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プラグインの位置づけ

ドキュメント内 依存関係生成モデルを用いた (ページ 70-73)

9.3 拡張例

9.3.5 プラグインの位置づけ

Javaソースコードの協調クラス群抽出プラグインは,Javaファイルリーダプラグインと,

協調クラス解析ツールプラグインの2つで構成される.本節では,変更波及解析ツールの プラグイン構造における,Java協調クラス群抽出プラグインの位置づけを述べる。図9.11 に,本ツールのプラグイン構造における,Java協調クラス群抽出ツールプラグインの位置 づけを示す.

Javaファイルリーダプラグインは,本ツールのフレームワークにおける“成果物リーダ 層”に対応するプラグインである.このプラグインは,Java言語プログラムを本ツール用 のフォーマットへ変換するプラグインである.

協調クラス群解析ツールプラグインは,本ツールのフレームワークにおける“依存関係 生成層”に対応するプラグインである.このプラグインは,本章で述べた解析アルゴリズ ムを用いて協調クラス群を生成し,UML図およびJavaクラス間に基本依存関係を生成す るプラグインである.そのため,このプラグインは‘変更波及解析ツール’の他に,‘UML 図の依存関係生成ツール’を利用する.

また,“成果物リーダ層”に対応するプラグインとして,例えば‘C++ファイルリーダ’を 追加することによって,C++ソースコードへの変更波及解析が可能になる.

図 9.11: ツールの拡張例

10 議論

現在UML2.0が公開され,使われ始めている.本節では,本論文で提案した基本依存関

係と依存関係生成モデルがUML2.0に対してどの程度有効であるのかを検討する.

10.1 基本依存関係の有効性

はじめに基本依存関係の有効性を検討する.本論では,依存関係の分析対象をUML1.5 版のメタモデル要素“Dependency”のサブクラスとした.UML2.0版の分析対象を同様と したとき,分析対象はメタモデル要素“Dependency”のサブクラスである“Abstraction”と

“Usage”である1 .UML2.0版では,両依存関係のステレオタイプ2 は変更されたが,その セマンティクスの定義は変更されていない.また,開発作業の考察から定義された基本依 存関係は,作成される図の版に非依存である.ここで,2節において定義した基本依存関係 とそれらを導出した依存関係の型の対応を表10.1にまとめた.最左列には,メタモデル要 素“Dependency”の4種類のサブクラスと,開発作業から2種類の依存関係が発生する状況 が並んでいる.中央列には,本論の対象としたUML1.5版において,最左列の依存関係・状 況から導出された基本依存関係が並んでいる.最右列には,UML2.0版において,UML1.5 版の分析結果から流用できる基本依存関係を示す.最下行に,各版の基本依存関係の種類 の数を示す.その数は両版とも4となり,種類の数はUML2.0においても同じである.以 上より,本論で定義した基本依存関係がUML2.0においても利用可能であると考えられる.

1 UML2.0版における“Binding”“Permission”の定義は,単なる単方向矢印と改められた

2 UML2.0版ではキーワードと呼ばれる

表 10.1: 版による依存関係の違い

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