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保健師・助産師・看護師・准看護師

ドキュメント内 02本編 第7次熊本県保健医療計画 (ページ 162-166)

第4章  地域の保健医療を  支える人材の確保・育成

第4節  保健師・助産師・看護師・准看護師

 

1.現状と課題 

  ○   本県の就業看護職員数は、増加傾向にあり、平成 28 年末で 33, 454 人となっています

(図1参照)が、病院病床 100 床当たりの看護職員数では地域格差がみられます(図2 参照)。 

【図1】職種別就業看護職員数の推移       

       

【図2】保健所所管区域病院病床 100 床当たり看護職員数 

        (出典[図1・図2]:厚生労働省「平成 28 年衛生行政報告例」) 

○   平成 29 年度に県が独自に推計した、「2025 年に向けた看護職員需給推計(暫定値)」で は、平成 37 年に需要数 34, 756 人に対して供給数 31, 081 人となり、3, 675 人が不足する 見込みです(図3参照)。 

【図3】2025 年に向けた看護職員需給推計(暫定値) 

       

(熊本県医療政策課推計) 

保健師 9 2 9  

助産師 4 5 4   看護師 2 2 ,0 7 5  

准看護師 9 ,9 9 6  

0 5 ,0 00 1 0,00 0 1 5,00 0 2 0,00 0 2 5,00 0

平成1 8 年 平成2 0 年 平成2 2 年 平成2 4 年 平成2 6 年 平成2 8 年

人)

52.0

60.4

52.2

40.8

44.2

49.3

56.7

41.4

56.9

46.8

67.5

58.1

3 0 4 0 5 0 6 0 7 0

有明 山鹿 菊池 阿蘇 御船 宇城 八代 水俣 人吉 天草 熊本市 県平均

人)

3 3 ,4 5 4  

3 4 ,7 5 6  

3 3 ,3 1 9  

3 3 ,1 5 2  

3 2 ,8 7 6  

3 2 ,5 7 6  

3 2 ,2 7 1  

3 1 ,9 9 2  

3 1 ,7 0 1  

3 1 ,4 0 8  

3 1 ,0 8 1   3 0 ,0 0 0

3 1 ,0 0 0 3 2 ,0 0 0 3 3 ,0 0 0 3 4 ,0 0 0 3 5 ,0 0 0

平成2 8 年 平成2 9 年 平成3 0 年 平成3 1 年 平成3 2 年 平成3 3 年 平成3 4 年 平成3 5 年 平成3 6 年 平成3 7 年

人)

需要数 供給数

3 ,6 7 5 人

○   熊本県看護協会の調査(平成 29 年3月)では、平成 28 年熊本地震の影響による県内 の看護職員離職者は 216 人で、被害の大きかった熊本市東部、阿蘇地域、上益城地域に 集中しています。離職防止、継続就労のため、被災した病院が実施する在籍出向等を支 援しています。 

  ○   看護師等学生の就業先選択理由は、「病院等の研修体制の充実」、「キャリアアップの実 現」、「給与がよい」、「都市部への憧れ」等が上位を占め、それらを実現できる都市部や 病床数の多い病院への就業希望割合が高い傾向にあります。 

  〇  看護職員のキャリア形成について、都市部の大規模な病院等では支援体制が整ってい ますが、地域の中小規模の病院や診療所等では、研修の受講が難しいなど、支援体制が 不十分な状況です。中小規模の病院等においても多様なキャリア形成を可能とする仕組 みが求められます。 

  ○   子育てや介護をしながら、働き続けられる勤務環境の整備に取り組んでいますが、出 産・育児・介護を理由に離職する看護職員は、横ばいで推移しており、平成 27 年は 257 人となっています(図4参照)。 

【図4】離職理由別離職者数 

       

(出典:熊本ナースセンター「熊本県看護職員離職等調査」) 

  ○   地域包括ケアシステムの構築を進めるに当たって、専門性と高い技術を持った看護師

(専門看護師

、認定看護師

等)が必要とされており、平成 29 年 11 月現在で 340 人(平 成 24 年度からの5年間で 203 人増加)となっています(図5参照)。しかし、専門性の 高い看護師が少数である圏域もあることから、圏域ごとに更なる増加が求められていま す(図6参照)。 

【図5】専門性の高い看護師数  1 5 3  

1 3 2  

1 2 6  

1 0 8  

1 1 9   1 4 3  

1 5 9  

1 7 4   1 7 5  

1 3 8  

5 0 1 0 0 1 5 0 2 0 0

平成2 3 年 平成2 4 年 平成2 5 年 平成2 6 年 平成2 7 年

人)

出産・育児 家族の介護

専門看護師 1 8  

認定看護師 1 1 7  

認定看護師 2 7 2  

認定看護管理者 5 0  

平成2 4 年6 月

平成2 9 年1 1 月 3 4 0 人

1 3 7 人

【図6】保健所所管区域別の専門性の高い看護師数(平成 29 年 11 月) 

 

(出典[図5・図6]:日本看護協会「資格認定制度登録者数」) 

○   特に、在宅医療等において、医師等の判断を待たずに手順書により一定の診療の補助 を行う看護師の活動が期待されていますが、県内にそうした看護師を養成する特定行為 研修

