当年度の予算の執行状況は、次表のとおりである。
収益的収入
（税込み）（単位 円・％）予 算 額 決 算 額
区分
科目 金 額
構成 比率
金 額
構成 比率
予算額に比べ 決算額の増減
決算額の 予算額に 対する比 病院事業収益 6, 960, 626, 000 100. 0 7, 133, 490, 178 100. 0 172, 864, 178 102. 5
医 業 収 益 6, 161, 916, 000 88. 5 6, 331, 986, 502 88. 8 170, 070, 502 102. 8 医業外収益 798, 710, 000 11. 5 801, 503, 676 11. 2 2, 793, 676 100. 3
収益的支出
（税込み）（単位 円・％）予 算 額 決 算 額
区分
科目 金 額
構成 比率
金 額
構成 比率
不 用 額
決算額の 予算額に 対する比 病院事業費用 7, 070, 677, 000 100. 0 7, 052, 483, 804 100. 0 18, 193, 196 99. 7
医 業 費 用 6, 573, 308, 000 93. 0 6, 557, 899, 601 93. 0 15, 408, 399 99. 8 医業外費用 497, 369, 000 7. 0 494, 584, 203 7. 0 2, 784, 797 99. 4
病院事業収益は、予算額に対して 172, 864, 178 円の増加となっているが、これは主に、医業収益の増 によるものである。
病院事業費用は、予算額に対して 18, 193, 196 円の不用額を生じているが、これは主に、医業費用の 減によるものである。
一日平均患者数及び年間手術件数の推移
289 294 289 294 290
937 927 906
850 795
3, 036 3, 105
2, 970
3, 082 3, 038
0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400
10年度 11年度 12年度 13年度 14年度
一 日 平 均 患 者 数︵ 人︶
0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500
年 間 手 術 件 数
︵
件
︶
一日平均患者数（入院） 一日平均患者数（外来） 年間手術件数
−55−
( 2) 資本的収入及び支出
当年度の予算の執行状況は、次表のとおりである。
資本的収入
（税込み）（単位 円・％）予 算 額 決 算 額
区分
科目 金 額
構成 比率
金 額
構成 比率
予算額に比べ 決算額の増減
決算額の 予算額に 対する比
資本的収入 806, 331, 000 100. 0 806, 330, 870 100．0 △ 130 100. 0 企業債 300, 000, 000 37. 2 300, 000, 000 37. 2 0 100. 0 国庫補助金 24, 944, 000 3. 1 24, 944, 000 3. 1 0 100. 0 他会計負担金 481, 387, 000 59. 7 481, 386, 870 59. 7 △ 130 100. 0
資本的支出
（税込み）（単位 円・％）予 算 額 決 算 額
区分
科目 金 額
構成 比率
金 額
構成 比率
翌年度 繰越額
不 用 額
決算額の 予算額に 対する比
資本的支出 1, 204, 294, 000 100．0 1, 204, 293, 443 100．0 0 557 100. 0 建設改良費 954, 021, 000 79. 2 954, 020, 550 79. 2 0 450 100. 0 企業債償還金 250, 273, 000 20. 8 250, 272, 893 20. 8 0 107 100. 0
資本的収入は、予算額に対して 130 円の減少となっているが、これは、他会計負担金の減によるもの である。
資本的支出は、予算額に対して 557 円の不用額を生じているが、これは、建設改良費及び企業債償還 金の減によるものである。
３ 経営成績
当年度における総収益は 7, 118, 895, 667 円で、前年度に比較して 60, 323, 364 円（0. 9％）の増加となっ ている。
一方、総費用は 7, 038, 090, 926 円で、前年度に比較して 48, 556, 560 円（0. 7％）の増加となっている。
この結果、当年度の純利益は 80, 804, 741 円となり、前年度に比較して 11, 766, 804 円（17. 0％）の増加 となっている。
当 年 度 の 純 利 益 に 、 前 年 度 か ら の 繰 越 欠 損 金 399, 084, 679 円 を 加 え た 、 当 年 度 未 処 理 欠 損 金 は 318, 279, 938 円となり、全額翌年度に繰り越されている。
総収益及び総費用の推移は、次表のとおりである。 （税抜き）（単位 円・％）
総収益（Ａ） 総費用（Ｂ）
純利益（△ 純損失）
（Ａ）‑ （Ｂ）
区分 年度
金 額
前年度 対 比
金 額
前年度
対 比
金 額
前年度 対 比
