InterSec/MWに登録されている実ドメイン、および仮想ドメインの一覧を表示します。
システム管理者は、実ドメインの管理、仮想ドメインの追加・削除などを行うことができます。
ドメイン情報は以下の管理画面に分かれています。
■実ドメイン情報
■仮想ドメイン情報一覧
実ドメイン情報
Management Console が管理対象としている実ドメイン情報を表示します。
フェイルオーバクラスタ構成では表示されません。
操作
ボタンの説明
[詳細] 実ドメインの詳細設定情報を表示します。→「4.3.1. ドメイン詳細情報」
[編集] 実ドメインの各種設定を行います。→「4.3.3. ドメイン情報編集」
ドメイン内管理
ボタンの説明
[管理画面] 実ドメインの「ドメイン管理者Management Console」に接続します。
→「5章 ドメイン管理者メニュー画面説明」
ドメイン名
実ドメイン名(FQDN)を表示します。
グループ名
実ドメインのグループ名を表示します。
IP アドレス
実ドメイン名のIPアドレスを表示します。
説明
実ドメインの説明を表示します。
37 仮想ドメイン情報一覧
Management Console が管理対象としている仮想ドメイン情報を表示します。
仮想ドメインは1システムあたり、最大200ドメインまでの運用ができます。
操作
ボタンの説明
[追加] 新しい仮想ドメインを追加します。追加できる仮想ドメインは、最大で200 ドメインです。→「4.3.2. ドメイン情報追加」
[詳細] 仮想ドメインの詳細設定情報を表示します。→「4.3.1. ドメイン詳細情報」
[編集] 仮想ドメインの各種設定を行います。→「4.3.3. ドメイン情報編集」
[削除]
仮想ドメインを削除します。
仮想ドメインを削除した場合、登録されているアカウント情報やアカウントの ホームディレクトリ、メールデータなどそのドメインに関する情報はすべて削 除されることに注意してください。
ドメイン内管理
ボタンの説明
[管理画面] 仮想ドメインの「ドメイン管理者Management Console」に接続します。
→「5章 ドメイン管理者メニュー画面説明」
仮想ドメインのドメイン管理者ManagementConsole画面や一般ユーザ
ManagementConsole画面へのHTTP/HTTPS接続ポートには、TCP/50200~50399番の
いずれかを使用します。
その為、操作端末の本製品の間にファイアウォール機器等の設置がある場合は、本製品へ
のTCP/50200~50399番の接続許可の設定を行ってください。
ドメイン名
仮想ドメイン名(FQDN)を表示します。
グループ名
仮想ドメインのグループ名を表示します。
IP アドレス
仮想ドメイン名のIPアドレスを表示します。
説明
仮想ドメインの説明を表示します。
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4.3.1. ドメイン詳細情報
該当するドメインの詳細情報を表示します。
ドメイン情報は以下の管理画面に分かれています。
■基本項目
■機能&サービス状態
■ディスク情報
表示/設定項目に関しては、運用サーバ形態により表示されない項目等がありますので注意くだ さい。
基本項目
種別
該当するドメインの種別を表示します。 ”実ドメイン”もしくは”仮想ドメイン”を表示します。
グループ名
該当するドメインのグループ名(ドメイン名の略称)を表示します。
フェイルオーバグループ名
該当するドメインのフェイルオーバグループ名を表示します。
IP アドレス
該当するドメインのIPアドレスを表示します。
WEB サーバ名
該当するドメインのWEBサーバ名を表示します。
WEB アクセスポート番号
WEBサーバ接続に使用するポート番号を表示します。
WEB アクセスポート番号 (SSL 使用時 )
SSL使用時、WEBサーバ接続に使用するポート番号を表示します。
ドメイン登録ユーザ最大数
該当するドメインのドメイン登録ユーザ最大数を表示します。
0の場合は、ユーザ数の制限はなしになります。
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WEB 使用ユーザ最大数
該当するドメインのWEB使用ユーザ最大数を表示します。
0の場合は、ユーザ数の制限はなしになります。
ドメイン使用ユーザ向けディスク最大容量 (KB)
該当するドメインのドメイン使用ユーザ向けディスク最大容量を表示します。
0の場合は無制限です。なお、最大容量に対しての現使用量(quota制限対象分)も表示します。
WEB ドキュメントルートディスク容量 (KB)
WEBで公開しているファイルから、一般ユーザの公開しているものを除いたディスク使用量を表 示します。マスター管理者のディスク上限(ホーム用)の制限は、マスター管理者のホームディレク トリと、WEBドキュメントルートディスク容量を加算して適用されます。
MAIL( 一人分 ) 格納ディスク容量 (KB)
該当するドメインのMAIL(一人分)格納ディスク容量を表示します。
0の場合は、格納領域の制限はなしになります。
説明
該当するドメインのコメントを表示します。
40 機能&サービス状態
SSH
SSHの使用可否を表示します。
FTP
FTPの使用可否を表示します。
anonymouseFTP
anonymouseFTPの使用可否を表示します。
SSL 機能
該当するドメインが現在SSL機能を使用しているかどうかを表示します。
Vacation 機能
該当するドメインが現在Vacation機能を使用しているかどうかを表示します。
メール転送機能
該当するドメインが現在メール転送機能を使用しているかどうかを表示します。
メール着信通知機能
