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フランス

ドキュメント内 environment Update (ページ 51-63)

かつエネルギー効率の高い製品を市場に投入するた めに、業界との自主協定の重要性を強調することにな

る。 1. 政府、気候変動に関する行動計画を発表

2000年1月19日、政府は温室効果対策に関する国家 計画を発表した。この計画には、環境税も含めて100 の対策が示されている。

政府は、国内排出権制度の導入を原則的に支持するな ど、排出権取引を強く支持する意向を明らかにするつ もりである。しかし、ブレア政権が排出権取引グルー プの勧告をどの程度実施するつもりなのかは明らか ではない。この問題を検討している企業と環境に関す る諮問委員会(ACBE: the Advisory Committee on Business and the Environment)が、2000年度中に詳 細案を提出する可能性もある。

この温室効果対策計画によって、フランスは京都議定 書(1997)に基づき、かつEUにおける同国の国際公 約を尊重することが可能となる。フランスは2010年 までに炭素ガス排出量を1990年レベルに安定化させ なければならない(ここでいう炭素ガスとは、京都議 定書の中で特定されている6種類のGHGを意味する。

すなわち、二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、亜 酸化窒素(N20)の他、六フッ化イオウ(SF6)、ハイ ドロフルオロカーボン(HFC)およびペルフルオロカ ーボン(PFC5)の工業用ハロゲン化ガス3種類である)。 同計画はまず、炭素ガス排出の主要源となっている化 石燃料(石油、ガス、石炭)の消費を減らす一方で、

仏エネルギー管理政策の再導入を意図するものであ る。同計画には、100種類の専門的措置が盛込まれて いる。これらは1995年および1997年に発表された が実施されていない措置を、統合および拡大したもの である。具体的には、規制、基準、建設や特定の電気 使用を対象とするエネルギー管理条例、運輸システム 運営改善などである。同計画にはまた、再生エネルギ ー資源の利用を奨励し、2020年までに温暖化ガス排 出の主原因である交通機関による炭素ガス排出量を 4000万トンに安定化させるための長期的な構造的条 例が盛込まれている。現在、交通機関による炭素ガス 排出量は全体の4分の1であるが増大の一途をたどっ ている。

同計画の柱である環境税は、個人と法人が対象となる り、汚染行為には課税し、環境に有益な行為にはVAT 軽減の恩恵を与えるという二面性がある。いずれにせ よ最終的に増税となれば、企業に対する税金の軽減あ るいは家計に対するその他の税金の軽減という形で

− 交通公害対策として、政府は交通量の減少、GHG 排出量の削減、エア・クオリティ改善など、全般的な 方法として市中心部における渋滞への課税権限を地 方自治体に認める案(これは異論もあるが)を強く推 進するつもりだ。

− 予算案の中で蔵相は、特に中小企業を対象とする エネルギー効率改善予算を5000万ポンドから 1 億 5000万ポンドに増額する意向を明らかにする予定だ。

他の閣僚も、気候変動戦略の中で、2010年までに国 内の電気需要の10%を再生可能エネルギーでまかな いたいとする政府の意向をあらためて肯定するつも りである。また、再生エネルギー市場を活性化する主 要手段として、新たな自主協定のもとに市場価格での 再生可能エネルギーの購入を、業界に提案する可能性 も考えられる。

エア・クオリティに関する戦略の改訂は、1 月末まで に最終的な形がまとまる見込みである。その内容はす べて実質的な協議の目的となっており、これにもとづ く新たな規制によって、ベンゼン類、1,3-ブタジェン、

