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ドキュメント内 修 士 学 位 論 文 (ページ 65-72)

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電 極 間

図3.8:顕 微 鏡 画 像

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(a)酵 母 の誘 電 泳 動 軌 跡

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(b)位 置 特 性 図3.9:解 析 時 の 画 像 例

3.3.2蛍 光 染 色 に よ る 膜 生 理 状 態 計 測

菌 体 の 生 化 学 的 評 価 法 と して,LIVE/DEAD⑭ 染 色 キ ッ ト(L13152,Invitrogen)を 用 い て 菌 染 色 を 行 っ た.本 キ ッ トは,propidiumiodide(PI,C27H3412N4)及 びSYTO⑬9(以 下,Syto9)の 核 酸 染 色 剤 か ら な る.PIは 膜 透 過 性 が な く,赤 色 蛍 光 を 示 す.一 方,Syto9 は 膜 透 過 性 が あ り,緑 色 蛍 光 を 呈 す る.一 般 に は,こ れ ら の 染 色 剤 を 同 時 に 使 用 す る こ と で 生 死 菌 判 別 を 行 う[10].本 キ ッ トに よ る 生 死 菌 判 別 の 原 理 を 図3.10に 示 す.菌 に 膜 損 傷 が な い 場 合,膜 透 過 性 の あ るSyto9の み が 菌 体 内 部 に 取 り込 ま れ,核 酸 が 緑 染 色 さ れ る.

膜 損 傷 が あ る 場 合,膜 透 過 性 の な いPIも 菌 体 内 部 に 同 時 に 取 り込 ま れ,核 酸 が 榿 色 ま た は 赤 色 の 蛍 光 を 発 す る.本 実 験 で は,2つ の 試 薬 の 蛍 光 ス ペ ク トル 強 度 を個 別 に 測 定 し,そ の 膜 透 過 特 性 の 違 い か ら菌 体 の 膜 生 理 状 態 を 推 定 し た.

具 体 的 な 手 順 と し て は,分 注 し た 懸 濁 液1mLに 加 熱 処 理 を5min施 した 後,染 色 剤 を 20μL加 え,遮 光 し た28。Cの 暗 室 で5min放 置 した.そ の 後,マ イ ク ロ プ レ ー ト リー ダ ー (MicroplateReader:MPR,SH‑9000,日 立 ハ イ テ ク サ イ エ ン ス)を 用 い て,各 波 長 の 蛍 光 ス ペ ク トル 強 度 を 測 定 し た.測 定 結 果 の 一 例 を 図3.11に 示 す.PI及 びSyto9の 蛍 光 色 に 対 応 し た 特 定 波 長(PI:620‑650nm,Syto9:510‑540nm)に お け る 蛍 光 ス ペ ク トル 強 度 の 積 算 値(以 下,PI強 度 及 びSyto9強 度 と 表 記)を,そ れ ぞ れ の 試 薬 に よ る 最 終 的 な 蛍 光 強 度 と した.

緑 色 蛍 光

膜損傷なし

濫 庫優

う謬

Pl

PI

17匹

赤 色 蛍 光

図3.10:染 色 過 程 模 式 図

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未 処 理 37。C 370C‑2h 47。COmin

5min 47。ClOmin

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550600650

Wavelength[nm]

(a)蛍 光 ス ペ ク ト ル 強 度:PI

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未 処 理 37。C 37。C‑2h 470COmin 470C5min 47。ClOmin 60。C

‑一一800C

550600650

Wavelength[nm]

