5. IP の設定
5.6 バックアップの設定
5.6.1 プロバイダ接続がダウンした時にバックアップする接続先の指定
[ 入力形式 ] pp backup peer_num
pp backup backup_interfacegateway no pp backup
[ パラメータ ] ○ peer_num...バックアップとして pp を使用する場合の相手先情報番号
○ backup_interface...バックアップとして使用する LAN インタフェース
○ gateway...ゲートウェイの IP アドレス
[ 説明 ] 選択した相手先に対するプロバイダ接続がダウンした場合にバックアップするインタフェース情報を設定する。
[ ノート ] PP 毎のコマンドである。
接続のダウンを検知するキープアライブ動作が必要なため、専用線の場合は pp keepalive use lcp-echoの設定 が、それ以外の場合には pp always-ononが同時に必要になる。
プロバイダ接続のバックアップなど、バックアップ接続先にバックアップであることを通知する必要のない場合 に使用する。拠点間接続のバックアップでは、専用線接続による leased backupを使用することもできる。
leased backupでは相手先にバックアップ接続であることが通知されるので、経路が双方で切り換えられる。
[ デフォルト値 ] none
□回線が ISDN 回線である時は、呼が接続されていない場合
□回線が専用線である時には、LCP キープアライブによって通信相手が落ちたと判断し た場合
□回線がフレームリレーであって ”dlci=dlci”を指定している場合には、PVC 状態確 認 手順によって指定した DLCI 番号が通信できないと判断した場合
□ pp keepalive use 設定によりダウンが検出された場合
[ 適用モデル ] RTX2000 RTX1000 RT300i RT140p RT140f RT140i RT140e
RT105p RT105i RT105e
[ 適用モデル ] RTX2000 RTX1000 RT300i RT140p RT140f RT140i RT140e
RT105p RT105i RT105e
5.6.2 バックアップからの復帰待ち時間の設定
[ 入力形式 ] pp backup recovery time time no pp backup recovery time [time] [ パラメータ ] ○ time
●秒数 ( 1..21474836)
● off... すぐに復帰
[ 説明 ] バックアップから復帰する場合には、すぐに復帰させるか、設定された時間だけ待ってから復帰するかを設定す
る。
[ ノート ] この設定は、すべての PP で共通に用いられる。また専用線バックアップでも FR バックアップでもこの設定が共
通に用いられる。
[ デフォルト値 ] off
5.6.3 PP 経由のキープアライブを使用するか否かの設定
[ 入力形式 ] pp keepalive use lcp-echo
pp keepalive use icmp-echodest_ip[downwait=downwait] [upwait=upwait][disconnect=disc][dest_ip...]
pp keepalive use lcp-echo icmp-echodest_ip[downwait=downwait] [upwait=upwait][disconnect=disc][dest_ip...]
