第 3 章 周辺機器の設置/設定/増設
5 不正使用からのセキュリティ
コンピューターを使用する権限のない人が不正にコンピューターを使用して、デー タを破壊したり漏えいしたりする危険からコンピューターを守ることが必要になっ てきています。
ここでは、本パソコンで設定できるパスワードや機能などについて説明しています。
なお、複数のパスワードや機能を組み合わせることによって、コンピューターの安 全性も高まります。
・BIOSのパスワード
・Windowsの管理者権限とユーザーアカウント
・Windowsのパスワード
・アクセス権と暗号化
・セキュリティボタン
・指紋センサー
・FeliCaポート
・スマートカードリーダー/ライター
・セキュリティチップ
・Portshutter
・暗号化機能付HDD
・暗号化機能付フラッシュメモリディスク
・CLEARSURE
・エグゼキュート・ディスエーブル・ビット機能
重 要
コンピューターの修理が必要な場合は、必ずパスワードなどのセキュリティを解除してく ださい。セキュリティがかかった状態では、保証期間にかかわらず修理は有償となります。
パスワードを何かに書き留めるときは、第三者に知られないように安全な場所に保管して ください。
また、数字だけでなく英字や記号を入れたり、定期的に変更したりするなど、第三者に推 測されないように工夫をしてください。
BIOS のパスワード
コンピューターの起動時のパスワードを設定できます。BIOSのパスワードには、管理者用の パスワードとユーザー用のパスワードがあります。ユーザー用パスワードで作業を行う場合、
コンピューターの設定が変更できなくなるなどの制限がつきます。
また、コンピューターのハードディスク自体にパスワードを設定できます。ハードディスクに パスワードを設定しておくと、パスワードを知っている人以外はハードディスクに入っている 情報が読み出せなくなります。
詳しくは、「BIOS」-「BIOSのパスワード機能を使う」(→P.215)をご覧ください。
指紋センサー搭載機種では、BIOSパスワードの入力を指紋センサーによる認証に置き換え ることができます。ただし、CLEARSURE対応モデルの場合、指紋センサーによるBIOSパ スワードの認証はできません。
詳しくは、『SMARTACCESS ファーストステップガイド(認証デバイスをお使いになる方 へ)』をご覧ください。
スマートカードスロット搭載機種、およびスマートカードホルダー添付のA8295、A8290、
S8390では、BIOSパスワードの入力をスマートカードによる認証に置き換えることができ
ます。ただし、CLEARSURE対応モデルの場合、スマートカードによる BIOSパスワード の認証はできません。
詳しくは、『SMARTACCESS ファーストステップガイド(認証デバイスをお使いになる方 へ)』をご覧ください。
Windows の管理者権限とユーザーアカウント
Windowsでは、管理者権限をもったユーザーアカウントを作成できます。管理者は、他のユーザー
アカウントのセットアップや管理などを行うことができます。コンピューターを使用するユー ザーアカウントと管理者権限をもったユーザーアカウントを分ければ、ファイルのアクセス権を 管理したり、不正なプログラムのインストールや起動を制限したりできるため、コンピューター の安全性も高まります。
詳しくは、Windowsのヘルプをご覧ください。
■ ユーザーアカウント制御(UAC)(Windows 7/Windows Vista の場合)
「ユーザーアカウント制御(UAC)」とは、許可なくコンピューターの設定が変更されるのを 防ぐセキュリティ機能です。
「ユーザーアカウント制御」が有効になっていると、コンピューターの動作に影響する操作や、
他のユーザーに影響する設定変更などが実行される前に、許可やパスワードを求めるメッセー ジが表示されます。この機能により、悪意のあるソフトウェアやスパイウェアなどがインス トールされたり、複数のユーザーアカウントが設定されたりしているときに、管理者の許可な く設定が変更されるのを防止して、コンピューターを保護します。
ご購入時は、「ユーザーアカウント制御」が有効になっています。
詳しくは、Windowsのヘルプをご覧ください。
Windows のパスワード
Windowsの起動時やレジューム時、スクリーンセーバーからの復帰時のパスワードを設定でき
ます。複数のユーザーで1台のコンピューターを使用する場合、使用するユーザーごとにユー ザー名とパスワードを設定できます。
パスワードの設定方法については、Windowsのヘルプをご覧ください。
アクセス権と暗号化
Windowsでは、ファイルシステムとしてNTFSを使用しています。NTFSでは、フォルダーや
ファイルにアクセス権を設定できます。また、フォルダーやファイルを暗号化することがで きます。
フォルダーやファイルへのアクセス権の設定
ユーザーまたはグループごとに権限を設定できるため、権限のないユーザーからのアクセ スに対してファイルを保護することができます。
