FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールでの MPLS の設定
レイヤ 2 ローカル スイッチング( ATM 間)
レイヤ 2 ローカル スイッチング
ローカルスイッチングを使用すると、同じルータ上のタイプが同じ
2
つのインターフェイス間(
ATM
間またはフレームリレー間)で、またはタイプの異なるインターフェイス間(フレームリ レー/ATM
またはATM/
イーサネット)間で、レイヤ2
データをスイッチングできます。インター フェイスは同じライン カード上にあっても、2つの異なるカード上にあってもかまいません。ここでは、
ATM
間でレイヤ2
ローカル スイッチングを行う方法、およびフレームリレーDLCIロー カルスイッチングを行う方法について説明します。•
レイヤ2
ローカル スイッチング(ATM間)(p.4-54)•
フレームリレーDLCI
ローカルスイッチングの設定(p.4-59
)•
他のPE
装置がフレームリレーパケットを伝送できるようにする方法(p.4-63
)レイヤ 2 ローカル スイッチング( ATM 間)
ATM
間のレイヤ2
ローカルスイッチングは、L2
スイッチング機能を提供します。したがって、カ スタマーのATM VC/VP
からセッション終端サービス プロバイダーのATM VC/VP
に流れるトラ フィックをスイッチングできます。ATM間のレイヤ2
ローカル スイッチングには、3つのモード があります。• AAL5
カプセル化タイプを使用するATM VC
間ローカル スイッチング• AAL0
カプセル化タイプを使用するATM VC
間ローカルスイッチング(セルリレーモード)• AAL0
カプセル化タイプを使用するATM VP
間ローカルスイッチングサポート対象モジュール
ATM
間のレイヤ2
ローカルスイッチングがサポートされるのは、FlexWAN
および拡張FlexWAN
上に限られます。表
4-2
に、ポート アダプタ サポートを示します。制限事項
• AAL5
カプセル化タイプを使用するATM VC
間ローカルスイッチング−
QoS
をサポートしません。− 現在、Supervisor Engine 2および
Supervisor Engine 720
でサポートされます。• AAL0
カプセル化タイプを使用するATM VC
間ローカルスイッチング(セルリレーモード)表4-2 ATM間のレイヤ2ローカル スイッチングをサポートするポート アダプタ
AAL5
カプセル化タイプを 使用するATM VC
間ローカル スイッチングAAL0
カプセル化タイプを 使用するATM VC
間ローカル スイッチングAAL0
カプセル化タイプを 使用するATM VP
間ローカル スイッチングPA-A3-OC3 PA-A3-OC3 PA-A3-OC3
PA-A3-E3 PA-A3-E3 PA-A3-E3
PA-A3-T3 PA-A3-T3 PA-A3-T3
PA-A6-OC3
PA-A6-E3
PA-A6-T3
第4章 FlexWANおよび拡張FlexWAN モジュールでのMPLSの設定
レイヤ2ローカル スイッチング
−
ATM
セルごとに1
つのパケットとして伝送されます。セル パッキングはサポートされま せん。− 設定できるのは
PVC
上だけです。− 接続の両端に同じ
VPI/VCI
が必要です。VPI/VCI
が異なっていると、接続はアクティブに なりますが、パケットがスイッチングされません。• AAL0
カプセル化タイプを使用するATM VP
間ローカル スイッチング−
QoS
をサポートしません。− 現在、
Supervisor Engine 2
およびSupervisor Engine 720
でサポートされます。−
ATM
セルごとに1
つのパケットとして伝送されます。セル パッキングはサポートされま せん。− 設定できるのは
Permanent Virtual Pipe
(PVP
)上だけです。−
ATM
セルごとに1
つのパケットとして伝送されます。セルパッキングはサポートされま せん。− 接続の両端に同じ
VPI/VCI
が必要です。VPI/VCIが異なっていると、接続はアクティブに なりますが、パケットがスイッチングされません。AAL5 カプセル化タイプを使用する ATM VC 間ローカル スイッチングの設定
ATM VC
間ローカル スイッチングの設定手順は、次のとおりです。次に、AAL5カプセル化タイプを指定した
ATM VC
間ローカル スイッチングの例を示します。int ATM2/0/0
pvc 100/100 l2transport encapsulation aal5 int ATM2/1/0
pvc 105/105 l2transport encapsulation aal5
connect vc2vc ATM2/0/0 100/100 ATM2/1/0 105/105
コマンドまたはアクション 目的
ステップ 1 Router# enable イネーブル
EXEC
モードを有効にします。•
プロンプトに対してパスワードを入力します。ステップ 2 Router(config)# configure terminal グローバルコンフィギュレーションモードを開始します。
ステップ 3 Router(config)# interface atmslot/port
ATM
