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ビジネスパートナーとともに

ドキュメント内 Sustainability Data Book 2018 (ページ 49-53)

「クルマづくり、モノづくりを通じた社会への貢献」「お客様第一」を達成するためには、ビジネスパートナー (サプライヤーや販売店などの取引先)と理念を共有し、

さまざまな活動に一丸となって取り組むことが不可欠です。トヨタはオープンでフェアな企業活動を推進し、CSRに対する取り組みを着実に推進すると同時に、安全・安心をはじめ とする品質向上のために、ビジネスパートナーとの一体化を通じて、高いレベルのお客様満足度の実現に取り組みます。

基本的な考え方

CSR方針『社会・地球の持続可能な発展への貢献』抜粋

◦私たちは、サプライヤー・販売店などの取引先を尊重し、長期的な視野に立って相互信頼に基づく  共存共栄の実現に取り組みます。

◦私たちは、取引先の決定にあたっては、全ての候補に対しその国籍または規模に関わらず門戸を開き、

 その総合的な強みに基づき判断します。

◦私たちは、各国の競争法の規定と精神を遵守し、公正かつ自由な取引を維持します。

2017年度の主な取り組み(実績) 2018年度の主な取り組み

サプライヤー

◦サプライチェーンに対するCSR推進活動の継続的な働きかけ

◦紛争鉱物(コンフリクト・ミネラル)問題など、サプライチェーンにおける人権問題への取り組み ◦左記活動の継続と強化 販売店

◦CSRホームページによる販売店への情報提供

◦地域視点での貢献活動の提案・推進

◦「J-ReBORN計画」の推進

◦左記活動の継続と強化 過年度実績および本年度の主な取り組み

お 客 様

より良いものをより安くタイムリーに

相互信頼・共存共栄

販 売 アフターサービス 生 産

トヨタ

安全・安心 豊かな生活

販売店・代理店 サプライヤー

トヨタは創業以来、サプライヤーと一体となってモノづくりを追求してきました。その なかで「相互信頼に基づく相互繁栄」の精神のもと、「調達の基本方針」をグローバルに 展開し、新たなパートナーとの関係も含め、緊密な関係を大切にしながら、共にお客様 第一の活動を推進しています。

また近年、サプライチェーンを含めた企業の社会的責任への関心が高まっていることに 対応していく必要性もあり、サプライヤーのトップとの対話の機会を設けて共有して います。社内でも、各種セミナーを通じた教育などで、バイヤーも含む全社員の意識 向上、啓発を図っています。

今後も、サプライヤーと共にコンプライアンスの遵守、人権尊重、環境負荷の低減など に取り組み、社会・地球の持続可能な発展に貢献します。

トヨタでは、サプライヤーと共に連携して取り組むことが重要と考え、2009年2月に

「仕入先CSRガイドライン」を策定しました。サプライヤーに対して、本ガイドラインに 基づいて自らCSRを実践していただくことに加え、各社のサプライヤーへも同様に、各 社のCSR方針・ガイドラインを展開するようにお願いしています。

さらに、2012年12月にサプライチェーンに対する人権対応(モニタリング・是正対応 の強化/コンフリクト・ミネラル問題への対応)をより明確にするため改定版を策定し、

一層のCSR取り組みの 充実・強化をお願いして います。

トヨタは「仕入先CSRガイドライン」を策定し、その中に人権尊重のトヨタの方針とサ プライヤーに対する期待を明記し、サプライヤーへ展開しています。

さらに人権・労働に関しては、取り組み強化の一環として「質問表」を設け、状況を確認 するとともに、必要に応じて改善依頼や改善活動の確認を行っています。

トヨタは環境取り組みをサプライヤーと共に連携して行うことが重要と考え、

「TOYOTAグリーン調達ガイドライン」を策定し、サプライヤーへ展開しています。

2016年1月には「トヨタ環境チャレンジ2050」を踏まえ、改定版を発行しました。主 な改定ポイントとして、温室効果ガス、生物多様性などの取り組み内容の拡充と、ライ フサイクル視点の強化、サプライチェーン・マネジメントの強化を織り込みました。

