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フィートコンテナ(すなわち、 40FT high cube containers)には、おのおの、角型干し草ベールが 32 個

42 1‐ 2‐3.加熱処理・保管施設の建設・維持コスト試算

大容量 40 フィートコンテナ(すなわち、 40FT high cube containers)には、おのおの、角型干し草ベールが 32 個

25.6

㌧)ずつ積み込まれる。プレス済みの干し草ベール

5,625

個を保管する倉庫の大きさは、出し入れ用の通路 が必要なことを加味して、幅

24m x

長さ

220m x

高さ

5m

とする。

パイル積み:ベールは、おおむね、幅方向に

6

個、長さ方向に

94

個、高さ方向に

5

個ずつ、

2

山のパイル状に積む

(ベール合計

5,640

個のための空間)。

これを保管する倉庫の総面積は

5,280m

2、容積は

26,400m

3

このようにすれば、牧草の収穫から干し草のラッピングに至るまでの全プロセスが、連邦動植物検疫監督庁(ロス セリホズナドゾル)及び日本の農林水産省の要求事項に適合したものとなる。下記がその要求事項である。

1.

干し草の生産、加工、保管は、その周囲の半径

50km

以内で、口蹄疫、牛疫、アフリカ豚コレラが少なくとも

3

年 間発生していない場所で行うものとする。

2.

干し草は清浄なものでなければならず、かつ、腐敗していたり、または、偶蹄類に属する動物が排出した糞便、分 泌物その他の物質で汚染されていてはならない。

3.

許可証を有する加工企業から認証済みの企業(第

7

項に示す)までの輸送にあたっては、衛生上の危険の発生を防 止する対策を講じるものとする(干し草を保護テントで覆うこと)。

4.

干し草は、少なくとも温度

80℃以上の密閉チャンバー内で 10

分以上にわたって

100℃以上の蒸気で処理されたも

のでなければならない。

5.

干し草の保管は蒸気処理後に行うこととし、かつ保管にあたっては、日本向け船積みまでの間に他の原料品と接触 しないようにした上で、動物の伝染病を引き起こす病原体によって汚染されることのないよう監視するものとする。

日本に輸出する干し草は、日本及びロシアの動物防疫局の監視のもとで密閉コンテナ内に収容するものとする。コ ンテナは、日本またはロシアの動物防疫局の代表者のスタンプを押印して密封しなければならない。

6.

コンテナは、あらかじめ清掃し、さらに、ロシア連邦の動物防疫局の監視のもとで、同局が使用を許可している化 学物質を用いて丁寧に消毒するものとする。

7.

密閉コンテナとは、国際標準化機構

ISO

の規格にもとづく標準貨物コンテナ及び乾燥貨物コンテナに備え付けられ ているものと同様の、または類似の扉によって閉鎖されているものとする。

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刈り取ったばかりの牧草を高温乾燥装置内で人工的に乾燥することにより、干し草(牧草)の栄養的価値を最大限最大 限(90~

95%まで)保全することが可能となる。

牧草から急速に水分を取り去ることにより、乾燥後の牧草が含んでいる栄養物質の損失原因となる微生物および植物性 酵素 の活動期間を最小限とすることができる。

人工的に乾燥させた牧草から得られる飼料

1kg

には、飼料単位(FU)

0.7~0.9

、可消化プロテイン

140~150g、カロ

チン

200~ 300mg、ビタミン B、E、 K

その他が含まれる1

牧草の収穫にあたって収穫現場で予備乾燥を行わない方法の最大の利点は、刈り取り、破砕、輸送機関への積込みを一 貫したひとつの生産プロセスとして行うことができることである。これにより、流れ作業が可能になり、不良な天候のも とでも作業を行うことができる。さらに、もっとも重要なことは、刈り取ったばかりの牧草の持つ高い品質が製品となっ た飼料においても保たれることである。

以下、従来の天日乾燥を経て処理する方法との比較に関する考察を記す。

従来の方法による乾牧草の作り方

1.

牧草を刈ったら、水分率が

50~55%になるまで、そのまま露天に置いて乾燥させる。そののち、まずレーキで搔き

寄せて細長い小山状にしてから天日干しにする。これによって水分率が

35~ 40%まで下がる。

2.

刈り取った牧草の水分率が

35~ 40%になったら、ヘイベイラーによってこれを回収すると同時にプレスを行い、密

160~190kg/m

3の大小さまざまなベール状にする。

3.