インターフェイスを指定します。ステップ 4 Router(config-if)# pvc vpi/vci l2transport
VPI
およびVCI
を割り当てます。l2transport キーワードで、
PVC
が終端PVC
ではなくスイッチドPVC
であることを指 定します。ATM AAL5
を設定できるのは、PVC上に限られます。ステップ 5 Router(config-if)# encapsulation aal5
PVC
のATM AAL5
カプセル化方式を指定します。ステップ 6 Router(config)# connect connection-name atm slot/port-1 |vpi/vci] atm
slot/port-2 [vpi|vci]
ATM
インターフェイスを接続します。第4章 FlexWANおよび拡張FlexWAN モジュールでのMPLSの設定 レイヤ2ローカル スイッチング
AAL5
カプセル化タイプを使用するATM VC
間ローカル スイッチングの確認show atm pvc
コマンドを使用すると、すべてのATM PVC
情報およびトラフィック情報が表示されます。
router#show atm pvc 100/100
ATM2/0/0: VCD: 44, VPI: 100, VCI: 100 UBR, PeakRate: 149760
AAL5 L2transport, etype:0x1C, Flags: 0xC3F, VCmode: 0x0 InPkts: 0, OutPkts: 0, InBytes: 0, OutBytes: 0
InPRoc: 0, OutPRoc: 0, Broadcasts: 0 InFast: 0, OutFast: 0, InAS: 0, OutAS: 0 InPktDrops: 0, OutPktDrops: 0
InByteDrops: 0, OutByteDrops: 0
CrcErrors: 0, SarTimeOuts: 0, OverSizedSDUs: 0, LengthViolation: 0, CPIErrors: 0 Out CLP=1 Pkts: 0
OAM cells received: 0
F5 InEndloop: 0, F5 InSegloop: 0, F5 InAIS: 0, F5 InRDI: 0 F4 InEndloop: 0, F4 InSegloop: 0, F4 InAIS: 0, F4 InRDI: 0 OAM cells sent: 0
F5 OutEndloop: 0, F5 OutSegloop: 0, F5 OutRDI: 0 F4 OutEndloop: 0, F4 OutSegloop: 0, F4 OutRDI: 0 OAM cell drops: 0
Status: UP
router#show atm pvc 105/105
ATM2/1/0: VCD: 46, VPI: 100, VCI: 100 UBR, PeakRate: 149760
AAL5 L2transport, etype:0x1C, Flags: 0xC3F, VCmode: 0x0 InPkts: 0, OutPkts: 0, InBytes: 0, OutBytes: 0
InPRoc: 0, OutPRoc: 0, Broadcasts: 0 InFast: 0, OutFast: 0, InAS: 0, OutAS: 0 InPktDrops: 0, OutPktDrops: 0
InByteDrops: 0, OutByteDrops: 0
CrcErrors: 0, SarTimeOuts: 0, OverSizedSDUs: 0, LengthViolation: 0, CPIErrors: 0 Out CLP=1 Pkts: 0
OAM cells received: 0
F5 InEndloop: 0, F5 InSegloop: 0, F5 InAIS: 0, F5 InRDI: 0 F4 InEndloop: 0, F4 InSegloop: 0, F4 InAIS: 0, F4 InRDI: 0 OAM cells sent: 0
F5 OutEndloop: 0, F5 OutSegloop: 0, F5 OutRDI: 0 F4 OutEndloop: 0, F4 OutSegloop: 0, F4 OutRDI: 0 OAM cell drops: 0
Status: UP
show connection all
コマンドを使用すると、設定されているすべての接続が表示されます。router#show connection all
ID Name Segment 1 Segment 2 State
========================================================================
36 vc2vc ATM2/0/0 100/100 ATM2/1/0 105/105 UP
AAL0 カプセル化タイプを使用する ATM VC 間ローカル スイッチングの設定
AAL0
カプセル化タイプを使用するATM VC
間ローカル スイッチングの設定手順は、次のとおり です。コマンドまたはアクション 目的
ステップ 1 Router# enable イネーブル
EXEC
モードを有効にします。プロンプトが表示された場合は、パスワードを入力します。
第4章 FlexWANおよび拡張FlexWAN モジュールでのMPLSの設定
