• 検索結果がありません。

台湾ワコール㈱、40周年を機に約500店舗で実施

※RDFとは、一般廃棄物を原料とする廃棄物固形燃料のこと。主に古紙や廃プラスチック(繊維くずなどを含む)

からなる産業廃棄物を原料とするRPFに比べて、発熱量が安定しないなどの課題がある。

 2010年度は、初めて海外でも「ブラ・リサイクル」が展開されたの が大きなトピックだ。

 「今年はぜひ海外でも実施を」と、海外のグループ会社に呼びかけた ところ、今年(2010年)、40周年を迎える台湾ワコール㈱が名乗りを 上げた。グループ企業の台湾ワコール㈱は、かねてから環境への関心 が高く、40周年の企画事業として「環境愛・親自然美学キャンペーン」

を実施。エコイメージで統一した店頭キャンペーンを行い、台湾全土 の約500店舗で「ブラ・リサイクル」を実施。3月発売のキャンペー ン商品・オーガニック素材商品「エコブラ」は大ヒットとなるなど、

大きな反響が得られた。

 しかし難関だったのが、パートナーとなる処理工場探しだった。現 地回収・現地加工をするために不可欠な、RPF加工工場が台湾にはな かったのだ。次善策として、今年は「RDF」(※)での再生をすること にした。サーマルリサイクルの効率はRPFより下がるが、台湾唯一の RDF加工業者である高峰資源再生服份有限公司が「これを機に台湾に もRPFを導入したい」と熱望していることもあり、実施を決定。本社 から担当者が現地視察に赴き、情報提供なども行った。

 順調に進めば、日本の環境技術を世界に伝える、その仲人をワコー ルが担うことになる。

太平洋SOGO 復興館店 美風 華歌爾新概念店

ともに》

●店頭での「ピンクリボン・フィッティング・キャンペーン」

~これからもより多くの皆様に自分のバストのことを  知ってもらうキッカケづくりに~

 ワコールでは「自分のバストを知ってもらうこと」をスローガン に、2006年度より10月の「ピンクリボン月間」にあわせて、「ピ ンクリボン・フィッティング・キャンペーン」をスタート。2008 年度からはウェブ上で乳がんのことを知っていただくために「ピ ンクリボン検定」も行っています。フィッティングキャンペーン では、お客様にご試着いただいたブラジャー1枚につき10円を、

ウェブ上の検定では1回の受検につき5円を、参加者に代わって、

ワコールから㈶日本対がん協会の「乳がんをなくす ほほえみ基

金」に寄付しています。参加者の推移は表の通りです。この活動 を通して、今後も、より多くの皆様に自分のバストのことを、そ して乳がんのことを知っていただければと願っています。

●2010年、 「ワコールブレストケアプロジェクト」

 がスタート

 ワコールでは2002年より社内で「ピンクリボンプロジェクト」

を立ち上げ、社内外における「ピンクリボン活動」に力を注いでき ました。そして2009年10月には「乳がん検診サポート事業」を 開始しました。既存の「リマンマ事業」と「ピンクリボン活動」の3 つの活動の連携を強化するために「ワコールブレストケアプロジ ェクト」を新たにスタートさせました。

 取り組みは始まったばかりですが、今後は3つの分野それぞれ で、いままで以上に活動の深化、相互連携、広く社会への情報提 供…に取り組んでいく予定です。

 中でも、「乳がん検診サポート事業」と「リマンマ事業」について は、医療機関などとの連携を深め、「必要な方への情報提供」によ り積極的に取り組んでいきます。

2007年度 2008年度 2009年度 ご試着いただいた

お客様数(人) 111,989 113,841 113,910 ご試着いただいた

ブラジャーの枚数(枚) 273,228 290,725 284,076 キャンペーン全体での

募金合計 ¥3,144,829 ¥4,410,115 ¥4,525,930

ご試着からの募金 ¥2,732,280 ¥2,907,250 ¥2,840,760 検定からの募金 ¥412,549 ¥1,502,865 ¥1,685,170

※2007年度はクリック募金

ともに》

●「ブラ・リサイクル」活動のさらなる拡大

 「ブラ・リサイクル」活動については年々、実施店舗が増え、

2010年は全国の800店舗で実施。2月~4月の約2ヵ月に13,000 を超える回収袋が集まりました。「年に一度、タンスがスッキリ整 理できます」とお客様の評価も高く、「キャンペーン期間だけでなく 通年で実施して欲しい」というご要望もいただいています。しかし、

通年実施のためにはさまざまなハードルがあり、ご要望にただちに お応えできる状況ではありません。ただ、実施店舗は、国内外で拡 大していきたいと考えています。

 2010年は、初めて海外でも展開したのが大きなトピックで す。台湾ワコール㈱が全土の約500店舗で実施し、多くの回収袋 が集まりました。今後は他の国々での実施が望まれるところです が、台湾がそうであったように、パートナーとなる処理工場の確 保が大きな課題。しかし本業とリンクした社会貢献活動であるだ けに、そうした課題にチャレンジし、「ブラ・リサイクル」活動を世 界に広げていきたいと考えています。

