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保津峡

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旅 全国紅葉徹底ガイド

27. 保津峡

川下りから眺める紅葉

 

亀岡から嵐山まで保津川のトロッコ列車と船での川下りは、

人気の観光スポットになっている。行きはトロッコ嵯峨駅か らトロッコ亀岡駅まで約 25 分で結ぶトロッコ列車に乗り、

保津峡を囲む紅葉を堪能。鉄橋を渡って渓谷を縫うように走 り、岩肌から張り出るモミジや線路脇に植えられたモミジを 眺められる。帰りは亀岡から嵐山まで 2 時間の川下りの船 旅を。和船に乗って、川面までせり出したモミジや、紅葉の 間を走るトロッコ列車を眺めることができる。

57 Autumn / Winter 2013 Vol. 32[ 全国紅葉徹底ガイド  アクセス:京都駅から JR 嵯峨嵐山駅まで 15 分、駅下車すぐ西隣

紅葉時期:11 月下旬から 12 月上旬から www.kameoka.info/foreign/en/

紅葉の寺院を参拝する際に 立ち寄りたい境内のお店

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京都の寺院へ紅葉狩りに出かけるなら、境内で昼食という 経験の提案をしたい。京都といえども寺院の中にある料理 店は稀少だから行く価値がある。おすすめの 2 軒は東福寺 の栗棘庵と天龍寺の篩月だ。

 東福寺の塔頭である栗棘庵では、10 月下旬から 12 月上 旬の紅葉の時期限定で、お昼に「紅葉弁当」をいただくこ とができる。境内は混み合う時期だが店に入れば喧騒から しばし離れ、座敷で落ち着いて食事ができる。紅葉する庭 園を眺めながら食事ができる。

「紅葉弁当」は 4 つに区切った箱に料理を入れた松花堂弁 当のスタイルで、生湯葉や粟麩など京料理ならではの品に、

モミジを象ったかまぼこや秋らしい食材を盛り込んでいる。

この「紅葉弁当」は東福寺から 5 分の京料理「高澤」から 運ばれるもので、本店にはなく栗棘庵のみでいただくことが できる。

 一方の篩月は天龍寺の敷地内にあり、250 席を有する寺 の直営店。店から史跡・特別名勝指定「曹源池庭園」は見 えないが、食事の前後に立ち寄ることができる。篩月にも池 がある庭園があり、一部の席からは紅葉を眺めながら精進 料理をいただける。胡麻豆腐や湯葉など精進料理の代表メ ニューに、海老芋や堀川ごぼうなど秋らしい野菜が、朱塗り の器で美しく供される。どちらの店でも寺院が持つ幽玄な雰 囲気の中、印象深いひと時を過ごすことができるだろう。

粟棘庵/京都市東山区本町 15-778 東福寺境内  Tel. 075-561-6238(高澤)

要予約 紅葉弁当は 3150 円

篩月/京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町 68 Tel. 075-882-9725 要予約 精進料理「雪」コース 3000 円、「月」5000 円、「花」7000 円(別 途庭園拝観料 500 円)

(写真)篩月の一汁七菜のお料理。料理は季節によって変化する。

 

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紅葉コラム

黄色いブナの原生林を走るローカル線の旅

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只見線は新潟県の小出駅から福島県の会津若松駅まで走る ローカル線で、紅葉が美しい山間部を走る列車として知られ ている。10 月下旬から 11 月中旬までは、小出駅から只見 駅まで特別列車「紅葉号」が走り、観光客や鉄道ファンか ら根強い支持を集めている。列車は越後三山只見国定公園 の中を通るため、川と並走したり山間や黄色いブナの原生 林を走ったりと、車窓には変化に富んだ自然の景色が続く。

「紅葉がとくに素晴らしいスポットは、六十里越トンネルの 手前の辺りです。周辺は一面のブナの黄葉で、まるで黄色 の絨毯の上を走っているかのような錯覚を覚えます」と、「紅 葉号」で観光車掌を務める星修平(ほししゅうへい)さん。

観光車掌は 1 日 1 往復のみに乗車、放送で周辺の観光案内 をし、車両に出て直接お客さんと会話をしている。「この列 車は地元の人々の生活列車です。近隣のおばあちゃんたち が列車の中でおにぎりを食べていたり、昔の日本はこうで あったなあという風景がここにはまだ残っている、そんなと ころも魅力だと思います」

 只見線では紅葉を楽しむだけでなく、都会にはない田舎 の生活を垣間見ることができる。のんびりした旅には地元の

駅弁が欠かせないが、途中駅に売店はないので、飲食の準 備は事前にしておこう。

紅葉号は例年 10 月下旬から 11 月中旬までの数日間運行。

現在、只見駅から会津川口駅間は不通。

(写真)写真=桜井幹夫(左)

時間がない人のための京都・紅葉 1 日ルート案内

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京都では「寺社建築と紅葉する庭園」という、山の紅葉と は全く異なる美に出合える。狭い地域に寺社それぞれの趣 を持つ紅葉名所が集まっているで、1 日で何ヶ所か巡ること ができるのも魅力だ。時季になると観光客が押し寄せるが、

混雑の中、出かけるだけの価値がある。

 1 日しか時間がないなら名所が密集する東山エリアがおす すめ。まず京都駅から地下鉄で蹴上駅へ。駅から徒歩 10 分、

日本三大門のひとつがある南禅寺を訪れる。三門の楼上か ら紅葉に染まる市内を一望しよう。入り口を出て 1 分の別院、

南禅院では、池泉回遊式庭園の紅葉が華やか。付近には名 物の湯豆腐料理店が何軒かあるので、昼食をとるのもおす すめだ。南禅院から永観堂へは徒歩 5 分。ここでは紅葉だ けでなく本堂の「みかえり阿弥陀」も参拝したい。哲学の 道は若王子橋から銀閣寺まで続く散策路。小路に沿って流 れる水路脇の真っ赤なモミジを満喫しながら、ゆっくり歩い て法然院へ。長い参道の先には瓦葺の侘びた門が紅葉に覆 われている。さらに徒歩 20 分の真如堂では、高さ 30 mの 三重塔が紅葉に包まれ圧巻だ。まだ余力があれば徒歩 5 分 の金戒光明寺へ、赤く染まる山門や庭を見に立ち寄ってみよ う。

59 Autumn / Winter 2013 Vol. 32[ アーティスト・インタビュー 

インタビュー

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