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4 以上のマスター・ドメイン・マネージャーとバー ジョン 8.3 以下のエージェントを含む混合環境でログ・ファイル

ドキュメント内 IBM Workload SchedulernguVeBOEKCh (ページ 176-200)

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バージョン 8. 4 以上のマスター・ドメイン・マネージャーとバー ジョン 8.3 以下のエージェントを含む混合環境でログ・ファイル

が異常に大きくなる

この問題は、バージョン 8.3 以下の IBM Workload Scheduler エージェントをバ ージョン 8.4 以上の マスター・ドメイン・マネージャーの下で実行する混合環境で 発生します。この問題は、古いバージョンのエージェントが、バージョン 8.4 以上 で追加された機能により生成された IBM Workload Scheduler イベント (例えば、

イベント・ドリブン・ワークロード自動化機能 (monman)、Workload Service Assurance (クリティカル・パス)、WebSphere Application Server マネージャー

(appservman) など) を正しく処理できないことによるものです。これにより、ロ

グ・ファイルを溢れさせてしまう、IBM Workload Scheduler イベントのランダム な実行や重複、あるいはタイプ「00」の IBM Workload Scheduler イベント・レコ ードのダンプが発生する場合があります。

この問題を解決するには、古いバージョンのエージェントに、APAR IZ62730 のフィ ックスを含む、対応するフィックスパックをインストールします。

エージェントにフィックスパックをインストールする方法の代わりの方法として は、バージョン 8.4 以降の マスター・ドメイン・マネージャーに、以下の回避策を 適用します。ただし、ご使用のマスターが、以下の製品バージョンのいずれかを実 行している必要があります。

v 8.4 (フィックスパック 5 以降を適用済み) v 8.5 (フィックスパック 1 以降を適用済み) v 8.5.1 (フィックスパック 1 以降を適用済み) 以下のステップを実行します。

1. 以下を指定して、イベント・ドリブン・ワークロード自動化 (EDWA) 機能を無 効にする。

- optman chg ed=no

2. 以下を指定して、EDWA が実際に無効になっていることを確認する。

- optman ls

>>>>> enEventDrivenWorkloadAutomation / ed = NO

3. IBM Workload Scheduler および WebSphere Application Server をシャット ダウンする。

4. Mailbox.msg ファイルを削除する (appservman プロセスの停止に関するメッセ ージが含まれているため)。

5. 以下のキーを localopts ファイルに追加することにより、appservman の新しい 動作を有効にする。

Appserver disable send event = yes 6. IBM Workload Scheduler を始動する。

7. <TWS_home>/stdlist/traces/TWSMERGE.log の中で「Broadcasting of Appservman

events is disabled」というメッセージを検索し、新しい製品バージョン (8.4 以

降) のイベントのブロードキャストが実際に無効になっていることを確認する。

このメッセージが見つからない場合、ご使用のマスターに、上記のフィックスパッ ク・バージョンが適用されていません。その場合は、次のリカバリー手順を実行で きますが、この方法では appservman が開始されません。

1. IBM Workload Scheduler および WebSphere Application Server をシャット ダウンする。

2. Mailbox.msg ファイルを削除する (appservman の開始に関するメッセージが含 まれているため)。

3. WebSphere Application Server を、appservman プロセス抜きで開始する。

<TWSHOME>/wastools/StartWas.sh -direct

4. IBM Workload Scheduler を、appservman プロセス抜きで開始する。

Startup -noappsrv

これで マスター・ドメイン・マネージャーが、Event Driven Workload

Automation なしで計画を作成できるようになりました。次の JnextPlan を待機す るか、以下を実行することができます。

JnextPlan -for 000

バージョン 8.3 とバージョン 8.4 のエージェントが混在している場合は、以下の手

1. バージョン 8.4 のエージェントのみをリンク解除して、シャットダウンする。

2. 以下を指定して、IBM Workload Scheduler のプロセスが実行されていないこ とを確認する。

ps -fu <TWS_user>

3. Mailbox.msg ファイルを削除する (monman プロセスに関するメッセージが含ま

れているため)。

4. localopts ファイルで以下のキーを変更することにより、monman プロセスが開

始されないようにする。

autostart monman = no

5. IBM Workload Scheduler を再始動する。

conman 出力と planman 出力の日時が矛盾する

AIX マスター・ドメイン・マネージャーでジョブとジョブ・ストリームの日時に矛 盾があることに気付いた場合は、システムのタイム・ゾーンが正しく設定されてい ることを確認してください。例えば、ジョブのスケジュール済み時刻または開始時 刻や、日時に関連した他のプロパティーでこの問題が発生する可能性があります。

原因および解決方法:

この問題の原因は、タイム・ゾーンの設定が間違っていることにあります。正しい タイム・ゾーンを設定するには、AIX マスター・ドメイン・マネージャーで以下の 手順を実行します。

1. smit (System Management Interface Tool) を開始します。

2. 「システム環境」>「日付、時刻、およびタイム・ゾーンの変更/表示」>「ユー ザーの入力した値を使用してタイム・ゾーンを変更」を選択します。

3. 対象のタイム・ゾーンを設定します。例えば、中央ヨーロッパ時間 (CET) のタ イム・ゾーンを設定する場合は、以下の値を入力します。

* 標準時間 ID (英字のみ) [CET]

* 標準時間は CUT([+|-]HH:MM:SS) からオフセットします [-1]

サマー・タイム ID (英字のみ) [CEST]

4. システムを再始動して、変更を有効にします。

タイム・ゾーンの設定の方法に関する情報については、「IBM Workload Scheduler 管理ガイド」を参照してください。タイム・ゾーンの動作については、「IBM

