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フェールオーバー時の処理

PFM - Agent for Microsoft SQL Server のフェールオーバー後に,PFM - Web Console で操作すると,

フェールオーバー先のノードで起動した PFM - Agent for Microsoft SQL Server に接続されて,操作で きます。

(2) フェールオーバー時のペンディング機能

(a) ペンディング機能とは

ペンディング機能は,PFM - Agent for Microsoft SQL Server の起動後に,Microsoft SQL Server に接 続する処理を一定時間遅らせる機能です。

この機能を使用すると,フェールオーバーが発生した場合に,待機系ノードでトランザクションのリカバ リ処理が完了したあとで PFM - Agent for Microsoft SQL Server が Microsoft SQL Server に接続する ようにできます。これによって,Microsoft SQL Server のリカバリ処理待ちによる PFM - Agent for Microsoft SQL Server の DB 接続遅延を回避できます。

ペンディング機能を使用した場合の処理の流れを次の図に示します。

図 3‒4 ペンディング機能を使用した場合の処理の流れ

(b) ペンディング時間の設定

ペンディング時間は,次に示す方法で設定できます。

• jpcconf inst setupコマンドによるインスタンス環境設定時

• PFM - Web Console の画面の,Agent Configuration プロパティの STARTUP_PENDING の変更 設定できる値は 0〜3,600(単位:秒)です。0 を指定した場合はペンディングしません。また,範囲外の 値は無効です。

なお,フェールオーバー発生時,Microsoft SQL Server でのリカバリ処理に掛かる時間は,マシン構成や Microsoft SQL Server にアクセスするアプリケーションの処理内容などによって異なります。ペンディン グ時間は,実際の運用環境で必要な時間を計測し,その時間より長く設定してください。

jpcconf inst setupコマンドによるペンディング時間の設定については,「2.1.4(3) インスタンス環境の 設定」を参照してください。

(c) ペンディング機能使用時の注意事項

• ペンディング中は,PFM - Web Console の画面から PFM - Agent for Microsoft SQL Server への 接続と操作はエラーとなります。

• ペンディング中にjpctool service listコマンドで状態確認を行う場合には,ステータス管理機能を disable に設定しないでください。disable に設定されている場合,jpctool service listコマンドは ペンディング終了までブロックし,状態を返却しません。

• ペンディング中に PFM - Agent for Microsoft SQL Server を終了させる場合,クラスタ構成のときは クラスタソフトから,クラスタ構成でないときは Windows の[スタート]メニューの[管理ツール]

−[サービス]から終了させてください。なお,クラスタ構成であるかどうかに関係なく,ペンディン グ中の PFM - Agent for Microsoft SQL Server に対するjpcspm stopコマンドはエラーとなります。

• PFM - Agent for Microsoft SQL Server を起動中に,PFM - Web Console の画面からペンディング 値を変更した場合,値が動作に反映されるのは次回起動時からになります。

• PFM - Agent for Microsoft SQL Server がペンディング中の場合,jpctool service listコマンドは Status をStartingと表示します。

3.2.2 PFM - Manager が停止した場合の影響

PFM - Manager が停止すると,Performance Management システム全体に影響があります。

PFM - Manager は,各ノードで動作している PFM - Agent for Microsoft SQL Server のエージェント 情報を一括管理しています。また,PFM - Agent for Microsoft SQL Server がパフォーマンス監視中に しきい値を超えた場合のアラームイベントの通知や,アラームイベントを契機としたアクションの実行を 制御しています。このため,PFM - Manager が停止すると,Performance Management システムに次 の表に示す影響があります。

表 3‒1 PFM - Manager が停止した場合の PFM - Agent for Microsoft SQL Server への影響

プログラム名 影響 対処

PFM - Agent for Microsoft SQL Server

PFM Agent for Microsoft SQL Server の動作中に,PFM -Manager が停止した場合,次のように動作する。

• パフォーマンスデータは継続して収集される。

• 発生したアラームイベントを PFM - Manager に通知できない ため,アラーム定義ごとにアラームイベントが保持され,PFM - Manager が起動するまで通知をリトライする。保持している アラームイベントが 3 つを超えると,古いアラームイベントは 上書きされる。また,PFM - Agent for Microsoft SQL Server を停止すると,保持しているアラームイベントは削除される。

• PFM Manager に通知済みのアラームステータスは,PFM

-PFM - Manager を起動する。動 作中の PFM - Agent for Microsoft SQL Server はそのま ま運用できる。ただし,アラーム が期待したとおり通知されない場 合があるため,PFM - Manager 復旧後に,共通メッセージログに 出力されているメッセージ KAVE00024-Iを確認すること。

プログラム名 影響 対処 PFM - Agent for

Microsoft SQL Server

PFM - Manager が PFM - Agent for Microsoft SQL Server の状態を確認したあと,アラームステータスは最新の状態となる。

• PFM - Agent for Microsoft SQL Server を停止しようとした 場合,PFM - Manager に停止することを通知できないため,

停止に時間が掛かる。

PFM - Manager を起動する。動 作中の PFM - Agent for Microsoft SQL Server はそのま ま運用できる。ただし,アラーム が期待したとおり通知されない場 合があるため,PFM - Manager 復旧後に,共通メッセージログに 出力されているメッセージ KAVE00024-Iを確認すること。

PFM - Manager が停止した場合の影響を考慮の上,運用方法を検討してください。なお,トラブル以外 にも,構成変更やメンテナンスの作業などで PFM - Manager の停止が必要になる場合もあります。運用 への影響が少ないときに,メンテナンスをすることをお勧めします。