第 3 章 システム設計
3.4 仮想化基盤の構成を検討する
本節では、仮想化基盤の構成例について説明します。
3.4.1 VMware vCenter Server 管理環境の仮想化基盤構成例
VMware vCenter Server管理環境における仮想化基盤の構成例は以下の通りです。
構成例のポイントは次の通りです。
1. 管理サーバにVMware vCenter Server をインストールし、VM サーバを登録します。
2. VM サーバをOut-Of-Band で管理するために、VM サーバのBMC にLAN を接続しま
す。
3. VM サーバのNIC#1 はVM サーバの管理用NIC とします。
4. VM サーバのNIC#2 はテナント用のVLAN を接続するためのNIC として利用します。
5. VM サーバのNIC#3 はライブマイグレーション専用のNIC として利用します。
6. NAS のデータストアへのアクセス性能を確保するため、VM サーバのNIC#4 をNAS
専用のNIC として利用します。
7. SAN のデータストアおよびRDM のディスクボリュームは、全てのVM サーバで共有
します。
8. NAS のデータストアは、全てのVM サーバで共有します。
3.4.2 Hyper-V 環境の仮想化基盤構成例
Hyper-V環境における仮想化基盤の構成例は以下の通りです。
構成例のポイントは次の通りです。
1. 管理サーバには仮想化基盤のソフトウェアをインストールする必要はありません。
2. Hyper-Vクラスタを管理するために、ドメインコントローラを用意します。また、
DHCPサーバ機能も有効にします。
3. VMサーバをOut-Of-Bandで管理するために、VMサーバのBMCにLANを接続しま
す。
4. VMサーバのNIC#1はVMサーバの管理用NICとします。
5. VMサーバのNIC#2はテナント用のVLANを接続するためのNICとして利用します。
6. VMサーバのNIC#3はライブマイグレーションおよびハートビート用のNICとして
利用します。
7. SANのデータストアやRDM、クォーラムディスクのディスクボリュームは、全ての
VMサーバで共有します。
3.4.3 KVM 環境の仮想化基盤構成例
KVM環境における仮想化基盤の構成例は以下の通りです。
構成例のポイントは次の通りです。
1. 管理サーバには仮想化基盤のソフトウェアをインストールする必要はありません。
2. DHCPサーバ機能を有効にします。
3. VMサーバをOut-Of-Bandで管理するために、VMサーバのBMCにLANを接続しま
す。
4. VMサーバのNIC#1はVMサーバの管理用NICとします。
5. VMサーバのNIC#2はテナント用のVLANを接続するためのNICとして利用します。
6. VMサーバのNIC#3はライブマイグレーションおよびハートビート用のNICとして
利用します。
7. NFSのデータストアやRDMのディスクボリュームは、全てのVMサーバで共有しま
す。