一酸化炭素、鉛、二酸化窒素については英国の削減目 標が定められ、二酸化イオウ、鉛、粒子物質について は、英国の制限値がEU要件に調和される。

埋め合わせなければならない。重要な要素は、炭素ガ スの大気中への放出に対して、2001年以降初期料金 1トン当たり150〜200フランを基準に、2010年の1 トン当たり500 フランまで累進的に課税する経済算 出である。この算出は環境税として1999年導入され た「汚染行為に関する一般税」に適用される。同税は 2001年以降、企業や電力生産者のエネルギー消費に 対して徐々に拡大適用されていく。また、この算出は 企業と家庭用の燃料税にも適用され、また家庭用燃料 税や、新たに提案されている家庭用ガス税の水準を設 定する場合に考慮されることになる。

環境省によると、自動車燃料税の増税(汚染レベルを 基準に調整済)により2010年までに98オクタン・

スーパー1リットル当たり35サンチームの値上げに なる模様だ。

この国家計画を起草した政府部門である省庁間温室 効果ミッションによると、フランスは今年、1990年 の炭素排出量(144トン)近くまで削減ができるとい う。しかし経済成長が再び上向いているので、1995 年〜1997年の初期措置の適用だけでは、2010年には 排出量が1億6000万トンに上昇する見込みである。

同計画の目標は、大気中に放出された炭素ガスを 1600万トン除去することである。その内訳は、炭素 排出税により670 万トン、以前に決定された措置の 更新および強化により704 万トン、および長期的な 構造的措置により227万トンとなっている。

2. フランスにおける2000年度政策概要

政府が2000年度に実行すると思われる主要な環境政

策を以下に示す。

− 2000年度は、フランスの汚染行為に関する一般税

(TGAP)導入2年目に当たる。TGAPは「汚染者負

担」原則の実行により、税負担を再分散することで一 段と環境に優しい決定を奨励しようとするものであ る。従来は、廃棄物、大気汚染、エネルギーのみの課 税対象であったが、今年度は水質汚染にも同税が拡大 適用される。具体的な中身としては、農業関連製品、

洗剤、クリーニング製品、その他の水質汚染行為に対 する課税が含まれる。

− 2000年度予算では水管理予算が増額され、上下水 道の強化と浄化能力が 2 倍に拡大される。現行の 1997年および1999年の基金に代り、新たな国家基 金が設けられる。

− 気候変動に対する継続的な対策の一環として、

GHG 効果に関する研究とモニタリング予算が増額さ れる。フランスは、初の試みである来る9月の「欧州 都市自動車ゼロの日」を排出削減手段として強く支持 している。

フランスが2000年7月1日にEU議長国になること に留意されたい。議長国としての環境アジェンダの明 確化は、仏環境省にとって今年度後半の重点課題とな るだろう。□

【法規種別】 廃棄物処理

【 法 規 名 称 】 業 者 が 回 収 す べ き 使 用 済 み 乾 電 池 に 表 示 す る 回 収 マ ー ク に 関 す る 規 定 、 及 び        実施時期(1999年10月28日)

【法規沿革】 中華民国 87年(1998 年)3月5日環署廃字第0012612号

中華民国 88年(1999 年)10月 28日(88)環署廃字第0072288号修正

【主旨】 本署 87年(1998年)3月 5日(87)環署廃字第0012612号公告を修正し、「廃棄 物処理法第 10 条の 1 の規定に従い、業者が回収すべき使用済み乾電池に表示 する回収マークに関する規定、及び実施時期を定める」

【依拠】 廃棄物処理法第10条の 1第5項

【公告事項】 廃棄物処理法第 10 条の 1 の定めに従い、業者が回収すべき使用済み乾電池に 表示する回収マークに関する規定、及び実施時期は下記の通りである。

Ⅰ.1999年11月1日より2000年 3月31日まで:

1. ボタン型アルカリ・マンガン電池、酸化銀電池、酸化水銀電池は、本体或いは 内外の包装に回収マークを表示する

2. 上記電池によって構成される筒型電池は、円筒の本体に回収マークを表示する 3. ニッケル・カドミウム電池は本体に回収マークを表示する

4. 回収マークの形:

   (右図のとおり)

