メール保存容量警告は、2つの容量警告を指定することができます。警告1および警告2の画面 を切り替えて設定を行ってください。
メール保存容量警告機能
指定動作 詳細
使用する メール保存容量警告の機能を有効にし、メール保存容量警告設定機能を使用す る場合に選択します。
使用しない メール保存容量警告の機能を使用しません。
メール保存容量警告パーセンテージ
メールの保存容量がメールボックスに割り当てられた保存容量に対し、指定された保存容量が達 した場合に、警告メッセージをメールにて送付します。
設定可能な値は1~100です。
メール保存容量警告メッセージ
送信元(From)容量警告メール中のFromアドレスを指定します。
From のアドレス形式は、アングルブラケット( < > )でメールアドレスを括った形式で入力し
てください。括われていない場合、Fromヘッダーの形式と認識できないため、Fromアドレス が通知されません。
タイトル(Subject)
容量警告メール中のSubjectを指定します。
メッセージ本文
容量警告メールの本文を入力します。
通知メール送信設定
保存容量警告メッセージをメール送信する
指定動作 詳細
チェックあり 指定した通知先にメールを送信します。
チェックなし 指定した通知先にメールを送信しません。
送信先
容量警告メール中の送信先アドレスを指定します。
「対象ユーザ宛」をチェックすると、メール送信先アドレスに対してメール送信を行います。
送信元(From)
容量警告メール中のFromアドレスを指定します。
タイトル(Subject)
容量警告メール中のSubjectを指定します。
メッセージ本文
容量警告メールの本文を入力します。
ボタンの説明
[設定] 指定した内容を設定します。
125
4.6.3.2. メール保存容量超過通知
メール保存容量の超過通知に関する設定を行います。
(本機能はアップデートモジュール Rel 1.4で追加しました。)
126
メール保存容量超過通知
画面を切り替えて設定を行ってください。メール保存容量超過通知は、メール送信元への通知の 設定などが行えます。
宛先に通知する
指定動作 詳細
使用する メール保存容量の超過機能を有効にし、メール保存の超過の機能を使用する場 合に選択します。
使用しない メール保存容量の超過通知の機能を使用しません。
メール保存容量超過通知メッセージ
送信元(From)容量警告メール中のFromアドレスを指定します。
From のアドレス形式は、アングルブラケット( < > )でメールアドレスを括った形式で入力し
てください。括われていない場合、Fromヘッダーの形式と認識できないため、Fromアドレス が通知されません。
タイトル(Subject)
容量警告メール中のSubjectを指定します。
メッセージ本文
容量警告メールの本文を入力します。
通知メール送信設定
保存容量警告メッセージを送信する
指定動作 詳細
チェックあり 指定した通知先にメールを送信します。
チェックなし 指定した通知先にメールを送信しません。
送信先
容量警告メール中の送信先アドレスを指定します。
対象ユーザ宛
指定動作 詳細
チェックあり メールの送信元にメールを送信します。
チェックなし メールの送信元にメールを送信しません。
送信元(From)
容量警告メール中のFromアドレスを指定します。
From のアドレス形式は、アングルブラケット( < > )でメールアドレスを括った形式で入力し
てください。括われていない場合、Fromヘッダーの形式と認識できないため、Fromアドレス が通知されません。
タイトル(Subject)
容量警告メール中のSubjectを指定します。
127 メッセージ本文
容量警告メールの本文を入力します。
ボタンの説明
[設定] 指定した内容を設定します。
・メール保存容量の超過とは、メールスプールの保存容量がManagementConsole(ドメイン管 理者)「ユーザ情報追加」や「ユーザ情報編集」画面の[ディスク上限(メールスプール用)]
(以後、"ディスク上限"と表記します)で設定されたサイズを超えた状態を言います。
・メール保存容量超過通知メールは、メールの保存容量を超過する以下の様な場合に送信され ます。
-メール保存容量を超過している状態でメールを受信した この時、受信したメールはメールスプールに格納されません。