レイヤ2ローカル スイッチング
次に、
AAL0
カプセル化タイプを指定したATM VC
間ローカルスイッチングの例を示します。int ATM2/0/0
pvc 100/100 l2transport encapsulation aal0 int ATM2/1/0
pvc 100/100 l2transport encapsulation aal0
connect vc2vc ATM2/0/0 100/100 ATM2/1/0 100/100
AAL0
カプセル化タイプを使用するATM VC
間ローカル スイッチングの確認show atm pvc
コマンドを使用すると、すべてのATM PVC
情報およびトラフィック情報が表示されます。
router#show atm pvc 100/100
ATM2/0/0: VCD: 44, VPI: 100, VCI: 100 UBR, PeakRate: 149760
AAL5 L2transport, etype:0x1C, Flags: 0xC3F, VCmode: 0x0 InPkts: 0, OutPkts: 0, InBytes: 0, OutBytes: 0
InPRoc: 0, OutPRoc: 0, Broadcasts: 0 InFast: 0, OutFast: 0, InAS: 0, OutAS: 0 InPktDrops: 0, OutPktDrops: 0
InByteDrops: 0, OutByteDrops: 0
CrcErrors: 0, SarTimeOuts: 0, OverSizedSDUs: 0, LengthViolation: 0, CPIErrors: 0 Out CLP=1 Pkts: 0
OAM cells received: 0
F5 InEndloop: 0, F5 InSegloop: 0, F5 InAIS: 0, F5 InRDI: 0 F4 InEndloop: 0, F4 InSegloop: 0, F4 InAIS: 0, F4 InRDI: 0 OAM cells sent: 0
F5 OutEndloop: 0, F5 OutSegloop: 0, F5 OutRDI: 0 F4 OutEndloop: 0, F4 OutSegloop: 0, F4 OutRDI: 0 OAM cell drops: 0
Status: UP
router#show atm pvc 100/100
ATM2/1/0: VCD: 46, VPI: 100, VCI: 100 UBR, PeakRate: 149760
AAL5 L2transport, etype:0x1C, Flags: 0xC3F, VCmode: 0x0 InPkts: 0, OutPkts: 0, InBytes: 0, OutBytes: 0
InPRoc: 0, OutPRoc: 0, Broadcasts: 0 InFast: 0, OutFast: 0, InAS: 0, OutAS: 0 InPktDrops: 0, OutPktDrops: 0
InByteDrops: 0, OutByteDrops: 0
CrcErrors: 0, SarTimeOuts: 0, OverSizedSDUs: 0, LengthViolation: 0, CPIErrors: 0 Out CLP=1 Pkts: 0
OAM cells received: 0
F5 InEndloop: 0, F5 InSegloop: 0, F5 InAIS: 0, F5 InRDI: 0 F4 InEndloop: 0, F4 InSegloop: 0, F4 InAIS: 0, F4 InRDI: 0 OAM cells sent: 0
F5 OutEndloop: 0, F5 OutSegloop: 0, F5 OutRDI: 0 F4 OutEndloop: 0, F4 OutSegloop: 0, F4 OutRDI: 0 OAM cell drops: 0
Status: UP
ステップ 4 Router(config)# pvc vpi/vci l2transport
VPI
およびVCI
を割り当てます。l2transport
キーワードで、PVC
が終端PVC
ではなくスイッチドPVC
であることを指 定します。ステップ 5 Router(config-if)#encapsulation aal0
PVC
のカプセル化方式としてATM AAL0
を指定します。ステップ 6 Router(config)# connect connection-name atm slot/port-1 |vpi/vci] atm
slot/port-2 [vpi|vci]
ATM
インターフェイスを接続します。コマンドまたはアクション 目的
第4章 FlexWANおよび拡張FlexWAN モジュールでのMPLSの設定 レイヤ2ローカル スイッチング
show connection all
コマンドを使用すると、設定されているすべての接続が表示されます。router#show connection all
ID Name Segment 1 Segment 2 State
========================================================================
36 vc2vc ATM2/0/0 100/100 ATM2/1/0 105/105 UP
