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事業・財務の概況と見通し

ドキュメント内 Quest for Curiosity AIITQRIO QRIO (ページ 62-72)

ソニー株式会社および連結子会社

61 映画分野

2003

年度の構造改革費用は、

2002

年度の

5

億 円に対し、

46

億円となりました。固定費を削減する ため、スタッフの人員削減や長期性資産の除却な ど、さまざまな施策を実行しました。人員削減にとも ない人員関連で

10

億円、現金支出をともなわない

2003

年度に計上した費用が

50

億円を超える構造改革は下記の通りです。

2003年度に

分野 構造改革の概要 計上された費用 備考

日本のテレビ用ブラウン管

生産能力の縮小

85

億円 エレクトロニクス

早期退職プログラム

1,140

億円

2003

年度末の債務残高

183

億円は

2004

年度中に全額支 払い予定。

音楽

107

億円

2003

年度末の債務残高

62

億 円のほとんどは、

2004

年度中に 支払いもしくは決済予定。

営業成績

331日に終了した1年間

(単位:億円) 2003 2004 増減率

売上高および営業収入. . .

74,736

74,964

+0.3%

営業利益 . . .

1,854

989

–46.7

税引前利益 . . .

2,476

1,441

–41.8

当期純利益 . . .

1,155

885

–23.4

売上原価、販売費および一般管理費

2003

年度の売上原価は、

2002

年度に比べ

788

億円(

1.6%

)増加の

5

582

億円となり、売 上高に対する比率は

2002

年度の

72.0%

から

73.5%

に上昇しました。

2003

年度の原価率は、

エレクトロニクス分野では

78.8%

2002

年度と変 わらず、ゲーム分 野においても

2002

年 度 の

70.2%

から

70.1%

とほぼ変わりませんでした。音 楽分野の原価率は

2002

年度の

61.5%

から低下 して

60.7%

となりました。しかしながら、映画分野 の原価率は

2002

年度の

58.2%

から上昇して

60.0%

になりました。

エレクトロニクス分野においては、過年度に行わ れた構造改革の効果があったものの、主として

2003

年度における研究開発費の増加により相殺 されました。ゲーム分野においては、プレイステー ション

2

(以下「

PS2

」)ソフトウェアの増収があった ものの、研究開発費の増加により相殺されました。

音楽分野の原価率は過年度に実施された構造改 革の効果により低下しました。しかしながら、映画分 野の原価率は、前年度には収益性の高い大ヒット 映画「スパイダーマン」があったため、前年度との 比較では上昇しました。

2003

年度の売上原価に含まれる人件費は

2002

年度に比べ

17

億円の増加にとどまりました。

2003

年度の研究開発費(売上原価に含まれる)

は、主としてエレクトロニクス分野およびゲーム分 野での増加により、

714

億円(

16.1%

)増加の

5,145

億円となりました。研究開発費の売上高に 対する比率は、

2002

年度の

6.4%

から

7.5%

に上 昇しました。

2003

年度末の債務残高

22

億 円は

2004

年度中に全額支払 いもしくは決済予定。

米国の

CD

製造事業所の閉 鎖、レーベル事業の構造改 革や間接部門の合理化

売上高

2003

年度の売上高は、

2002

年度に比べ

228

億円(

0.3%

)増加の

7

4,964

億円となりました。

売上高の内訳の詳細については、後述の「分野 別営業概況」をご参照ください。

(後述の販売費および一般管理費に関する比率 分析において、「売上高」については、「売上高お よび営業収入」のうち、純売上高および営業収入 のみが考慮されており、金融ビジネス収入は除かれ ています。これは、金融ビジネス費用は売上原価や 販売費および一般管理費とは別に計上されている ことによります。さらに、研究開発費を含む売上原価 に関する比率分析については、「売上高および営 業収入」のうち純売上高のみが考慮されています。

これは、売上原価は純売上高のみに関連して発生 する費用であることによります。後述の比率分析の うち、セグメントに関するものについては、セグメント

間取引を含んで計算されています)

設備の減損および除却で

17

億円、その他

19

億円 の構造改革費用を計上しました。構造改革費用の 合計のうち、売上原価に

15

億円が、販売費および 一般管理費に

13

億円が、資産の除売却損および 減損(純額)に

17

億円が、それぞれ計上されました。

0 20,000 40,000 60,000 80,000 80,000 80,000

0 20,000 40,000 60,000 80,000 80,000

1.8%

2.5%

1.3%

02 03 04

0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000

売上高および営業収入(左軸)

営業利益(右軸)

営業利益率

*331日に終了した1年間

売上高および営業収入と営業利益

(億円) (億円)

研究開発費 売上高比率

*331日に終了した1年間

*純売上高に対する比率

研究開発費と売上高比率

(億円) (%)

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000

6.1% 6.4%

7.5%

02 03 04

0 2 4 6 8 10

2003

年度の販 売費および一般管 理費は、

2002

年度に比べ

159

億円(

0.9%

)増加の

1

7,982

億円となりました。販売費および一般管理費 の売上高に対する比率は、

2002

年度の

25.6%

か ら

25.9%

に上昇しました。このうち、エレクトロニク ス分野で

2002

年度の

20.3%

から

2003

年度には

21.8%

に、ゲーム分野で

18.0%

から

21.1%

に、

映画分野で

34.4%

から

35.0%

にそれぞれ上昇した 一方、音楽分野では

39.8%

から

35.0%

に低下し ました。

2003

年度の販売費および一般管理費における 人件費は、主としてエレクトロニクス分野における 構造改革にかかる退職関連費用の増加により、

2002

年度に比べ

897

億円増加しました。一方、エ レクトロニクス分野において、前年度に引当済みの 特許権使用料の戻し入れが

2003

年度にあったた め、特許権使用料が

2002

年度に比べ

205

億円減 少し、販売費および一般管理費の増加を一部相 殺しました。

2003

年度における固定資産の除売却損(純額)

