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41 (3)共同体教育における財・サービスの新規性

   共同体教育おける財・サービスの新規性は、次のように大別される。

①共同体独自の財・サービス(多様なテーマ設定:、地域環境改善、社会的弱者支援等、社会規範的な   テーマ設定が多い)

②公教育や民間教育にみられないコミュニケーション・サービス   (ワークショップ、ロールプレイング)

③公教育に対する財・サービスの提供(人材・カリキュラム提供)

④学習成果のコミュニティ活動への反映(地域の環境改善、共同体教育運営スタッフ確保等)

共同体教育に教育・学習サ新規性・展開パタ

共同体教育による展開パタンは、共同体教育がもつ教育・学習資源を公教育に提供していく タイプと公教育以外のオルタナティブな学習の場づくりを行うタイプの2つに大別される。

公教育に対して教育・学習資源を提供していくタイプは、具体的には共同体教育人材がサー ビス提供主体になるタイプと教育カリキュラムを提供するタイプに分けられる。

ケースとしては、夏季休業期間の学校施設を活用した共同体教育独自の連続講座の開設、生 徒のメンタルケア・プログラムや暴力防止プログラムを提供するケースである。こうしたサー ビスは、提供方法に特徴があり、ロールプレーやワークショップなどの独自の手法が採用され ている。その他、弁護士会による高校への出張講座などもある。

一方、公教育以外のオルタナティブな学習の場づくりを行うタイプでは、不登校生を対象と したフリースクール・フリースペースの開設、公教育ではとりあげられないテーマ設定による 学習の場づくりが進められている。さらに、公教育では教育サービスが行き届いていない長期 入院児童の学習サポート「院内教師派遣サービス」などもある。インターネットの活用による 新しい教育・学習サービスは、民間企業程、活発化していないが、近年、フリースクールが

Web

上でバーチャル・スクールを開設している。

共同体教育による教育・学習サービスのもうひとつの特徴として、共同体教育活動の独自性 を活かした多種多様な学習テーマの設定がある。それらは、環境保全や多文化共生、女性の起 業教育や政策研究、男女共同参画学習などであり、各共同体教育団体の活動の一環として、教 育・学習プログラムが組込まれている。さらに、共同体教育を経営するための人材育成を独自 で行いながら、学習後に人材を登用していくケースがある。地域のケアセンターの運営を行う 共同体教育では、有資格ヘルパーの育成サービスが登場している。その他、スタッフの高齢化 が進む障害者の共同体では、若手障害者を対象として、自立生活を営むためのノウハウ指導を 行う教育サービスが登場している。

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表A財・新規性  抽出パタ類型化と展開モ公教育)

製品  流通

 

経営 

  分類1  分類2  展開モデル 

財・サービス  の内容 

財・サービス  自体の特徴 

提供対象 

時間  価格 

提供方法   

流通チャネル      ( 配達システム)  

コミュニケーション  サービス 

広告・PR・顧客コンタクト   組織  経営資源       

小学校英会話  流通モデル 

英会話指導協力員    小学校授業    外国人指導員 

海外移住経験者 

派遣数の柔軟化 

*授業対応 

指導方法の具体提示  ビデオ提供 

地域内メディア 

(地元新聞) 

教委+学校+地域人材  地域からの  人材確保 

情報教育  生産モデル 

メディアリテラシー教育  既存教科のメディアリテラシー   

小学校授業        ゲーム感覚 

メディア体感  C M 分析 

     

環境教育  生産モデル 

まちづくり学習  6 教科での横断的学習  生徒+父母  2 年間            P T A  

+子ども会 

+行政  総合的な学習の時間 

起業家教育  流通・生産モデル 

産官学連携バーチャルカンパニー  商取引の実践  高校      インターネット 

仮想企業N E T  

      起業家教育 

センター  産学連携  P T A 活動  経営モデル 

家庭教育と子育て支援  P T A と母親ネットワーク          コンピューター教室 

仲間づくり委員会 

*多様な機会設定 

     

地域連携 

社会教育施設  経営・生産モデル 

美術館・博物館での授業            学芸員とのT T 教 授       

不登校児童  生徒支援 

授業参加システム  流通モデル 

オンライン教育カリキュラム    不登校生    自宅学習  インターネット・F A X  

メディア・ミックス  

教科別カリキュラム       

精神医学的対応     

                   

教員研修  学習プラン提供  経営モデル 

英会話& 

情報教育研修 

環境教育  メディアリテラシ  

小学校教員    実践事例集 

総合的学習プラン 

  現地体験 

学習プランの共同立案  プランのデータベース化 

    民間英会話 

教室との連携 

経営モデル 

公立学校  体験入学 

*生徒数確保 

  小学6年生        中学生との 

コミュニケーション  

     

公  教  育 

学校経営  生徒数確保 

経営モデル 

高校・大学交流 

*生徒数確保 

          大学講座の受講体験に 

基づく進路指導 

→生徒数確保 

     

【展開モデル4】

     

