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ラプラス方程式

ドキュメント内 Fourier Fourier Gibbs (ページ 54-57)

= 1 2c

πtexp(x−y)2 4c2t

このことを物理的に解釈すると,点yに温度1,瞬間的に上げるときの,t秒後の点xの針金の温度が,

1 2c

πtexp(x−y)2 4c2t になるときを意味する.そして,

u(t, x) = 1 2c

−∞

f(ξ) exp(x−ξ)2 4c2t

の等式は,点ξに温度f(ξ)を瞬間的に上げたときの解を寄せ集めたものが,求める解であることを表している.

となる.u(0, y) =F(0)G(y)0, u(a, y) =F(a)G(y)≡0より,F(0) = 0, F(a) = 0,従って,Fの常微分方 程式は,

F′′=−kF F(0) = 0, F(a) = 0 となる.波動方程式の証明と同様にすれば,

Fn(x) = sin

a x, k= (

a )2

ゆえに,Gの常微分方程式は,

G′′= (

a )2

G これを解くと,

G(y) =Cne

a y+Dne

a y

境界条件0 =u(x,0) =F(x)G(0)より,G(0) = 0となる.従って,Cn+Dn= 0.  これを代入すると,

G(y) =Cn(e

a y−e

a y) =Cnsinh

a y=Cnsinhλny ただし,λn=

a 以上をまとめると,

un(x, y) =Cnsinλnxsinhλny 重ね合わせの原理により

u(x, y) =

n=1

Cnsinλnxsinhλny (3.51)

ここで,境界条件u(x, b) =f(x)より,

f(x) =

n=1

Cnsinλnxsinhλnb 従って,フーリエ級数の理論より,

Cnsinhλnb= 2 a

a 0

f(x) sinλnx dx, i.e. Cn= 2 asinhλnb

a 0

f(x) sinλnx dx まとめると,

u(x, y) =

n=1

Cnsinλnxsinhλny

Cn= 2

asinhλnb

a 0

f(x) sinλnx dx

いつも起こる問題だがun(x, y)はラプラス方程式を満たすのであるが,無限和で定義されたu(x, y)がラプラス方 程式を満たすためには,項別微分が2回できなければならない.このことを確認しましょう.

そのために,f(x)がC3-級の関数と仮定する.境界条件u(0, y)≡0, u(a, y)0, u(x, b) =f(x)より,





f(0) =f(a) = 0;

f′′(0) = 2u

∂x2(0,0) =−∂2u

∂y2(0,0) = 0, f′′(a) =2u

∂x2(a,0) =−∂2u

∂y2(a,0) = 0

(3.52)

(3.52)を用いて,部分積分を3回繰り返えと,

Cn = 2

asinhλnb

a 0

f(x) sinλnx dx

= 2 nsinhλnb

a 0

f(x) cosλnx dx

= 2

2nsinhλnb

a 0

f′′(x) sinλnx dx

= 2

3nsinhλnb

a 0

f(3)(x) cosλnx dx;

Cn= 1

λ3nsinhλnbafn(3) (3.53)

u(x, y)を形式的に,xについて2回項別微分すると,

2u

∂x2 =

n=1

λ2nCnsinλnxsinhλny;

右辺の各項の絶対値の和を取ると,

n=1

2nCnsinλnxsinhλny| ≤

n=1

2n||Cn||sinhλny|

n=1

2n||Cn||sinhλnb| (∵ sinhx, (x >0)は単調増加|sinhλny| ≤ |sinhλnb|)

n=1

1 λn

|afn(3)| (∵ (3.53)より,)

(

n=1

1 λ2n

) (

n=1

|afn(3)|2 )

<∞ (∵ Cauchy-Schwarzの不等式とParsevalの等式より,)

u(x, y)を形式的に,yについて2回項別微分すると,

2u

∂y2 =

n=1

λ2nCnsinλnxsinhλny

なので,右辺は同じなので,各項の絶対値の和は同様に収束する.以上により,f(x)C3-級の関数ならば,u(x, y) は項別微分できる.

 定理としてまとめておく.

定理3.6 51ページ図の境界条件を満たすラプラス方程式の解u(x, y)は,f(x)がC3-級の関数のとき,

u(x, y) =

n=1

Cnsinλnxsinhλny

Cn= 2

asinhλnb

a 0

f(x) sinλnx dx で与えられる.

 コメント: 授業の範囲を超えているのは,161ページ以後の内容です.各自で自習をすることを願う.

(1) 2u

∂t2 =c2 (2u

∂x2 +2u

∂y2 )

の2次元の波動方程式はの長方形領域の場合は,今までと同様にするれば導ける.

(2) 2u

∂t2 =c2 (2u

∂x2 +2u

∂y2 )

の2次元の波動方程式の円形膜の場合は同様にすれば導けるが,ラプラシアン2 の極座標表示とベッセル関数に関する知識が必要

(3) 2u= 0のラプラス方程式は球の場合,3次元のラプラシアン2の極座標表示とルジャンドル多項式に関 する知識が必要.

4 超関数と線型システム

4.1 線形システム

RLC直列回路 

Ldi(t)

dt +Ri(t) + 1

Cq(t) =v(t) (4.1) の常微分方程式を満たす.ただし,i(t)を時刻tでの回路の電 流,i(t) = dq(t)

dt ,q(t)はコンデンサーの電荷,v(t)は回路の電 圧,R抵抗(オーム),Lコイルのインダクタンス(ヘンリー),

Cコンデンサーの電気容量(ファラット).

R抵抗

Lコイル

v(t)ボルト コンデンサーC

 電圧vk(t)のときの電流をik(t), (k= 1,2)とすると,電圧v(t) =av1(t) +bv2(t)のときの電流i(t)

i(t) =ai1(t) +bi2(t) (4.2)

となる.

これを一般化すると,写像Φ : C(R)−→C2(R)の写像を

Φ(v(t)) =i(t), i.e. v(t)7−→i(t) (4.3)

と考える.ただし,C(R)はR上の連続関数全体,C2(R)はR上のC2-級の関数全体とする.そこで,(4.2)の事 柄は次のように言い換えられる.

Φ(av1(t) +bv2(t)) =ai1(t) +bi2(t), (線形性) (4.4)

この写像Φを線形システムという.

システム Φ

v(t) i(t)

議論を進めるには線形システムΦに,何らかの連続性を仮定する.例えば,(どういう意味での収束かは別にして)

vk(t)k−→→∞v(t) = Φ(vk)k−→→∞Φ(v) (4.5)

ドキュメント内 Fourier Fourier Gibbs (ページ 54-57)

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