(b)蛍 光 ス ペ ク トル 強 度:Syto9 図3.11:蛍 光 ス ペ ク ト ル 強 度 の 画 像 例

700

3.3.3コ ロ ニ ー カ ウ ン ト計 測 法 に よ る 生 育 活 性 計 測 一 般 的 に

,培 地 上 の 微 生 物1単 体 は,35。C程 度 の 生 育 が 可 能 な 温 度 環 境 下 に お い て 一 日 程 度 培 養 す る と,108個 ま で 増 殖 さ れ る.本 増 菌 に よ っ て,寒 天 培 地 で は 集 落(コ ロ ニ ー) が 形 成 さ れ,肉 眼 で の 判 定 が 可 能 と な る[11].寒 天 培 地 を 用 い て 形 成 コ ロ ニ ー 数 を 計 測 す る 手 法 を,コ ロ ニ ー カ ウ ン ト計 測 法 とい う.単 位 と し て は,あ る 一 定 の 培 養 条 件 に お い て1 つ の コ ロ ニ ー を形 成 す る 最 小 菌 単 位(ColonyFormingUnit:CFU)を 用 い る.す な わ ち, 1CFUは 少 な く と も1つ の 生 菌 か ら形 成 さ れ た こ と を 意 味 す る.以 上 よ り,コ ロ ニ ー カ ウ ン ト計 測 法 で は,分 裂 増 殖 し コ ロ ニ ー を 形 成 し た 細 胞 は,生 細 胞 で あ る と判 断 す る こ と が で き る.し か し な が ら,培 地 の 種 類 や 菌 体 の 状 態 に よ っ て は 生 細 胞 で あ っ て も 増 殖 及 び コ ロ ニ ー 形 成 が 困 難 な 場 合 が あ る.故 に,本 結 果 か ら生 菌 の 存 在 を 完 全 に 否 定 す る こ と は で き ず,い わ ゆ る 偽 陰 性 と な る[12].こ の よ う に 、 細 胞 が 生 き て は い る が 培 養 す る こ と は で き な い 状 態 をVNC(viablebutnon‑culturable)と 呼 ぶ.つ ま り コ ロ ニ ー カ ウ ン ト計 測 法 は,検 体 中 に 存 在 す る 菌 体 の 生 育 活 性 の 有 無 を評 価 す る た め の 手 法 に 過 ぎ ず,コ ロ ニ ー 形 成 の 元 と な る 菌 体 の 厳 密 な 生 死 判 別 や 代 謝 状 態 の 詳 細 な 検 証 を 行 う こ と は 困 難 で あ る[13].

た だ し,生 育 活 性 を 有 す る 菌 体 に お い て は,一 定 時 間 培 養 後 に 形 成 さ れ る コ ロ ニ ー 数 の 差 異 か ら,菌 体 の 生 育 活 性 の 大 小 を 簡 易 的 に 推 定 す る こ とが 可 能 で あ る と 考 え られ る.

本 実 験 で は,加 熱 処 理 に よ る 酵 母 の 生 育 活 性 変 化 量 を調 査 す る た め,直 接 塗 布 法 に よ っ て 平 板 培 地 表 面 上 に コ ロ ニ ー を 形 成 し,そ の 数 か ら菌 体 の 生 育 活 性 を計 測 し た.具 体 的 な 手 順 と して は,加 熱 処 理 済 み の 懸 濁 液 を 計 測 に 適 し た 濃 度(2.0×103CFU/mL)に 希 釈 し, PDA培 地 上 に10μLず つ 塗 布 した 後,280Cで72h増 菌 培 養 し た.そ の 後,培 地 表 面 に 生 じ た コ ロ ニ ー 数 を計 測 し た.計 測 し た コ ロ ニ ー 数 に 希 釈 倍 率 を 掛 け た 値 を,元 の 懸 濁 液 に お け る 生 育 活 性 を 有 す る 菌(生 菌)数 と し て 導 出 し た.各 処 理 条 件 に 対 し て3サ ン プ ル の 平 均 値 を 取 り,独 立 し た 測 定 を3回 行 っ て 再 現 性 を 確 認 し た.

PDA培 地 に よ る 酵 母 の 生 育 例 を 図3.12に 示 す.加 熱 処 理 条 件 に よ っ て,形 成 コ ロ ニ ー の 大 き さ や 数 が 変 化 す る こ と が わ か る.

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図3.12:PDA培 地 に よ る 酵 母(JCM7255)の 生 育 例

参考文献

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[11]土 戸 哲 明 ・松 村 吉 信:「 殺 菌 ・静 菌 に お け る"ス ト レ ス バ イ オ テ ク ノ ロ ジ ー"と そ の 概 念 」,生 物 工 学 会 誌,Vbl.77,No.6,pp.225‑228(1999)

[12]斉 藤 正 行 ・丹 波 正 治:「 改 訂 基 礎 生 化 学 」,講 談 社(1990)

[13]円 城 寺 隆 治:「 平 成23年 度 首 都 大 学 東 京 電 気 電 子 工 学 専 攻 学 位 論 文 」,(2012)

第4章 加 熱 処 理 酵 母 にお ける誘 電 泳動 速 度 と

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