は、

2002

年度に比べ

44

億円(

11.1%

)減少して

355

億円となりました。エレクトロニクス分野におけ るブラウン管製造設備の除売却損、エレクトロニク ス分野において製造子会社を完全子会社化した際 に計上した営業権の減損、および、金融分野にお ける固定資産リースの相手方だった㈱クロスウェイ ブコミュニケーションズが会社更生手続開始の申 し立てを行ったことにもとづく損失を計上しました。

一方、その他分野においてクレジットカードの一部 顧客にかかわる権利の譲渡にともなう利益を計上 しました。

営業利益

2003

年度の営業利益は、

2002

年度に比べ

865

億円(

46.7%

)減少の

989

億円となり、売上 高に対する比率は

2002

年度の

2.5%

から

1.3%

に 低下しました。エレクトロニクス分野は主として構造 改革費用の増加により営業損失となりました。この 一方、主として営業利益に貢献したビジネスセグメ ントは、絶対額の大きな順に、ゲームおよび金融分

野でした。

その他の収益および費用

2003

年度の連結業績におけるその他の収益は

2002

年 度に比べ

352

億 円(

22.4%

)減 少の

1,223

億 円となり、その他の費 用は

182

億 円

19.1%

)減少の

771

億円となりました。その他の 収益からその他の費用を差し引いた純額は

2002

年 度から

170

億円(

27.4%

)減少して

452

億円の利益 となりました。

その他の収益の減少要因は主として、

2002

年 度にはテレムンド・コミュニケーションズ・グループ およびその子会社(米国スペイン語番組制作・放 送グループであり、従来は持分法適用会社、以下

「テレムンド」)の発行株式に対する持分の売却益

665

億円を計上していたことによるものです。この 減少の一部は、為替差益が

2002

年度の

19

億円 から

161

億円増加して

181

億円となったことにより 相殺されました。この為替差益は、ソニーが主とし て、外貨建て売上債権や買入債務、および連結 会社間の外貨建て取引から生じるキャッシュ・フロー の為替変動リスクを軽減するために締結していた、

先物為替予約および通貨オプション契約に関して 生じたものであり、特に

2003

年度下期における円 の為替レートの推移が、これらの予約および契約 を行った時点に比べ円高だったことが主な要因で す。この他、特許実施許諾料は

2002

年度の

324

億円から

19

億円(

5.8%

)増加して

342

億円、受 取利息・配当金は

43

億円(

29.9%

)増加して

188

億円となりました。

その他の費用の減少は主として投資有価証券評 価損が

2002

年度に比べ

67

億円(

29.0%

)減少し て

165

億円となったことによります。この

2003

年度 における評価損には、ソニーが少数株主持分を有 するケーブル放送などを営む日本の株式会社が発 行する有価証券に関する評価損

103

億円などが含 まれます。この他、支払利息は

2002

年度から

5

円(

2.0%

)増加して

278

億円となりました。

2004

1

月に、フェリカネットワークス㈱が、発行 価額

100,000

円で

115,000

株、総額

115

億円の 第三者割当による新株発行を行いました。フェリカ ネットワークス㈱は、ソニーが開発した非接触

IC

カー ド技術方式

FeliCa

の携帯電話用

IC

の開発とライセ ンス事業、ならびに

FeliCa

対応携帯電話を利用し たサービス事業者向けのプラットフォーム運営を主 な事業とする会社です。この新株発行の結果、ソ ニーは

34

億円の利益を計上し、この利益に関する 繰延税金負債を計上しました。この発行により、ソ ニーの持分は

100%

から

60%

に減少しました。な お、

2004

6

月にフェリカネットワークス㈱が、第三 者割当増資を行ったため、現在のソニーの持分は、

57%

になっています。

上記の発行に加えて、

2003

年度において、ソ ニーはその他の子会社や持分法適用会社の株式 発行にともなう利益

15

億円を計上し、その結果、当 該利益の総額は

49

億円となりました。これらの発行 は、ソニーグループにおける広範な企業再編にもと づくものではなく、また、ソニーには当該発行時にお いて、これらの株式を再取得する意図はありません。

税引前利益

2003

年度の税引前利益は、

2003

年度に比べ

1,036

億円(

41.8%

)減少して

1,441

億円となりま した。前述の通り、営業利益、およびその他の収 益からその他の費用を差し引いた純額とも、

2002

年度に比べて減少しました。

法人税等

2003

年度の法人税等は税引前利益の減少に より

2002

年度に比べ

281

億円(

34.7%

)減少の

528

億円となりました。当年度分の法人税等は

2002

年度に比べて

916

億円(

51.2%

)減少して

872

億円となった一方、繰延税額は

2002

年度に 比べて

636

億円(

64.9%

)減少して

344

億円とな りました。

2003

年度の実効税率は、海外子会社の 未分配利益に対する税金引当の減少や、米国で の繰越欠損金や外国税額控除の使用による税金 費用の減少により、

36.6%

と日本の法定税率を下 回りました。しかしながら、アイワ㈱の評価性引当 金の取り崩しによる税金費用の戻し入れがあった

2002

年度の

32.6%

に対しては上昇しました。

02 03 04

70 71 72 73 74 75

22 23 24 25 26 27

23.9

73.5

72.0 74.2

25.9 25.6

原価率(左軸)

SGA比率(右軸)

*331日に終了した1年間

*金融分野を除く売上高に対する比率

売上高原価率と販売費・一般管理費(SGA)比率

(%) (%)

ドキュメント内 Quest for Curiosity AIITQRIO QRIO (ページ 62-72)

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