ブイキューブ|3681
LAST UPDATE: 2021.04.28 Research Coverage Report by Shared Research Inc. | https://sharedresearch.jp
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Coverage同社は、エムキューブ社と共同で製薬企業向けのウェブ講演会サービスを開発、展開した。同サービスは、ウェブ講演会 のライブ配信にとどまらず、事前の集客や事後の参加者(主に医師)への情報提供もカバーするものである。
同社は2016年12⽉期にエムキューブ社の事業をエムスリー社に譲渡した。以後は、製薬業界のウェブ講演会事業を⾃社 で推進している。
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CoverageサードプレイスDX事業(2020年12⽉期:売上⾼構成⽐11.8%、営業利益構成⽐
12.3%)
テレキューブの設置台数
出所:会社資料よりSR社作成
事業概要
同事業では、通信機能を備えた防⾳・箱型のテレワークブース「テレキューブ」を公共空間(駅、複合施設、オフィスエ ントランス、コンビニ等)や企業向けに提供する。同事業は株式会社オカムラ(東証1部:7994)との協業事業であり、
同社のライセンスの下、オカムラ社が躯体を製造する。
開発のきっかけは、移動中のテレワーク需要への対応、静かでセキュアな環境がないという課題に対処することであっ た。加えて、社内の会議室が⾜りないという課題にも応える。将来的には、テレキューブにおいて多様なサービスが提供 できる仕組みを構築していく。例えば、遠隔医療、英会話教室の受講、⾏政⼿続き、住宅・不動産相談、など。
テレキューブの外観:左より「ソロ」「グループ1型」「グループ2型」
出所:会社資料よりSR社作成
年間設置台数 19年12⽉期 20年12⽉期
(台) 実績 実績
合計 345 1,671
前年同⽉⽐ - 384.3%
企業向け 280 1,523
前年同⽉⽐ - 443.9%
売り切り 280 1,369
前年同期⽐ - 388.9%
サブスク - 154
前年同期⽐ -
-公共空間向け 65 148
前年同⽉⽐ - 127.7%
累計設置台数 19年12⽉期 20年12⽉期
(台) 実績 実績
合計 384 2,055
前年同⽉⽐ - 435.2%
企業向け 319 1,842
前年同⽉⽐ - 477.4%
売り切り 319 1,688
前年同期⽐ - 429.2%
サブスク - 154
前年同期⽐ -
-公共空間向け 65 213
前年同⽉⽐ - 227.7%
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Coverageテレキューブの仕様
ソロ(1⼈⽤) グループ1型(2⼈⽤) グループ2型(4⼈⽤)
外⼨ 幅:1,200mm 奥⾏:1,200mm
⾼さ:2,315mm
幅:2,400mm 奥⾏:1,200mm
⾼さ:2,315mm
幅:2,000mm 奥⾏:1,600mm
⾼さ:2,315mm
重量 約352kg 約580kg 約636kg
キャスター 4点 8点 8点
注:上記以外に「TELECUBEエントリー」(1⼈⽤)が2021年2⽉に発売。幅1,200mm、奥⾏1,100mm、⾼さ2,304mm。
出所:会社資料よりSR社作成
テレキューブの仕組みと⽤途
仕様
テレキューブは、フルクローズ型のワークブース。床、壁、天井のすべての⾯が覆われ、遮⾳性が⾼い。デスクと椅⼦、
USB電源、モニターを内蔵する。
天井に覆われる空間は、消防法上の部屋とみなされ、⽕災報知器と消⽕設備、排煙機能の設置が義務付けられる。テレ キューブは熱感知式消⽕器を天井に設置し、法令基準をクリアしている。設置時の消防設備⼯事、退去時の原状回復⼯事 が不要である。躯体はスチール製で防⽕性を持つ。
そのほか、換気機能を装備し、⾃動的で約40秒に1回換気する。エアコンは装備せず、換気により外気を内部に送る仕組 みである。
企業内での⽤途例
社内外のウェブ会議。機密性の⾼い会議スペース(1対1の評価⾯談など)。
▷オフィスの空きスペースに設置。新たに増床、増築するよりも低コストで会議室を増やすことができる。
▷騒⾳の出る製造現場の会議室としての利⽤例もある。
公共空間での⽤途例
移動中の短時間作業の場。⾃宅、オフィス以外のテレワークの場。テレキューブの利点は、喫茶店など開放空間と⽐べて 機密性が⾼い点。2021年3⽉からはWiFiの設置も順次開始した(同年4⽉末までに全テレキューブで搭載が完了する予定)。