フォルダーやファイルの暗号化
暗号化しておけば、不正アクセスされたり、不慮の事故や盗難などでハードディスクを紛 失したりしても、データの内容を簡単には読み出しにくくなります。
詳しくは、Windowsのヘルプをご覧ください。
セキュリティボタン
パソコン本体の起動時やレジューム時のパスワードを設定できます。パスワードは、4つのボ タンの組み合わせと、ボタンを押す回数で設定します。
セキュリティボタンをお使いになるには、「ソフトウェア」-「インストール」(→ P.191)を ご覧になり、「セキュリティボタン」をインストールしてください。
使い方については、『セキュリティボタン取扱説明書』をご覧ください。
セキュリティボタン搭載機種
指紋センサー
指紋センサーで指をスライドすることで個人を認証します。コンピューターやWindowsの起動 時、ソフトウェアのログオン時に指紋認証によるセキュリティを設定できます。従来のパス ワード認証に代わり、パスワードを覚える必要がなく、個々の指紋の特徴を記憶できるので、
簡単に安全に使用できます。
詳しくは、『SMARTACCESSファーストステップガイド(認証デバイスをお使いになる方へ)』 をご覧ください。
重 要
指紋センサーをひっかいたり、先のとがったもので押したり、濡らしたりしないでくださ い。指紋センサーに傷が付き、故障の原因となることがあります。
パソコン本体の使用中、指紋センサー表面が温かくなることがありますが、故障ではあり ません。
指紋センサーが汚れた場合は、除電用金具に触れてから、乾いた柔らかい布でセンサー表 面の汚れを軽く拭き取ってください。
FeliCa ポート
Windowsの起動時、ソフトウェアのログオン時に、非接触ICカード技術方式FeliCaに対応した
ICカードによるセキュリティを設定できます。ICカードにはIDやパスワードなどのセキュリ ティ情報を格納します。パソコンを使用する場合は、情報を格納したICカードをFeliCaポート にタッチまたはセットすることで、パソコン本体にセキュリティ情報を認識させます。ICカー ドをタッチまたはセットしないとセキュリティが解除できないため、従来のパスワード認証よ りも安全に使用できます。
詳しくは、『SMARTACCESSファーストステップガイド(認証デバイスをお使いになる方へ)』 をご覧ください。
指紋センサー搭載機種
FeliCaポート搭載機種
スマートカードリーダー/ライター
Windowsの起動時、ソフトウェアのログオン時にスマートカード認証によるセキュリティを設
定できます。スマートカードにはIDやパスワードなどのセキュリティ情報を格納します。1枚 のスマートカードに管理者用とユーザー用のパスワードを、1つずつ設定できます。
パソコンを使用する場合は、パソコン本体にスマートカードをセットし、PIN(個人認証番号)
を入力します。スマートカードをセットしないとセキュリティが解除できないため、従来のパ スワード認証よりも安全に使用できます。
詳しくは、『SMARTACCESSファーストステップガイド(認証デバイスをお使いになる方へ)』 をご覧ください。
重 要
スマートカードホルダー添付機種の場合、PCカードスロットにスマートカードホルダーを セットすることにより使用できます。
詳しくは、「取り扱い」-「PCカードスロット」(→P.79)をご覧ください。
スマートカードリーダー/ライター添付機種の場合、Express スロットにスマートカード リーダー/ライターをセットすることにより使用できます。
詳しくは、「取り扱い」(→P.31)の「ExpressCardスロット」をご覧ください。
スマートカードをセットするときは、必ずカードの挿入口とスマートカードの向きを確認 し、ゆっくり確実にスマートカードをセットしてください。挿入口からずれた状態でスマー トカードを押し込んだり、スマートカードを勢いよく挿入したりすると、スマートカード やスマートカードスロット、スマートカードホルダー、スマートカードリーダー/ライ ター、およびパソコン本体を破損するおそれがあります。
セキュリティチップ
セキュリティチップは、Windows ログオンのパスワードやファイルを暗号化したときの暗号鍵 などの重要なデータを格納・管理するための特別なIC チップです。暗号鍵などをハードディ スクに残さないため、仮にハードディスク自体を盗まれたとしても暗号を解析できないので情 報が漏えいする心配がありません。しかも格納したデータには専用のインターフェースを通し てしかアクセスできないため、セキュリティチップを使用することで、ソフトウェアのみで実 現されたセキュリティ環境に比べてより強固なセキュリティを提供します。
詳しくは、『SMARTACCESSファーストステップガイド(認証デバイスをお使いになる方へ)』 をご覧ください。
スマートカードスロット搭載機種、スマートカードホルダー添付機種、
スマートカードリーダー/ライター添付機種
セキュリティチップ搭載機種