次に、プレスしたベールを、倉庫、または、輸出の場合には乾燥機もしくは風通しのよい屋根付き倉庫に送り、ベ ール状の牧草が水分率

12%の干し草になるまで追加乾燥ささせる。その後、それらのベールを破砕装置に送って破

砕してからプレス装置に送り、そこで、コンテナ積込み効率を確保して干し草

1

㌧あたりの輸送費が低くなるよう、

破砕後の干し草を高密度の大型ベール状にプレスする。

日本への輸出にあたっては、干し草を高温(80℃)で蒸気処理する必要がある。

CLIM.AIR.50 srl

Via tremarende 27, 35010, Santa Giustina in Colle, Padova, Italy)及び Kongskilde Industries A/S

(Skaelskoervej 64, DK-4180,

Soroe, Denmark

)の専門家らによれば、これが、干し草の栄養価を大きく低下させるとのことである。これらの専 門家によれば、干し草を蒸気または熱風で処理する際の温度は摂氏

60

度以下、できれば

40~55℃がよいとのこと

である。しかし、この場合は、干し草の殺菌が不完全なものとなるリスクがあるので、最大限効果的な殺菌レベル を達成するため殺菌剤を追加する必要がある。このことが、またしても干し草の品質を低下させる。

従来の方法による干し草の作り方には、干し草が細かい土くれや病原性のある細菌の芽胞で汚染されうるという 重大なリスクがつきまとう。なぜなら、牧草の刈り取り、それを掻き寄せて山状にしたあとのひっくり返し、ヘイ ベイラーによる回収のいずれの過程でも、牧草と地面との接触が避けられないからである。

そのほかにも、従来の干し草づくりの方法では、刈り取った牧草が長期間露天に置かれるので、その間、太陽か らの紫外線に曝されるほか、降雨や環境の温度変化によって干し草が傷むというリスクもある。さらに、通常、牧 草地には囲いがないので、エサを求めて侵入した野生動物や家畜などの偶蹄類が出す糞便、分泌物その他の物質で 干し草が汚染されることもありうる。

以上を踏まえ、病原性細菌を消滅させるための干し草の高温蒸気(熱風)処理も含めて、干し草の乾燥、プレス、

ラッピングのための既存の方法の長所と欠点を分析した結果から、刈り取ったばかりの牧草を高温乾燥装置で人工 乾燥させる生産方式が推奨される。この方法によれば、加工中に、土、及び牧草地に偶然に出現した動物の糞便及 び分泌物によって汚染される可能性がまったくない高品質な干し草をあらかじめ破砕された状態で得ることができ る。さらに、この方法によれば、干し草を乾燥させ、そののち、大容量海洋コンテナ内の空間を最大限効率よく使

1以下を参照:「刈り取ったばかりの牧草を高温乾燥装置内で人工的に乾燥すると、その牧草の栄養的価値を最大限(90~95%まで)保全すること ができる。また、牧草から急速に水分を取り去ることにより、乾燥後の牧草が含んでいる栄養物質の損失原因となる微生物及び植物性酵素の活動 期間を最小限とすることができる。人工的に乾燥させた牧草から得られる飼料1kgには、飼料単位(

FU) 0.7~ 0.9、可消化プロテイン 140~ 150g、

カロチン

200

300mg

、ビタミン

B

E

K

その他が含まれる。http://fermer.zol.ru/a/15702/。詳細な研究は以下を参照:Бодров В.И., Бодров М.В., Кучеренко М.Н., Юдинцев А.А. «Системы активной

вентиляции для сушки биологически активного сырья», Нижний Новгород, 2010

V.I.

ボドロフ、

M.V.

ボドロフ、

M.N.

クチェレンコ、

A.A.

ユジンツェフ『生物的活性原料の乾燥のための能動的送風システム』、ニジニ・

ノブゴロド、

2010

年)

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用することのできる寸法と密度を持った角型ベール状に最大限高密度にプレスするという過程によって、水分率が 均一で、かつ全体(葉と茎)がよく攪拌されているという点でも品質の良い干し草ができあがる。

【施設の維持費】

施設の年間維持費等については、下記の通り試算した。

人件費:約

98

万㍔ x 3ヶ月 = 約

294

万㍔

燃料費:720kg x 12時間

x 80

日 x 8.8㍔

/kg =

608

万㍔

合計:約

903

万㍔=

15.9

万㌦

単価は加工歩留まりにより変動:

→ 製品数量 3403

㌧の場合、46.7㌦/㌧

製品数量

5106

㌧の場合、

31.1

㌦/㌧

製品数量

6808

㌧の場合、

23.3

㌦/㌧

・人件費の内訳

ガス設備オペレータ

5.0

万㍔ x 4人 乾燥設備オペレータ

5.0

万㍔ x 4人 マニピュレータオペレータ 4.3万㍔ x 2人 フォークリフトオペレータ 3.6万㍔ x 4人 補助作業員

2.2

万㍔ x 4人 データ管理員

4.3

万㍔ x 2人 機械工

8.6

万㍔ x 1人 電気・計器工

8.6

万㍔ x 1人

合計

22

人、903万㍔/月(平均

4.6

万㍔/人・月)

・燃料費について

ガスパイプラインによる安価なガスを想定。液体ガスをトラックで調達するとなると、コストは数倍になる。

施設の維持費においては燃料費が大部分を占めるので、安価なガスを入手できることが絶対条件となる。

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