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ドキュメント内 00目次(2011)6月.indd (ページ 51-58)

 缶詰技術研究会設立50周年記念として『容器の事典』を出版しました。

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業界の話題

清涼飲料業界,25%以上の電力削減へ 自販機の 節電で夏場に対応  (日食 2011/04/20 日付)

 福島第一原子力発電所の事故により夏場の電力 不足が懸念されていることを受け,清涼飲料業界 は,東京電力管内の飲料自動販売機の節電に取り 組む。これまでも電力消費の多い時間帯の午後1 時から4時には冷却機能を停止し,その間の使用 電力は1台当たり17W(消灯時の冷却運転時は299  W)としていたが,電力需給の状況を背景に午前 10時から午後9時の電力カットを行う。また,工 場など生産現場でも電力使用を減らし,25%以上 の電力の削減を目指す。

 全国清涼飲料工業会によると,東京電力管内に 設置されている自販機は約87万台で,使用電力は 最大約26万kWとなり,これは東京電力の電力供 給目標5000万kWの0.5%に相当する。今回,業界 を挙げて夏季の電力ピーク時の7〜9月でさらな る電力の削減を行う。

 コカ・コーラシステムは,すでに実施している 24時間消灯や,ピークカット機能による午後1〜

4時までの全台の冷却運転停止に加え,午前10時 から午後9時までのピーク時間帯での自販機の冷 却運転を3つのグループに分けた輪番制とする。

これにより,常に3台に1台が冷却のためのコン プレッサー機能が停止している状態となる。そう することで,夏場に必要な水分補給のための飲料 提供を継続しながら,ピーク時間内の使用電力を 33%削減する。輪番冷却運転の停止は6月から9 月末まで実施する予定。

 また,サントリーホールディングスや伊藤園,

キリンビバレッジ,アサヒ飲料,大塚ホールディ ングス,ダイドードリンコグループも25%以上の 電力削減を積極的に実施する方針だ。

 自動販売機は,飲料業界・自販機メーカーの努 力により,1台当たりの消費電力は10年前と比較 して半減している。また,東日本大震災以降は,

災害時のライフラインとして商品の無償提供や,

24時間消灯による節電を実施してきた。自販機は

市場の売上げの3割以上の構成比を占め,業界だ けでなく,消費者からも必要とされる売場として 定着している。

全国清涼飲料工業会,PETボトル用キャップを白 無地に統一へ  (日食 2011/04/20 日付)

 全国清涼飲料工業会(全清飲)は13日,会員各 社の協力を得て,PETボトル用樹脂キャップの供 給量不足に対応して,清涼飲料業界として白無地 キャップに統一することを決定した。これは全清 飲が,日本クラウンコルク,CSIジャパン,日本 山村硝子プラスチックカンパニーの3社から供給 能力を高めることを目的に,白無地キャップのみ で供給したいという要望を受け,会員各社に協力 依頼を行うとともに,協議を重ねた結果,全面協 力することとした。統一することによって1割程 度,供給能力が上がる予定。期間は,被災したキ ャップ工場が復旧し供給が整うまでとしている。

 全清飲は3月29日,PETボトル用樹脂の供給3 社から,震災の影響で飲料水の需要が急速に高ま っていることに加え,このたびの震災による工場 被災で,PETボトル用樹脂キャップの供給能力が 著しく低下している状況説明と,キャップの生産 効率,供給能力を高めるため,現状のカラーキャ ップを白シェルキャップとし,かつキャップ天面 の印刷のない白無地キャップのみで供給したいと いう申し入れがあった。これに対し全清飲は,協 力のお願いと対応に向けた協議を行ったところ,

会員各社から緊急事態のため,ブランドデザイン やマークに固執せず,協働して現在の難局を乗り 越えることが企業の使命であるとの認識の一致を 得て,全清飲としてキャップの白無地統一化への 全面協力を決定した。各社の在庫の関係から,白 無地キャップへの移行は順次,実施していく。

三菱総研,震災の直接被害総額14兆〜 18兆円 復 興とともに実質GDP成長率プラスに

  (日食 2011/04/22 日付)

