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プロジェクトの研究費の実績 総括 E

ドキュメント内 研究プロジェクト評価報告書 平成24年度 (ページ 36-48)

外部資金の獲得状況と、その I (優れている点)

資金が十分に活用されているか|・エアロトレインの開発に関して NEDO から大型の資金を獲 の観点から評価して下さい。 I 得することにより、当初の目標に沿った低燃費で高速安定走

行を可能にする 2 人乗り試験機の開発に成功した。

・鉄道分野のリニア実験線用の既存構造物を有効に利用し、通 常では不可能な大規模基礎実験を行った。 3.5km のガイド ウェイと実験棟を新設すれば少なくとも 30~40 億円を要し たと推測される中で、本プロジェクトでは研究資金を大幅に 節約したうえで大きな成果を出すことができた。

(不十分な点)

・特記事項なし。

(改善のポイント)

・エアロトレインの実用化に向け民聞からの支援も獲得できる ょう民間企業に積極的に働きかけることが必要である。

N. 総合評価

総括 I-m を踏まえ、本プロジェクトを総合的に評価して下さい。

宮崎県日向市のリニア鉄道の既存構造物を有効に活用し、また、公募型の NEDO による研究補 助金「エネルギー使用合理化技術先導研究」の支援のもとで、エアロトレインの基礎研究を積 極的に推進した。その結果、 Mg 合金による機体の軽量化、地面効果を利用した抵抗低減、安 定走行を可能にする制御方式の開発等により 2 人乗り用の単体車両の試験機を開発し、新幹線 の半分以下、リニアモーターカーの 5 分の一以下の低燃費で、しかも時速 200km の高速での安 定走行を実現化するなど、当初の目標をほぼ 100% 達成した。この成果は、今後の実用車両

( 3 両編成、 360 人乗り、時速 500km) の開発を大きく進展させるものであり高く評価される。

また、エアロトレインの実用化計画に関する社会への広報活動には目を見張るものがあり、

今後は、プロジェクトリーダの強力なリーダシップにより、国、関連企業、自治体等と連携し、

研究資金を確保したうえで試験機を実用化につなげるためのより一層の努力が望まれる。

エアロトレインの軽量化材料の開発過程で生まれた Mg 合金の酸化還元反応を利用した非常 用発電機の開発は、本プロジェクトの派生的な成果とは言え、本プロジェクトが存在しなけれ ば誕生しなかった貴重な成果である。この非常用発電機を時代にマッチした重要な商品として 大学発の新産業創出につなげるため、今後、東北大学の未来科学技術共同研究センター (N 1 

C H  e) が新規プロジェクトとして積極的にサポートすることが望まれる。

(全体に対するコメントがありましたら、記載して下さい。)

総じて、リソース投入への厳しい制約がある中で、多くの成果を上げた点を評価したい。

以下に、今後の研究展開に役立つことを願い幾つかのアドバイスを記しておく。

-計画されているようであるが、編成車両(両数は少なくても良し、)の走行実験を早期に実施 する。できれば一般に開放した乗り物として PR すると良い。

・最終目標の条件を考慮した編成車両の挙動を明確にする。車両聞の相互作用、地面効果に及 ぼす編成数の影響を把握すべきである。

-最終目標の大きさの車両(編成車両)における集電方式の検討を行うべきである。

-これまでの車体運動等に関するデータがあれば開示するとともに、今後に向けた関係挙動の 推定等に利用すべきであると考える。

なお、プロジェクトリーダの研究対象がエアロトレイン開発から Mg ソレユ構想の実現に向 けた研究のみにシフトしてしまうことが懸念されるが、エアロトレインについても引き続き研 究資金を確保し、上記のアドバイスに沿って実用車両の完成に向けた研究が積極的に展開され ることが望まれる。

研究プロジェクト評価書面審査表(まとめ)

(研究プロジェクト評価書面審査委員氏名:。伊藤弘昌、井口泰孝、飯塚尚和)

プロジエクト名|半導体レーザの極限機能開発とナノイメージング応用 プロジェクトリーダー名|横 山 弘之

1.プロジェクトの開発研究計画に照らした開発研究の進捗状況に係る評価等

1. 開発研究の進捗状況(当初

の開発研究計画に照らした 開発研究の進捗状況)

(優れている点)

従来開発がほとんどなされていなかった高ピーク出力で高繰 返し動作の全半導体レーザによる高機能光源が、産学の連携に より進捗し、世に出る手前まで来たことは、プロジェクトの成 果として評価できる。特に東日本大震災の影響があり、当初計 画を順調に進められていない面もあるが、努力しており、評価 できる。

ピークパワー 100W 以上、パルス幅もほぼ 1 s に近い性能 を達成し、半導体光源用の新材料・新構造の LD が実用化に近 付いていることとその新しい応用の道が聞かれているといえ る。

また知的財産権の取得の努力も適切に行われている。

この研究開発を通して、材料・デ、バイス・装置の各分野での 新しい研究課題が見つかっており、新しい研究プロジェクトの スタートも可能であり、重要な問題提起ができたことも大きな 成果である。

(不十分な点)

いろいろな研究機関や企業が参画しているが、それら団体の 連携と調整がどのように行われているか見えていない。これは なかなか難しい問題であり、一研究者がやり通せることではな さそうである。この点についての NICHe のコーディネート部門 の支援があれば非常に力強いと思われる。

産業化は大学ではなく企業が真剣に取り組まなければ実現 できない。このためのマーケティングやコストの問題などの検 討にもとづく目標を産学で明らかにしながら進める必要があ る。特に半導体は量産されてはじめて性能も向上し、価格も下 がる。

(改善のポイント)

1.  研究開発目標の定量化:進捗状況や課題の把握が容易にな ると考えられる。

2. 