Workload Scheduler ユーザーズ・ガイドおよびリファレンス」を参照してくださ

い。

アンインストール後の残りのファイルの削除に時間がかかりすぎる

IBM Workload Scheduler のアンインストール後に

TWA_installation_directory¥TWS¥stdlist¥yyyy.mm.dd¥ に残っている Onnnn.hhmm フ ァイルの削除に時間がかかりすぎます。

原因および解決方法:

この問題の原因は、Windows オペレーティング・システムに関する Microsoft の 既知の問題にあります。この問題は、マスター・ドメイン・マネージャーのアンイ

ンストール後に Windows システムの

TWA_installation_directory¥TWS¥stdlist¥yyyy.mm.dd¥ にある Onnnn.hhmm ファイル を削除しようとしたときに発生します。

この問題を回避するには、Delete キーの代わりに Shift-Canc キーを使用して

Onnnn.hhmm ファイルを永久に削除するか、それらのファイルを「ごみ箱」に送り

ます。

Windows で実行するスクリプトのジョブ・ログで特殊文字の文字

化けが発生する

Windows システムでスクリプトを実行すると、スクリプトのコマンドから生成され

る特殊文字がジョブ・ログで正しく表示されないことがあります。この表示上の問 題は、ジョブの正しい実行には影響しません。現時点でこの問題の回避策はありま せん。

非推奨のフェイルオーバー・クラスター・コマンド・インターフェ ース

フェイルオーバー・クラスタリング用の cluster.exe コマンド行ツールは、

Windows Server 2012 プラットフォームでは非推奨になりました。コマンド Startup_clu.cmd、ShutDown_clu.cmd、および clusterupg は機能しません。

原因および解決方法:

この問題が発生するのは、フェイルオーバー・クラスタリング用の cluster.exe コマ ンド行ツールが Windows Server 2012 プラットフォームでは非推奨になったため です。この問題を回避するには、非推奨になったフェイルオーバー・クラスタリン グ・フィーチャー cluster.exe を再インストールする必要があります。

アップグレード後に StartUp がエラーを表示する

問題:

バージョン 8.6 へのアップグレード後に、StartUp スクリプトによって以下のエラ ーが表示されます。

TWS for UNIX/STARTUP 8.5.1

Licensed Materials - Property of IBM*

5698-WSH

(C) Copyright IBM Corp. 1998, 2012 All rights reserved.

* Trademark of International Business Machines Program code level: 20120510

Killed

ld.so.1: /export/home/svtUser/TWS/trace/atctl: fatal:

libatrc.so: open failed: No such file or directory Killed

AWSBHU507I A start command was issued for NC121016.

原因および解決方法:

バージョン 8.6 へのアップグレード中に、以下の構成ファイルは上書きされませ ん。

v tws_env.csh v jobmanrc

v TWSCCLog.properties

v 始動

v MakePlan v SwitchPlan v SwitchPlan v CreatePostReports v UpdateStats v ResetPlan v Sfinal

しかし、これらのファイルの 8.6 バージョンが tws_home/config ディレクトリーに インストールされます。そのため、上記のエラー・メッセージが出力されないよう にするには、tws_home ディレクトリー下のファイルを変更して、これらの 2 つの バージョンのファイルを手動でマージする必要があります。

8 章 動的ワークロード・スケジューリングのトラブルシュー ティング

このセクションには、動的ワークロード・スケジューリングに関する問題の特定お よび解決に役立つ情報が記載されています。これには、ジョブ処理速度の調整や、

一般的な動的スケジューリングの問題の解決方法などが含まれます。

この章には、以下のセクションが含まれています。

v 『ジョブ処理の速度のチューニング方法』

v 169 ページの『共通問題のトラブルシューティング』

v 168 ページの『リモート・コマンド・ジョブが失敗する』

v 168 ページの『ジョブ・データのアーカイブ時のデータベースの矛盾』

「管理ガイド」の監査についてのセクションも参照してください。

ジョブ処理の速度のチューニング方法

動的スケジューリングのために実行依頼されたジョブの処理は、キューおよびキャ ッシュ・メモリーのメカニズムを使用して、ジョブ・ディスパッチャーとリソー ス・アドバイザーという Dynamic Workload Broker の 2 つのサブコンポーネン トによって処理されます。ジョブ・ディスパッチャーは、ジョブの処理状況に応じ てジョブが入れられ、その後リソース・アドバイザーに伝送されるキューのシステ ムを使用します。リソース・アドバイザーは、多数のジョブをジョブ・ディスパッ チャーから取得し、それらを実行するリソースに割り振るタイム・スロットのシス テムを使用します。

JobDispatcherConfig.properties と ResourceAdvisorConfig.properties という構 成ファイルは、ほとんどの環境に適合するように調整されています。ただし、ご使 用の環境で必要とするジョブ・スループットが大きい場合、またはジョブ処理速度 が遅すぎる場合には、以下にリストされているパラメーターを指定の構成ファイル に追加して、カスタマイズ値を指定できます。構成ファイルはインストール時に Dynamic Workload Broker 用に作成され、これらのファイルについては「IBM

Workload Scheduler: 管理ガイド」で説明されています。

デフォルトでは、不必要な変更が加えられることのないように、以下にリストされ ているパラメーターは構成ファイルにはリストされていません。こうしたパラメー ターを設定するのは、上級管理者だけにしてください。

これらのパラメーターを変更したら、「IBM Workload Scheduler: 管理ガイド」で説 明されているように、Dynamic Workload Broker をいったん停止して再始動して ください。

JobDispatcherConfig.properties

ドキュメント内 IBM Workload SchedulernguVeBOEKCh (ページ 176-200)