-メール保存容量を超過している状態でメールクライアント(IMAP 接続)から送信メール の送信済みフォルダへの格納や下書き保存などをおこなった
送信済みフォルダや下書き保存フォルダへのメール保存はおこなわれません。
-ディスク上限の110%を超えるサイズのメールを受信した この時、受信したメールはメールスプールに格納されません。
メールを格納してもディスク上限の110%を超えない場合は、メールスプールに 保存されメール保存容量超過の対象にはなりません。
・アップデートRel1.6 を適用していない場合、前述のメール保存容量超過通知メールの送信 タイミングの他に以下の場合にも通知メールが送信されます。
アップデートRel1.6 を適用すると以下の条件による通知メール送信はおこないません。
-メールクライアントからPOP ログインやIMAP ログインが行われた
-メールクライアント(IMAP 接続)からメールボックスの保存容量確認が行われた
(IMAPのGETQUOTA、GETQUOTAROOTコマンドを発行)
(例)メールクライアントにWitchyMail をご使用の場合、以下の様な操作が該当します。
-WitchyMail にログインする
-ログイン後、一定時間無操作後(既定時間は、2時間)に操作をおこなう
WitchyMail は一定時間無操作状態が続くと次の操作時に再ログインを行います。
-WitchyMail(IMAP接続)でメール一覧表示中のフォルダを異なるフォルダに切り替える
-WitchyMail(IMAP接続)でメール保存容量状態を確認するために[設定]タブの使用容量の
ディスク使用容量を表示させる
128 4.6.4. メールコントローラ(mwmctl)
4.6.4.1. スパム対策設定 スパム対策設定を行います。
「4.6.2.6. スパム対策機能設定」と同一の画面を表示します。
4.6.4.2. 全メール保存設定 全メール保存設定を行います。
「4.6.2.7. 全メール保存(オプション機能)」と同一の画面を表示します。
129 4.6.5. WEBMAIL-Xサーバ(webmail-httpd)
InterSec/MWでは、オプションライセンスを追加することで「WEBMAIL-X」を使用できます。
Webメールサーバの設定は、サービス画面の「WEBMAIL-Xサーバ(webmail-httpd)」から行ってくだ さい。
「WEBMAIL-Xサーバ(webmail-httpd)」をクリックすると「WEBMAIL-Xサーバ(webmail-httpd)」の
画面を表示します。
出荷時に評価用としてWEBMAIL-Xの同時接続5ユーザライセンスが付属しています。
WEBMAIL-X接続先サーバプロトコル(※初期状態時)
初期状態では、プロトコルを選択する画面が表示されますので、利用にあたっては、メールサーバの 利用形態を十分に検討したうえで、ご利用ください。
Webメールサービスの初期選択時において「WEBMAIL-X」で利用できるプロトコルの選択画面が表 示されます。
「pop接続を使用する」、「imap接続を使用する」のどちらかを選択して [設定] を押下してください。
なお、一度プロトコルを選択した後は、変更することはできませんので、十分に注意して選択してく ださい。
変更する場合は、システムの再インストールが必要となります。
WEBMAIL-Xのご利用には、別途『WEBMAIL-X』ライセンスの購入が必要です。
WEBMAIL-X接続先サーバプロトコル(※プロトコル設定後)
選択後、[WEBMAIL-X接続先サーバプロトコル]で選択したプロトコルが表示されます。
130 WEBMAIL-X基本設定
WEBMAIL-Xサーバ(webmail-httpd)の設定を行います。
基本項目
KeepAliveTimeout
クライアントとのKeepAlive接続に関する通信タイムアウトを秒数で指定します。既定値は 15(秒)です。
Listen
WEBMAIL-Xサーバが非SSL通信で使用するポート番号を指定します。
他のサービスが使用するポート番号と重複しないようにしてください。また 50080、50090、
50200~50399、50443、50453 も指定できません。既定値は10080です。
ServerAdmin
WEBMAIL-Xサーバ管理者のメールアドレスを指定します。
Timeout
クライアントとの通信タイムアウトを秒数で指定します。既定値は300(秒)です。