 三菱総合研究所は,東日本大震災の直接被害総 額を14兆〜 18兆円,復興関連予算の総額を約10兆

業界の話題

日本食糧新聞社・食サーチ(http://news.nissyoku.co.jp/)より

業界の話題 円と見積もった。実質国内総生産(GDP)成長率

は7〜9月期でプラス成長に転じると見込む。被災 地の復旧に伴う需要増加,サプライチェーンの生 産・需要回復がその理由だ。震災影響を加味し,

実質GDP成長率予測値を10年度2.8%増,11年度 0.5%増,12年度2.4%増と改定した。

 被災地域7県(北海道・青森・岩手・宮城・福島 

・茨城・千葉)の生産資産の棄損額は,道路・港 湾・農業・漁業など社会資本5.8兆〜 7.1兆円,住 宅2.3兆〜 3.1兆円,企業設備5.3兆〜 7.3兆円,在 庫0.6兆 円, 合 計14.1兆 〜 18.1兆 円。 こ の 約90 % が3県(岩手・宮城・福島)に集中する。

 阪神・淡路大震災の復興関連予算5兆0200億円 をもとに試算した東日本大震災の推定総額は9兆 5800億円とした。

 実質GDP成長率は4〜6月期が震災,停電,サ プライチェーンの生産落ち込みで3四半期連続の マイナスになるが,7〜9月期は復興需要,サプ ライチェーン復旧でプラスに転じ,以降もプラス を維持すると見る。震災はGDP成長率に10年度 0.2ポイント,11年度1.0ポイントのマイナス影響を 与えるが,12年度は0.6ポイントのプラスになる 見通し。これらを加味して実質GDP成長率を10年 度2.8%増(3月10日時点3.0%増),11年度0.5%

増(同1.5%増),12年度2.4%増(同1.7%増)と 見直した。

 「不確実性は極めて高い。下振れシナリオは原 発事故の日本ブランドへの悪影響,サプライチェ ーン復旧の遅れ,エネルギー価格の上昇。上振れ シナリオはサプライチェーンの急回復と輸出急増,

復興需要の増加などがあげられる」(武田洋子政 策・経済研究センターエコノミスト)と話す。

全国清涼飲料工業会,原料用地下水を検査 放射 性物質検出されず  (日食 2011/04/22 日付)

 全国清涼飲料工業会は15日,清涼飲料水の原料 として使用する地下水の放射性物質検査を実施し た結果,検査を行った38の検体から放射性物質は 検出されなかったことを発表した。検査は3月22

日から4月11日の間,大手会員社を中心に福島県,

茨城県,栃木県,群馬県,埼玉県,千葉県の6県 にある工場の井戸38本を対象として実施した。ヨ ウ素131,セシウム134と137(検出限界20Bq/kg)

の3項目を検査した。今後の検査については,大 気,水道水中の放射性物質の状況を注視,判断し,

異常値が認められた場合にはすみやかに実施する。

「宇宙種」に可能性 大豆・トマトの自給率向上 へ研究  (日食 2011/05/06 日付)

 国際宇宙ステーションに保管した「宇宙種」が 地球環境でどう育つか―。4月29日に東京・秋葉 原で開催された「宇宙教育フォーラム2011」(主 催・リバネス)で宇宙種の授与式と報告会が行わ れた。食品界からは宮坂醸造,サッポロビール,

日本サブウェイが種の宇宙ステーション打ち上げ に参加した。これらの宇宙種は各地の小・中・高 校,自治体が受け取り,育成・研究する。宮坂醸 造,日本サブウェイは生徒と共同で商品化も計画 している。宇宙種は教育,自給率向上,地域産業 活性という差し迫った課題だけでなく,宇宙時代 の農業という夢も育てる。

 宇宙種の試みは,国際宇宙ステーション「きぼ う」日本実験棟の有償利用スペースを活用した

「宇宙教育プロジェクト」企画として08年に始ま った。今回は10年5月,11年2月に打ち上げ3月 9日に地球に帰還した18種類44品種の種子を全国 の小・中・高校,自治体などに渡し教育・研究,

地域産業の活性化につなげる。

 宮坂醸造は味噌の原料の大豆,サッポロビール はビール原料のホップ,日本サブウェイはサンド イッチのパンや具材になるトマトの宇宙種プロジ ェクトに参加した。授与式には宮坂勇一郎宮坂醸 造社長,伊藤彰日本サブウェイ社長が出席し,そ れぞれ平和の森小学校(東京都),静岡農業高校