施設がなく、身近な場所で受講できる体制が整っていない状況です。 

 

2.目指す姿 

  ○   県民が住み慣れた地域で、自らの希望に沿った健康な生活や療養生活を送ることを支 えるため、看護職員が質の高い看護を提供しながら、活き活きと働き続けることができ るようにします。 

 

3.施策の方向性 

〇  看護職員の再就業及び新規就業の促進 

・  将来の看護職員の需給ギャップを解消するため、離職時の届出制度の普及やナース センターにおける就労相談体制の強化により、潜在看護職員や定年退職後の看護職員 の再就業を促進します。 

・  新たに看護職員を目指す若者を確保するため、高校生の一日看護(看護学生)体験や 高校教諭への説明会等を通じ、県内の学生に看護職として就労する魅力を広めるととも に、学生、保護者、学校関係者等に対して看護や地域医療への理解を深めます。 

〇  熊本地震後の被災地域における看護提供体制の回復 

・  被災地域の看護提供体制の回復を図るため、くまもと復興応援ナース

等を活用した 臨時・短期を含む看護職員の確保や、被災した病院が雇用継続のために実施する在籍出 向等を支援します。 

○   看護学生の県内就労の促進 

・  看護学生の県内就労の増加を図るため、地域における医療やそれに伴う看護の魅力の 発信を積極的に行うとともに、修学資金の貸与等を通じ、県内において、看護職員の確 保が厳しい地域や中小規模の病院等への就労を促進します。また、新卒者の就労後の早 期離職の防止と定着を図るため、病院等における新人看護職員研修体制を整備します。 

  特定行為研修とは、医師等の判断を待たずに手順書により一定の診療の補助を実施する看護師を養成するものです。 

  くまもと復興応援ナースとは、被災地域の医療提供体制の回復のため、被災地域の医療機関等に短期間勤務する看護職員 です。 

0   0   1   0   0   0   0   0   0   0   1 7   4   6   0  

3   0   1   2   1   0   1   2   2 7  

3   2 1  

6   8  

2   1  

1 1   1 9  

8  

1 8   1 4  

1 5 6  

8   0

5 0 1 00 1 50 2 00

有明 山鹿 菊池 阿蘇 御船 宇城 八代 水俣 人吉 天草 熊本市 不明 専門看護師

認定看護管理者 認定看護師

○   看護職員の資質の向上 

・  これからの保健・医療・福祉を支える看護職員を育成するため、地域における関係機 関間の相互連携による看護職員の継続教育や現任教育体制を推進します。 

・  地域包括ケアシステムの構築に向け、専門性の高い看護師を確保するため、専門看護 師、認定看護師等の育成を支援します。 

・  特定行為研修について、在宅医療等を支える人材を養成するため、県内における研修 受講体制を整備します。 

○   看護職員のワーク・ライフ・バランスの推進と勤務環境の更なる改善 

・  看護職員の望まない離職を防止し、健康に働き続けられるようにするため、熊本県看 護協会や熊本労働局等の関係機関と連携し、多様な就労ニーズに応じた働き方を推進す るとともに、院内保育所の運営等の支援や医療勤務環境改善支援センター等の活動を通 じた勤務環境改善計画の策定の促進など、子育てや介護をしながらも働きやすい勤務環 境の整備に取り組みます。 

 

4.評価指標 

指標名  現状  目標  指標の説明・目標設定の考え方 

①  県 内 出 身 看 護 学 生 の県内就業率 

71. 4% 

( 平成 29 年3月卒)  

80% 

( 平成 36 年3月卒)  

県内看護師等学校・養成所が行う看 護学生の県内定着促進の取組み支援 等により 80%を目指す。 

②  病 院 新 卒 常 勤 者 離 職率 

6. 9% 

全国平均  7. 8% 

( 平成 27 年度)  

6. 3% 

 

( 平成 35 年度)  

医療機関等における新人看護職員の 研修体制整備等により、全国平均以 下を維持し更に減少させる。 

③  ナ ー ス セ ン タ ー の 支 援 に よ る 再 就 業 者数 

    384 人/ 年  ( 平成 28 年度)  

624 人/ 年  ( 平成 35 年度) 

離職時届出制度の活用やナースセン ターにおける就労相談体制の強化に より、看護職員の需要数の確保が可 能となるよう再就業者を 240 人増加 させる。 

④  勤 務 環 境 改 善 計 画

の策定病院数【再掲】 

14 施設 

(平成 29 年 4 月) 

64 施設 

(平成 35 年度) 

県内の全病院(213 施設)の 30%に 当たる病院での策定を目指す。 

⑤  専 門 性 の 高 い 看 護 職員数 

①専門看護師            18 人 

②認定看護師            272 人 

③認定看護管理者

  50 人 

④特定行為研修受講者     

①専門看護師            30 人 

②認定看護師            452 人 

③認定看護管理者  98 人 

④特定行為研修受講者     

圏域における専門性の高い看護職員 の養成を目指す。 

①専門看護師:2人/ 年の増加 

②認定看護師:30 人/ 年の増加 

③認定看護管理者:8人/ 年の増加 

④特定行為研修受講者:受講希望意 向調査に基づき病院・訪問看護ス

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