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リソースの見積もり

ドキュメント内 HiRDB Staticizer Option Version 9 (ページ 31-36)

レプリカを作成する前に,ディスク容量,共用メモリのサイズを見積もる必要があります。ここでは,それ ぞれの見積もり方法について説明します。

(1) ディスク容量の見積もり

インナレプリカ機能を使用する場合,次の三つの領域(RD エリア)の見積もりが必要です。

• レプリカ RD エリアの格納領域

• オリジナルとレプリカの RD エリアについての情報を登録するための領域(マスタディレクトリ用 RD エリア)

• ユーザ表の定義情報を登録するための領域(データディクショナリ用 RD エリア)

• 更新可能なオンライン再編成に必要な領域(追い付き状態管理表を格納するユーザ用 RD エリア)

(a) レプリカ RD エリアの格納領域

レプリカの作成時には,レプリカ作成対象のユーザ用 RD エリアまたはユーザ LOB 用 RD エリアと同じだ けの容量が,レプリカの数だけ必要になります。作成するレプリカの数を考慮した容量を確保してくださ い。また,レプリカ作成対象となるユーザ用 RD エリアまたはユーザ LOB 用 RD エリアを新規に作成する 場合は,作成するレプリカ RD エリアの数を考慮して,ユーザ用 RD エリアまたはユーザ LOB 用 RD エリ アの容量を見積もってください。ユーザ用 RD エリアまたはユーザ LOB 用 RD エリアの容量計算には,マ ニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」に記載されている見積もり式を使います。

(b) オリジナルとレプリカの RD エリアに関する定義情報を登録するための領域

レプリカを作成すると,オリジナルとレプリカの RD エリアの情報,レプリカの世代番号などがマスタディ レクトリ用 RD エリアへ登録されます。このため,作成するレプリカ RD エリアの数などを考慮し,この RD エリアに必要な容量を見積もる必要があります。容量計算には,マニュアル「HiRDB Version 9 シス テム導入・設計ガイド」に記載されている見積もり式を使用してください。

(c) ユーザ表の定義情報を登録するための領域

レプリカを作成すると,レプリカ RD エリア内のユーザ表の定義情報が,オリジナル RD エリア内のユー ザ表と同様に,データディクショナリ用 RD エリアへ登録されます。このため,作成するレプリカ RD エリ アの数などを考慮し,この RD エリアに必要な容量を見積もる必要があります。容量計算には,マニュアル

「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」に記載されている見積もり式を使用してください。

(d) 更新可能なオンライン再編成に必要な領域(追い付き状態管理表を格納するユーザ用 RD エリア)

ユーザ用 RD エリアには,追い付き状態管理表,およびその表に定義するインデクスを格納します。した がって,ディスク所要量は,表の格納ページ数とインデクスの格納ページ数のそれぞれで必要となるセグメ ント数の和(2 セグメント以上)となります。

表の格納ページ数:

次の値を基に,表の格納ページ数の計算方法(FIX 指定のある表)から求めます。表の格納ページ数の 計算方法(FIX 指定のある表)については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイ ド」を参照してください。

• 表に格納する行の総数(a):該当する RD エリアに格納する,更新可能なオンライン再編成の対象と なるサーバの数

• ユーザ用 RD エリアのページ長(b):RD エリア作成時に指定した値(単位:バイト)

• CREATE TABLE で指定する未使用領域の比率(c):30(単位:%)

• 各列のデータ長(Σdi):70(単位:バイト)

• 表を格納する RD エリアのセグメントサイズ(g):RD エリア作成時に指定した値(単位:ページ)

• CREATE TABLE で指定するセグメント内の空きページ比率(h):10(単位:%)

注※

-r オプションに指定する RD エリアの見積もりをする場合,1 となります。

-o オプションに指定する RD エリアの見積もりをする場合,(HiRDB のすべてのバックエンドサー バの数)−(-r オプションで指定する RD エリア数)となります。

インデクスの格納ページ数:

次の値を基に,インデクスの格納ページ数の計算方法から求めます。インデクスの格納ページ数の計算 方法については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」を参照してください。

• ユーザ用 RD エリアのページ長(a):RD エリア作成時に指定した値(単位:バイト)

• CREATE INDEX で指定する未使用領域の比率(b):30(単位:%)

• キー値の重複が 200 以下のキーの種類の個数(c):該当する RD エリアに格納する更新可能なオンラ イン再編成の対象となるサーバの数※1×多重度数※2

• キー値の重複が 200 以下のキーの重複数の平均値(d):1

• キー値の重複が 201 以上のキーの種類の個数(e):0

• キー値の重複が 201 以上のキーの重複数の平均値(f):0

• DB 格納キー長(g):12(単位:バイト)

• ナル値以外のキーの種類の個数(h):

UNIQUE 指定のインデクスの場合,該当する RD エリアに格納する更新可能なオンライン再編成の 対象となるサーバの数×多重度数

UNIQUE 指定でないインデクスの場合,24 注※1

-r オプションに指定する RD エリアの見積もりをする場合,1 となります。

-o オプションに指定する RD エリアの見積もりをする場合,(HiRDB のすべてのバックエンドサー バの数)−(-r オプションで指定する RD エリア数)となります。

注※2

システム定義の pd_max_ferlect_process_count オペランドの指定値です。

(2) 共用メモリサイズの見積もり

レプリカを作成する場合

レプリカを作成する場合,バックエンドサーバまたはシングルサーバの排他制御で使用する(同時実行 トランザクション数の排他資源として使用する)共用メモリサイズの見直しが必要です。共用メモリサ イズは,HiRDB/シングルサーバの場合は最大同時接続数を考慮して見積もります。HiRDB/パラレル サーバの場合はサーバごとにバックエンドサーバ当たりの最大起動プロセス数を考慮して見積もりま す。共用メモリサイズの計算には,マニュアル「HiRDB Version 9 システム定義」に記載されている 見積もり式を使用します。ここで見直した値は,シングルサーバ定義またはバックエンドサーバ定義の pd_lck_pool_size オペランドに指定します。シングルサーバの最大同時接続数は,システム共通定義

(pdsys)の pd_max_users オペランドを参照してください。バックエンドサーバ当たりの最大起動プ ロセス数は,バックエンドサーバ定義の pd_max_bes_process オペランドを参照してください。

レプリカ RD エリアのオープン属性を「SCHEDULE」で運用する場合

レプリカ RD エリアのオープン属性を「SCHEDULE」にするため,pd_lv_mirror_use = Y にします。

このオペランドに Y を指定すると,シングルサーバまたはバックエンドサーバが使用する共用メモリが 増えます。シングルサーバが使用する共用メモリ,およびバックエンドサーバが使用する共用メモリに ついては,マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」を参照してください。

更新可能なオンライン再編成を行う場合

更新可能なオンライン再編成では,専用のメモリが必要になります。見積もり時に十分に検討してくだ さい。見積もり方法については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」を参照 してください。また,pd_max_reflect_process_count オペランドの指定は,共用メモリの容量に影響 を与えます。詳細については,「付録 D pd_max_reflect_process_count オペランドの留意事項と見 積もり」を参照してください。

(3) システムログファイルの容量の見積もり

インナレプリカ機能を使用する場合,ログに拡張情報が付加されます。さらに,更新可能なオンライン再編 成を行う場合,データベースの静止化から追い付き反映処理の完了までは,追い付き反映用のログが出力さ れるため,2 倍のログが出力されます。そのため,インナレプリカ機能を使用する場合のシステムログファ イルの総容量は,使用しない場合より多く準備する必要があります。

システムログファイルの容量の見積もりについては,マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計 ガイド」を参照してください。

3 インナレプリカの運用方法

この章では,HiRDB Staticizer Option を利用してレプリカ RD エリアを定

義・作成する方法,作成後の運用方法について説明します。

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