3. コマンドラインインタフェース
3.5 システム管理
3.5.4 ファイル管理( Flash/File )
ここで解説するコマンドはシステムコードや設定ファイルの管理を行うためのコマンドです。
コマンド 機能 モード ページ
copy コードイメージや設定ファイルのフラッシュメ モリへのコピーやTFTPサーバ間のコピー
PE P46
delete ファイルやコードイメージの削除 PE P50
dir フラッシュメモリ内のファイルの一覧の表示 PE P51
whichboot ブートファイルの表示 PE P52
boot system
システム起動ファイル、イメージの設定 GC P53
システム管理 copy
コードイメージのアップロード、ダウンロードや設定ファイルの本機、TFTPサーバ間の アップロード、ダウンロードを行います。
コードイメージや設定ファイルをTFTPサーバに置いてある場合には、それらのファイルを 本機にダウンロードしシステム設定等を置き換えることができます。ファイル転送はTFTP サーバの設定やネットワーク環境によっては失敗する場合があります。
文法
copy
file
{file | running-config | startup-config | tftp | unit}copy running-config {file | startup-config | tftp}
copy startup-config {file | running-config | tftp}
copy tftp {file | running-config | startup-config |https-certificate | public-key}
•
file
― ファイルのコピーを可能にするキーワード• running-config ― 実行中の設定をコピーするキーワード
• startup-config ― システムの初期化に使用する設定
• tftp ― TFTPサーバからのコピーを行うキーワード
• https-certificate ― TFTPサーバ間のHTTPS認証をコピー
• public-key ― TFTPサーバからSSHキーをコピー(詳細は、P4-38の"Secure Shell"コマ ンドを参照)
• unit ―ユニットの指定 ”1”
初期設定
なしコマンドモード
Privileged Execコマンド解説
• データをコピーするために完全なコマンドの入力が必要です。
• ファイル名は大文字と小文字が区別されます。ファイル名にはスラッシュ及びバック スラッシュは使用できません。ファイル名の最初の文字にピリオド(.)は使用できま せん。ファイル名の長さはTFTPサーバ上では137文字以下、本機上は31文字以下と なります(ファイル名に使用できる文字はA-Z, a-z, 0-9, "." , "-", "_"です)
システム管理
• ブートROMイメージはTFTPサーバからのアップロード及びダウンロードはできま せん。ブートROMまたは診断用イメージのダウンロードを行うためには新規のファー ムウェアに関するリリースノートの解説か、又は代理店の指示に従う必要があります。
• "http-certificate"の設定については、P3-37の「サイト証明書の設定変更」を参照して 下さい。HTTPsを用い、高セキュリティを確保した接続を行うための本機の設定につ いては、P4-35の"ip http secure-server"コマンドの解説を参照して下さい。
例
本例では、TFTPサーバを利用した設定ファイルのアップロードを示しています。
本例では実行ファイルのスタートアップファイルへのコピーを示しています。
本例では、設定ファイルのダウンロード方法を示しています。
Console#copy file tftp Choose file type:
1. config: 2. opcode: <1-2>: 1 Source file name: startup
TFTP server ip address: 10.1.0.99 Destination file name: startup.01 TFTP completed.
Success.
Console#
Console#copy running-config file destination file name: startup Write to FLASH Programming.
\Write to FLASH finish.
Success.
Console#
Console#copy tftp startup-config TFTP server ip address: 10.1.0.99
Source configuration file name: startup.01 Startup configuration file name [startup]:
Write to FLASH Programming.
\Write to FLASH finish.
Success.
Console#
システム管理
本例では、TFTPサーバのセキュアサイト承認を示しています。承認を完了するため、再起 動を行っています。
本例では、TFTPサーバからSSHで使用するための公開キーをコピーしています。SSHに よる公開キー認証は、本機に対して設定済みのユーザに対してのみ可能であることに注意し て下さい。
Console#copy tftp https-certificate TFTP server ip address: 10.1.0.19
Source certificate file name: SS-certificate Source private file name: SS-private
Private password: ********
Success.
Console#reload
System will be restarted, continue <y/n>? y
Console#copy tftp public-key
TFTP server IP address: 192.168.1.19 Choose public key type:
1. RSA: 2. DSA: <1-2>: 1 Source file name: steve.pub Username: steve
TFTP Download Success.
Write to FLASH Programming.
Success.
Console#
システム管理
delete
ファイルやイメージを削除する際に利用します。
文法
delete [
unit:
]filename
•
filename
― 設定ファイル又はイメージファイル名•
unit
― ユニットの指定 ”1”初期設定
なしコマンドモード
Privileged Execコマンド解説
• スタートアップファイルは削除することができません。
• "Factory_Default_Config.cfg"は削除することができません。
• ユニットの指定の後にはコロン(:)が必要です。
例
本例ではフラッシュメモリからの設定ファイル"test2.cfg"の削除を示しています。
関連するコマンド
dir (P51)delete public-key (P122) Console#delete test2.cfg Console#
システム管理 dir
フラッシュメモリ内のファイルの一覧を表示させる際に利用します。
文法
dir[
unit:
] [boot-rom | config | opcode [:filename
]]表示するファイル、イメージタイプは以下のとおりです:
• boot-rom ― ブートROM又は、診断イメージファイル
• config ― 設定ファイル
• opcode ― Run-time operation codeイメージファイル
•
filename
― ファイル又はイメージ名。ファイルが存在してもファイル内にエラーがある場合には表示できません。
•
unit
― ユニットの指定 ”1”初期設定
なしコマンドモード
Privileged Execコマンド解説
• パラメータを入力せずに"dir"コマンドのみを入力した場合にはすべてのファイルが表 示されます。
• 表示されるファイルの情報は以下の表の通りです
例
本例は、すべてのファイル情報の表示を示しています。
項目 内容
file name ファイル名
file type ファイルタイプ:Boot-Rom、Operation Code、Config file
startup 起動時に使用されているかどうか
size ファイルサイズ(byte)
Console#dir
File name File type Startup Size (byte)
---- ---- ---
---システム管理
whichboot
現在、本機がどのファイルから起動されているかを表示します。
文法
whichboot [
unit
]初期設定
なしコマンドモード
Privileged Exec例
本例は、すべてのファイル情報の表示を示しています。
Console#whichboot
File name File type Startup Size (byte) -- ---- --- Unit1:
D1001 Boot-Rom Image Y 1531028 V330754 Operation Code Y 4408104 startup Config File Y 3649 Console#
システム管理 boot system
システム起動に使用するファイル又はイメージを指定する際に利用します。
文法
boot system [
unit:
]{boot-rom| config | opcode}:filename
設定するファイルタイプは以下の通りです。• boot-rom ― ブートROM
• config ― 設定ファイル
• opcode ― Run-time operation code
•
filename
― ファイル又はイメージ名•
unit
― ユニットの指定 ”1”初期設定
なしコマンドモード
Global Configurationコマンド解説
• ファイルタイプの後にはコロン(:)が必ず必要です。
• ファイルにエラーがある場合には、起動ファイルに設定できません。
例
関連するコマンド
dir (P51)Console(config)#boot system config: startup Console(config)#