8. Server Priority Manager の操作
8.4 ホストバスアダプタとポートが 1 対 1 で接続されている場合の操作
8.4.5 優先度の高いポートごとにしきい値を設定する
◦ ポート 1A の I/O レート(1 秒当たりの入出力アクセス回数)が 200IO/s 以下になったとき
◦ ポート 1C の I/O レートが 100IO/s 以下になったとき
• ストレージシステム 1 台につき、しきい値を 1 つだけ設定する
例:ネットワーク A でストレージシステムに 500IO/s というしきい値を設定すると、2 つの優先 ポート(1A と 1C)の I/O レート合計値が 500IO/s を下回ったときに、非優先ポート(2A)では 上限値が無効になります。
上限値を無効にするためにセルに 0 を入力すると、セルにはハイフン(-)が表示され、その優先 ポートではしきい値が無効になります。すべての優先ポートでしきい値が無効な場合、しきい値制 御は実行されなくなり、上限値制御だけが実行されます。また、複数の優先ポートにしきい値を設 定した場合、すべての優先ポートで I/O レートまたは転送レートがしきい値を下回ると、しきい値 制御が実行され、非優先ポートの上限値が解除されます。しきい値と上限値の関係を次に示します。
しきい値の設定の
有無 非優先ポートの上限値に0以外を設定 非優先ポートの上限値に0を設定 優先ポートにしき
い値の設定あり
複数の優先ポートにしきい値を設定した場合、転 送レートの値によって次の制御が実行されます
• どれか 1 つの優先ポートで I/O レートまたは 転送レートがしきい値を上回ると、すべての 非優先ポートの上限値が有効になる
• すべての優先ポートで I/O レートまたは転送 レートがしきい値を下回ると、すべての非優 先ポートの上限値が無効になる
優先ポートに対するしきい値制御 は実行されません
優先ポートにしき い値の設定なし
常に上限値の設定が有効になります
関連項目
Hitachi Command Suite を使用する場合:
◦ [リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシス テムを右クリックし、[性能モニタ]を選択します。
Storage Navigator を使用する場合:
◦ [分析]ツリーから[性能モニタ]を選択します。
2. [Server Priority Manager]をクリックします。
3.
をクリックして、Modify モードに変更します。
4. [Server Priority Manager]画面で[Server Priority Manager]をクリックします。
[優先ポート制御]画面が表示されます。
5. [ポート]タブが表示されていることを確認します。
6. 画面右上のドロップダウンリストから[All]を選択します。
7. リストで、優先度の高いポートを選択して右クリックし、ポップアップメニューから [Non-Prio. ->> [Non-Prio.]を選択します。
優先度の高いポートが複数ある場合は、この操作を繰り返します。 ポートの[属性]欄に
[Prio.]という表示が現れます。
8. リストで、優先度の低いポートを選択して右クリックし、ポップアップメニューから[Prio.
->> Non-Prio.]を選択します。
優先度の低いポートが複数ある場合は、この操作を繰り返します。
ポートの[属性]欄に[Non-Prio.]という表示が現れます。
[Non-Prio.]に設定したポートに対しては、上限値を設定する必要があります。
9. [適用]をクリックします。
今までの設定内容がストレージシステムに適用されます。
関連項目
• B.2 [優先ポート制御]画面の[ポート]タブ
• 8.4.4 非優先ポートのトラフィックに上限値を設定する
8.4.3 ポートのトラフィックの測定結果を分析する
ポートのトラフィック(I/O レートおよび転送レート)を測定すると、それぞれのポートへのアク セス回数や、ポート経由で転送されたデータの量が判明します。システム管理者はトラフィックの 測定結果を分析して、非優先ポートの I/O レートまたは転送レートに設定する上限値を決めなくて はなりません。
ここでは、トラフィックを Server Priority Manager の[優先ポート制御]画面上で分析するため の手順を説明します。なお、トラフィックの分析は Performance Monitor で実施することもできま す。Performance Monitor を利用すると、トラフィックの推移をグラフで確認できます。
前提条件
• 必要なロール:ストレージ管理者(システムリソース管理)ロール
• Storage Navigator のサブ画面を使用できること(詳細は『
Hitachi Device Manager - Storage
Navigator ユーザガイド
』の Storage Navigator サブ画面の使い方に関する章を参照)。操作手順
1. 次のどちらかの方法で、[性能モニタ]画面を表示します。
Hitachi Command Suite を使用する場合:
◦ [リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシス テムを右クリックし、[性能モニタ]を選択します。
Storage Navigator を使用する場合:
◦ [分析]ツリーから[性能モニタ]を選択します。
2. [Server Priority Manager]をクリックします。
3.