総収益の 総費用に 対する比 10 6, 504, 877, 479 105. 4 6, 399, 615, 797 103. 5 105, 261, 682 △ 759. 8 101. 6 11 6, 788, 114, 531 104. 4 6, 677, 267, 950 104. 3 110, 846, 581 105. 3 101. 7 12 7, 008, 851, 406 103. 3 6, 955, 749, 891 104. 2 53, 101, 515 47. 9 100. 8 13 7, 058, 572, 303 100. 7 6, 989, 534, 366 100. 5 69, 037, 937 130. 0 101. 0 14 7, 118, 895, 667 100. 9 7, 038, 090, 926 100. 7 80, 804, 741 117. 0 101. 1
−56−
医業収益及び医業費用の推移は、次表のとおりである。 （税抜き）（単位 円・％）
医業収益（Ｃ） 医業費用（Ｄ）
医業利益（△ 医業損失）
（Ｃ）‑ （Ｄ）
区分 年度
金 額
前年度 対 比
金 額
前年度
対 比
金 額
前年度 対 比
医業収益の 医業費用に 対する比
10 5, 615, 769, 811 108. 9 5, 939, 783, 232 103. 6 △ 324, 013, 421 56. 6 94. 5 11 5, 809, 111, 034 103. 4 6, 173, 238, 546 103. 9 △ 364, 127, 512 112. 4 94. 1 12 6, 140, 662, 311 105. 7 6, 498, 921, 243 105. 3 △ 358, 258, 932 98. 4 94. 5 13 6, 252, 874, 847 101. 8 6, 542, 366, 520 100. 7 △ 289, 491, 673 80. 8 95. 6 14 6, 319, 032, 934 101. 1 6, 557, 864, 768 100. 2 △ 238, 831, 834 82. 5 96. 4 ( 1) 収 益
ア 医 業 収 益 は 6, 319, 032, 934 円 で 、 主 な も の は 、 入 院 収 益 4, 117, 534, 401 円 及 び 外 来 収 益 1, 858, 919, 249 円である。前年度に比較して 66, 158, 087 円（1. 1％）の増加となっている。これは主 に、入院収益の増によるものである。
イ 医業外収益は 799, 862, 733 円で、主なものは、他会計負担金 553, 839, 025 円及び他会計補助金 207, 720, 118 円である。前年度に比較して 5, 834, 723 円（0. 7％）の減少となっている。これは主に、
他会計負担金の減によるものである。
( 2) 費 用
ア 医業費用は 6, 557, 864, 768 円で、主なものは、経費 6, 065, 606, 209 円及び減価償却費 443, 126, 815 円である。前年度に比較して 15, 498, 248 円（0. 2％）の増加となっている。これは、経費及び給与費 の増によるものである。
イ 医業外費用は 480, 226, 158 円で、主なものは、支払利息及び企業債取扱諸費 427, 868, 541 円である。
前年度に比較して 33, 058, 312 円( 7. 4％) の増加となっている。これは、雑損失の増によるものである。
( 3) 損益に関する比率
損益に関する比率の推移は、次表のとおりである。 （単位 ％）
区 分 算 式 14 年度 13 年度 12 年度 11 年度 10 年度 全国平均 総 収 益
総収支比率
総 費 用
× 100 101. 1 101. 0 100. 8 101. 7 101. 6 98. 2
医業収益 営業( 医業) 収支比率
医業費用
× 100 96. 4 95. 6 94. 5 94. 1 94. 5 91. 9
（注）全国平均とは、平成 13 年度地方公営企業年鑑の病床数 300 床以上 400 床未満の病院の平均値 である（（4）において同じ）。
ア 総収支比率は 101. 1％で、前年度に比較して 0. 1 ポイント上昇している。
イ 営業（医業）収支比率は 96. 4％で、前年度に比較して 0. 8 ポイント上昇している。
−57−
( 4) 患者一人当たりの医業収益と医業費用
患者一人当たりの医業収益と医業費用は、次表のとおりである。 ( 税抜き) （単位 円）
区 分 算 式
14 年度 13 年度 12 年度 11 年度 10 年度 全国平均 医業収益
医業収益（Ａ）
延べ患者数（合計）
19, 269. 16 18, 557. 66 18, 449. 68 18, 453. 51 18, 688. 71 17, 352. 82 入院収益
診療収益（入院）
延べ患者数（入院）
38, 884. 65 37, 672. 03 37, 867. 03 36, 038. 17 36, 287. 05 33, 204. 77 外来収益
診療収益（外来）
延べ患者数（外来）
8, 371. 85 8, 200. 16 8, 042. 13 7, 888. 67 7, 623. 35 8, 238. 91 医業費用
医業費用（Ｂ）
延べ患者数（合計）
19, 997. 45 19, 416. 83 19, 526. 07 19, 610. 22 19, 766. 99 18, 885. 84 医業損失
（Ｂ）−（Ａ）
728. 29 859. 17 1, 076. 39 1, 156. 71 1, 078. 28 1, 533. 02 患者一人当たりの医業収益は 19, 269 円 16 銭、これに対する医業費用は 19, 997 円 45 銭で 728 円 29 銭の医業損失となっている。前年度に比較して、医業収益は 711 円 50 銭の増加、医業費用は 580 円 62 銭の増加、医業損失は 130 円 88 銭の減少となっている。