     

      実践例提供            指導法共同開発

       

        委託化への体制整備

【展開モデル5】

【展開モデル3】

             

     

      新規開発       産官学連携      

     

      既存教科の再編集

      教育資源の拡大       

【展開モデル2】 

     

      オリジナルコンテンツ          

       

      施設&教育コンテンツの開放       N P O 参画        地域拠点化      地域人材の確保 

【展開モデル4】経営モデル 新コンテンツ指導人材の育成モデル

民間企業の協力を得て、学校教員を 対象に新コンテンツ指導のための人 材開発を行うモデル。

民間英会話教室の実践事例を提供。

指導プランは小学校教育用に教員と 共同開発を行っている。

【展開モデル5】経営モデル

生徒・教師へのメンタルケア 学級崩壊・不登校・いじめ対策

生徒・教員双方メンタルケアを行い 教 育 環 境 の 荒 廃 化 を 防 止 す る モ デ ル。

その他、生徒のみにケアを行うモデ ル、教員向けのサービスには、授業 改善のコンサルテーションを行うサ ービスもある。

【展開モデル2】経営モデル  サービス提供主体の外部化モデル2   

学校・N P O教育コンテンツの複合化モデル  学校と N P Oの双方がもつ教育学習コ ン テ ン ツ を 共 同 講 座 と し て 提 供 す る モ デル。 

 

財 ・ サ ー ビ ス の 提 供 対 象 は 、 生 徒 と 地 域住民の双方。 地 域 住 民 へ の 施 設 開 放 に と ど ま ら ず 、 教 育 コ ン テ ン ツ も 開 放 したモデル。

【展開パタン1】経営モデル サービス提供主体の外部化モデル1 小学校英会話学習。

小 学 校 英 会 話 の サ ー ビ ス 提 供 者 を 外 部 化し、地域人材を登用するモデル。

サ ー ビ ス 内 容 は 、 小 学 生 と 教 員 を 対 象 としており、小学生には英会話教授を、

教員には指導方法を教授している。

【展開モデル3】生産モデル 新教育コンテンツの開発導入モデル

産 官 学 や 地 域 共 同 体 と の 連 携 に よ る、新コンテンツの開発モデル。

既存教科の再編集と新規開発の2つ のタイプがある。

学校施設の開放 教育コンテンツ 多様化・複合化

N P O 企画講座 

学校企画

地域住民

【展開モデル1】

     

      派遣       登録       柔軟な派遣回数      外国人        海外移住経験者        地元メディアによる広告

指導プラン提供 委託体制の整備 総合的な学習 小学校英会話

指導協力員

地域人材 民間英会話教室

英会話教育市場 小学校英会話

民間英会話教室 英語指導者

小学校教員

小学校英会話教育 サポートシステム 環境教育フィールド 新教育コンテンツ

起業家教育

起業家教育センター

地域共同体 新教育コンテンツ

環境教育

産官学

      TT方式 供給者

(教員)

教育研究所

学校生徒 カウンセラー コンサルタント

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表B財・新規性  抽出パタ類型化と展開モ民間教育)

製品  流通

 

経営 

  分類1  分類2  展開モデル 

財・サービス  の内容 

財・サービス  自体の特徴 

提供対象 

時間  価格 

提供方法   

流通チャネル  ( 配達システム )  

コミュニケーション  サービス 

広告・PR・顧客コンタクト   組織  経営資源       

流通モデル 

インターネットによる  学習サービス 

米国私立学校の  卒業資格取得 

不登校生      インターネット  個別指導      米国私立学校 

学習塾  予備校 

 

大学進学教育サービス  大学受験への特化  現役高校生        個別指導       

補習・進学教育 

通信教育  流通モデル 

オンライン  添削 

        インターネット  個別指導の強化 

リアルタイム採点 

     

幼児教室  幼児教育 

生産モデル 

早期教育  情操教育 

遊び感覚の付加  備考: 

幼児通信教育 

  小人数レッスン 

有資格専門家 

  ペア指導 

幼児教育&英語教育 

    独自カリキュラム 

幼児教育 

託児施設  託児教育 

流通・経営  生産モデル 

メンタルケア託児サービス  メンタルケア    24時間  デパート託児室 

*拠点サービスの多様化 

  早期教育付加    FC化 

デパート提携 

 

専門学校  専修・各種学校 

流通・経営モデル 

          オンライン通信 

+学校授業 

+現地研修 

      資格取得後の 

派遣・採用  資格取得 

支援学校 

流通・生産モデル   

C S 資格講座  大学出張講座 

大学での  カリキュラム提供 

    大学出張講座  オンライン  個人学習 

高い専門性 

     

資格取得教育 

通信教育 

流通・生産モデル   

オンライン  通信教育 

プロ養成  派遣採用 

        オンライン質疑応答      関連企業 

研修提携 

PC入門    PC未経験者      インターネット  個人HPサービス 

(趣味情報交換) 

     

