•
公害の健康被害は男女同じであり、家庭破壊・離婚・等の精神的苦痛 を含む被害の総体は女性の方がおおきい。しかし現行の賠償・保障・見舞金などは、慰謝料だけではなく
,
逸失利益を入れているので反対に 女性は差別されている。公健法の大気汚染患者の障害補償費最高額(
2006
年度、単位月千円)を例に示す。32
年齢 男(
A)
女(B) B/A(%)
20~24 184.7 160.8 87
30~34 263.6 202.3 77
40~44 335.4 213.6 64
50~54 353.1 204.2 58
60~64 252.3 172.0 68
①多国籍企業と公害輸出
多国籍企業、政府開発援助(ODA)による公害・環境問題
• インドのボパールにおける公害事件
アメリカとインドの合弁会社ユニオンカーバイドの公害 事件(死者 4000 人、被害者 50 万人)、特に女性の被害 多く、決死的な救済運動続く。
• 韓国での温山病
日本の援助でつくられた韓国最大のコンビナートにお ける重金属複合汚染による疾病と大気汚染による農 産物被害 住民の大量避難
• マレーシアのARE(三菱化成と合弁)の放射能公害
• 日本企業による公害輸出、その他東南アジアの木材・鉱 物・漁業資源の乱獲
7.環境問題の国際化( 1980 年代以降)
日本経団連 『地球環境憲章』( 1991 年)
海外進出に際して環境配慮事項を指示.
しかし現実 は配慮不十分
途上国の環境政策
環境と開発に関する国連会議( 1992 年)以後、環境 政策を展開するも経済開発が優先され環境政策は 不十分.
アジア太平洋環境NGO(APNEC)
・日本環境会議( 1979 年結成、研究者中心の環境 NGO )が、 91 年アジア太平洋環境 NGO 会議設立、以 後隔年 11 回の会議、現議長礒野弥生東経大教授 ・環境政策の情報交流と各国政府へ提言
アジアの環境政策は今後の課題.
34
7.環境問題の国際化
② リオ会議と
Sustainable Development
(維持可能な発展)•
環境と開発に関する国連会議(1992
年、リオデジャネイロ、20
年ぶりの 会議)•
「気候枠組み変動条約」「生物多様性条約」「森林保全原則」「砂漠化対処条約」
リオ宣言 第
1
原則―
人は自然と調和しつつ健康で生産的な生活を営 む権利を有する第
2
,3
原則ー開発の権利は現在および将来の世代の開発及び環境上 の必要性を公平に満たす第
15
原則ー環境を保護するための予防的方策は各国により、その能力 に応じて広く適用しなければならない。第
20
原則―
女性は環境管理と開発において重要な役割を有する。その ため、彼女の十分な参加は持続可能な開発のために必須であるアジェンダ21 第 4 章「地球環境が悪化し続ける原因は、主とし て、特に先進国における持続不可能な形での消費と生産である。
これは貧困と不均衡を悪化させる深刻な問題である」
第 8 章『あらゆるレベルの意思決定において、関心を有する個人
ドキュメント内
戦後日本公害の歴史的教訓
(ページ 33-37)