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主観品質評価特性

第 3 章 3D 映像サービスに対するヘッドエンド品質監視法 26

3.3 主観品質評価特性

27 32 37 42

0 10 20 30

PSN R [d B]

Bit rate [Mbps]

System A System B

27 28 29 30 31

0 10 20 30 PSN

R [d B]

Bit rate [Mbps]

System C

1:14:3 2:14:1 8:116:1

図 3.2 RDカーブ

3D映像、左眼映像、右眼映像の主観品質評価値を示す。主観品質評価実験を開始する前に、

ITU-R勧告BT.1438[81]に示されている2つのスクリーニング試験 (Coarse stereopisisお よびFine stereopisis試験)を実施した。加えて、視力および色覚についてもスクリーニン グ試験を実施した。スクリーニング試験に合格した男女32名の評価者が主観品質評価実験 に参加した。評価者は20から39歳であった。評価者は約150cm(3H: 画像高(H))の視 距離で偏光眼鏡をかけ各3D映像を観視した。符号化された映像は40インチのLCDモニ タ上に1920×1080のネイティブ解像度で表示された。実験環境として室内照度を20 luxと した。2D映像品質評価実験では、評価者は偏光眼鏡をはずして評価した。

0 0.1 0.2 0.3 0.4

1 2 3 4 5

CI

MOS

0 0.1 0.2 0.3 0.4

1 2 3 4 5

CI

MOS

図 3.3 MOS vs. CI

1 2 3 4 5

1 2 3 4 5

MO S_O S

MOS_LS Systems A, B, and C Group 1

System A System B System C

1 2 3 4 5

1 2 3 4 5

MO S_O S

MOS_RS Systems A, B, and C Group 1

System A System B System C

図 3.4 MOS OSとMOS LSもしくはMOS RSの関係

た、映像グループ2の映像においてもほぼ同等の主観品質評価特性が得られていることは 確認済みである。

まず、MOS OSおよびMOS LS、MOS OSおよびMOS RSの関係を調査した。System Aにおいて、MOS OSはMOS LSおよびMOS RSのいずれとも高い相関を有した(図3.4 a)およびb))。System BおよびCにおいては、MOS OSはMOS LSおよびMOS RSのい ずれとも高い相関を有するポイントがあるが、MOS LSおよびMOS RSのいずれとも相関 が低いポイントもあった。

次に、MOS LSおよびMOS RSの差分値の絶対値dMOS LR (ABS(MOS LS-MOS RS)) がMOS OSに影響を与えるか調査した。図3.5 a)およびb)はSystem Cの32および17 Mbpsのビットレートに対し、MOS OS、MOS LSおよびMOS RSの関係を示している。図 3.5 a)に示されるように、dMOS LRが小さい場合、MOS OSはMOS LSおよびMOS RS とほぼ同じ値を示した。しかしながら、図3.5 b)に示されるように、dMOS LRが大きい

場合、MOS OSは左右眼の映像品質が非対称なため、MOS LSおよびMOS RSのうち高

い方の品質から減少した。これら特性からdMOS LRはMOS OSに影響を与えることがわ かった。次に、図3.5 b)に示されるように、SRCごとの総ビットレートが同じ場合であっ

1 2 3 4 5

1 2 3 4 5 6

MO S

SRC

MOS_OS MOS_LS MOS_RS

1 2 3 4

1 2 3 4 5 6

MO S

SRC

MOS_OS MOS_LS MOS_RS

a)実験C1の32 Mbps b)実験C1の17 Mbps

図 3.5 MOS OS、MOS LS、MOS RSの関係

-4 -3 -2 -1 0 1

0 1 2 3 4 5

dM OS_

OM

dMOS_LR Systems A, B, and C Group 1

System A System B System C

図 3.6 dMOS LR vs. dMOS OM

ても、SRCごとのMOS OSは大きく異なる。加えて、MOS OSはdMOS LRによって変 化した。

前述のようにMOS OSはdMOS LRにより変化するため、dMOS LRがMOS OSへ与 える影響を調査した。ここで、MAX(MOS LS,MOS RS)およびdMOS OMを定義す る。MAX(MOS LS,MOS RS)はMOS LSおよびMOS RSの最大値とし、dMOS OMは MOS OSからMAX(MOS LS,MOS RS)を引いた差分値とする。図3.6はdMOS LRお よびdMOS OMの関係を示す。System Aにおいて、MOS LSおよびMOS RSはほぼ同等 なため、プロットは図の左上に集中した。加えて、MOS LSおよびMOS RSが同じ場合、

MOS OSはMOS LSおよびMOS RSとほぼ同等なため、dMOS OMはほぼゼロとなった。

System BおよびCにおいて、dMOS OMはdMOS LRに依存し変化した。加えて、図3.6 に示される品質評価特性は二次関数でモデル化された。

前述の結果から主観品質評価特性を以下のようにまとめることができる。一つ目の特性 はdMOS LRが小さい時、両眼抑圧[75, 76, 77, 78, 79]によってMOS OSはMOS LSおよ

びMOS RSと高い相関を持った。二つ目の特性はdMOS OMはdMOS LRによって変化

2D video quality objective

metric 2D video

quality objective

metric Reference video

for left view

Reference video for right view

2D video quality for

left view

2D video quality for right view

3D video quality objective

metric

3D video quality Coded video for

left view

Coded video for right view

Paper’s scope

図 3.7 提案客観品質推定モデル し、その特性は二次関数でモデル化された。