STEP 4 実際に動くか確認してみましょう
⑲ ファームウェア情報: VERN
本製品のファームウェアバージョンを呼び出します。
構文: VERN [-p password]
例 本製品のバージョンを呼び出します。
>rsh 192.168.1.211 VERN 返値: 14.220.3G (一例)
※ 最新のファームウェアについては、「2-9-1 ファームウェアの更新」も参考にしてください。
2-7-7 パトライト社シグナルタワー相当コマンドリファレンス
本製品は、「リモートシェル(RSH)コマンド」の一つとしてパトライト社シグナルタワーに搭 載されているRSHコマンドも搭載しています(ファームウェア V14.300.3G 以降)。
リモートシェル(RSH)コマンド体系は、本製品オリジナルと共存しています。そのため、シ グナルタワーを制御するアプリケーションは、ほぼ変更を加えることなく本機を利用できる 上に、本製品の特長の一つの音声ファイル再生を利用することができます。
なお、動作結果については若干の差異があります。
以下の各コマンド詳細説明を参照してください。
※ パトライトおよびシグナルタワーは、株式会社パトライトの商標です。
P-① 表示灯とブザーの制御: alert
表示灯とブザーの制御ができます。
構文: alert rygbcz [sec]
モデル r y g b c z
DN-1500GX -N5Lxx
(5灯モデル) 赤 黄 緑 青 白 ブザー音の再生 DN-1500GX
-N3Lxx (3灯モデル) DN-1500GX -N1LSx (1灯モデル)
赤 黄 緑 未使用 未使用 ブザー音の再生
内容: ランプの色に対応するrygbc各桁を以下の値で動作を指定する 0=OFF(消灯)
1=ON(点灯)
2=点滅パターン1
3=点滅パターン2
9=変化なし
ランプの点灯パターン(各色共通)
指定値 パターン(▲:実行開始) 備考
1 (点灯)
オリジナルACOPコ マンドと同じ
2 (点滅パタ
ーン1)
オリジナルACOPコ マンド点滅指定と 同じ
3 (点滅パタ
ーン2)
オリジナルACOPコ マンド高速点滅指 定と同じ
ブザーの鳴動パターンに対応するzの値を以下から指定する 0=OFF(ブザー鳴動の停止)
1=パターン1
2=パターン2
3=パターン3
4=パターン4
ブザーの鳴動パターン
指定値 パターン(▲:実行開始、グレー:ブザー鳴動時間) 備考
z=1 (P-P-P-…)
1分間に約120回
ブザーが ON/OFF
を繰り返す
z=2 (P―P―)
1分間に約60回ブ ザーが ON/OFF を 繰り返す
z=3 (PP-PP-…)
1分間に約60回、
間欠的にブザーが 2 回鳴動し繰り返 す。
z=4 (連続)
ブザー音を連続的 に鳴らす
「未使用」には0を指定してください。
コントロール時間 sec:0 - 99の値
指定した時間(秒)、コマンドを実行します。指定した時間を超えるとランプとブザーはOFF になります(または待機点灯状態に戻ります)。
0の指定は、指定しない場合(省略時)と同じです。
タイマーとしては個別モードとして動作します。
※ ブザーの音量は、本体背面のボリュームで無段階に調整できます。
※ ブザー音は、本体オリジナルと異なりシグナルタワーに近い音声ファイルを使用しています。
※ コマンド実行後の戻り値は状態値。エラーの戻り値は本体オリジナルに準拠しています。
※ 一度に大量のalertコマンドを送りつけると、到着順に処理を行うため、状態変化の伝達に支障を きたす場合があります。
例1 (5Lの場合) 赤を点灯させ、青を点滅にします。他は変更しません。
>rsh 192.168.1.211 alert 199299
例2 (3Lの場合) 黄を点灯させ、緑を点滅にします。他は変更しません。
>rsh 192.168.1.211 alert 912999
例3 ブザーパターン1を30秒間鳴動させます。
>rsh 192.168.1.211 alert 999991 30
P-② ランプとブザー動作を停止: clear / doclear
ランプとブザーの動作を停止させ、通常状態に戻します。事前に「待機点灯」が設定されている場合は、
その状態に戻ります。
構文: clear [-p] [-z] または doclear [-p] [-z]
内容:
-p:ランプのみ消灯します。
-z:ブザーのみ停止します。
戻り値:
clear実行時: 000000
clear -p 実行時: 000009
clear -z 実行時: 999990
clear -p -z実行時: 000000
例 ランプとブザーの動作を停止させ、通常状態に戻します。
>rsh 192.168.1.211 clear
P-③ ランプとブザーの現在の状態: status
ランプとブザーの現在の状態をrygbczの値で戻します。
構文: status
戻り値:
rygbcz
例 現在のランプとブザーの動作状態を返します。
>rsh 192.168.1.211 status
返値: 020001 (黄色ランプ点滅パターン1・ブザー鳴動パターン1で動作中)
P-④ ランプとブザーの動作試験: test / dotest
ランプとブザーの動作試験を行います。
本体のランプ構成に合わせて次のような試験動作を行います。監視動作は停止していません。
・1 灯3 色タイプ:ランプテスト(赤→黄→緑で1 灯づつ点灯/消灯)→ブザーテスト(連続、断続、停止)。
・3 灯タイプ:ランプテスト(赤→黄→緑の順に点灯/消灯)→ブザーテスト(連続、断続、停止)。
・5 灯タイプ:ランプテスト(赤→黄→緑→青→白の順に点灯/消灯)→ブザーテスト(連続、断続、停止)
・音声ファイルの再生は行われません(ブザー音再生で代替しています)。
・動作試験中は、alert、clear、doclear、status、test、dotestのコマンドは受け付けません。