「仕入先CSRガイドライン」の展開

人権尊重

環境活動の推進 サプライヤーとともに

トヨタの調達基本方針

1. オープンドアポリシーに基づく公正な競争

トヨタとの取引を希望される国内外のサプライヤーに対して、国籍、企業規模、取引実績の有無を問わず、

オープンで公正かつ公平な参入機会を提供しています。

サプライヤーの選定にあたっては、品質、原価、技術、納期などの能力に加え、継続的な改善に取り組む経 営姿勢・体制、および環境問題などの社会的責任に対する取り組み、などを総合的に勘案しています。

2. 相互信頼に基づく相互繁栄

トヨタは、長期的なビジョンの中で、相互繁栄を図ることができる取引関係の確立を目指しています。

その基礎となる相互の信頼関係を築くため、サプライヤーとの双方向かつ密接なコミュニケーションの促 進を図っています。

3. 良き企業市民を目指した現地化の推進

トヨタは、世界各地での車の需要に応えて現地生産を積極的に進めています。現地生産にあたっては、車の 生産に必要な部品・資材・型・設備等を、現地のサプライヤーから積極的に調達することにより、地域社会 に貢献し、良き企業市民となることを目指しています。

仕入先CSRガイドライン Web https://www.toyota.co.jp/jpn/sustainability/society/partners/supplier_csr_jp.pdf

環境への取り組み P126

「紛争鉱物対応方針」に基づき、人権侵害などに関わる紛争鉱物を原材料として使用しな いコンフリクトフリーを目指して、グローバルにサプライチェーンをさかのぼって調査 を実施しています。武装勢力の資金源になっているなどの懸念があった場合は、使用回 避に向けた取り組みを進めます。

CSRを推進するため、サプライヤーは自主的な活動として「CSR講演会」「CSR研鑽会」

「ボランティア活動」に取り組んでいます。

「CSR講演会」は、トヨタの協力会である協豊会・栄豊会が共催で毎年開催しており、各会 員会社がCSRの理解、意識向上を図り、CSR推進に取り組むことを目的に行っています。

2017年度は7月に、『「働き方改革」成功の条件』と題した講演を実施しました。「長時 間労働の是正」「生産性の向上」「人材不足」など、さまざまな労務課題に直面している なか、女性の活躍する社会、若者や高齢者の能力を発揮できる社会、仕事と生活の調和

(ワーク・ライフ・バランス)の実現など、「働き方改革」の重要性をあらためて認識する 機会となりました。併せて、サプライヤーのCSR推進活動を支援するため、トヨタ主催 で毎年「CSR勉強会」を実施しています。CSR全般の知識はもちろん、「なぜCSRを推進 するのか」「なぜサプライチェーン全体まで展開するのか」など、問題意識を高める理解 活動にも努めています。

2017年度は、サプライヤー 350社(450人)を対象に、法務案件として「取引適正化」の 動向と取り組みをテーマにCSR勉強会を実施しました。海外では、AIAGのサプライ ヤー CSR教育プログラムにトヨタも参加し、海外サプライヤーのCSR推進活動を後押し しています。過年度において、新しい教育ツールとしてAIAGホームページからサプライ ヤーが研修できるeラーニング「Supplier Responsibility Training Project」の整備に も参画、今後のサプライチェーンでのCSR意識向上への貢献を目指しています。

事業活動のグローバル化や社会的要請の高まりを受け、贈収賄防止の徹底のため、

2012年に「贈収賄防止に関するガイドライン」を策定しました。ビジネスパートナー であるサプライヤーにも周知を図ることで、贈収賄に対する一層の防止体制強化、未然 防止に取り組んでいます。

紛争鉱物(コンフリクト・ミネラル)

サプライヤーのCSR推進活動 贈収賄防止

贈収賄防止に関するガイドライン(ビジネスパートナー用)

