電気・情報生命専攻
大橋 政貴
(内田研究室)
早稲田大学での6年間は、自分にとってかけがえのな い日々の連続でした。学部生の間は講義や部活、アルバ イトなど、忙しくも普通の大学生活を送っていました。
学部3年の研究室配属では、ものづくりをやりたいとい う思いと、自由に自分の考え、アイデアを形にできるこ とに魅力を感じ、内田研究室に所属させていただきまし た。一つの転機となったのは4年になって卒業研究に着手して間もなくのことで した。もともと、私は学部で卒業しようと考えていました。卒業研究では、修士 1年の先輩がその面倒を見ることになっているのですが、研究の相談に行くと必 ず何か研究のヒントを得ることができました。その時、修士の先輩との学識の差 に愕然とし、大学院へ行くことを決意しました。修士に進学してからは、研究は もちろんのこと、行き詰ったり成果が出た時などは研究室の仲間と飲みに行った り日帰りでバーベキューをしたりと、良い気分転換をすることができました。
修士になってからの最も貴重な体験は、修士1年から携わった企業との共同研 究プロジェクトです。社員の方々と1月に1度はミーティングをし、ゼミとは異 なる緊張感の中で内容の濃い議論が交わされました。気がついたら日がすっかり 落ちているといったこともたびたびでした。また、共同研究を通じて、私は物事 をシンプルにすることの大切さを知ることができました。制御に限らず、研究で は複雑な手法を用いることが多いです。しかし、手法を適用して出てきた結果に 対し、しつこく解析をし、表面化していかなければ世に出していくことはできな いのだということを感じました。この経験は、社会に出てからも生かせるもので あり、学生時代からそれを体験できたのは、大変幸運であったと思います。
最後に、今まで手厚く指導をしてくださった内田先生、秘書の井形さん、そし て研究室生活を共にしてきた先輩・同輩・後輩のみんなと、影から支えてくれた 両親に心から感謝致します。
情報理工学専攻
相馬 翔
(中島研究室)
学部3年の終わり、私は就職か院進学か決断を迫られ ました。私は学部3年までの学習内容に満足していまし たが、一方で自分自身の強みというものを明確に打ち出 せずにいたため、専門性を深めるために修士課程に進み ました。元々ユニバーサルデザインや、ユーザインター フェース設計に興味があったため、認知心理学を絡めて 未来のコンピュータアプリケーションに関する研究を行っている、中島研究室を 希望しました。学部4年、修士課程2年と研究室で過ごしたこの3年間は、私が 3年前に持っていたイメージ以上に充実したものでした。
研究室に入り、まず驚いたのはその国際色の豊かさでした。研究室内には外国 人のメンバーも多く、研究室全体で国際的な研究を推し進めていく様子は、当時 の私には大変衝撃的でした。
そういった環境もあり、最初に関わったプロジェクトではフィンランド人研究 者と一緒に研究する機会をいただきました。プロジェクトが国際学会に採択さ れ、海外の研究者達の前で自身の研究を発表できた時は嬉しく感じましたが、同 時に厳しい意見も多く寄せられ、国際的に認められる上でのハードルの高さを肌 で感じました。
また、中島先生の紹介で修士1年の夏にフィンランドのHIITという研究所で 1ヶ月間研究を行う機会をいただけたのは、修士課程の中でも自分の価値感を変 えた大きな経験でした。つたない英語で海外の研究者達と自分の研究に関して意 見交換を行い、限られた期間で最大の経験をしようと、様々な研究者の話を聞き に走り回りました。
この様に、学部の頃には想像もできなかった経験を、私は修士課程でする事が できました。研究の中で自分自身の強みも身に着ける事ができ、先輩や同輩、後 輩にも恵まれた、非常に幸福な3年間でした。研究室の仲間や秘書の川勝さん、
特に熱心なご指導と多くの機会を与えてくださった中島達夫先生には深く感謝致 します。本当にありがとうございました。
ナノ理工学専攻
深野 愼介
(庄子研究室)
あっという間の6年間だったなという印象を今受けて います。学部3年までもそれなりに充実した日々でした が、自分が特に成長したのは4年生で研究が始まって以 降の3年間だったなと感じたのでそれについて主に記し ていきたいと思います。
研究室の活動に対して、これまで研究だけというイ メージをもっていましたが、研究を4年生からはじめていくにつれて、人と人と のコミュニケーションもとても大事にするなと感じ、それが私の研究と就職活動 においてとても役にたったと思います。
私の研究内容は人工筋肉や再生医療の足場材料への応用等へ期待されるファイ バーの作製でしたが、研究に行き詰ったときのヒントは友人から得られたことが 多かったです。一人だけでは知り得ないことは多いことを学びました。また、研 究で夜遅くなったりするとどこかにみんなで食べにいったり、新しく配属された 人がいれば歓迎会、卒業前の追い出しコンパ、ゼミ合宿、グループ内で臨時で集 まったりと、社会にでてからはコミュニケーション能力は非常に重要と聞きます が、これらの活動はその能力の向上に大きく貢献していたと思います。
このコミュニケーション能力は就職活動においてもとても生きました。就職活 動での面接で突拍子もない質問がとんでもアドリブで返せる力がついたりと自信 をもってのぞんでいくことができたと思います。また、EWEが開催して下さっ た就職支援行事等のバックアップもあって就職氷河期再来かといわれる中、なん とか志望していた会社から内定を頂けました。EWEにはこの場をお借りして御 礼申し上げます。
このように人間性豊かな先輩・同期・後輩に恵まれてこれから社会に出ていく 上での「生きる力」が身についたと思います。それを支えて下さった庄子先生・
秘書の錦織さん・関口先生をはじめとする研究室で私に関わった多くの方々、そ して家族にこの場をお借りして感謝を述べたいと思います。ありがとうございま した。