▷設置場所の例:駅や空港の構内、ショッピングモールやオフィス店舗複合施設の空きスペース。新たなシェアオフィス としての活⽤例もある。
今後は⽣活圏での設置、例えばマンションの共⽤部分や住宅地のコンビニエンスストア内での設置も同社は想定してい る。
ビジネスモデル
「企業向け」と「公共空間向け」の2つの市場に分けて展開している。企業向けは、同社、販売代理店、オカムラ社(製造 委託)が展開する。
▷同社・販売代理店からの展開においては、2020年12⽉期は売り切りが売上⾼の⼤半を占めた。
▷オカムラ社が展開するものについては、同社は、1台毎のロイヤリティ収⼊をオカムラ社から受け取り、これを売上⾼に 計上する。
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Coverage公共空間向けは、同社の持分法適⽤会社であるテレキューブサービス株式会社(⾮上場、同社の持分⽐率30.0%)とJR東
⽇本株式会社(東証1部:9020)の2社が展開する。
▷同社から2社に販売(売り切り)するものと、⽉額利⽤額を徴収するものがある。
▷JR東⽇本社は⾃社の取り組みである「STATION BOOTH」として駅構内に設置し、利⽤者に課⾦する。また、⾃社のシェ アオフィス事業「STATION DESK」にも導⼊している。
▷テレキューブサービス社は、オフィスエントランス、複合施設、私鉄駅構内への設置を⾏う。ユーザーから時間当たり利
⽤料を課⾦する。
平均単価:売り切り2,948百万円、サブスクリプション81百万円(⽉額)(いずれも2020年12⽉期第3四半期時点の実績)
公共空間でのテレキューブの利⽤料⾦と利⽤⽅法
事前に会員登録をする。個⼈登録と法⼈登録の⼆つがある。
個⼈登録のサービス料⾦: 従量課⾦。15分250円で、15分単位の課⾦。事前予約、即時利⽤いずれも可能である。
▷予約と⼊室の⽅法:事前予約時、もしくは空いているテレキューブをその場で利⽤する前に、スマートフォンなどから テレキューブのウェブサイトにアクセスし、利⽤時間を指定する。⼊室の際にはQRコードを読み取り、起動した画⾯上 の⼊室ボタンをクリックすると解錠される。
法⼈登録の場合:「基本料⾦+従量プラン」、「従量プラン」、「ID料⾦プラン」の3つがある。
▷「基本料⾦+従量プラン」の契約は1年単位。年額80,000円(税別、以下同)の基本料⾦において、ID登録した社員が利⽤
できる。総利⽤時間が100時間超となった場合、15分250円の従量課⾦となる。同プランには、基本料⾦50,000円(59時 間超で従量課⾦)のプランもある。登録できるID数に制限はない。⽉末締め翌⽉末払いで請求。
▷「従量プラン」の契約は1年単位。利⽤料15分250円の従量課⾦。ID登録した社員が利⽤可。登録できるID数に制限はない。
⽉末締め翌⽉末払いで請求。上位プランには随時移⾏可能。
▷「ID料⾦プラン」の契約は1年単位。ID登録した特定の社員が利⽤可能。契約単位はID毎で、1つのIDにつき年額3,000円。
1IDで⽉間4時間分の利⽤権を含む。利⽤時間が4時間超となった場合、150円/15分の従量課⾦となる。⽉末締め翌⽉末払 いで請求。
「テレキューブ」の供給体制
製造元はオカムラ社。「テレキューブ」におけるコンテンツやサービスの企画・開発・提供は、⼦会社であるテレキュー ブ株式会社(⾮上場:同社議決権67.0%)が執り⾏っている。また、テレキューブサービス株式会社(⾮上場:同社議決 権30.0%)がテレキューブを資産として持ち、サービスを運営する。またJR東⽇本社は⾃社シェアオフィスサービス
「STATION BOOTH」において「テレキューブ」の供給を受け、同社路線の駅構内などで展開している。
TVCM実施
2019年12⽉期にテレビコマーシャルを含むマス広告を実施。広告宣伝費257百万円を計上した。2019年12⽉1⽇(⽇)よ りオンエアを開始。TVCMで提起した「会議室⾜りない問題」が共感されたとのこと。マス広告後の変化は以下の通り。
▷Webサイトへの訪問回数:前期⽐119%増
▷Webからの⾒込客獲得数:前期⽐41%増
▷テレキューブの商談数:TVCM開始前(2019年11⽉31⽇以前)と2020年1⽉末対⽐で237%増
▷提携候補先の⼤企業や⾏政への幅広い認知により、商談スピードが加速(2019年12⽉期決算説明会資料より)
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