第3章 車両保険 車両条項
第5節 保険契約の取消し、無効または解除
第1条(保険契約の取消し)
保険契約の締結の際、保険契約者または被保険者に詐欺または強迫の行為があった場合は、
当会社は、この保険契約を取り消すことができます。この場合の取消しは、保険契約者に対 する書面による通知をもって行います。
第2条(保険契約の無効)
下表に該当する事実があった場合は、この保険契約は無効とします。
保険契約の締結の際、保険契約者が保険金を不法に取得する目的または第三者に保険金を不 法に取得させる目的をもっていたこと。
第3条(告知義務違反による保険契約の解除)
(1) 当会社は、第1節第1条(告知義務)の告知の際に、告知事項について、保険契約者また は被保険者(*1)の故意または重大な過失によって、下表のいずれかに該当する場合は、この 保険契約を解除することができます。この場合の解除は、保険契約者に対する書面による通 知をもって行います。
① 保険契約者または被保険者(*1)が事実を告知しなかった場合
② 保険契約者または被保険者(*1)が事実と異なることを告知した場合 (2) (1)の規定は、下表のいずれかに該当する場合には適用しません。
第5節第3条
第5節第3条の規定によりご契約 が解除された場合は、既にお支払 いした保険金を返還していただく ことがあります。なお、保険料の 返還については第6節第1条(8) の表の①および付表1をご参照く ださい。
① (1)の事実がなくなった場合 備 考
② 当会社が保険契約の締結の際、(1)の事実を知っていた場合、または過失によってこれを 知らなかった場合(*2)
③ 保険契約者または被保険者(*1)が、当会社が保険金を支払うべき事故が発生する前に、
告知事項について、書面等によって訂正を当会社に申し出て、当会社がこれを承認した 場合。なお、訂正の申出を受けた場合においては、保険契約の締結の際、保険契約者ま たは被保険者(*1)がその訂正すべき事実を当会社に告知していたとしても当会社が保険 契約の締結を承認していたと認められるときに限り、当会社は、これを承認するものと します。
④ 当会社が(1)に規定する解除の原因があることを知った時から1か月を経過した場合、ま たは保険契約の締結の時から5年を経過した場合
(3) (1)の規定による解除が損害または傷害が発生した後になされた場合であっても、当会社は、
保険金を支払いません。この場合において、既に保険金を支払っていたときは、当会社は、
保険金の返還を請求することができます。
(4) (3)の規定は、(1)の事実に基づかずに発生した事故による損害または傷害については適用 しません。
(*1) 被保険者とは、記名被保険者(*3)をいいます。
(*2) 当会社のために保険契約の締結の代理を行う者が、事実を告げることを妨げた場合または事実を告げないこ ともしくは事実と異なることを告げることを勧めた場合を含みます。
(*3) 車両条項においては、ご契約のお車の所有者とします。
第4条(通知義務違反による保険契約の解除)
(1) 第1節第2条(通知義務)(1)の事実の発生によって、告知事項について危険増加(*1)が 生じた場合において、保険契約者または被保険者が、故意または重大な過失によって遅滞な く同条(1)に規定する通知をしなかったときは、当会社は、この保険契約を解除することが できます。この場合の解除は、保険契約者に対する書面による通知をもって行います。
(2) (1)の規定は、当会社が(1)の規定による解除の原因があることを知った時から1か月を経 過した場合、または(1)に規定する危険増加(*1)が生じた時から5年を経過した場合には適 用しません。
(3) (1)の規定による解除が損害または傷害が生じた後になされた場合であっても、当会社は、
解除に係る危険増加(*1)が生じた時以降に生じた事故による損害または傷害に対しては、保 険金を支払いません。この場合において、既に保険金を支払っていたときは、当会社は、保 険金の返還を請求することができます。
(4) (3)の規定は、(1)に規定する危険増加(*1)をもたらした事由に基づかずに発生した事故に よる損害または傷害については適用しません。
(5) 当会社は、(1)に規定する危険増加(*1)が生じ、この保険契約の引受範囲(*2)を超えるこ ととなった場合は、この保険契約を解除することができます。この場合の解除は、保険契約 者に対する書面による通知をもって行います。
(6) (5)の規定による解除が損害または傷害が生じた後になされた場合であっても、当会社は、
解除に係る危険増加(*1)が生じた時以降に生じた事故による損害または傷害に対しては、保 険金を支払いません。この場合において、既に保険金を支払っていたときは、当会社は、保 険金の返還を請求することができます。
(*1) 危険増加とは、危険(*3)が高くなり、この保険契約で定められている保険料がその危険(*3)を計算の基礎と して算出される保険料に不足する状態になることをいいます。
(*2) 保険料を増額することにより保険契約を継続できる範囲として保険契約の締結の際に当会社が交付する書類 等において定めたものをいいます。
(*3) 危険とは、損害または傷害の発生の可能性をいいます。
第5条(重大事由による保険契約の解除)
(1) 下表のいずれかに該当する事由がある場合には、当会社は、この保険契約を解除すること ができます。この場合の解除は、保険契約者に対する書面による通知をもって行います。