パソコン教室  パソコン教育 

流通・生産モデル 

  マルチメディア 

専門教育 

                 

技能習得学習 

英会話学校  語学学校 

流通モデル 

オンライン  語学学習 

  備考: 

幼児英会話 

    オンラインシステム  

T V 電話 

       

社会人教育 

カルチャー  センター 

経営・生産モデル   

プロ養成講座    若者               

企業内教育  企業研修  経営モデル 

熟練技能・技術者 

・経営教育 

米国本社の研修講義      目的別選択講座  関連データベース 

 

       

民  間  教  育 

学校教育  高等教育 

流通・経営モデル   

遠隔授業システム  遠隔授業        オンライン通信  遠隔講義 

履修登録 

     

【展開モデル6】

     

【展開モデル3】

     

【展開モデル1】

共同体

展開モ生産・流通・経営モ 付加価値の統合モ

現在は、託児サービス分野で採用。 

早期教育・メタルケア等複数のサービスを セット化したモデル。 

2 4 時間営業、デパート託児ルームによっ て拠点数を増設することで子育て機会を拡 充、託児需要を吸収。 

また、子育て期の女性を対象とした託児施 設サービスでメンタルケア・サービスを行 うことで付加価値を高めている。、さらに、

早期教育として英会話教育を導入、幼児保 育と教育ニーズの双方を融合化を図ってい る。 

展開モ生産・流通・経営モ 学校教育の民間委託モ

現在、このモデルは司法試験予備校と大学 間で展開されている。提供方法は、予備校 講師の派遣形式をとり、司法試験対策が行 われている。

近似モデルとして、小学校英語教育がある が、現段階では、カリキュラム提供にとど まっている。

なお、当該事例では、大学側が単位認定。

大学教育カリキュラムの一部に組込まれて いる。

展開モ流通・経営モ 人材育成+供給モ

単なる資格取得教育にとどまらず、

取得後の派遣登録・採用により、供 給側の関連事業で人材確保を図るモ デル。

現在、 このモデルで採用されている 資格は介護支援専門員である。介護 保険制度の導入により、専門員確保 が必要な企業や人材派遣会社が構築 したモデルである。

展開モ流通モ 

オ ン ラ イ ン ・シ ス テ ム に市場変革モ   

通信添削サービス及び英会話・補習進学教 育(拠点サービス)の変革モデル。 

オンライン通信を活用した教育・学習モ デル。補習・進学教育や資格取得教育市 場で採用されている。 

サービス開始当初は、C S デジタル放送 が流通チャネルであったが、拠点サービ ス(大手予備校)であったが、インター ネットの普及により、在宅学習が可能に なった。 

リ ア ル タ イ ム で の 採 点 サ ー ビ ス が 導 入 されたことで、郵送方式より個別指導体 制が強化されている。 

展開モ流通モ

大学遠隔授業用のネットワークインフラ構 築モデル。

現在、学校教育ネットでは、各種教育関係 機関をネットワーク化しての情報提供サー ビスが展開されている。

このモデルは、さらに遠隔授業を可能にし たもので、高等教育機関が採用している。

同様のサービスは、これまで放送大学が行 ってきたが、拠点サービス型の学校教育機 関がネットワーク型の教育サービスを展開 している点で放送大学とは異なる。

展開モ生産モ 

オ ン ラ イ ン ・シ ス テ ム に需要対応モ   

民間企業による不登校生市場対応モデル。 

不登校生、中途退学生を対象としたオンラ イン教育サービスを生産。 

従来、共同体(フリースクール)が主要な 供給者であったが、IT 技術によって、民間 企業の中に供給者が出現。在宅サービスが 可能となった。既存の大手通信教育事業者 に先駆け、ベンチャー企業がサービスを開 始している。 

需要者にはアメリカの高校卒業資格が付与 される。また、不登校生に限らず、在日ビ ジネスマンのニーズに応え、子弟が入学す るケースもある。 

需要者 フリー スクール

需要者 市場 バーチャル スクール

インターネット

拠点サービス

オンライン 通信

ネットワークサービス 通信教育 オンライン通信教育

郵送 紙媒体

需要者      

リアルタイム採点      

      在宅       

【展開モデル2】

需要者

(学習・就業)

資格取得 教育サービス 人材派遣 事業者

同一企業グループB

資格取得 教育事業者

需要者

(企業)

同一企業グループA

託児 施設

メンタルケア

早期教育

24時間営業

FC化

デパート託児室 託児サービスの

高付加価値化

      母親のストレス解消ニーズ      

      早期教育ニーズ

      女性の就労ニース

     

      アクセスビリティ         

【展開モデル4】

     

        委託      出張         委託      出張

【展開モデル5】

大学教育 単位認定制度

資格取得教育市場 予備校講師 試験対策講義

予備校

(大学教育)

拠点サービス 遠隔講義

情報サービス分野 ネットワークインフラサービス

遠隔授業 システム

(大学教育)

ネットワーク サービス 放送大学

在宅学習