Web https://www.toyota.co.jp/jpn/sustainability/society/partners/pdf/anti-bribery.pdf 人権の尊重 P44

CSR勉強会 CSR講演会

ボランティア福祉協議会 CSR研鑽会

* AIAG(Automotive Industry Action Group):

米国の自動車業界の行動規範を定める団体(https://www.aiag.org/)

販売店は、トヨタの「お客様第一」の理念が問われる最前線です。トヨタと販売店は、

製品・サービスの価値を共有し、固い信頼関係で結ばれたパートナーとして、常にお客 様満足の向上を目指して、双方向の緊密なコミュニケーションのもと、一体となり取り 組みを展開しています。

トヨタの国内販売ネットワークは、281社、約5,500店舗(U-car含む・2018年7月時 点)からなります。

トヨタは、「お客様第一」の理念を掲げ、「1にユーザー、2にディーラー、3にメーカー」

の考えのもと、販売店をサポートし、お客様の期待に応え、お客様満足度を高めていく ことにより、「販売店の発展=トヨタの発展」が実現すると考えています。

国内トヨタ販売店が加入するトヨタ自動車販売店協会(ト販協)は、2005年に「CSR特別 研究会」を設置し、「トヨタ販売店CSRガイドライン」を策定しました。翌年には「トヨタ販売店 CSR宣言」を公表し、現在に至るまで、全販売店が一丸となってCSR活動を推進しています。

2016年に、「CSR特別研究会」を「コンプライアンス研究会」に改組し、法令遵守のために なすべきことを研究し、全販売店へ提言を行っています。

また、販売店各社の自主的な法令遵守活動の支援ツールとして、約400項目に及ぶ「CSR チェックリスト」をト販協から販売店へ毎年展開しています。

トヨタは、これらト販協・販売店の活動の支援として、

 ◦販売店各社の好事例を掲載した「コンプライアンス支援ウェブサイト」の開設  ◦ト販協が開催する研究会・講演会への情報提供

 ◦法令改正に伴う「CSRチェックリスト」改定のサポート などを行っています。

人口減、高齢化、市場の縮小、技術進化など、日本の自動車市場が急激に変化するなか で、国内販売事業の新たな施策「J-ReBORN計画」を推進しています。

「全国に広がるトヨタのネットワークを生かし、日本を元気にしていきたい」という思 いのもと、お客様を含むすべての人に愛されるための活動を通じて、トヨタと販売店が

「もっといいお店づくり」を推進。より多くの方にクルマファンになっていただくことに チャレンジしていきます。

国内トヨタ販売店へのサポート

販売店と共に日本を元気にすることを目指す「J-ReBORN計画」

販売ネットワークとともに

◦「CSRチェックリスト」および「評価結果フィードバックシート」の展開

◦トヨタ販売店「ヘルプライン」運営「ヘルプライン報告ダイジェスト」や各種ツール、配付物の展開

◦CSR研究会の開催  ◦CSR講演会の開催 ト販協の主なCSRに関する取り組み

①若者(心・行動の若さ)を獲得するマーケティング活動

②圧倒的な生産性の向上によりお客様との絆を深める

「J-ReBORN計画」の概要

「J-ReBORN計画」で取り組む4項目

〈トヨタ〉 もっといいクルマづくり 〈販売店〉 もっといいお店づくり

クルマファン・トヨタファン・販売店ファンづくり

①CS・生産性を圧倒的なレベルまで高める ②新しいお客様を含むすべての生活者に愛され続ける 2020年代の自動車ビジネス活性化にチャレンジ

(1)「クルマ・事業軸」から「お客様軸」への働き方のReBORN

③地域での存在感を高めるオールトヨタ~オールジャパンの活動へ

④将来課題を先取りした販売店モデルケースづくり

(2)地域における町いちばん企業へのReBORN

*CS:Customer Satisfaction(お客様満足)

国内販売店

ドキュメント内 Sustainability Data Book 2018 (ページ 49-53)