該当するドメインが現在メール着信通知機能を使用しているかどうかを表示します。
41 ディスク情報
選択パーティション
該当するドメインが登録されているパーティションを表示します。
総容量
選択パーティションの総容量(MB)を表示します。
使用量
選択パーティションの使用量(MB)を表示します。
空き
選択パーティションの空き容量(MB)を表示します。
使用率
選択パーティションの使用率(%)を表示します。
当ドメインでの使用量
該当するドメインの選択パーティション内での使用量(MB)を表示します。
使用量表示
ディスクごとに下記2種類の棒グラフを表示します。
•総容量中の使用量、空き容量の棒グラフ
•使用量中の当ドメイン使用量の棒グラフ
使用量表示
42
4.3.2. ドメイン情報追加
仮想ドメインの追加を行います。
種別
ドメイン種別を表示します。
“実ドメイン”、“仮想ドメイン”のいずれかが表示されます。
ドメイン名
追加するドメインの名前を指定します。
通常はメールのドメイン名(メールアドレスの@より後)を指定します。
43 指定時の注意事項は次のとおりです。
•各要素の先頭と末尾がa~z, 0~9であること。
•各要素の途中の文字がa~z, 0~9, ハイフン「-」で構成されていること。
•個々の要素("."単位で切り分け)が1~63文字であり、全体で1~230文字であること。
•すべてが数字で構成されていないこと。
•すでに登録されているドメイン名、グループ名、WEBサーバ名と同名(大文字小文字区別な く)の名前は指定できません。
•ホスト名、ドメイン名を含むFQDN形式で指定してください。英字はすべて小文字で指定し てください。大文字は使用できません。
•使用するドメイン名は、あらかじめDNSへ登録し、名前解決ができる状態にしておく必要 があります。
グループ名
追加するドメインのグループ名(ドメイン名の略称)を指定します。
グループ名は、ドメイン内のユーザがftp、sshでログインする際に使用するユーザ名の一部に使 われます。仮想ドメインの場合、ftpのログイン名は「ユーザ名@グループ名」となります。指定 時の注意点は次のとおりです。
•先頭の文字はa~zであること
•途中の文字はa~z、0~9、ハイフン「-」であること
•グループ名の文字長は1~15文字であること
•すでに登録されているグループ名同名(大文字小文字区別なく)の名前は指定できません。
•「ユーザ名@グループ名」で表すログイン名の最大文字長は、'@'を含み31文字です。
•ユーザ名の文字長は、31文字を超えない範囲で1〜29文字の指定が可能です。たとえば、
仮想ドメインのユーザ名が最大長29文字必要な場合は、グループ名を1文字にする必要が あります。実ドメインでのユーザ名の文字長は、グループ名の長さに関らず1〜29文字の 範囲で指定が可能です。
IP アドレス
使用するIPアドレスを選択します。
•他ドメインと同一IPアドレスを使用する場合はご注意ください。他のドメインが同じIP アドレスを使用している場合、SSLを使用するとWebサーバに正しく接続できないことが あります。SSLの設定はドメイン編集画面で行ってください。
•仮想ドメインを追加する場合は、あらかじめ「4.8.12.1.2. エイリアスの設定」にて、IPアド レスを登録し起動しておく必要があります。ただし、フェイルオーバクラスタ構成の場合 は、その必要はありません。
説明
追加するドメインのコメントを指定します。省略可能です。
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【 WEB サーバ関連】
WEB使用ディスクパーティション
/home/webディレクトリが存在するディスクを表示しています。
WEBサーバ名
追加するドメインのWebサーバ向けの別名を指定します。
WEBサーバのドキュメントルートへは、http://WEBサーバ名/ (SSLを使用する場合は
https://~) で接続することになります。この名前でWEBサーバに接続するためには、DNS
等を用いてのアドレス解決が必要です。
省略すると「ドメイン名」の指定値が採用されます。
通常はドメイン名とWEBサーバ名とは異なりますので、指定を忘れないよう注意してくだ さい。 この名前でサーバに接続するためには、DNSへ登録しておく必要があります。英字 はすべて小文字で入力してください。大文字は使用できません。指定時の注意点は次のとお りです。
•各要素の先頭と末尾がa~z, 0~9で構成されていること。
•各要素の途中の文字がa~z, 0~9, ハイフン「-」で構成されていること。
•個々の要素("."単位で切り分け)が1~63文字であり、全体で1~230文字であること。
•すべてが数字で構成されていないこと。
•システム内すべてのドメイン名,WEBサーバ名と(大文字小文字区別なく)同じ名前は指定で きません。
•ドメイン内の管理をシステム管理者以外で行う場合、該当ドメインユーザの中にドメイン 管理者を設定(「5.2.1. 管理者情報追加/編集」)する必要があります。
•ドメイン管理者は、ドメイン内の各種設定を行う権限と、該当ドメインのWeb公開ルート ディレクトリの書きこみ権限が与えられます。
WEBアクセスポート番号
WEBサーバ接続に使用するポート番号を指定します。Mailサーバのポート番号と重複しな いようにしてください。また、50080、50090、50200~50399、50443、50453は指定でき ません。既定値は80です。
ポート番号に80 以外の値を指定した場合、WEBサーバアクセス時は明示的にポート番号の 指定が必要になりますので注意してください。他のドメインのWebアクセスポート番号と重 複しても問題はありません。
例) ポート番号:8080 "http://ドメイン名:8080/"