X線結品t荷造解析を行った。
解析によって得られた OR TE P 図 を Figure 4-6に 示した。 この系では、
flippingは生じ得ないた め、 結 晶 構造 は 溶 液 中での
構造と良く一致すると考え られる。 Figure 4-6に示 したように、 この [2.2J一 (2,5)MTPは、 アンチ型コ
ンフオマーであることが分かる。 断面図をFigure 4-7に、 また比
Figure 4-6 ORTEP drawing of 5
較対照のため、 先に報告されている[2.2]メタシクロファン ([2.2]
MCP) I 1) 及ぴ[2.2](2,5) チオフェノファン ([2.2] (2, 5) TPP) 1 2)の 角度及び距離の値を Table 4-2に示した。
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e 田 n 固
い四アα pnv-J :i:
hyh〆J'y
p t sιIEEh
1
jt df
M Y ↑111111U
、j
-124-‘喝F
ファンの構造が非対称性で あることによる歪みの片寄りが生ずるこ となく、 それぞれよりなる対称型シクロ ファンの構造をそのまま再
現したという結果を示している。 内部置換基であるメチル基がこの ようなアンチ型コンブオメーシ ョ ンにおいても高磁場にシフトしな かったのは、 チオフェン環が小さいためメチル基が、 チオフェン環 の遮蔽領域の外に出てしまったためであると考えられる。
(2) [2. 2 J ( 2, 4) M T Pの構造
Figure 4-8に示したように 、 [2.2](2,4)MTP のコンブオメーシ ヨ ン は、 チオフェン環上の水素原子が反対側のベンゼン環の遮蔽効
果により、 3 ppm以上も高磁場 シフトしていることによってアンチ 型であると決定した。 興味あることに、 チオフェン環の内部置換基 の水素基は、 反対側のベンゼン環の内部置換基がかさ高くなるにつ れて高磁場シフトしている。 こ
れは、 ベンゼン環上の置換基と チオフェン環との立体的反発の
ため、 置換基がかさ高いほど、
チオフェン環がベンゼン環に倒 れ込む形となるためであると考
えられる。
(3) [2. 2J (2, 3)MTPの構造
Figure 4-9に内部位にメチル基を有する6a の二つのコンブオ
マーを示した。
7.53ppm --H
1.70ppm
3.27ppm (R=CH3) //3.54ppm(R=OCH3)
3.98 ppm (R=H)
steric repulsion
Figure 4-8 Conformation of [2.2](2,4)MTP
7.00ppm 、、H
Anti Syn
Figure 4-9 Conformation of [2.2](2,3)MTP 6a
‘喝F
これら 2つのコン ブオマーは室出で分ImÉ不能であり、 エネルギ一陣 壁は、 24 kcalmol-I 以下であると思われる。 一方、 内部置換基が ない Gbの温度可変 NMRを測定したところ、 室温では 2種類観測 されたエステルのエチル基のメチレンプロトン (2H, 4重線, � ô二
35Hz)は、 1350Cでコアレスし(270 MIIz)、 一つのコンフォマーと して観測された(Figure 4-10)。
Tc と � v から計算した1:1) 6bのコンフォメーシ ョ ン異性化のコ アレス点における活性化エネルギー (�Gtc)は、 20.6 kcalmol-I であった。 6bは、 コアレス点以下での存在比が シン:アン寸=4:3
とほぼ等しいため、 この値はシミュレーシ ョ ンの値にかなり近いも
135'C (Tc)
30'C
.戸、
130'C
180'C
Figure 4・10 Dynamic NMR of 6b
のであると考えられる。 以上の結果をfigure4-11に示した。
EのOC Tc= 135・C, .1G:f:c=20.6kωmol・1
111、
1 11 /"COOEtl、 ノグ
Anti Syn
Figure 4-11 Ring flipping of [2.2](2,3)MTP 6b
(4) [2. 2J (3, 4)MTPの構造
[2.2](3,4)MTP (7)は、 27 ocにおいてそのNMRより、 シン/アン チ比が 2: 1であることがわかった(Figure4-12)。 この化合物につ いて 100 MHz で、 温度可変NMRを測定したところそのメチル基の シグナルは 115 oc でコアレスし、 一つのコンブオマーとして,観測
CH'J
/ �,
2.38p
ヘ Sブ
CH:{ 11
ー
.7.10ppm
I
7.68ppm
Anti 7
Figure 4-12 Conformation of [2.2](3,4)MTP 7
された 。 一方、
Z
はコアレス点以下、
の存在比がシン:アンチ= 4:1 と、 大きく異なり、 コアレス法からは �G* は求められない。 ところで、 異なるエネルギー状態間の活性化自由エネルギーは、 シミュ レ ーシ ョンで求めるのが一般的である。] 5) そこで、 このメチル基 のシグナルについて、 各温度におけるスペクトルのコンビューター シミュレーシ ョンを行い、 この化合物のコンブオメーシ ョン異性化 の活性化エンタルビー及びエントロビーを求めこれらの値より活性 化エ
ネ
ルギーを計算 し
た(Figur
e4-13, 4-14,
Equation4-1)。
『司「
80.C k=2
υし回C_)しk=40
川uc Jへ一 同 んへfL_11お」し同
を・o (ppm)
120.C 160.C
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