プレイステーション 2 を支える半導体生産拠点
2. 主要な会計方針の要約
ソニー㈱および日本の子会社は、日本において一般に公 正妥当と認められた会計原則にしたがって会計帳簿を保持 し、財務諸表を作成しています。また、海外子会社は、所在 する国において一般に公正妥当と認められた会計原則にし たがって会計帳簿を保持し、財務諸表を作成しています。
当連結財務諸表には、米国において一般に公正妥当と認め られた会計原則(以下米国会計原則)に適合するために、一 定の修正および組替えが反映されています。これらの修正 事項は、法定帳簿には記帳されていません。
米国会計原則にしたがった財務諸表の作成は、決算日に おける資産・負債の報告金額および偶発資産・負債の開示、
報告期間における収益・費用の報告金額に影響を与えるよ うな見積・予測を必要とします。結果として、このような見 積と実績が異なる場合があります。
主要な会計方針は次のとおりです。
半数の株式を所有する子会社の勘定を含んでいます。連結 会社間の取引ならびに債権債務は、すべて消去していま す。重要な影響力を行使しうる、あるいは
20%
以上50%
以 下の持分比率を有する会社に対する投資は、持分法を適用 しています。持分法適用会社に対する投資は、未分配損益 に対するソニーの持分額を取得価額に加減算した金額を計 上しています。連結当期純利益は、これらの会社の当年度 の純利益・損失に対するソニーの持分額から未実現内部利 益を控除した金額を含んでいます。従来「売上高および営 業収入」に含めていた持分法による投資損益(純額)を、2000
年3
月31
日に終了した年度より「少数株主持分損益 および持分法による投資損失前利益」の後に区分して表示 しました。連結子会社あるいは持分法適用会社は、公募あるいは転 換社債の転換により当該会社の
1
株当りの持分額を超え る、あるいは下回る価格で、第三者に対して株式を発行す ることがあります。このような取引により認識されるソ ニーの持分の増減額は、その持分の変更があった年度の損 益として計上しています。連結子会社および持分法適用会社に対する投資原価が当 該会社の純資産額のソニーの持分を超える場合、その金額 は、取得時点における公正価額にもとづき、認識しうる各 資産および負債に配分しています。純資産額のソニーの持 分を超える金額のうち、特定の資産および負債に配分され なかった部分は、営業権として計上しています。
(
2
)外貨換算海外子会社および関連会社の財務諸表項目の換算におい て、資産および負債は決算日の為替相場によって円貨に換 算し、収益および費用はおおむね取引発生時の為替相場に よって円貨に換算しています。その結果生じた換算差額 は、累積その他の包括利益の一部として表示しています。
外貨建金銭債権および債務は決算日の為替相場によって 換算し、その結果生じた為替差損益は当年度の損益に計上 しています。
(
3
)収益認識ソニーのエレクトロニクス、ゲームおよび音楽分野の売 上高は、出荷基準で計上しています。
は、映画あるいはテレビ番組が初めて放映可能となった時 点で計上しています。ホームビデオの売上高は、出荷基準 で計上しています。
保険料収入は保険契約者からの払込の期日が到来した時 点で、収益として計上しています。保険金・給付金および保 険契約費用は、保険料収入に対応して保険契約の期間にわ たり認識しています。保険契約債務の認識および繰延保険 契約費の償却により会計上の費用収益の対応が行われてい ます。
(
4
)現金・預金および現金同等物現金・預金および現金同等物は、表示された金額で容易に 換金され、かつ満期日まで短期間であるために利率の変化 による価値変動リスクが僅少なもので、取得日から
3
ヵ月 以内に満期の到来する流動性の高い投資を含んでいます。(
5
)有価証券有価証券は負債証券および持分証券からなっています。
売却可能証券に区分された、負債証券および公正価額が容 易に確定できる持分証券は、その公正価額で計上されてお り、未実現評価損益(税効果考慮後)は累積その他の包括利 益の一部として表示されています。売買目的証券に区分さ れる負債証券および持分証券は公正価額で計上されてお り、未実現評価損益は損益に含まれています。償還期限ま で保有する負債証券は償却後簿価で計上されています。売 却可能証券または償還期限まで保有する個々の証券につい て、その公正価額の下落が一時的な場合を除き正味実現可 能価額まで評価減を行い、評価減金額は損益に含まれま す。実現した売却損益は平均原価法により計算し損益に反 映しています。
(
6
)棚卸資産エレクトロニクス、ゲームおよび音楽分野における棚卸 資産は時価を超えない取得原価で評価しており、先入先出 法を適用している一部の子会社の製品を除き、平均法に よって計算しています。
映画分野における棚卸資産は、フィルム製作費用、プリ ント費用、宣伝費用および間接費の配賦額を含んでいま す。これらの映画棚卸資産は、予想総収益に対する各年度 の収益割合に応じて償却しています。
(
7
)有形固定資産および減価償却有形固定資産は取得原価で表示しています。有形固定資 産の減価償却費は、当該資産の見積耐用年数(主として建 物および構築物については
15
年から50
年、機械装置およ びその他の有形固定資産については2
年から10
年の期間)にもとづき、主としてソニー㈱および日本の子会社におい ては定率法、海外子会社においては定額法で、それぞれ計 算しています。多額の更新および追加投資は、取得原価で 資産計上しています。維持費、修繕費および少額の更新、改 良に要した支出は発生時の費用として処理しています。
(
8