AAL0 カプセル化タイプを使用する ATM VP 間ローカル スイッチングの設定
AAL0
カプセル化タイプを使用するATM VP
間ローカル スイッチングの設定手順は、次のとおりで す。次に、ATM VP間ローカル スイッチングの例を示します。
int ATM2/0/0
atm pvp 100 l2transport int ATM2/1/0
atm pvp 100 l2transport
connect vp2vp ATM2/0/0 100 ATM2/1/0 100
コマンドまたはアクション 目的
ステップ 1 Router# enable イネーブル
EXEC
モードを有効にします。•
プロンプトに対してパスワードを入力します。ステップ 2 Router(config)# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 3 Router(config)# interface atmslot/port
ATM
インターフェイスを指定します。ステップ 4 Router(config-if)# atm pvp vpi l2transport
PVP
がATM
セルの伝送専用であることを指定します。l2transport
キーワードで、PVP
がセル リレー用であることを指定します。このコマンドを入力すると、
l2transport PVP
サブモードが開始されます。このサブモードは、レイヤ2
トランスポート専用であり、標準PVP
には対応しません。ステップ 5 Router(config)# connect connection-name atm slot/port-1 |vpi/vci] atm
slot/port-2 [vpi|vci]
ATM
インターフェイスを接続します。第4章 FlexWANおよび拡張FlexWAN モジュールでのMPLSの設定
レイヤ2ローカル スイッチング
ATM VP
間ローカル スイッチングの確認次の
show atm vp
コマンドは、インターフェイスがVP
モード セル リレーとして設定されていることを示しています。
router#show connection all
ID Name Segment 1 Segment 2 State
========================================================================
36 vp2vp ATM2/0/0 100 ATM2/1/0 100 UP BRAS#show atm vp 100
ATM2/0/0 VPI: 100, Cell Relay,
ATM2/0/0 VPI: 100, PeakRate: 0, CesRate: 0, DataVCs: 0, CesVCs: 0, Status: ACTIVE VCD VCI Type InPkts OutPkts AAL/Encap Status
45 3 PVC 0 0 F4 OAM ACTIVE 46 4 PVC 0 0 F4 OAM ACTIVE
TotalInPkts: 0, TotalOutPkts: 0, TotalInFast: 0, TotalOutFast: 0, TotalBroadcasts: 0 TotalInPktDrops: 0, TotalOutPktDrops: 0
ATM2/1/0 VPI: 100, Cell Relay,
ATM2/1/0 VPI: 100, PeakRate: 0, CesRate: 0, DataVCs: 0, CesVCs: 0, Status: ACTIVE VCD VCI Type InPkts OutPkts AAL/Encap Status
47 3 PVC 0 0 F4 OAM ACTIVE 48 4 PVC 0 0 F4 OAM ACTIVE
TotalInPkts: 0, TotalOutPkts: 0, TotalInFast: 0, TotalOutFast: 0, TotalBroadcasts: 0 TotalInPktDrops: 0, TotalOutPktDrops: 0
フレームリレー DLCI ローカル スイッチングの設定
フレームリレー
DLCI
ローカルスイッチングでは、あるインターフェイス上の1
つのDLCI
が同じCisco 7600
シリーズルータ上で、異なるインターフェイスの別のDLCI
に接続されます。フレームリレー
DLCI
ローカル スイッチングの設定手順は、次のとおりです。(注)
2
つのDLCI
上で順番に次の手順を実行し、2つのDLCI
を接続します。(注) この設定では
frame-relay route
コマンドがサポートされなくなったので、connectコマンドを使用 します。コマンドまたはアクション 目的
ステップ 1 Router# enable イネーブル
EXEC
モードを有効にします。•
プロンプトに対してパスワードを入力します。ステップ 2 Router(config)# configure terminal グローバルコンフィギュレーションモードを開始します。
ステップ 3 Router(config)# frame-relay switching フレームリレー
DCE
装置またはNNI
上でPVC
スイッチン グをイネーブルにします。ステップ 4 Router(config)# interface serialslot/port
シリアル インターフェイスを指定します。