prefork 項目
MaxClientsWEBMAIL-Xサーバがリクエストに応答するために作成される子プロセスの最大個数を指定
します。1プロセス辺り150MByte程度のメモリを使用いたします。通常は、この設定を変 更する必要はありませんが、 変更する場合は、システムのメモリ使用量やCPU使用率に注 意してください。
指定可能な範囲は、1~256です。既定値は50です。
131
SSL 項目
SSL機能WEBMAIL-Xサーバとの通信においてSSL通信を行うかどうかを指定します。
SSL通信を行う場合は、[SSL証明書管理]を押下し「4.8.11. SSL証明書管理」画面において サーバ証明書の登録、指定が必要です。
SSLを使用する
設定値 説明
■チェックあり SSLを使用します。
□チェックなし SSLを使用しません。
ボタンの説明
[SSL証明書管理] SSL証明書の作成/登録を行います。→「4.8.11. SSL証明書管理」
暗号化強度
WEBMAIL-XサーバとのSSL通信において使用する暗号化の種類を下記から選択します。
既定値は「SSLv3,TLS/v1/暗号化キー配列長:128bit〜256bit」です。
設定値 説明
SSLv3,TLSv1/暗号化キー配列長:128bit~256bit 既定値
SSLv3,TLSv1/暗号化キー配列長:64bit~256bit -
SSLv3,TLSv1/暗号化キー配列長:40bit~256bit -
SSLv2,SSLv3,TLSv1/暗号化キー配列長:128bit~256bit -
SSLv2,SSLv3,TLSv1/暗号化キー配列長:64bit~256bit -
SSLv2,SSLv3,TLSv1/暗号化キー配列長:40bit~256bit -
Listen
WEBMAIL-XサーバがSSL通信で使用するポート番号を指定します。
他のサービスが使用するポート番号と重複しないようにしてください。また 50080、50090、
50200~50399、50443、50453 も指定できません。既定値は10443です。
ボタンの説明
[設定] WEBMAIL-X基本設定に指定した内容を設定します。
132 WEBMAIL-Xサーバ管理
WEBMAIL-Xサーバの管理画面を開きます。
WEBMAIL-Xサーバの管理画面の使用方法は『WitchyMail管理者マニュアル』を参照してください。
WitchyMail管理者マニュアルはインストールディスクの /nec/doc/witchymailに格納されて
います。
ボタンの説明
[WEBMAIL-Xサーバ管理] HTTP接続でWEBMAIL-X管理画面を開きます。
→『WitchyMail管理者マニュアル』
[WEBMAIL-Xサーバ管理
(SSL接続)]
HTTPS接続でWEBMAIL-X管理画面を開きます。
→『WitchyMail管理者マニュアル』
実ドメイン名を変更した場合は、WEBMAIL-Xサーバ管理画面の[設定]-[システム設定] -[基本設定]-[管理サーバ]に実ドメインのショートホスト名を設定してください。
WEBブラウザからWEBMAIL-Xに接続する時は、以下のURLを指定してください。
ログイン画面では、アカウント(仮想ドメインユーザの場合は、メールアドレス)とパスワードを 入力してください。
ポート番号は、■WEBMAIL-X基本設定でListenに指定した番号を入力してください。
-http://実ホスト名(FQDN形式):10080/ (SSL未使用時)
-https://実ホスト名(FQDN形式):10443/ (SSL使用時)
・WEBMAIL-Xへのログイン名の大文字小文字指定について
WEBMAIL-Xへのログインで使用するログイン名については、大文字・小文字ともに指定可能
ですが、異なる場合はWEBMAIL-Xは違うユーザとみなします。
この動作を防止するために、ログイン名に大文字が混入する場合、認証を行わない対策を行う ことができます。コマンドラインからrootアカウントで設定ファイルの直接編集で実施します。
編集対象ファイル:/etc/dovecot/conf.d/99-wbmc.conf 編集内容:以下の設定行を末尾に追記します。
auth_username_format = %u
設定終了後、以下のコマンドを実行してdovecotサービスを再起動してください。
# service dovecot restart