概要 - ディフェンディング・チームの選手が、氷上にゴールキーパーが いる時に、相手選手の妥当な得点機をつぶすために不正な方法を取った場合 には、レフェリーは相手チームにペナルティ・ショットを与える場合がある。
ディフェンディング・チームのメンバーが、氷上にゴールキーパーがいない 時に、相手選手の妥当な得点機をつぶすために不正な方法を取った場合には、
レフェリーは相手チームに得点を与える場合がある。
この規則は、相手選手の背後からのファウルまたは明らかな規則違反がなければ得 られていたであろう妥当な得点機またはゴールのために、妥当な得点機を復活させ ることを意図している。
第 170 条 - 試合の一部としてのペナルティ・ショットとゲームウィニ ング・ショット戦
i. ペナルティ・ショットを打つこととゲームウィニング・ショット戦のプレーは、
試合の一部と見なされる。通常、プレー中にプレイヤーに科されるあらゆるペ ナルティは、ペナルティ・ショットおよびゲームウィニング・ショット戦でも 等しく適用される。
第 171 条 - ペナルティ・ショットの授与/ブレイクアウェイ
i. ブレイクアウェイの状態にあるアタッキング・スケーターが背後から相手選手 に、または相対するゴールキーパーにファウルを受けた場合には、このアタッ キング・スケーターはペナルティ・ショットを与えられる。
ii. ブレイクアウェイの状態にあるアタッキング・スケーターがファウルを受けた 後にパックの支配または所有を失った場合には、レフェリーはプレーを中断し、
ペナルティ・ショットを与える。
iii. ブレイクアウェイの状態にあるアタッキング・スケーターがファウルを受けて もパックを所有している場合には、レフェリーはこの時点ではペナルティの コールをせず、そのアタッキング・スケーターがプレーを完了するのを待つ。
iv. このアタッキング・スケーターが得点したら、ペナルティ・ショットは行わな い。前述のファウルがマイナー・ペナルティに相当するのであれば、得点によっ てこのペナルティは科されない。しかしファウルがミスコンダクトに相当する のであれば、メジャー+自動的なゲーム・ミスコンダクト、またはマッチ・ペ ナルティが科される。
v. レフェリーがペナルティ・ショットのシグナルを出した際に、得点によってま たはペナルティ・ショットをコールするためにプレーが中断される前に、同じ チームがさらにファウルをした場合には、アタッキング・プレイヤーが継続し たプレー中に得点したか、その後のペナルティ・ショットで得点したかにかか
わらず、追加のペナルティが科される。
vi. ファウルがあらゆるピリオド(レギュレーションまたは延長)の終わり近くで 発生し、レフェリーがペナルティ・ショットを与える前にスコアクロックの時 間が終了しても、ペナルティ・ショットは行われる。
第 172 条 - ペナルティ・ショットの授与/インターフェアランスまた は物を投げる行為
i. ディフェンディング・ゾーンでプレーが進行中で、ディフェンディング・チー ムのプレイヤーまたはチーム・オフィシャルが、パックまたはパック・キャリ アに対して廃棄されたまたは破損したスティックまたはその他の用具または物 を当てたり、投げたりした場合には、レフェリーはアタッキング・チームにペ ナルティ・ショットを与える。
ii. プレイヤーまたはあらゆるチーム・オフィシャルがプレイヤーズ・ベンチまた はアリーナのその他の場所から不当に試合に介入し、ブレイクアウェイの状態 にあるアタッキング・プレイヤーを妨害した場合には、レフェリーは相手チー ムにペナルティ・ショットを与える。
iii. プレイヤーまたはチーム・オフィシャルが、ブレイクアウェイの状態にあるパッ クまたはパック・キャリアに対して、スティックまたはその他の用具またはあ らゆる物を当てたり、投げたりした場合には、レフェリーは相手チームにペナ ルティ・ショットを与える。
iv. プレイヤーが自チームのディフェンディング・ゾーンで、パックまたはパック・
キャリアに対して、スティックまたはその一部またはその他のあらゆる物を当 てたり、投げたりした場合には、レフェリーは相手チームにペナルティ・ショッ トを与える。
v. プレイヤーズ・ベンチまたはペナルティ・ボックスにいるプレイヤーまたは チーム・オフィシャルが、自チームのディフェンディング・ゾーンのパックま たはパック・キャリアに対して、スティックまたはその一部またはその他のあ らゆる物を当てたり、投げたりした場合には、レフェリーは相手チームにペナ ルティ・ショットを与える。
第 173 条 - ペナルティ・ショットの授与/レギュレーションまたは延 長の最後の2分
i. レギュレーションタイムの最後の2分間または延長で、プレイヤーが自チーム のゴール・フレームを通常の位置から故意に動かした場合には、レフェリーは 相手チームにペナルティ・ショットを与える。
ii. レギュレーションタイムの最後の2分間または延長で、チームがトゥー・メ ニー・メンの状況にするために故意に違法な交代をした場合には、相手チーム
にペナルティ・ショットが与えられる。