pp keepalive use off no pp keepalive use
[ パラメータ ] ○ lcp-echo... LCP Echo Request/Reply を用いる
○ icmp-echo... ICMP Echo Request/Reply を用いる
○ dest_ip... キープアライブ確認先の IP アドレス
○ downwait...icmp-echoを使用する場合のダウン検知のための許容応答時間 ( ミリ秒 )( 1..1000)
○ upwait...icmp-echoを使用する場合のアップ検知のための許容応答時間 ( ミリ秒 )( 1..1000)
○ disc...icmp-echoを使用する場合の無応答切断時間 ( 秒 )( 1.. 21474836)
○ off... キープアライブを使用しない
[ 説明 ] 選択した相手先に対する接続のキープアライブ動作を設定する。
lcp-echo指定で LCP Echo Request/Replyを用い、 icmp-echoも指定すれば ICMP Echo Request/Reply も同時 に用いる。 icmp-echoを使用する場合には IP アドレスの設定が必要である。
[ ノート ] offを指定した場合でも、 pp always-ononと設定されていれば LCP Echo によるキープアライブが実行される。
icmp-echoでの確認先 IP アドレスへの経路情報は、設定される PP インタフェースが送出先となるよう設定される
必要がある。
downwaitパラメータの設定で応答時間を制限する場合でも、 pp keepalive intervalの設定値のほうが小さい場
合には、 pp keepalive intervalの設定値が優先される。
downwait、 upwaitパラメータのうち一方しか設定していない場合には、他方も同じ値が設定されたものとして動
作する。
PPPoE で使用する場合に PPPoE レベルでの再接続が必要な場合には、 disconnect指定が有効である。設定時間 内に icmp-echoの応答がない場合、PPPoE レベルで一度切断操作を行うため、 pp always-ononとの併用によ り再接続動作を行うことができる。デフォルトでは disc= 70程度に設定しておけば、ダウン検出後の切断動作が期 待できる。
[ 適用モデル ] RTX2000 RTX1000 RT300i RT140p RT140f RT140i RT140e
RT105p RT105i RT105e
5.6.4 PP 経由のキープアライブのログをとるか否かの設定
[ 入力形式 ] pp keepalive log log no pp keepalive log [log] [ パラメータ ] ○ log
● on... ログをとる
● off... ログをとらない
[ 説明 ] PP 経由のキープアライブをログにとるか否かを設定する。
[ ノート ] この設定は、すべての PP で共通に用いられる。
[ デフォルト値 ] off
5.6.5 PP 経由のキープアライブの時間間隔の設定
[ 入力形式 ] pp keepalive interval interval [count] no pp keepalive interval [interval [count]]
[ パラメータ ] ○ interval...キープアライブパケットを送出する時間間隔 [ 秒 ]( 1..65535)
○ count... この回数連続して応答がなければ相手側のルータをダウンしたと判定する ( 3..100)
[ 説明 ] キープアライブパケットを送出する時間間隔とダウン検出を判定する回数を設定する。
[ ノート ] PP 毎のコマンドである。
一度リプライが返ってこないのを検出したら、その後の監視タイマは 1 秒に短縮される。
[ デフォルト値 ] interval = 30 count = 6
5.6.6 専用線ダウン検出時の動作の設定
[ 入力形式 ] leased keepalive down action no leased keepalive down [action] [ パラメータ ] ○ action
● silent...何もしない
● reset...ルータを再起動する
[ 説明 ] キープアライブによって専用線ダウンを検出した場合のルータの動作を設定する。
[ デフォルト値 ] silent
[ 適用モデル ] RTX2000 RTX1000 RT300i RT140p RT140f RT140i RT140e
RT105p RT105i RT105e
[ 適用モデル ] RTX2000 RTX1000 RT300i RT140p RT140f RT140i RT140e
RT105p RT105i RT105e
[ 適用モデル ] RTX2000 RTX1000 RT300i RT140p RT140f RT140i RT140e
RT105p RT105i RT105e
5.6.7 LAN 経由でのプロバイダ接続がダウンした時にバックアップする接続先の指定
[ 入力形式 ] lan backup interfacepeer_num
lan backup interfacebackup_interfacegateway no lan backup interface
[ パラメータ ] ○ interface... バックアップ対象の LAN インタフェース名
○ peer_num... バックアップとして pp を使用する場合の相手先情報番号
○ backup_interface... バックアップとして使用する LAN インタフェース
○ gateway... ゲートウェイの IP アドレス
[ 説明 ] 指定する LAN インタフェースに対して、LAN 経由でのプロバイダ接続がダウンした場合にバックアップするイ
ンタフェース情報を設定する。
[ ノート ] バックアップ動作のためには、LAN 経由での接続のダウンを検知するために lan keepalive useコマンドでの設 定が併せて必要である。プロバイダ接続のバックアップなど、バックアップ接続先にバックアップ情報を通知す る必要のない場合に使用する。
[ デフォルト値 ] none
5.6.8 LAN 経由のキープアライブを使用するか否かの設定
[ 入力形式 ] lan keepalive use interfaceicmp-echodest_ip[downwait=downwait] [upwait=upwait][dest_ip...]
