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この章では、アプリケーションのカスタムユーザーインタフェースであるフォームを作成するため のツールについて説明します。 フォームには、入力フィールド、グラフィックス、ボタンなど、さまざ まなフォームオブジェクトを含めることができます。 アプリケーションビルダーでは、アプリケーシ ョンのフォームを作成するために、フォームオブジェクトのスケッチや配列のためのインタラクティ ブなツールが備わっています。

以下に、この章の構成を示します。

はじめに

フォームオブジェクト

はじめに

フォームを作成するためのフォームとツールの概要

アプリケーションビルダーのフォームツールを使用すると、グラフィックスやリスト、テキスト入力フィールド、チェックボックス、ボ タンなどのさまざまなフォームオブジェクトを含むフォーム( ペインまたはウィンドウとも呼ばれる )をインタラクティブに作成お よび編集できます。 アプリケーションビルダーのデスクトップ環境には、以下の部分が含まれています。

新規フォームを作成し、フォームオブジェクトを挿入し、グリッドとレイアウトを制御するためのボタンが備わったフォームと いうコンテクスチュアルなリボンツールバー。

モデルのブランチは含まれていないアプリケーションツリーが備わったアプリケーションビルダーウィンドウ。

グラフィックスやその他のフォームオブジェクトを挿入し、インタラクティブにフォームをデザインすることができる一つまたは 複数のフォームウィンドウ( エディターウィンドウ )。 アプリケーションの各フォームごとにフォームウィンドウを持ちます。 環 境設定ダイアログボックスのアプリケーションビルダーのページにある終了前のエディターの最大数の設定を使用して、同 時に開くことができるエディターウィンドウの最大数を制御できます。 エディターの数のチェックを無効にするには、関連す るチェックボックスをオフにします。

選択したフォームまたはフォームオブジェクトの設定を行う設定ウィンドウも備わっています。 これらの設定は、フォームお よびフォームオブジェクトのプロパティを編集する場合に使用します。 このウィンドウを開いたり閉じたりするには、ホームリ ボンツールバーの設定ボタン( )をクリックします。 複数のフォームオブジェクトを選択すると、複数のオブジェクトの設定 ウィンドウには、選択した全てのフォームオブジェクトに共通する設定が含まれます。 通常は、位置とサイズと外観セクショ ンにある設定です。

フォーム 1 などとは別のウィンドウ( 名前はプレビューしているフォームの名前を反映 )に、そのフォームのプレビューを表 示し、レイアウトとデザインを確認することができます。 それを開いたり閉じたりするには、フォームリボンツールバーのプレ ビューボタン( )をクリックします。

フォームの操作と新規フォームウィザードの使用

フォームの操作を開始し、次の方法でフォームリボンツールバーにアクセスできます。

既存のフォームウィンドウをクリックして選択します。

アプリケーションツリーのフォームノードを右クリックし、編集( )を選択します。

新しいフォームを作成するには、新規フォームボタン( )をクリックします。 そこで新規フォームというウィザードウィンドウが 開かれ、そのウィザードを使用して次の手順を実行します。

1 新規フォームウィンドウでは、基本となるフォームオブジェクト( コンポーネント )による新しいフォームを作成できます。 追 加された全てのフォームオブジェクトについて、右側のプレビューセクションのフォーム外観に表示されます。 フォームのタ イトルフィールド( 最初のフォームの場合、デフォルトはフォーム1 )でフォームのラベルを、フォーム名フィールド( 最初の フォームの場合、デフォルトはform1 )でその名前を変更することができます。 トップにラベル追加のチェックボックスを選 択すると、入力フィールドやデータ表示オブジェクトのラベルを入力や表示の左に配置して表示する代わりに、上に配置変 更することができます。 後で追加の調整や修正を行うことができます。

2 入力/出力タブをクリックして、ユーザーが入力として使用するパラメーター値を入力できるように入力フィールドを追加し、

数値結果を表示できるように数値データ用の表示を追加します。 選択元の下では、宣言の下にあるアプリケーションに定 義されている適用可能な変数、グローバル定義の下にあるモデル内のいくつかのパラメータ、コンポーネント> 定義 の下 にあるモデル内のいくつかの変数を選択して、入力フィールドを定義することができます。 データアクセスを使用して他の モデルプロパティを追加することもできます。 プロパティに応じて、その入力はラベルとテキストフィールド、チェックボック ス、あるいはコンボボックスの形体として置かれます。 デフォルトのラベルには、パラメータと変数に対して定義されている

はじめに | 57 また、結果>派生値の下にあるモデルの評価値を選択して、数値データとして表示することもできます。 選択した入力ま たは出力をダブルクリックするか、または選択対象追加 ボタンをクリックして、入力フィールドまたはデータ表示をフォー ムおよび選択の下のリストに追加することができます。 選択のリストから項目を削除するには、ダブルクリックするか、選択 対象を削除 ボタンをクリックします。

