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ビルド・実行する

ドキュメント内 PowerCOBOL ユーザーズガイド (ページ 75-78)

第4章 アプリケーションを作成しよう

4.5 ビルド・実行する

本節では、これまでに作成したフォームや手続きを使って、アプリケーションを作成する方法、および作成したアプリケーションを実行 する方法について説明します。

4.5.1 ビルドとは

実行可能プログラムは、モジュールを単位として作成されます。モジュールに含まれるフォームの更新状態を自動的に判定し、必要な 箇所だけ翻訳、リンクすることをビルドと呼びます。

たとえば、イベント手続きを更新した場合は、翻訳とリンクが実行されますが、フォームやコントロールのプロパティだけを更新した場合 は、リンクだけが実行されます。

また、更新状態にかかわらず、モジュールのすべての構成要素を翻訳、リンクすることをリビルドと呼びます。リビルドは、モジュール内 で使用しているファイル更新日時と、実行可能プログラムの作成日時を比較しただけでは、更新状態の判定が不十分になってしまうよ うな場合に利用します。

たとえば、以下のような場合、正しくビルドできないので、リビルドする必要があります。

1. アプリケーションで利用するためのビットマップファイルを用意します。

2. ビットマップファイルを別のフォルダにバックアップしておきます。

3. ビットマップファイルを更新します。

4. ビットマップファイルをモジュールに追加します。

5. フォームにイメージコントロールを配置し、追加したビットマップファイルをイメージとして採用します。

6. ビルドして実行可能プログラムを作成します。

7. バックアップしてあったビットマップファイルを元のフォルダに戻します。

8. 再度、ビルドします。

→ビットマップファイルの最終更新日時が古いのでビルドされません。

ビルドでは、実行可能プログラムの作成日時とモジュールに含まれるビットマップファイルの更新日時を比較して翻訳やリンクの判定を します。しかし、翻訳やリンクの対象となるのは、実行可能プログラムの作成日時以降に更新されたファイルや手続きだけであるため、

ビルドだけではビットマップファイルを以前のものに戻したことが反映されません。

このような場合には、リビルドが必要になります。

4.5.2 プロジェクトを保存する

更新したフォームや手続きをビルドするには、まずプロジェクトを保存する必要があります。プロジェクトを作成し、最初にプロジェクトを 保存する場合(プロジェクトの名前が確定していない場合)、以下の操作により保存できます。

1. プロジェクトウィンドウの[ファイル]メニューから[名前を付けてプロジェクトの保存]コマンドを選択します。

2. [ファイル名を付けて保存]ダイアログボックスで、保存するフォルダおよびファイル名を指定します。

3. OKボタンをクリックします。

ポイント

・ 最初にプロジェクトを保存する場合、[ファイル]メニューの[プロジェクトの上書き保存]を選択しても、[ファイル名を付けて保存]ダ イアログボックスが表示されます。

4.5.3 ビルドする

前節までに作成したフォームと手続きをビルドします。以下の操作により、ビルドできます。

1. デザインツリーウィンドウのMain[モジュール]を選択します。

2. ポップアップメニューの[ビルド]コマンドを選択します。

ビルドが始まると、プロジェクトウィンドウがビルドビューに切り替わり、ビルドの進行状況が表示されます。

ポイント

・ 以下の方法でも、ビルドすることができます。

- デザインツリーウィンドウでモジュールを選択し、[プロジェクト]メニューの[ビルド]コマンドを選択します。

- プロジェクトウィンドウのツールバーから、ビルド用のボタンをクリックします。

・ プロジェクトが複数のモジュールをもつ場合は、以下のどちらかの方法で、すべてのモジュールをビルドできます。

- [プロジェクト]メニューの[すべてビルド]コマンドを選択します。

- デザインツリーウィンドウでプロジェクトを選択し、ポップアップメニューの[すべてビルド]コマンドを選択します。

・ プログラムのリンクが不要な場合は、以下のように操作してフォームの翻訳だけを行うことができます。

1. デザインツリーウィンドウのMainForm[フォーム]を選択します。

2. ポップアップメニューの[コンパイル]コマンドを選択します。

注意

[プロジェクト]メニューの[ビルド]コマンドおよびツールバーのビルドボタンによるビルドは、5.5.1 デフォルトモジュールを設定するを対 象としています。デフォルトモジュール以外のモジュールをビルドする場合は、ポップアップメニューの[ビルド]コマンドを使ってくださ い。

4.5.4 エラーがあったら

翻訳やリンクの結果は、ビルドビューに表示されます。たとえば、表コントロール(TBL-PURCHASE)のReturnイベント手続きにエラーが あった場合、以下のように表示されます。

エラーを修正するには、ビルドビューに表示されている診断メッセージのどれかをダブルクリックしてください。この操作により、エラー の対象となったイベントが手続き編集ウィンドウに表示され、該当する行にカレットが移動します。ここで、エラーの原因となった手続き を修正してください。手続きを修正したら、再度ビルドしてください。

ポイント

上記の例は、MOVE文の送り先の直前にTOが抜けているために、エラーが発生しています。

4.5.5 実行する

できあがったアプリケーションを実行します。

サンプルプログラムを実行するには、手続き中で商品コードから商品名および単価を求めるために使用する"商品ファイル

"(PRODUCTS.TBL)が必要です。

"PRODUCTS.TBL"は、サンプルプログラムと同じ"Table"フォルダに格納されています。サンプルプログラムを別のフォルダに作成した 場 合 は 、 コ ピ ー し て お 使 い く だ さ い 。 ま た 、 誤 っ て こ の フ ァ イ ル を 削 除 し て し ま っ た 場 合 は 、 同 じ フ ォ ル ダ に あ る"CreateProductsTable.ppj"をビルド/実行し、ファイルを作成してください。

以下の操作により、アプリケーションを実行することができます。

1. デザインツリーウィンドウのMain[モジュール]を選択します。

2. ポップアップメニューの[実行]コマンドを選択します。

実行が始まりフォームが表示されたら、本章の先頭で述べた機能が実際に動作するか確認してください。

ポイント

以下の方法でも、アプリケーションを実行することができます。

・ プロジェクトウィンドウの[プロジェクト]メニューから[実行]コマンドを選択します。

・ プロジェクトウィンドウのツールバーから、実行用のボタンをクリックします。

注意

サンプルプログラムでは、エラー系の入力チェックを十分に実施していません。実際に運用するアプリケーションを作成する場合には、

エラーチェックを強化する必要があります。たとえば、保存する場合には、以下のようなエラーチェックが必要になります。

・ 顧客名が入力されているか

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