• 検索結果がありません。

プロジェクトの開発研究成果の社会(地域・日本・世界)、経済、産業への還元状況 1  .民間企業への技術移転進 I (優れている点)

ドキュメント内 研究プロジェクト評価報告書 平成20年度 (ページ 53-65)

総括 11 I  (優れている点) 外部資金の獲得状況と、そ

E. プロジェクトの研究費の実績

I. プロジェクトの開発研究成果の社会(地域・日本・世界)、経済、産業への還元状況 1  .民間企業への技術移転進 I (優れている点)

捗状況について │ 海外の企業も含め共同研究は極めて多く、また経済産業省「超 ハイブリッド」プロジェクトも平行して走っており、技術移転体 制は十分に整っている。特に、一部の企業では本プロジェクトの 成果である合成装置をすでに導入しており、その教育実習を介し て技術移転やノウハウ移転が実質的にも行なわれている点は、効 果的な技術移転が期待される体制であり、高く評価できる。

(不十分な点)

共同研究数の多さが、逆にきめ細かい十分な技術移転を困難と していることが無し、か危倶される。 NICHe とのさらなる連携、十 分な大学側の支援体制の確立等が必要である。

技術的移転と産業利用促進において、対象企業を広げすぎると 製品優位性が失われて実用化企業の競争優位メリットが失われる としづ矛盾が乗じる。これは、大学発ベンチャーがもっ本質的な 課題であるが、活用促進と成果還元の仕組み構築についてノウハ ウを注入すべきであるが、このような取り組みが進んでいるかど うかはレポートからは判断できなかった。

(改善のポイント)

将来的には、経済産業省プロジェクト成果の受け皿も必要であ る。産業技術基盤を確立し、多くの企業への技術移転を可能とす るための体制として、大型コンソシアムや研究所・ベンチャ一等 を、 NICHe の全面的支援の下で確立することが望まれる。

企業機密はあるだろうが、パテント保護ができたものについて、

関連企業に用途展開について実用化を発表しあうようなコンソー シアムへ発展することができれば宣伝効果もありよし、かと忠弘

評価: 他に優れる

2 発明、特許権その他の知 I (優れている点)

的財産権の状況につい| 特許も 2 年半のプロジェクト期間中に 18 件申請されており、

て |装置販売を介しての Royalty 収入も 2 件あり、知財権への取り組

‑ 49  ‑

みは十分に配慮、されつつ確実に行なわれていると判断する。

(不十分な点)

知財における出願者が誰になるのかは、良く議論されていない。

発明者は、明らかであるがこの点において出願者のルールはない。

独立行政法人である東北大学あるいは、その他の法人が有するの か未だ各大学における統一的見方は無い。そのような中に於し、て 誰がどのタイミングで特許申請を行なうのか、あるいは継続を行 なうのかそのような不明確な点が存在する。

さらに、企業機密はあるだろうが、パテント保護ができたもの について、関連企業に用途展開について実用化を発表しあうよう なコンソーシアムへ発展することができれば宣伝効果もありよい かと思う。

(改善のポイント)

海外との共同研究については、知財確保において十分な配慮が 必要で、あり、 NICHe 、東北テクノアーチ、東北大学知財本部との 十分な連携をとり、大学として統合的に行なえる知財確保体制を 確立することが望まれる。

さらに、資料の問題であるが、基本特許、用途特許、装置特許 などの分類で、取得ノ《テントの分類評価、価値評価がされること が望ましい。(本資料だけでは知財の質評価が困難である)

評価: 他に優れる 各種表彰・賞・新聞報道、 1 (優れている点)

招待講演の状況につい| 国際学会での招待講演数が 2 年半で 19 件(本年度だけでも 1 て 10 件)と極めて多い。プロジェクトリーダーの化学工学会研究賞

だけでなく、若手研究者の多数の受賞、また成果の新聞・ネット 配信もあり、本プロジェクトの社会における評価と期待の大きさ が読み取れる。

(不十分な点)

将来的に、基盤的技術が確立され、今後、共同研究の成果が製 品として表にでた段階になれば、新聞等への公表を積極的に行な い、より広く社会に本技術の素晴らしさを伝えてもらいたい。

(改善のポイント) 特になし。

論文・著書の状況

評価: 他に優れる (優れている点)

比較的論文数の少ないプロセス開発分野にもかかわらず、国際 的にも評価が高い学術雑誌に 2 年半で 42 件の論文を公表してい る。著書、解説記事、総説等も多く、この技術が関係分野から注 目を集めていることが伺える。これらを通じて当該技術成果の社 会還元を行なっている点は評価できる。

(不十分な点)

基盤技術以外の出口材料分野、特に共同研究テーマについては、

知財を確保した後、その成果の論文としての公表も期待される。

特に、企業を中心とする産業成果については、今後コンソーシア ムなどで集約し対外的なアピールに結び付けることが望ましい。

(改善のポイント) 特になし。

総指 I

評価: 他に優れる (優れている点)

上記,. -3. までの評価に基| 本プロジェクトで取り組んでいる技術開発は、近未来の新規産 づき、「新産業分野創出 J に結び|業技術基盤として大きな期待がある。招待講演数、共同研究数、

つく開発研究成果が出ているか|技術のナショプロ化等、本技術の期待とインパクトの大きさを示 (研究のアウトプット)、また現|している。本プロジェクトにおいても、産業との密接な連携体制 実に「新産業分野の創出 J (研究|で研究が遂行されており、また、装置供給・技術指導を通して着 成果に基づく産業活動のアウト|実に行なわれている。知財確保も十分である。新産業分野創出に カム)に結び付いているか、を中|大きく寄与すると確信している。

心に評価すること。

(不十分な点)

