2008年
女子の 83 人に 1 人が大麻に
鍋島 俊隆
男子:大麻>シンナー>ガス
女子:シンナー>大麻>ガス
約 10 人に 1 人は、シンナーや大麻に誘われた 経験がある
全体的に男子>女子
(ただしシンナーについては男子<女子)
対象 シンナー 大麻 覚せい剤 MDMA ガス ラッシュ
A県定時制高校生(合計) 9.6% 9.2% 4.1% 4.1% 6.0% 2.3%
A県定時制高校生(男子) 8.1% 9.3% 4.3% 5.6% 6.3% 2.5%
A県定時制高校生(女子) 14.0% 9.1% 3.6% 0.0% 5.5% 1.9%
表2.次の薬物乱用に誘われたことがある
定時制のみ
2. 薬物乱用に誘われた経験
3.これまでに薬物乱用の経験 があるか?
(生涯経験率)
鍋島 俊隆
シンナー (0.9%) : 111 人に1人が経験
大麻 (0.6%) : 166 人に 1 人が経験
覚せい剤 (0.3%) : 333 人に 1 人が経験
MDMA (0.2%) : 500 人に 1 人が経験
乱用経験は、全体的に男子の方が女子より多い
対象 シンナー 大麻 覚せい剤 MDMA いずれか
全国高校生(男子) 1.1% 0.9% 0.5% 0.4% 1.9%
全国高校生(女子) 0.5% 0.3% 0.2% 0.1% 0.8%
全国高校生(合計) 0.9% 0.6% 0.3% 0.2% -次の薬物を一度でも乱用したことがある高校生
無記名のアンケート、実際にはもっと多いはず 本人が薬物乱用を経験している
全国高校生調査
シンナー(約 15 人に 1 人)
大麻(約 15 人に 1 人)
ガス(約 20 人に 1 人)
ラッシュ(約 30 人に 1 人)
覚せい剤(約 55 人に 1 人)
MDMA (約 70 人に 1 人)
対象 シンナー 大麻 覚せい剤 MDMA ガス ラッシュ いずれか
A県定時制高校生(合計) 6.4% 6.4% 1.8% 1.4% 4.5% 3.2% 8.6%
A県定時制高校生(男子) 7.4% 7.4% 2.5% 1.8% 4.9% 3.1% 9.8%
A県定時制高校生(女子) 3.4% 3.5% 0.0% 0.0% 3.5% 3.5% 5.2%
表1.次の薬物を一度でも乱用したことがある者の割合
乱用経験は、全体的に男子の方が女子より多い
3 . これまでの薬物乱用経験(生涯経験率)
鍋島 俊隆
国名 対象 調査年 いずれかa 有機溶剤b 大麻c 覚せい剤d MDMAe
日本
f中学生 2006年 1.2% 0.9% 0.4% 0.4%
-日本
g高校生 2004年 - 0.9% 0.6% 0.3% 0.2%
日本
h定時制高校生 2006年 8.6% 6.4% 6.4% 1.8% 1.4%
日本
i大学生 2006年 1.9% 0.4% 0.4% 0.2% 0.2%
米国
jgrade8(中学2年相当) 2006年 29.2% 16.1% 15.7% 2.7% 2.5%
米国
jgrade12(高校3年相当) 2006年 51.2% 11.1% 42.3% 4.4% 6.5%
米国
kgrade9-12 2005年 - 9.7% 39.2% 3.7% 5.6%
フランス
m平均15.8歳 2003年 38.0% 11.0% 38.0% - 3.0%
ドイツ
m平均15.7歳 2003年 30.0% 11.0% 27.0% - 3.0%
オランダ
m平均15.7歳 2003年 29.0% 6.0% 28.0% - 5.0%
英国
m平均15.8歳 2003年 38.0% 12.0% 38.0% - 5.0%
表1.各国の思春期における薬物乱用生涯経験率
(Lifetime Prevalence, これまでに一度でも乱用経験がある割合)出典:嶋根卓也、森田展彰:思春期における健康問題-薬物乱用-,小児内科39(9),1371-1374,2007.