構文: test または dotest 戻り値: なし
例 指定した機器の動作試験を行います。
>rsh 192.168.1.211 test
2-8 確認する
ここでは、本機が監視を続ける中で、アラートが動作したり電子メールで通知してきたとき、そ の詳細を確認する方法を説明します。
2-8-1 イベントログの確認
監視対象の異常の発生、回復のほかに、コマンド受信などのイベントログを「タイム スタンプ」と共に内蔵のフラッシュメモリへ保存します。
ここでは、「Web 設定ツール」画面から記録されたイベントログを確認します。
事前に「2-4-1-4 電子メール通知の準備:イベントログの送信先設定」を行うことで、
イベントが190を超えたところで指定されたアドレスにCSV形式ファイルを添付し て送り出します。
イベントログとして扱われる内容項目は付録を参照します。
イベントログの最大記録件数は200件です。200件を超えて新しいイベントが発生 すると、一番古いイベントログが消え、新しいイベントログが記録されます。
本体内に記録されているイベントログは、「イベントログクリア」以外消去する方法 はありません。
1 Web管理ツールにログインします
Webブラウザに本機のIPアドレスを入力し、Web管理ツール画面を表示させます。
次にログインし設定画面を表示させます。
2 メニューの選択
左ナビメニューから「管理ツール」の「イベントログ」をクリックします。
イベントログ画面が表示されます。
各ログは、「年月日」と「時刻」をタイムスタンプとして「発生イベント」と一緒に記録 されます。
図2-53 イベントログ画面(例)
3 確認し終わったら
イベントログのリストは、通常の Web 画面同様にコピーアンドペーストができま す。
確認後はそのままログアウトするか、次の手順で消去あるいは保存できます。
4 イベントログの消去/保存
イベントログ画面の下部には、「イベントログクリア」と「イベントログ保存(CSV)」
のボタンがあります。
「イベントログクリア」を押すと、今画面にリストされているイベントログがすべて 消去されます。設置場所などの変更や、試験運用から本番運用に変わるときなどに 利用します。
「イベントログ保存(CSV)」を押すと、画面にあるイベントログを CSVファイル形式 でPC等に取り込むことができます。
2-9 メンテナンスする
ここでは、本体を他の環境に移設するような場合必要になる、ファームウェアの更新、初期化、
設定内容のバックアップ、リストア等について理解を深めます。
2-9-1 ファームウェアの更新
本製品の基本的な制御を行うために機器に組み込まれたソフトウェアを「ファーム ウェア」といいます。
(最新バージョン含め)ファームウェアを以下の手順説明にある専用サイトよりダウ ンロード後、本製品(DN-1500GX)へアップデートし、利用します。
※ 各バージョンの詳細を確認の上、ファームウェアのダウンロードを行います。
ファームウェア V14.300.3G 以降へのアップデート
V14.300.3G未満のファームウェアから、これ以降のファームウェアにアップデート
する場合、必ず「2-9-1-2 ファームウェア V14.300.3G以前からのアップデート」に従 って作業を行ってください。
この作業を行わないと、最新のファームウェアにアップデートすることができなく なります。
無線LAN環境下でのファームウェア更新はお勧めしません
無線LAN環境下で本機を利用されていても、ファームウェア更新の際には有線LAN 環境で実施することを強くお勧めします。これは有線LAN環境での通信が無線LAN より確実なためです。ファームウェア更新が中断すると故障の原因になります。
2-9-1-1 ファームウェアのアップデート(通常)
本製品のファームウェアのバージョン番号が V14.300.3G 以降であれば、通常のア ップデート方法で行います。手順は次のようになります。
現在搭載されているファームウェアのバージョンが V14.300.3G 未満の場合、この 後に説明する「2-9-1-2 ファームウェア V14.300.3G 以前からのアップデート」の 手順に従い V14.300.3G 以降の最新ファームウェアに一度アップデートする必要が あります。
その後は、この項を参照し必要に応じて最新のファームウェアに更新します。
1 ファームウェアのダウンロード
製品ダウンロードサイトより、該当ファームウェアをPC等に保存します。
ファームウェア・ダウンロードサイト ユーザ登録完了後URL をメールでご案内します
図2-54 ファームウェアダウンロードサイトにアクセス 2 ログインとメニュー選択
本体にログインにします。
設定画面左ナビメニュー内「ファームウェアアップデート」をクリックし、「ファーム ウェアアップデート」画面(図2-55参照)を表示します。
図2-55 ファームウェアアップデート画面
3 ファームウェアファイルの選択
前述の 1 でダウンロードしたファイルの名前やディレクトリなどを確認してお きます。
ファイルの指定:
「参照…」をクリックし 1 でダウンロードしたファームウェアファイルを選択し ます。次に 実行 ボタンをクリックします。
※ 誤ったファイルを選択し実行した場合:
「正しいアップデートファイルを指定してください」というメッセージが表示さ れます。正しいファイルを選択し直します。
4 ファームウェアのアップデート
実行 をクリックすると、アップデートが開始されます。
アップデートが開始されると「ファームアップデート完了後、自動的に再起動しま す。※ファームアップデート中は、電源を切らないでください。」と表示されます。
アップデート中の注意
アップデート中に他の設定に移ったり、操作を行うと、アップデートが中断したり 間違った情報が書き込まれ、誤動作の原因になります。