① 保険契約者または被保険者(*1)が当会社にこの保険契約に基づく保険金を支払わせるこ とを目的として損害または傷害を生じさせたこと(*2)。
② この保険契約に基づく保険金の請求に関し、被保険者(*3)に詐欺の行為があったこと(*2)。
第5節第4条
第5節第4条の規定によりご契約 が解除された場合は、既にお支払 いした保険金を返還していただく ことがあります。なお、保険料の 返還については、第6節第1条(8) の表の②および付表1をご参照く ださい。
第5節第5条
第5節第5条の規定によりご契約 が解除された場合は、既にお支払 いした保険金を返還していただく ことがあります。なお、保険料の 返還については、第6節第1条(8) の表の③および付表1をご参照く ださい。
備 考
普通保険約款
③ 保険契約者が、次のいずれかに該当すること。
ア. 反社会的勢力(*4)に該当すると認められること。
イ. 反社会的勢力(*4)に対して資金等を提供し、または便宜を供与する等の関与をし ていると認められること。
ウ. 反社会的勢力(*4)を不当に利用していると認められること。
エ. 法人である場合において、反社会的勢力(*4)がその法人の経営を支配し、または その法人の経営に実質的に関与していると認められること。
オ. その他反社会的勢力(*4)と社会的に非難されるべき関係を有していると認められ ること。
④ 被保険者(*5)が、③ア.からオ.までのいずれかに該当すること。
⑤ ①から④までのほか、保険契約者または被保険者(*1)が、①から④までの事由がある場 合と同程度に当会社のこれらの者に対する信頼を損ない、この保険契約の存続を困難と する重大な事由を生じさせたこと。
(2) 当会社は、下表のいずれかに該当する事由がある場合には、保険契約者に対する書面によ る通知をもって、この保険契約のその被保険者に対する部分を解除することができます。
① 被保険者(*6)が、(1)の表の③ア.からオ.までのいずれかに該当すること。
② 被保険者(*7)に生じた損害(*8)または傷害に対して支払う保険金について、その保険金 の受取人が、(1)の表の③ア.からウ.までまたはオ.のいずれかに該当すること。
(3) (1)または(2)の規定による解除が損害または傷害が発生した後になされた場合であっても、
(1)の表または(2)の表のいずれかの事由が発生した時以降に生じた事故による損害または傷 害に対しては、当会社は、保険金を支払いません。この場合において、既に保険金を支払っ ていたときは、当会社は、保険金の返還を請求することができます。
(4) 保険契約者または被保険者(*9)が(1)の表の③ア.からオ.までのいずれかに該当することに より(1)の規定による解除がなされた場合には、(3)の規定は、下表の損害については適用し ません。
① 賠償責任条項に基づき保険金を支払うべき損害(*10)
② 車両条項に基づき保険金を支払うべき損害のうち、(1)の表の③ア.からオ.までのいずれ にも該当しない被保険者に生じた損害
(5) (2)の規定による解除がなされた場合には、(3)の規定は、下表の損害または傷害について は適用しません。
① (4)の表の①および②の損害(*10)
② 人身傷害条項に基づき保険金を支払うべき損害または傷害のうち、(1)の表の③ア.から ウ.までまたはオ.のいずれにも該当しない被保険者に生じた損害(*11)または傷害。ただし、
その損害(*11)または傷害に対して支払う保険金について、その保険金の受取人が(1)の表 の③ア.からウ.までまたはオ.のいずれかに該当する場合には、その保険金の受取人の受け取 るべき金額に限り、(3)の規定を適用するものとします。
(6) 車両条項の被保険者が(1)の表の③ア.からオ.までのいずれかに該当することにより(1)の規 定による解除がなされた場合、(3)の規定は、下表の損害または傷害については適用しません。
① (4)の表の①および②の損害(*10)
② 人身傷害条項に基づき保険金を支払うべき損害または傷害のうち、(1)の表の③ア.から ウ.までまたはオ.のいずれにも該当しない被保険者に生じた損害(*11)または傷害。
ただし、その損害(*11)または傷害に対して支払う保険金について、その保険金の受取人 が(1)の表の③ア.からウ.までまたはオ.のいずれかに該当する場合には、その保険金の受取 人の受け取るべき金額に限り、(3)の規定を適用するものとします。
(*1) 保険契約者または被保険者が法人である場合は、その理事、取締役または法人の業務を執行するその他の機 関をいいます。
(*2) 未遂の場合を含みます。
(*3) 被保険者が法人である場合は、その理事、取締役または法人の業務を執行するその他の機関をいいます。
(*4) 暴力団、暴力団員(*12)、暴力団準構成員、暴力団関係企業その他の反社会的勢力をいいます。
(*5) 記名被保険者または車両条項の被保険者に限ります。
(*6) 賠償責任条項または人身傷害条項における被保険者であって、記名被保険者または車両条項の被保険者以外 の者に限ります。
(*7) 人身傷害条項における被保険者に限ります。
(*8) 人身傷害条項においては、被保険者の父母、配偶者(*13)または子に生じた損害を含みます。
(*9) 記名被保険者をいいます。
(*10) 次の費用のうち、(1)の表の③ア.からオ.までのいずれかに該当する被保険者が被る損害の一部とみなす費用 を除きます。
ⅰ. 賠償責任条項第4条(お支払いする保険金)(1)の表の②に規定する費用
ⅱ. 同条(2)の表に規定する費用
ⅲ. 同条(3)の表の①から③までに規定する費用