許権を譲渡(利益 相反行為)。しかし、会社法第 356条若しくは第365条におけ る承諾が書面により確認でき ないので却下となる。

第1節 共通事項

第3章 移転登録に関する手続

(6) 登録申請の取下

登録申請取下書

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