5. 回収マークの色については限定せず、但し単色とする

6. 回収マークの大きさは、電池の表面積(ボタン型電池で、内外の包装に表示す る場合は、包装平面面積)の5%以上とする

7. 輸出用電池は上記6項目の適用から除外する

8. 第 2 点の規定に従って回収マークを表示する場合は、上記 7 項目の適用から除 外する

Ⅱ.2000年4月1日より:

1. ボタン型アルカリ・マンガン電池、酸化銀電池、酸化水銀電池、亜鉛空気電池 は、電池単体(cell)の本体或いは内外の包装に回収マークを表示する(図 1 の とおり)

2. 上記電池によって構成される筒型電池は、円筒の本体及び内外の包装に回収マ ークを表示する(図1の通り)

3. ニッケル・カドミウム電池は、電池単体の本体、及び内外の包装に回収マーク を表示する(図2 のとおり)。但し、バッテリパックに使用している電池で、パ ック上に既に回収マークが表示されている場合、電池単体での表示は必要ない 4.本公告で指定している電池を製造、或いは輸入している業者は、同電池の販売 、

提供、或いは販促を行う際、本公告の規定に従って、回収マークを表示する必 要がある

5. ユニット型電池は、ユニット上に回収マークを表示する

6. 電池が組み込まれている商品を消費者に販売、提供する場合、本署による別途 の規定が有る場合を除き、同商品上、及び説明書に表示する回収マークをもっ て、電池単体の回収マークの代わりとする

7. 回収マークは見やすく、且つ耐久性の有るものとし、電池単体の本体に表示す る場合の大きさは、電池表面積の 5%以上とする。電池内外の包装に表示する 場合、ユニット型電池、電池が組み込まれている商品に表示する回収マークの 大きさは、本署に別途規定が有る場合を除き、包装面積、及びユニット型電池 、 或いは同商品の最大面の表面積の 5%以上とし、且つ 0.5cm´0.5cm以上とする 8. 輸出用の電池は上記 7項目の適用から除外する。

◎台湾に お ける電池の 回収状況、 担当機関、 法律規定、 使用済み電 池による汚 染状況 、 及 び 回収計画

1. 環境保護署は、使用済み鉛蓄電池、乾電池(水銀電池、酸化銀電池、アルカリ・マ ンガン電池、ニッケル・カドミウム電池)を、業者が回収すべき一般廃棄物と定め、

処理費用は業者負担とした。本署は資源回収管理基金管理委員会を組成し、回収業 務の計画と指導に着手している。具体的な実施(回収方法、回収ステーションの場 所、協力方法、奨励措置など)の担当部門は、

(1) 基金管理委員会業務第1グループ(乾電池)

電話02-2370-5888  FAX 02-2370-3844, 2370-3845 住所:台北市衡陽路99号13楼

(2) 基金管理委員会業務第3グループ(使用済み鉛蓄電池)

電話02-2370-5888 FAX 02-2370-3844, 2370-3845 住所:台北市衡陽路99号13楼

2. 環境保護署はすでに使用済み電池の回収を決めており、現在の処、使用済み電池に よる汚染事故は発生していない。又、使用済み鉛蓄電池の回収は回収業者、或いは 販売、修理店が行っており、各大型スーパーやチェーンストアにも回収用の装置が 設置されている。

◎電池を専門に回収している処はあるのか?一般ゴミに分類されるのか?

環境保護署の公告に基づき、資源回収装置を設置する必要のある販売店(量販店、ス ーパーマーケット、コンビニエンスストア、チェーンストア、及び化粧品小売業)は 約 400 店であり、回収内容は鉄容器、アルミ容 器、ガラス容器、紙容器、アルミは く、プラスチック容器(ビニール袋は含まず)、乾電池などである。使用済み鉛蓄電池 はメーカー、販売店が回収する。具体的な問題についての問い合わせ先は:

(1) 環境保護署(基金管理委員会業務第1グループ(乾電池))

ドキュメント内 environment Update (ページ 51-63)

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