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図1 9−2

     1 2 3

      ホウネンエビの密度

ホウネンエビの生息密度に対するカブトエビの      生息平均密度

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 ③生殖行動

 成熟した雌雄、すなわち雌は円錐状の卵嚢を持ち、雄は一対の交 尾器を持つようになったものを水槽に移し、その交配行動を調べた。

 ホウネγエビにばアルテミアに見られるように、交尾の時期に雌 雄が連なって泳ぐ行動は見られない。雄は雌に近づき大きな第2触 角で雌をとらえ絡み付く。この行動は一瞬で(1秒程度)である。

雄は雌の卵嚢の奥に達するのに十分な2本の長い生殖器を持つが、

この時挿入と射精が行われているかどうかは確認できていない(図 20)。雄は活発に動き回り雌に対し後方から接近し、しばらく雌 の受け入れ体勢を確認した後、絡み付き交配行動をとる。雌は雄に 比べて動きが緩慢で泳ぎ回ることは少ない。雄が後ろから接近して きた場合、それを待つような動作が見られる。雌が雄を受け入れる 場合は身体を微妙に前後させる。逆に雌が雄の行動を拒否する場合 は身体を前方に移動させて逃げる行動をとる。複数の雄が一匹の雌 を激しく奪い合うということはないが、すでに雌の後方位地を確保 している雄がいるところに、他の雄が横から割り込むといった行動 はしばしば見られた。雌はからみつき後排卵する。排卵後1日から 2日の周期で産卵を繰り返す。

 雌の卵嚢には緑白色の未受精卵が卵巣より送られてくる。卵嚢で 受精がすんだ受精卵は次第に黄白色となり更に褐色に変化する。産 卵行動は、それまで腹を上にして泳いでいたのをその向きを変え、

腹を下にして卵嚢の先端を土の中に差し込み、擦るようにして卵を 土中数mmのところに産み付ける。1個体の延べ産卵数は恒温箱内 の同一条件下での飼育で見る限り様々であり個体差は大きい(図 21、表12)Q

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 ④産卵の経過と産卵数

500mlビーカーに鰐化からの日齢10日の成熟個体一つがいずつ を5組設定し、濃縮緑藻水(1.4×106/me)を与えながら培養し産 卵経過を調べた。

 1例を除き日齢15日から産卵数が増加し始めた。ペア4はB齢 21日の5日目で、ペア5は日齢22日の6日目で、ペア2は日齢25

日の9日目で産卵を終了した。ペァ1は更に産卵を続け日齢40日 の24日目までに3000個以上の産卵を行った(図22)。

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図20−1)

ホウネンエビ雄(上)

雌(下)、第12胴節 に雄は1対の生殖器 雌は卵嚢(6mm)を持

図20−2雌の卵嚢

第20 生殖器

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