3 グラフィックスタブをクリックして、次のグラフィックスウィンドウ( プロット )をフォームに追加します。

- コンポーネン>定義の下で、使用可能な任意の明示的な選択ノードをグラフィックスオブジェクトの初期グラフィックスコ ンテンツのソースとして追加します。

- コンポーネントの下に、ジオメトリをプロットするためのジオメトリを追加します。

- コンポーネントの下で、メッシュをプロットするためのメッシュを追加します。

- 結果の下で、使用可能なプロットグループとエクスポートの下のノードを追加します。

ダブルクリックするか、選択対象追加 ボタンをクリックして、フォームにグラフィックスを追加し、選択のリストに追加しま す。 選択のリストから項目を削除するには、ダブルクリックするか、選択対象を削除 ボタンをクリックします。

4 フォームにボタンを追加するには、ボタンタブをクリックします。 デフォルトでは、追加されるボタンは大きなボタンです。

ユーザーがモデルブランチのアプリケーションで実行できる以下のアクションのボタンを追加することができます。

- コンポーネントの下に、ジオメトリ(Geometry)をプロットを追加してジオメトリのプロットを更新するボタンを追加する か、メッシュ(Mesh)をプロットを追加してメッシュのプロットを更新するボタンを追加します。

- コンポーネントの下に、メッシュ(Mesh)をプロットを追加してメッシュのプロットを更新するボタンを追加します。

- 計算Studyを追加して、スタディを計算するためのボタンを追加します( そのスタディで定義されたシミュレーションを実 行し、ソリューションのデフォルトプロットを提示します )。

- 結果の下に、モデルで定義された各プロットグループをプロットするためのプロットボタンを追加します( 例えば、固体力 学モデルで応力をプロットする応力プロットグループの場合の応力プロット )。 このようなボタンは、プロットをアプリケー ションのグラフィックスウィンドウに送信します。 エクスポートの下のノードでデータをエクスポートするためのボタンを追 加することもできます。

フォームの下に、アプリケーションの既存のフォームを表示するボタンを作成するために、例えばShow form1ボタン

( )を追加します。

GUIコマンド>ファイルコマンドの下では、ファイル関連の操作に以下のボタンを追加することができます。

- アプリケーションを保存ボタン( ): 現在の名前でアプリケーションを保存します。

- 名前を付けてアプリケーションを保存ボタン( ): アプリケーション( 拡張子.mph )を新しい名前で保存します。

- サーバー上でアプリケーションを保存ボタン( ): 現在の名前でサーバーにアプリケーションを保存します。

- サーバー上でアプリケーションを別名で保存ボタン( ): アプリケーション( 拡張子.mph )を新しい名前でサーバー に保存します。

アプリケーションがCOMSOLサーバー上で実行されている場合、サーバー上でアプリケーションを保存とサーバー上でアプ リケーションを別名で保存のコマンドは、現在のアプリケーションをCOMSOLサーバーのアプリケーションライブラリに新規 アプリケーションとして保存します。

- ファイルを開くボタン( ): アプリケーション内のファイルを開きます。

- 名前を付けてファイルを保存ボタン( ): ファイルを選択してクライアントアプリケーションにダウンロードできます。

- アプリケーションを終了ボタン( ): アプリケーションを終了します。

GUIコマンド>グラフィックスコマンドの下で、グラフィックス関連のプロパティと操作のために、以下のボタンを追加するこ とができます。

- 画面にわたってズームボタン( ): プロットされているオブジェクトまたはジオメトリの範囲をズームインできます。

- 現在のビューをリセットボタン( ): グラフィックスウィンドウの現在のビューを、アプリケーションの起動時に表示さ れるビューにリセットすることができます。

- シーンライトボタン( ): グラフィックスウィンドウにシーンライトを追加します。

- 透明度ボタン( ): 3Dグフィックスオブジェクトを透明にします。

- 印刷ボタン( ): グラフィックスオブジェクトのコンテンツを印刷します。

- 全選択ボタン( ): グラフィックスウィンドウ内の全てのオブジェクトを選択します。

- 選択対象消去ボタン( ): グラフィックスウィンドウ内の全てのオブジェクトの選択をクリアします。

全てのグラフィックコマンドでは、コマンドを適用するグラフィックスオブジェクトの名前を引数として追加します。

GUIコマンド>モデルコマンドの下で、以下のボタンをモデル関連の操作に追加することができます。

- 全解消去ボタン( ): アプリケーション内の全てのソリューションをクリアします。

- 全メッシュ消去ボタン( ): アプリケーションの全てのメッシュをクリアします。

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