技術基盤確立の現段階では十分であるが、出口技術に関する共 同研究の成果があがれば、新聞報道等を介して さらにより広く 社会に本技術の素晴らしさを伝えてもらいたい。

本プロジェクトにおける数多くの共同研究を支える、 NICHe としての支援体制強化が望まれる。また、実用化を確実に達成す るための、実用化誘導施策も必要だ。

(改善のポイント)

技術基盤確立のための大型研究所構想を大学、 NICHe 、ベンチ ャーで考えてもらいたい。

最終的に、企業が本技術をビジネスとして実用化し、産業利用さ

Fh u 

れるためには、共同対象企業をどこまで広げ、どのような産業促 進するための施策が求められる。たとえば、 トップランナ一法式 や、プライオリティ期間のある優先実施許諾などである。

このような運営施策の適応検討が必要と思われる。

評価:

1. 優れた研究成果を挙げ、かつ、「新産業分野創出」に結びっく 成果をあげている。

E. プロジェクトの研究費の実績

総括 n I (優れている点)

外部資金の獲得状況と、その資| 外部資金の獲得状況は、 2 億円近くあり、全国的レベルで考え 金が十分に活用されているかの|ても、 トップレベルで、ある。しかも、研究員数、論文数などのア 観点から評価すること。 I ウトップットと比較して、十分に有効活用されていると判断され

る。

(不十分な点)

あまりに研究資金が多く、そのマネージメントに、特定の人材 を採用していると聞くが、それで十分か危倶される。

また、費用対効果(研究投資 vs 経済効果+ライセンシー収入) という観点から見て、将来の経済効果を高めるための、各企業と の契約管理についてつっこんだ取り組みが十分されるべきだと考 える。(十分な取り組みがされているかもしれないが)

(改善のポイント)

マネージメントを支援する NICHe の体制も必要ではないか口

評価: 他に優れる

E プロジェクトの開発研究計画に照らした開発研究の進捗状況に係る評価等

開発研究の進捗状況(当 (優れている点)

初の開発研究計画に照 基礎研究課題の達成度、技術移転の進展、量産化研究、実用化 らした開発研究の進捗 企業との共同研究への取り組み、などの指標をみると、十分な計

状況) 画以上の進展がみられる。

しかも、研究成果が、学術誌、招待講演を通して、広く配信さ れており、本プロジェクトは、順調に進捗している。

(不十分な点) 特とになし。

(改善のポイント) 特になし。

評価: 他に優れる

研究者の育成状況 (優れている点)

(各種研究員の受入れ状 ポスドクや大学院生だけでなく、企業からの研究員の受け入れ 況等を含む。) も多く、また若手研究者の数多くの受賞がある点は、人材育成が 十分に行なえていることを示している。企業への装置導入ととも に技術指導も行なっている点も高く評価される。

(不十分な点) 特になし。

(改善のポイント) 特になし。

評価: 他に優れる

3  国際交流の状況 (優れている点)

国際学会への招待講演が総計 19 件である点は、プロジェクトの 世界的インパクトの大きさを示している。国際協力も多く、海外 への発信も十分行なえていると考えている。海外企業との共同研 究も進められており、国際的な研究展開が進められている。

(不十分な点) 特になし。

(改善のポイント) ヰ寺になし。

‑ 53  ‑

評価: 他に優れる 総括 m

(優れている点)

上記 1. -3. までの評価に基| 総合的な観点からは、本プロジェクトは研究計画に沿って順調 づき当初の開発研究計画の進捗|に推移しており、研究成果の創出、次世代研究者の育成や国際交 状況を中心に評価すること。 流についても着実にマイルストーンをクリアし、満足すべきレベ

ル以上にあると判断する。

(不十分な点) 特になし。

(改善のポイント) 特になし。

評価:

1. 大変良い

W. 総合評価

総括 I-m を踏まえ、本プロジェクトを総合的に評価すること。

本プロジェクト開始から 2 年半の聞に、高い質の学術論文が多数発表されており、化学工学会 研究賞を受賞している。のべ 21 名の大学院学生、 13 名のポストドク、 12 名の企業からの共同 研究員を受け入れ、学生・ポストドクにも数多くの受賞がある点は、人材育成が十分に行なえて し、ることを示している。国際学会への招待講演が総計 19 件(本年だけで 10 件)である点は、プ ロジェクトの世界的インパクトの大きさを示している。国際協力も多く、海外への発信も卜分行 なえている。特許 18 件を出願するとともに、すでに技術を 2 件商用化できている。企業との共 同研究件数がナショプロを含め 30 件近くである点、特に、実用化を技術移転、開発中の技術が 進んでいる点を考えると、「新産業創出」へ向けて、順調に研究が進んでいると判断できる。

外部資金の獲得状況は、 NICHe 管理以外のものも含めると、文部科学省科学研究費補助金、

JST 、ナショプ口、企業との共同研究費、奨学寄附金を含め、毎年平均 2 億程度の予算が獲得で きており、極めて多い。昨年度からは、経済産業省国家フ。ロジェクト 30 億円 /5 年間も東北大学 を研究拠点として開始されており、実質的な大型研究拠点ができつつある。

プロジェクトの進捗状況については、いずれの研究項目も当初の計画を超える成果が上がって いるが、その産業、社会への影響を考えると、さらに広く社会への発信を進めてもらいたい。大 きな予算執行と多くの共同研究をマネージメントし、また知財管理を統括的に行なう体制とし て、本プロジェクト 1 研究室ではなく、大学、 NICHe 、知財本部、東北テクノアーチの支援体 制強化が望まれる。将来的な大型研究所構想も視野に入れた体制作りが望まれる。

ドキュメント内 研究プロジェクト評価報告書 平成20年度 (ページ 53-65)