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33.33伝

ドキュメント内 Kyushu University Institutional Repository (ページ 35-41)

南京(%) 福岡(%)

①一体化及び不対称の形状が多い。

②モルタル、石、木、特に布の素材が使用される。

③日本建築の伝統の建具が使用される。

④赤、黄赤と低明度・低彩度のトーンがよく使用される。

⑤店名の文字が最も小さく、のぼり旗や旗が最も多い。

⑥植物が最も多い。

①上部と両サイドが分離し、横長かつ対称の形が多い。

②モルタル、石、木、瓦などの素材が使用される。

③中国建築の伝統の建具が使用される。

④赤、青紫と中明度・低彩度のトーンがよく使用される。

⑤看板、壁面広告と軒下広告などが最も多い。

⑥足拭きマットが多い。

①窓口型で、対称かつ縦長の形が多い。

②タイルと金属の素材が使用される。

③赤と中明度・高彩度のトーンが多い。

C-1

④補助要素が少なく、店頭ディスプレイが使用される。

①上部と両サイドが分離し、開放率がやや高い。

②タイルと樹脂の素材が使用される。

③赤、黄赤、黄、黄緑と中明度・高彩度のトーンが使用される。

④店名の文字が最も大きく、壁面広告とウィンドウマーキングが多い。

⑤植物が少ない。

①一体化及び開放率の最も大きい形状が多い。

②金属の素材が使用される。

③赤、黄赤と中明度・高彩度のトーンが使用される。

B-1

④スタンドサインとイスやテーブルなどが使用される。

①開放率が最も低く、不対称な形状が多い。

②木と煉瓦が使用される。

B-2

③線状や面状の抽象的な装飾が使用される。

④赤、黄赤、青紫と低明度・低彩度のトーンが使用される。

⑤看板、プレートとオーニングなどの情報系の補助要素が使用される。

A-2 A-1

②南京

13

6

7.69

3 33.33 66.67

25 68 32

C5

C1

 図 2-24 は、本章の調査・分析の結果から得られた南京市と福岡市の 3 業態のファサードについての各類型の分布図である。そのことから、

両都市の 3 業態のファサードの共通性と、3 業態のファサードの独自性 を図 2-25、2-26 にまとめた。またどの類型が両都市のどの業態同士に 共通した類型であるか、線で結び、同じ傾向や構成要素をまとめた。

3.3.2. 両都市の 3 業態の大分類別の構成要素の特徴

(1)共通性のある両都市の各業態

・両都市の飲食業態の閉鎖型において、南京市と福岡市のファサード数 がほぼ同じであり、閉鎖型は両都市の飲食業態のファサードの共通性と いえる(図 2-25)。

・南京市の生活用品業態、福岡市の生活用品業態、南京市の服飾業態、

福岡市の服飾業態において、それぞれに開放型のファサードがやや多く、

開放型はこれらの業態の共通性と考えられる(図 2-25)。

・多彩・広告型は両都市の生活用品業態の共通性であると考えられる(図 2-25)。

(2)独自性のある両都市の各業態

・福岡市の飲食業態及び生活用品業態において、伝統建具型(福岡市)

のファサードが多く、伝統建具型がこれらの業態の独自性と考えられる

(図 2-26)。

・南京市の飲食業態において、閉鎖型を除いて、多彩・広告型と開放型 のファサードも多く、これらの特徴は南京市の飲食業態の独自性と考え

大分類

南京市の服飾業態

1 5 2

福岡市市の服飾業態

1 5 1 1

南京市の生活用品業態

10 1 5 1 1

福岡市の生活用品業態

4 1 7 4 2

南京市の飲食業態

6 3 6 8

福岡市の飲食業態

3 1 3 1 8 10

閉鎖型 開放型 窓口型 伝統建具型(福岡市)