(静岡県)の代表に宇宙種を手渡した。

 宮坂醸造は 宇宙大豆 から収穫した大豆で味 噌を作る計画。宮坂社長は「大豆の自給率は6%

でほとんど外国産に頼っている。国産大豆で味噌,

業界の話題

醤油が作られることを祈念しており,その第一歩 となると期待している」と述べた。

 報告会では平塚農業高校がトマト,安田女子中 学校などがミヤコグサの宇宙種と通常種との生育 比較研究結果を発表した。平塚農業高校園芸科学 研究班の生徒は「トマトの宇宙種は(通常種と比 較して)生育が早く,収量がよく,糖度に差がな い」と報告し「将来の宇宙農業に貢献することを 夢見ている」と力強く結んだ。

三菱系卸の4社統合,社名は「三菱食品」 売上 高3兆円目指す  (日食 2011/05/11 日付)

 かねて業界の注目を集めていた菱食,明治屋商 事, サ ン エ ス, フ ー ド サ ー ビ ス ネ ッ ト ワ ー ク

(FSN)の三菱系食品卸4社の経営統合で発足す る新会社の商号は「三菱食品」に決定した。12年 4月の完全統合完了後,4社のシナジー発揮や海 外戦略など新領域事業の強化を進め,5年後をめ どに売上高3兆円,経常利益300億円を目指す。

 9日,三菱食品の代表取締役社長に就任予定の 井上彪三菱商事常任顧問ほか,4社の経営トップ が揃った会見で明らかにした。井上氏は統合に踏 み切った背景を「これからの競争でさらに大きな ビジョンへ突き進むには,グループの総力戦で臨 むことが不可欠と判断」と語り,「混血の強さと いうことが言われるが,歴史や文化が異なる4社 の多様性を束ねて新たなイノベーションを生み出 す。4頭立ての馬車を,エンジンを持った自動車 に仕上げるのが私の責任」と意欲を示した。

 統合計画は7月に菱食が明治屋商事,サンエス,

FSNを株式交換でいったん子会社化し,社名を三 菱食品に変更。三菱食品は12年4月までに3社を 段階的に吸収合併し,統合を完了する。4社合算 の事業規模は10年度ベースで売上高約2.3兆円,

経常利益約196億円。売上高は現在首位の国分(10 年12月期1兆4400億円)を抜いてトップに躍り 出るほか,3位の日本アクセス(10年3月期1兆 3600億円)を大きく引き離す。

 三菱食品の経営戦略の方向性については三菱商

事との連携を最大限活用し,「単なる中間流通の 枠を超えて,川上〜川下はじめ生産者,生活者に 至るバリューチェーン・コーディネーターを目指 す」(井上氏)と強調。4社統合のシナジーで加食 と酒類,菓子,低温の各分野の機能強化を見込む とともに,生鮮品や医薬品含む非食品など新領域 への進出を加速。

 また親会社のグローバルネットワークを基盤に,

成長著しい中国やアジア市場へ進出する日系小売 業のサポートなど海外市場での展開も加速させる 考えだ。

 食品卸業界は昨今,総合商社主導の再編で競争 が一段と激しさを増している。日本アクセス,伊 藤忠食品を傘下に持つ伊藤忠商事はグループ再編 を急ピッチで進めており,三井物産系列の三井食 品と梅澤もこの4月に合併したばかりだ。

 三菱食品の発足で2兆円超のメガ卸が誕生する ことになるが,井上氏は「事業上で必要とあれば,

さらなるM&Aへ取り組むことは否定しない」と しており,新会社の登場が業界再編を急速に促す 可能性もある。

11年度一次補正予算案,発電機やコージェネ導入 促進  (日食 2011/05/11 日付)

 2日に成立した11年度一次補正予算案で,食品工 場でも実績のある自家発電,コージェネレーショ ンの導入・運転の支援も含まれた。資源エネルギ ー庁が実施する。東北電力,東京電力管内では,

500kW以上の発電のための新増設の費用や,一定 時間,500kW以上の電力を電力会社の系統に供給 するための燃料費などが対象で,中小企業では3 分の1,大企業では2分の1を補助する。予算規 模は約100億円。

 東日本大震災の影響で東京電力や東北電力の管 内では夏に電力不足が予想されているが,電力供 給不足を補うための一環として工場などでの発電 に着目した。

 援助は8月末までに運転することが条件で,(1)

二つの電力会社の系統に一定時間以上,500kW

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