lan keepalive use interfacearpdest_ip[dest_ip...]
lan keepalive use interfaceicmp-echodest_ip[downwait=wait] [upwait=wait][dest_ip...]arpdest_ip[dest_ip...]
lan keepalive use off no pp keepalive use interface
[ パラメータ ] ○ interface... バックアップ対象の LAN インタフェース名
○ dest_ip... キープアライブ確認先の IP アドレス
○ downwait... icmp-echo を使用する場合のダウン検知のための許容応答時間 ( ミリ秒 )( 1..1000)
○ upwait... icmp-echo を使用する場合のアップ検知のための許容応答時間 ( ミリ秒 )( 1..1000)
○ off... キープアライブを使用しない
[ 説明 ] 指定する LAN インタフェースに対して、キープアライブ動作を行うか否かを設定する。 icmp-echoを指定すれば ICMP Echo Request/Reply を用い、 arpを指定すれば ARP Request/Reply を用いる。併記することで併用 も可能である。
[ ノート ] icmp-echoで確認する IP アドレスに対する経路は、バックアップをする LAN インタフェースに向くこと。 down- waitパラメータで応答時間を制限する場合でも、 lan keepalive intervalの設定値のほうが小さい場合には、 lan keepalive intervalの設定値が優先される。 downwait、 upwaitパラメータのうち一方しか設定していない場合に は、他方も同じ値が設定されたものとして動作する。
[ デフォルト値 ] キープアライブは使用しない
[ 適用モデル ] RTX2000 RTX1000 RT300i RT140p RT140f RT140i RT140e
RT105p RT105i RT105e
[ 適用モデル ] RTX2000 RTX1000 RT300i RT140p RT140f RT140i RT140e
RT105p RT105i RT105e
5.6.9 LAN 経由のキープアライブの時間間隔の設定
[ 入力形式 ] lan keepalive interval interfaceinterval[count]
[ パラメータ ] ○ interface...バックアップ対象の LAN インタフェース名
○ interval...キープアライブパケットを送出する時間間隔 ( 1.. 65535)
○ count... ダウン検出を判定する回数 ( 3 ..100)
[ 説明 ] 指定する LAN インタフェースに対して、キープアライブパケットの送出間隔とダウン検出を判定する回数を設定
する。 countに設定した回数だけ連続して応答パケットを検出できない場合に、ダウンと判定する。
一度応答が返ってこないのを検出したら、その後のキープアライブパケットの送出間隔は 1 秒に短縮される。そ のため、デフォルトの設定値の場合でもダウン検出に要する時間は 35 秒程度である。
[ デフォルト値 ] interval = 30 count = 6
5.6.10 バックアップからの復帰待ち時間の設定
[ 入力形式 ] lan backup recovery time interface[time] no lan backup recovery time
[ パラメータ ] ○ interface...バックアップ対象の LAN インタフェース名
○ time
●秒数 ( 1.. 21474836)
● off
[ 説明 ] 指定する LAN インタフェースに対して、バックアップから復帰する場合に、 すぐに復帰させるか、設定された時
間だけ待ってから復帰するかを設定する。
[ デフォルト値 ] off
5.6.11 LAN 経由のキープアライブのログをとるか否かの設定
[ 入力形式 ] lan keepalive log interfacelog no lan keepalive log interface
[ パラメータ ] ○ interface...バックアップ対象の LAN インタフェース名
○ log
● on... ログをとる
● off... ログをとらない
[ 説明 ] キープアライブパケットのログをとるか否かを設定する。
[ デフォルト値 ] off
[ 適用モデル ] RTX2000 RTX1000 RT300i RT140p RT140f RT140i RT140e
RT105p RT105i RT105e
[ 適用モデル ] RTX2000 RTX1000 RT300i RT140p RT140f RT140i RT140e
RT105p RT105i RT105e
[ 適用モデル ] RTX2000 RTX1000 RT300i RT140p RT140f RT140i RT140e
RT105p RT105i RT105e