iii. 故意の違法な交代とは、有利になるため、プレーを中断するため、またはゴー ルを妨害する目的で、チームがプレー中に故意に、許される以上のプレイヤー を氷上に送る行為を意味する。
iv. プレー中の間違った交代は、故意の違法な交代とは見なされず、第 173 条 iii 項の戦術でない限りは、違反したチームはベンチ・マイナー・ペナルティを科 される。
v. レギュレーションタイムの最後の2分間または延長で、2人少ないチームの キャプテンが用具の測定を要求し、その主張が認められなかった場合には、レ フェリーは測定を要求したチームの相手チームにペナルティ・ショットを与え る。
第 174 条 - ペナルティ・ショットの授与/プレイヤーがゴールネット を動かした場合
i. 相手チームのアタッキング・スケーターがブレイクアウェイの状態で、プレイ ヤーが自チームのゴールフレームを通常の位置から故意に動かした場合には、
レフェリーは相手チームにペナルティ・ショットを与える。
第 175 条 - ペナルティ・ショットの授与/スケーターがパックの上に 倒れた場合
i. スケーターがディフェンディング・ゾーンのゴール・クリーズで、パックの上 に倒れる、パックをつかむ、または体の下に入れた場合、手でパックを拾い上 げた場合、または両手で氷上にあるパックを隠した場合には、レフェリーは相 手チームにペナルティ・ショットを与える。
第 176 条 - ペナルティ・ショットの手順/概要
i. スケーターがペナルティ・ショットを得られるファウルを受けた場合には、そ のスケーターがペナルティ・ショットを打たなくてはならない。そのスケーター が負傷してペナルティ・ショットを打てない場合には、違反があった時に氷上 にいたペナルティを受けていないスケーターが打つことができる。
ii. ペナルティ・ショットの手順において「負傷」とは、そのスケーターが身体的 にペナルティ・ショットを打てないことをチームドクターがレフェリーに保証 することを意味する。スケーターが負傷したふりをしているとレフェリーが判 断した場合には、その後、当該管轄機関がそのスケーターおよび/またはコー チに処分を下す場合がある。
iii. ファウルを受けたスケーターが特定できない場合には、ペナルティ・ショット を打つチームのコーチは、違反があった時に氷上にいたスケーターなら誰でも
ペナルティ・ショットを打つよう指名することができる。ただし、そのスケー ターがペナルティを遂行することになっていないことが条件である。
iv. ペナルティ・ショットが与えられる理由が特定のスケーターに対するファウル 以外である場合には、ペナルティ・ショットを打つチームのコーチは、違反が あった時に氷上にいたスケーターなら誰でもペナルティ・ショットを打つよう 指名することができる。ただし、そのスケーターがペナルティを遂行すること になっていないことが条件である。
v. ディフェンディング・チームのコーチはペナルティ・ショットの前にゴールキー パーを交代させることができるが、代わりのゴールキーパーはいかなる種類の ウォームアップも許されない。
vi. 1度のプレー中断時に一方のチームに(2つのファウルで)2つのペナルティ・
ショットが与えられた場合でも、ゴールは1点しか入れられない。最初のペナ ルティ・ショットが決まった場合には、2番目のペナルティ・ショットは自動 的に取り消され、この2番目の違反には適切なペナルティが科される。最初の ペナルティ・ショットが決まらなかった場合には、2度目のペナルティ・ショッ トも行う。ペナルティ・ショットの順番は、プレー中に違反が起きた順番で行 われる。
vii. ペナルティ・ショットまたはゲームウィニング・ショット戦では、スタメンの ゴールキーパーまたは控えのゴールキーパーのみが、ゴールキーパーを務める ことができる。
viii. ペナルティ・ショットまたはゲームウィニング・ショット戦でスケーターがゴー ルキーパーの役を務めることができるのは、スタメンと控えのゴールキーパー の両方が負傷またはペナルティの遂行でプレーできない時のみである。
第 177 条 - ペナルティ・ショットの手順/ショットを打つ
i. 両方のチームのスケーターは、氷域全体を空けるために各プレイヤーズ・ベン チに戻り、ペナルティ・ショットが行われる間はそこに留まっていなければな らない。氷上にいるのが許されるのは、ゴールを守るゴールキーパー、ペナル ティ・ショットを打つスケーター、そしてオンアイス・オフィシャルだけである。
ii. レフェリーは、パックをセンターアイス・フェイスオフ・スポットに置く。
iii. ペナルティ・ショットを打つスケーターは、ペナルティ・ショットの開始前は、
センターアイスの自チームのサイドにいなければならない。
iv. ゴールキーパーは、スケーターがセンターアイスでパックに触れるまで、ゴー ル・クリーズに留まっていなければならない。スケーターがセンターアイスで パックに触れる前にゴールキーパーがゴール・クリーズから出てきてしまった ら、レフェリーは腕を上げて反則の合図をするが、ショットはそのまま打たせ