をクリックして、Modify モードに変更します。
4. [Server Priority Manager]画面で[Server Priority Manager]をクリックします。
[優先ポート制御]画面が表示されます。
5. [ポート]タブが表示されていることを確認します。
6. 画面右上のドロップダウンリストで[All]を選択します。
7. 次のどちらかの操作を実施します。
◦ I/O レート(1 秒当たりのアクセス回数)を分析したい場合は、リスト左上のドロップダウ ンリストから[IOPS]を選択します。
◦ 転送レート(1 秒当たりの転送データ量)を分析したい場合は、リスト左上のドロップダウ ンリストから[MB/s]を選択します。
ポートのトラフィックの測定結果(I/O レートまたは転送レートの平均値および瞬時値)が、
リストに表示されます。
8. リストの情報を分析した上で、非優先ポートに適用する上限値を決めます。もし必要なら、優先 ポートに適用するしきい値も決めます。
関連項目
• B.2 [優先ポート制御]画面の[ポート]タブ
• 8.4.1 ホストバスアダプタとポートが 1 対 1 で接続されている場合の手順の流れ
8.4.4 非優先ポートのトラフィックに上限値を設定する
トラフィックを測定して分析したら、非優先ポートのトラフィック(I/O レートまたは転送レート)
に上限を設定します。上限を設定すると、優先度の低いサーバでは、ストレージシステムへのアク セス回数または転送データ量が抑制されます。一方、優先度の高いサーバでは、ストレージシステ ムへのアクセス回数または転送データ量が高いレベルで安定します。
注意 非優先ポートの上限値を 0 などの非常に小さい値に設定すると、I/O 性能が大幅に低下することがありま す。I/O 性能が低下すると、ホストがストレージシステムにアクセスできなくなるおそれがあります。
前提条件
• 必要なロール:ストレージ管理者(システムリソース管理)ロール
• Storage Navigator のサブ画面を使用できること(詳細は『
Hitachi Device Manager - Storage Navigator ユーザガイド
』の Storage Navigator サブ画面の使い方に関する章を参照)。 操作手順1. 次のどちらかの方法で、[性能モニタ]画面を表示します。
Hitachi Command Suite を使用する場合:
◦ [リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシス テムを右クリックし、[性能モニタ]を選択します。
Storage Navigator を使用する場合:
◦ [分析]ツリーから[性能モニタ]を選択します。
2. [Server Priority Manager]をクリックします。
3.
をクリックして、Modify モードに変更します。
4. [Server Priority Manager]画面で[Server Priority Manager]をクリックします。
[優先ポート制御]画面が表示されます。
5. [ポート]タブが表示されていることを確認します。
6. 次のどちらかの操作を実施します。
◦ I/O レートの上限値を設定したい場合は、リストの左上にあるドロップダウンリストから
[IOPS]を選択します。
◦ 転送レートの上限値を設定したい場合は、リストの左上にあるドロップダウンリストから
[MB/s]を選択します。
7. リストで、非優先ポート([属性]の欄に[Non-Prio.]と表示されているポート)を探します。
非優先ポートが見つからない場合、画面右上のドロップダウンリストに[Prioritize]と表示さ
れていることがあります。その場合はドロップダウンリストから[All]または[Non-Prioritize]を選択してください。
8. 次のどちらかの操作を実施します。
◦ I/O レートの上限値を設定したい場合は、[上限値]の[IOPS]のセルをダブルクリックし て、セルに上限値を入力します。
◦ 転送レートの上限値を設定したい場合は、[上限値]の[MB/s]のセルをダブルクリックし て、セルに上限値を入力します。
リスト上では、[IOPS]と[MB/s]のうち、手順 6 で設定したレートのセルだけが活性化し ています。1 つのポートに対して、I/O レートと転送レートのどちらかで上限値を設定でき ます。ポートごとに、I/O レートと転送レートのどちらで設定するかを変更できます。
入力した上限値は青色の文字で表示されます。
9. [適用]をクリックします。
今までの設定内容がストレージシステムに適用されます。上限値の色は黒色の文字に変わりま す。
関連項目
• B.2 [優先ポート制御]画面の[ポート]タブ
8.4.5 優先度の高いポートごとにしきい値を設定する
しきい値を利用すると、プロダクションサーバとストレージシステムの間のトラフィックが一定レ ベルまで低下したときに、上限値制御が自動的に無効になります。
ホストバスアダプタとポートが 1 対 1 で接続されている場合、しきい値の設定方法には優先ポート ごとに設定する方法とストレージシステム全体に 1 つ設定する方法があります。