国 調査年 対象年齢 Project 大麻 有機溶剤 覚せい剤
(ATS)
MDMA
(Ecstasy) コカイン ヘロイン
日本 2006 13
厚労省調査0.3 0.8 0.3 - -
-2006 14
厚労省調査0.4 0.8 0.4 - -
-2006 15
厚労省調査0.5 1.0 0.5 - -
-2006 16
JSPD0.4 0.7 0.4 0.3 -
-2006 17
JSPD0.5 0.8 0.6 0.3 -
-2006 18
JSPD1.0 0.9 0.5 0.4 -
-2007 18-22
JSPD1.4 1.2 0.5 0.5 -
-我が国における最近の青尐年の薬物乱用の実態
(生涯経験率:Recent school surveys: lifetime prevalence)
鍋島 俊隆
我が国における青尐年の薬物乱用の実態 (生涯経験率推定人数)
厚労省調査:和田清他 「薬物乱用に関する全国中学生意識・実態調査
2006」
JSPAD: Japanese School Survey Project on Alcohol and other Drugs 勝野眞吾他 兵庫教育大学教育・社
会調査研究センター
年齢 大麻 有機溶剤 覚せい剤 MDMA
(エクスタシー) コカイン ヘロイン
13-15歳 中学生 15,956 31,187 15,231 - -
-16-18歳 高校生 24,516 28,842 18,026 17,305 -
-18-22歳 大学生他 105,644 90,552 37,730 37,730 -
-どんな理由で薬物乱用を始めるのか?
出典:千葉県警察ホームページ
鍋島 俊隆
薬物乱用への甘い誘い
• イライラがとれてすっきりするよ
• 肌がきれいになるよ
• 眠気が取れて、勉強ができるよ
• ただの栄養剤だよ
• くすりでちょっと遊ぼうよ
• 最高の気分が味わえるよ
• 面白いくすりがあるんだけど
• 皆やっているよ(やっていないのは君だけ)
• ちょっとだけ試してみない
• 1回だけなら平気さ
• とりあえず、預かってよ
• お金は次でいいよ
覚せい剤取締法
毒物及び劇物取締法 大麻取締法
麻薬及び向精神薬取締法
あへん法
鍋島 俊隆
4.薬物乱用に対してみんな
ができることは?
薬物乱用のリスクファクター
薬物乱用の経験 各ライフイベント
年齢、性別、両親の存在
独立変数 従属変数
亣絡因子
多変量解析(ロジスティック回帰分析)によって、亣絡因子の調整後も、有意差が確認された項目を 表示
調整 調整
鍋島 俊隆
1.薬物乱用経験者全員に当てはまること
• 13 歳以前にタバコを始めている
• 無断外泊の経験がある
①外に向かう暴力性 – 停学・退学経験 – 万引き経験
– 親の許可無く、友人・恋人を自宅に泊 めた
– 誰かをいじめた経験
– 誰かに暴力をふるったことがある
2.多くの薬物乱用経験者に当てはまること
②内に向かう暴力性
– 携帯メールがやめられない – 過食が続いた経験
– 拒食が続いた経験
③ライフスタイル
– 13 歳以前に飲酒を開始
– 13 歳以前に、仲間内だけでの飲酒を 経験している
– 深夜時間帯に仕事をしている
3.薬物乱用とは結びつきがみられ ないこと
• 不登校経験
• 誰かにいじめられた経験
• 自傷行為(リストカット)
あなたは、いくつ当てはまりますか?
• タバコやお酒のこと
– 13 歳以前にタバコを始めている – 13 歳以前に飲酒を開始している
– 13 歳以前に、仲間内だけでの飲酒を経験している
• 生活上のこと
– 無断外泊の経験がある
– 親の許可無く、友人・恋人を自宅に泊めたことがある – 深夜時間帯にアルバイトをしている
– 携帯メールがやめられないことがある – 停学・退学の経験がある
– 万引きの経験がある
• いじめや暴力
– 誰かをいじめた経験
– 誰かに暴力をふるったことがある
• 摂食障害
– 過食が続いた経験 – 拒食が続いた経験
当てはまる項目が多い人ほど、薬物乱用のリスクは高まります
鍋島 俊隆
薬物乱用に対してみんなができることは?
1.薬物乱用・依存に関する正しい情報を知る 2.規則正しい生活を送る(ライフスタイル)
特に、早寝・早起き (朝食がきちんと食べられるような生活習慣)
3.一つでいいから、打ち込める趣味を持つ
部活、楽器、スポーツ (できれば仲間と一緒にできるもの)
4.悩み事を相談できる仲間を作る
5.タバコ、酒に手を出さない (ゲートウェイ・ドラッグ)
ドキュメント内
PowerPoint プレゼンテーション
(ページ 109-125)