●国内工場における裁断くずの減量

 縫製工場では繊維材料の約4割が裁断くずになり、工場全体の 廃棄物の約5割を占めることから、国内の縫製工場では以前より、

「ブラ・リサイクル」同様、それを産業用固形燃料(RPF)にして製 紙工場で利用するサーマルリサイクルに取り組んできました。

 こうしたサーマルリサイクルの推進と同時に、裁断くずそのも のを軽減すること(リデュース)も縫製工場における環境対応の大 きなテーマです。国内縫製工場ではCADを使ったエコ設計商品の 比率向上で裁断くずの削減を進めています。

 また、新潟ワコール縫製㈱などでは、綿を中心とした天然素材 の生地の裁ちくずや端切れを、福祉施設や学校に提供して再利用 していただく(リユース)活動なども行っています。今後も、でき るところから環境負荷軽減のための取り組みを行っていきます。

※サーマルリサイクル

廃棄物を単に焼却処分するだけでなく、焼却の際に発生するエネルギーを回 収・利用すること。結果として資源(石油・石炭)の節約と焼却ごみの削減につな がります。

2008年 2009年 2010年 実施店舗数 619店舗 650店舗 800店舗

回収袋数 6,209袋 9,500袋 13,632袋 RPF加工重量 3,000㎏ 3,590㎏ 5,180㎏

とともに》

「女性共感企業ワコール」の検証

お客様とともに

社会とともに 従業員とともに

とともに》

女性が働く「職場としてのワコール」

 もともとワコールは、女性が活躍する部署の多い企業だ。商品企画、デザイン、パターン、

生産の現場、そしてお客様に直に接する販売の最前線…。いずれの職場も、女性の情熱や生活 感覚を熟知しなくてはできない仕事である。そうであるが故に、多くの職場で女性従業員が、

女性ならではの感性とビジネススキルを発揮し、男性に伍して仕事に取り組んでいる。

 そんな“従業員である女性”からの共感なくして「女性共感企業ワコール」の実現はありえない。

 ここでは4人の女性従業員に、女性が働く「職場としてのワコール」を語ってもらった。

とともに》 リエーター職は私一人です。しかし今はいろん

な点で改善されてきて、ワコールでは結婚した から退職するという人は少なく、契約社員を含 めて多くの女性従業員が出産休暇や育児休業を 取得しています。

 今後は、男性従業員の育児休業取得をいかに 増やしていくか、が課題ではないでしょうか。

これは日本企業全体のテーマでもありますが、

「ワコールがその先陣を担う!」くらいの意気 込みがあってもいいのではないかと思ってい ます。

はその指導者として、ここ2年弱の間に5回も 現地に行っています。このようにワコールで は、私のような子どもを持つ女性にも権限と裁 量が委ねられ、大きな仕事が任されています。

このことは、育児と仕事を両立する女性支援の 制度や環境が、年々整ってきたことが大きな要 因のひとつになっていると思います。昔は他の 会社もそうであったように、出産休暇や育児休 業といったものが十分ではありませんでした。

結婚すれば退職するのが当たり前。ですから、

 ブラジャーのパタンナー一筋にやってきまし たが、最近、海外の縫製工場に設計知識も持た せようということになり、こちらから出向いて 現地メンバーを育成することになりました。私

直江 千代

インナーウェア商品企画部  商品設計課 ファンデーション チーフパタンナー

1985年入社

◆ 年々、充実してきた出産休暇や育児休業制度

手島 朋子

WB事業本部 事業管理部  教育課 1991年入社

◆ 魅力的な「ママさん従業員の自主的サークル活動」

 教育課でビューティーアドバイザーの研修用 冊子を企画・制作しています。なかにはボロボロ になるまで使ってくださる店舗もあって、責任

の大きさを痛感。直江さん同様、任された仕事 に不足はありません。

 私自身BAの経験はありませんが、逆にそれを 武器にしようと思っているんです。それは、“売 る側”に立つ前に、まず“買う側”に立つというこ とです。言ってみれば消費者目線。ですから、

必要以上に専門用語は使うべきではないと思っ ています。また、BAは個人情報や薬事法につい ての知識も必要ですから、トレーニングメニュ

ーにはいろいろ悩むところ。でも、それだけ重 要な仕事だと自覚しています。

  3 人 の 子 を 持 つ 母 で す が 、 ワ コ ー ル に は

「Wわ   く   わ   く

ACWAC母の会」というママさん従業員の会が あります。毎回、昼食をとりながら育児をはじ めとしたさまざまな情報交換を行い、仕事と家 庭の両立についての悩みもいろいろ話し合って います。私は立ち上げメンバーで、保育園への 入園心構えを相談したり、相談されたり…。会 社の休暇制度とは別に、こうした従業員の自主 的なサークルがあるのもワコールの魅力ですね。

関連したドキュメント