)無形固定資産および営業権無形固定資産は、主としてアーティスト・コントラクト、
ミュージック・カタログおよび商標権からなり、それぞれ主 に
16
年、21
年および20
年で均等償却しています。買収時に計上された営業権は、主に
20
年もしくは40
年 で均等償却しています。無形固定資産および営業権の償却期間については、これ ら資産の減損の可能性を示す事業環境、事象や状況の変化 に照らして継続して評価しています。
(
9
)繰延保険契約費新規保険契約の獲得に関連し、かつそれに応じて変動す る費用のうち、回収できると認められるものについては繰 り延べ、主として保険料払込期間にわたって償却していま す。償却の計算は、当該保険契約に関する保障債務の認識 と共通の計算基礎を用いて行っています。
(
10
)保険契約債務保険契約債務は、保険数理上の諸数値にもとづいて計算 しています。
(
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)長期性資産の減損に関する会計処理ソニーが保有し、かつ使用する長期性資産、特定の識別 可能な無形固定資産およびこれら資産に関連する営業権に ついては、帳簿価額が回収できなくなる可能性を示す事象 や状況の変化が生じた場合には、価値の減損の有無が検討 されています。予想キャッシュ・フロー(現在価値への割引 をせず、利息費用を考慮しない)の総額がその資産の帳簿
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by Producers and Distributors of Motion Picture Films
)」にもとづき、資産化され便益を受ける各市場の 売上高に応じて償却を行っています。新規保険契約の獲得 のための広告宣伝費は繰り延べられ、保険契約獲得費用の 一部として償却されています。ダイレクト・レスポンス広告 宣伝費は資産化され、将来の便益を受ける期間にわたり 償却されています。(
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)法人税等法人税等は、連結損益計算書上の税引前利益にもとづい て計算されています。帳簿価額と税務上の資産・負債との 間の一時的差異に対する繰延税効果について、資産・負債 法を用いて繰延税金資産・負債を認識しています。
(
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)デリバティブデリバティブは先物為替予約、通貨オプション契約、金 利スワップ契約および金利通貨スワップ契約を含み、金融 資産および負債にかかる為替および金利の変動リスクを ヘッジするために利用されています。
先物為替予約
ソニーは、外貨建ての売上債権、買入債務および予定さ れた外貨建て取引から発生するキャッシュ・フローに対 して、為替相場の変動の影響を軽減するために、先物為替 予約を利用しています。保有する資産・負債の為替変動リ スクのヘッジとして行われている先物為替予約は時価で 評価されており、これら資産・負債にかかる為替差損益と 相殺されています。確定した約定と認められない関係会 社間の外貨建取引約定をヘッジするための契約を含む、
予定された取引にかかる契約は、価値変動を為替差損益 として認識することにより時価評価されています。
通貨オプション契約
ソ ニ ー は 、予 定 さ れ た 外 貨 建 て 取 引 か ら 発 生 す る キャッシュ・フローに対して、為替相場の変動の影響を 軽減するために買建て通貨オプション契約を行っていま す。ソニーはまた、売建て通貨オプション契約も行って
金利スワップ契約および金利通貨スワップ契約 ソニーは、金利スワップ契約および金利通貨スワップ 契約を資金調達費用の引き下げ、資金調達手段の多様 化、金利または為替相場の不利な変動によって発生する 借入債務にかかるリスクの軽減のために行っています。
金利スワップ契約および金利通貨スワップ契約にかかる 支払額と受取額の差額は、その契約期間にわたって支払 利息に計上されています。外貨建て借入債務の為替変動 リスクのヘッジのために用いられている金利通貨スワッ プ契約の通貨スワップ部分は時価評価され、当該借入債 務の為替差損益と相殺されています。
ヘッジ対象となった取引が決済され、または終了した後 は、関連するデリバティブのうち約定が継続しているもの の公正価額の変動による損益はすべて為替差損益に計上さ れています。
(
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)株価連動型報奨制度会計原則審議会意見書第
25
号「従業員に発行した株式の 会計処理(Accounting for Stock Issued to Employees
)」 にしたがい、権利の付与日もしくはその他の測定日におけ るソニー㈱の株価が権利行使価格を上回る金額を、株価連 動型報奨制度にかかる費用として損益に認識しています。(
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)株式分割による無償新株式の発行ソニー㈱は、株式分割による無償新株式の発行を行うこ とがあります。この会計処理には、額面額により資本準備 金から資本金勘定へ振り替える方法と、何ら振替処理を行 わずに、資本金勘定中の額面額を超える部分を当該発行に 充当する方法とがあります。
日本の商法上、株式による配当は、株主総会の決議にも とづき、利益剰余金から資本金勘定への組入れを行うとと もに、その金額に対する取締役会で決議された株式分割に よる無償新株式の発行により行われます。
無償新株式の発行は、