2 研究者の育成状況 (各種研究員の受入れ・

課題が明確になり、適切なマネジメントが可能となる。

3.  課題の整理と個別対応:課題を整理して、技術以外は大 学・民間のコーディネータ等を活用する。

(優れている点)

リーダーは研究や学問に対する真撃な態度で、若い人たちを指 国際交流の状況等を含む。) I 導し、研究実績を上げてきている点は評価できる。また国際的

にも高い評価の仕事であり、国際交流の実績も上げている。

期間中に発表した 1 3 編の論文のうち筆頭著者として名前 の上がっている研究者が 7 名おり、十分研究者は育っていると 言える。

NICHe は教育機関ではなし、から学生が参加することは難しい かもしれないが、先進的で高度な研究を推進すれば必然的に研 究者は成長せざるを得ないのが当然である。

委員意見大学院への入学者はやっと 24 年度の見込みを入 れ、 4 名であり、学部授業、大学院授業への参画を積極的に進 め、人材育成に努力している姿勢を内外に見せる必要がある。

社会人については連携企業からの派遣を一層進め、大学院へ の入学に努力して欲しい。)

(不十分な点)

(改善のポイント)

教育体制に NICHe の本研究部門と組み込まれていなし、。現在 の学内の体制から難しい面があるが、学生の配属があれば学生 にとっても幅広い教育を受けることができ、研究・教育の成果 をさらに上げることができょう。

総括 1

(優れている点)

上記 1. -3. までの評価に基|従来開発がほとんどされていなかった高ピーク出力で高繰返 づき当初の開発研究計画の進|し動作の全半導体レーザによる高機能光源が、産学の連携によ 捗状況を中心に評価して下さ|り進捗し、世に出る手前まで来たことは、プロジェクトの成果 い。 I として~~佃i できる。

本研究テーマがスター卜した当初に比べ、必要とする研究者 と力のある企業の参画が進んでいると感じられる。現段階では それらの連携はまだ十分ではなし、かもしれないが、それぞれの 達成すべき目標と課題を共有して切瑳琢磨すれば、世界にない 技術と製品とそれらを応用した新しいシステムの実現が可能 であると考える。

(不十分な点)

参画研究者・団体聞の連携マネジメントがどのように行われ ているかがよく見えない。何となく喜ばしい状況ではないよう にも見える。報告書からは、学のグループ。との連携の成果が具 体的に理解しにくい。

(改善のポイント)

光源の性能やインパクト性は生体イメージングなどのイメ ージ表示で端的に示すことができる。新たな応用例が示せると インパクトも大きくなり応用展開にもつながる。ナノイメージ ング応用のチームなどとの間で、これから是非進めてほしい。

達成目標をできるだけ定量的に記述し、参画研究者や組織で 共有したほうがよい。

参画研究者・団体聞の連携マネジメントに必要ならばコーデ ィネータによる支援等考える必要があろう。

評価:

①大変良い 2. 良い 3. 普通

4. やや不十分 5. 不十分

ll. プロジェクトの開発研究成果の社会(地域・日本・世界)、経済、産業への還元状況

1 民間企業への技術移転進捗 (優れている点)

状況について ソニーの持つ高度な半導体レーザプロセス技術と大学(横山 教授グループ)の有する半導体レーザの極限機能技術がよくマ

ッチしてプロトタイプの動作を実現した点。

動作も高度なモード同期と利得スイッチングを使い分け、波 長も 405nm と 1μm, 1. 55μm と目的にあったものを展開してい

る。

ソニー(株)へのトランスファーは特許の出願状況からみて も順調に進んでいる。

(株)アルネアラボラトリへのトランスファーはこれからと 思われる。しかし、 NEDO のプロジェクト資金を得てプロトタイ プ機の試作段階にあることから、技術移転は順調と思われる。

期間が短いとはいえ、プロジェクトリーダーが長く研究して きたテーマの一環であり、是非、積極的に進めてほしい。

(不十分な点)

光源の技術移転後、企業がどのような製品展開に結び付けよう としているかが技術移転の成否にかかわるが、その点が十分見 えない。

企業サイドで製品化を進めているデ、パイスの仕様が明示さ れておらず、どのくらいの商品市場・応用先の可能性を有して いるか把握できない。

(改善のポイント)

たとえば関係者でブレーンストームを行って、アプリケーシ ョンと技術課題のマップなどを作成してみてはどうか。

2. 発明、特許権その他の知的 (優れている点)

財産権の状況について 出願件数としては現在まで 44 件あり、外国出願もあり、評 価できる。

LD については特許化が進んでいると考えられる。

(不十分な点)

国際的にも強い特許となるためには、登録されることが不可 欠であり、そのためには審査請求することが重要であり、件数 を挙げることを期待したい。

本年度商品化を検討している案件の実現に努力して欲しい。

ピコ秒パルスの応用がよく見えず、特許化も不十分と思われ る。

ドキュメント内 研究プロジェクト評価報告書 平成24年度 (ページ 36-48)

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