第 3 章 周辺機器の設置/設定/増設
7 ワークステーション本体の廃棄・譲渡時の注意
ここでは、ワークステーションを廃棄・譲渡するときにデータが流出するのを防ぐ ための対策について説明しています。
ワークステーションの廃棄・譲渡時のハードディスク上のデータ 消去に関する注意
最近、コンピューターは、オフィスや家庭などで、いろいろな用途に使われるようになってき ています。これらのコンピューターに入っているハードディスクという記憶装置には、お客様 の重要なデータが記録されています。したがって、ワークステーションを譲渡あるいは廃棄す るときには、これらの重要なデータ内容を消去するということが必要となります。
ところが、このハードディスク内に書き込まれたデータを消去するというのは、それほど簡単 ではありません。「データを消去する」という場合、一般に
データを「ごみ箱」に捨てる
「削除」操作を行う
「ごみ箱を空にする」を使って消す
ソフトウェアでフォーマット(初期化)する ハードディスクをご購入時の状態に戻す
などの作業をすると思いますが、これらのことをしても、ハードディスク内に記録されたデー タのファイル管理情報が変更されるだけで、実際にはデータが見えなくなっているだけという 状態です。
つまり、一見消去されたように見えますが、WindowsなどのOSからデータを呼び出す処理が できなくなっただけで、本来のデータは残っているのです。したがって、データ回復のための 特殊なソフトウェアを利用すれば、これらのデータを読み取ることが可能な場合があります。
このため、悪意のある人により、ハードディスク内の重要なデータが読み取られ、予期しない 用途に利用されるおそれがあります。
ワークステーションの廃棄・譲渡などを行うときに、ハードディスク上の重要なデータが流出 するというトラブルを回避するためには、ハードディスクに記録された全データを、お客様の 責任において消去することが非常に重要となります。消去するためには、専用ソフトウェアや サービス(有料)を利用することをお勧めします。また、廃棄する場合は、ハードディスク上 のデータを金槌や強磁気により物理的・磁気的に破壊することをお勧めします。
なお、ハードディスク上のソフトウェア(Windows、ソフトウェアなど)を削除することなく ワークステーションを譲渡すると、ソフトウェアライセンス使用許諾契約に抵触する場合があ るため、充分な確認を行う必要があります。
ハードディスクデータ消去
本ワークステーションには、ワークステーションの廃棄・譲渡時のデータ流出というトラブル を回避する安全策の1つとして、専用ソフトウェア「ハードディスクデータ消去」が添付され ています。「ハードディスクデータ消去」は、WindowsなどのOSによるファイル削除やフォー マットと違い、ハードディスクの全領域について、元あったデータに固定パターンを上書きす るため、データが復元されにくくなります。
ただし、「ハードディスクデータ消去」で消去した場合でも、特殊な設備や特殊なソフトウェ アの使用によりデータを復元される危険性があります。あらかじめご了承ください。
■ 注意事項
ワークステーション本体にUSBメモリ、メモリーカード、外付けハードディスクなどを接 続している場合は、「ハードディスクデータ消去」を実行する前に必ず取り外してください。
また、その他の周辺機器を接続している場合も、必ず取り外してください。
データ消去を実行するとハードディスクのリカバリ領域も消去されます。必要があれば
「ハードディスクデータ消去」の前にリカバリディスクを作成してください。作成方法は
『取扱説明書』をご覧ください。
「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」を起動してから、72時間経過すると、本ワー
クステーションが自動的に再起動されます。そのため、「トラブル解決ナビ&ドライバーズ ディスク」を起動してから長時間放置した場合は、再起動してから「ハードディスクデー タ消去」を実行してください。
必要なデータはバックアップしてください。
周辺機器を取り付けている場合は、それらを一度取り外してください。
データ消去終了まで、数時間かかります。
データ消去中に電源を切らないでください。ハードディスクが故障する可能性があります。
データ消去中に「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」を取り出さないでください。
処理を継続できなくなる場合があります。
CD/DVDドライブが搭載されていない機種をお使いの場合は、ポータブルCD/DVDドライブ
を接続してください。
ポータブルCD/DVDドライブをお使いになる場合は、富士通製品情報ページ内にある CELSIUSワークステーションの「システム構成図」(http://www.fmworld.net/biz/celsius/price/) をご覧ください。
■ データ消去方法
「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」を用意してください。
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「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」をセットします。2
本ワークステーションを再起動します。3
「FUJITSU」ロゴが表示されている間に、【F12】キーを押します。起動メニューが表示されます。表示されない場合は、すぐに【Ctrl】+【Alt】+【Delete】 キーを押して本ワークステーションを再起動してください。
POINT
ディスプレイの種類によっては画面の表示が遅く、「FUJITSU」ロゴの表示が確認できな い場合があります。
その場合は、本ワークステーションの再起動後に【F12】キーを数回押してください。
「起動メニュー」が表示されない場合は、本ワークステーションを再起動してもう一度操作 してください。
4
【↑】キーまたは【↓】キーを押して、CD/DVDドライブを選択し、【Enter】キー を押します。「トラブル解決ナビ」ウィンドウまたは「使用許諾」ウィンドウが表示されます。
5
「ユーティリティ」タブをクリックし、「ハードディスクデータ消去」を選択し、「実行」をクリックします。
「ハードディスクデータ消去」ウィンドウが表示されます。
6
注意事項をよく読み、「同意します」にチェックを付け、「次へ」をクリックし ます。「データを消去するハードディスクを選択してください。」と表示されます。
7
次の項目にチェックを付け、「次へ」をクリックします。●ハードディスクが1つ搭載されている場合
「第1ハードディスク」が表示されていることを確認します。
●ハードディスクが2つ以上搭載されている場合
・Windowsがインストールされているハードディスクのみを消去したい場合
「第1ハードディスク」をクリックして選択します。
・すべてのハードディスクを消去したい場合
「全てのハードディスク」をクリックして選択します。
「ハードディスクを消去する方式を選択してください。」と表示されます。
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消去する方式を選択し、「次へ」をクリックします。「以下の説明をお読みになり、エラー発生時の処理を選択してください。」と表示されま す。
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エラー発生時の処理方法を選択し、「次へ」をクリックします。「以下の条件で、データの消去を開始します。よろしければ[開始]ボタンをクリック してください。」と表示されます。
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「開始」をクリックします。「ハードディスクデータ消去を実行します。よろしいですか?」と表示されます。
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「OK」をクリックします。しばらくすると、「消去が完了しました。」と表示されます。
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「トラブル解決ナビ&ドライバーズディスク」を取り出します。13
電源ボタンを 秒以上押して、電源を切ります。ハードディスクのデータ消去サービス
弊社では、法人・企業のお客様向けに、専門スタッフがお客様のもとへお伺いし、短時間で データを消去する、「データ消去サービス」をご用意しております。
消去方法は、専用ソフトウェアによる「ソフト消去」と、消磁装置による「ハード消去」があ ります。
作業実施日、消去済み機器一覧、並びに消去方法を記載した消去作業完了報告書を納品物とし て提出します。
詳しくは、「データ消去サービス」(http://fenics.fujitsu.com/outsourcingservice/lcm/h_elimination/) をご覧ください。
ソフト消去 専用ソフトウェアを使って、ハードディスクに対して2回上書き(ランダ ムデータ+0データ)することにより残存するデータを完全に消去します。
DoDやNSAなど海外の各種消去規格にも対応可能です。
ハード消去 消磁装置を使用してハードディスクを磁気的に破壊します。
(最大磁力:1.3テスラ)