伝統建具型 (南京市) 多彩・広告型

図 2-24 3 業態のファサードの各類型の分布図

られる(図 2-26)。

 また、両都市の 3 業態において、窓口型のファサードが極めて少なく、

伝統建具型(南京市)のファサードがわずか 6 件しかなかった。福岡

伝統建具型(福岡市) ①一体化及び不対称の形状が多い。

②モルタル、石、木、特に布の素材が使用される。

③日本建築の伝統の建具が使用される。

④赤、黄赤と低明度・低彩度のトーンがよく使用される。

⑤店名の文字が最も小さく、のぼり旗や旗が最も多い。

⑥植物が最も多い。

多彩・広告型

①上部と両サイドが分離し、開放率がやや高い。

②タイルと樹脂の素材が使用される。

③赤、黄赤、黄、黄緑と中明度・高彩度のトーンが使用される。

④文字が最も大きく、広告とウィンドウマーキングが多い。

⑤植物が少ない。

開放型 ①一体化及び開放率の最も大きい形状が多い。

②金属の素材が使用される。

③赤、黄赤と中明度・高彩度のトーンが使用される。

B-1 ④スタンドサインとイスやテーブルなどが使用される。

福岡市の生活用品業態

B-1

南京市の飲食業態 A-1

福岡市の飲食業態

図 2-26 独自性のある両都市の業態傾向

閉鎖型 ①開放率が最も低く、不対称な形状が多い。

②木と煉瓦が使用される。

B-2 ③線状や面状の抽象的な装飾が使用される。

④赤、黄赤、青紫と低明度・低彩度のトーンが使用される。

⑤看板、プレートとオーニングなどが使用される。

A-2

開放型 ①一体化及び開放率の最も大きい形状が多い。

②金属の素材が使用される。

③赤、黄赤と中明度・高彩度のトーンが使用される。

B-1 ④スタンドサインとイスやテーブルなどが使用される。

多彩・広告型

①上部と両サイドが分離し、開放率がやや高い。

②タイルと樹脂の素材が使用される。

③赤、黄赤、黄、黄緑と中明度・高彩度のトーンが使用される。

④文字が最も大きく、広告とウィンドウマーキングが多い。

⑤植物が少ない。

福岡市の服飾業態

南京市の生活用品業態

福岡市の生活用品業態

A-1 南京市の飲食業態

福岡市の飲食業態

南京市の生活用品業態

福岡市の生活用品業態

南京市の服飾業態

図 2-25 共通性のある両都市の業態傾向

市の飲食業態と生活用品業態のファサードには伝統建築の歴史と文化が あふれているのに対して、南京市の各業態のファサードは、地域性や特 徴が失われており、伝統建築の歴史や文化を受け継いでいるファサード デザインの認識が浅く感じられた。

 また、本章の調査・分析の結果により、両都市の 8 業態の小分類別 の構成要素の傾向が以下のように明らかになった。(表 2-9)

(1)共通性のある両都市の小分類の各業態

・両都市は、A‐服飾用品業態において、ともに開放型という特徴を持っ ていると考えられる。

・両都市は、C‐日用生活用品業態において、ともに多彩・広告型とい う特徴を持っていると考えられる。

・両都市は、E‐喫茶業態において、ともに開放型という特徴を持って いると考えられる。

・両都市は、F‐料理飲食業態において、ともに閉鎖型と各自の伝統建 具型の特徴を持っていると考えられる。

・両都市は、G‐軽飲食において、ともに多彩・広告型の特徴を持って いると考えられる。

・両都市は、H‐遊興飲食業態において、ともに閉鎖型の特徴を持って いると考えられる。

(2)独自性のある両都市の小分類の各業態

・南京市のB - 生活文化用品業態の特徴が多彩・広告型であるが、福岡 市が開放型という特徴を持っていると考えられる。

・福岡市のC - 日用生活用品業態は、多彩・広告型を除いて、開放型の 特徴もあると考えれる。

・両都市の D‐加工食品業態は、南京市が開放型の特徴を持っており、

福岡市が伝統建具型(福岡市)と閉鎖型の特徴を持っていると考えられ る。

3.3.3. 両都市の 8 業態の小分類別の構成要素の特徴

2-9 各業態の特徴の対応表 多彩・広告型伝統建具型 (南京市)開放型窓口型伝統建具型 (福岡市)多彩・広告型伝統建具型 (南京市)開放型窓口型伝統建具型 (福岡市)

C 1 C 2 C 4 C 5 C 6 C 3 C 7 C 1 C 2 C 4 C 5 C 6 C 3 C 7

服飾業態A 服飾用品

1

2、3、6、7、8

5 4 55

50、51、53、54、56

52 57

B 生活文化用品9,10,1112、13、14

62

58、59、60、61

63

C 日用生活用品15、16、18

20 17 19

65、68、6966、67

64

D 加工食品

24

21、22、25、26

23 74 73

70、7172、75 E 喫茶31、3227、28、29

30 78

76、80、81

79 77

F 料理飲食

34

35.373833、36

83

86、87

85

82、84 G 軽飲食

39,40

43、44

42 41

90、9289、91、93

88

H 遊興飲食

48 49

45、46、47

96,10 0, 101 97

94、95、98、99 合  

17 4 16 1 1 2 8 8 2 15 2 12 2 11

飲食業態大分類小分類

南京市の店舗サンプル福岡市の店舗サンプル 生活用品 業態

閉鎖型閉鎖型

・南京市のE‐喫茶業態は、開放型を除いて、多彩・広告型の特徴もあ ると考えられる。

・両都市のG‐軽飲食業態は、共通性の多彩・広告型を除いて、南京市 が開放型の特徴があるが、福岡市が伝統建具型(福岡市)の特徴がある と考えられる。

・福岡市の H‐遊興飲食業態は、閉鎖型の特徴を除いて、伝統建具型(福 岡市)の特徴を持っていると考えられる。

 8 業態の各小分類において、南京市の伝統建具型(南京市)が福岡市 よりかなり少なく、ファサードデザインの地域性や特徴が重視されてお らず、商品や店を中心として、多彩・広告型が最も多かったことが分かっ た。

 本章は、南京市と福岡市における店舗ファサードの各構成要素の物理 量調査と比較分析の結果を踏まえ、以下のようなことが明らかになった。

(1)南京市と福岡市の都心部における、101 件の店舗ファサードが構 造要素・装飾要素・補助要素の物理量により、伝統建具型(南京市)、

伝統建具型(福岡市)、窓口型、多彩・広告型、開放型、閉鎖型の 6 つ に類型化することができた。

(2)各業態における店舗ファサードの独自性からみると、福岡市の都 心部の各業態は地域性や歴史性が重視され、伝統的な建築の建具のほか に、布、植物や木など自然の素材が多く使用されている。それに対して、

南京市は伝統の歴史や文化を受け継ぐ、地域性があるファサードが少な いが、多彩・広告型のファサードが多い。多種な色、大きく書かれた店 名、数多く使用された壁面広告などにより、目立つ効果のあるファサー ドが求められている。また、開放型と閉鎖型は南京市と福岡市の共通性 であることが示された。

(3)両都市の 3 業態の大分類、8 業態の小分類の構成要素の傾向が以 下のように明らかになった。

 3 業態の大分類において、閉鎖型は両都市の飲食業態のファサードの 共通性であり、開放型は両都市の服飾業態と生活用品業態のファサード 4. 本章のまとめ

ドキュメント内 Kyushu University Institutional Repository (ページ 35-41)

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