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ドキュメント内 九州大学学術情報リポジトリ (ページ 49-54)

'Ar

Scheme 2・2. Stabilization of Merocyanine Form by Arylazo Substituent.

-43-この構造は、 アルカリ金属イオンを添加することによってさらに安定化でき ると考えられる。

Na TFPB

Na+

Scheme 2・3. . Interaction 01 Sodium lon and Azo Nitrogen.

この章では、 アゾ化スピロピランの合成、 並びに類似した化合物のlH_及び 13c-m伎の完全帰属を行った。

-44

-2-2 スピロピランとアレーンジアゾニウム塩のカップリング反応

l' ,3' ,3'-trimethylspiro[2H・l-benzopyran-2,2'-indolinel (_!_; SP(benzo)) 3)と4・

fluorobenzenediazonium tetrafluoroborate (2)をジクロロメタンー水の二相系、

NaTFPBを触媒に用いて、 相間移動触媒反応条件下、 “)Scheme 2-4に示すア ゾカップリング反応、を行った。

+ F

町BF4-2

catalytic Na TFPB

、、 CH2CI2 - H20 Two-phase System

、N

-D-

F

3

Catalytic Na TFPB

CH2CI2 - H20 Two-phase System

4 (90 % ) Scheme 2・4. Azo Coupling Reaction 01 Spiropyran.

単離された黄色結晶のアゾ化合物をNMRスペクトルを詳細に検討したとこ ろ、 生成物はふ置換休3ではなく、 デー置換体4であった。

インドリノ環の求電子反応、に対する位置選択性を調べるために、 立体効果の 影響の小さいニトロソ化反応4,ηを行った。 スピロピラン化合物にはSP(benzo)

よりも求電子反応に対して不活性で、 しかも、 ピラン環の電子密度が低いため、

インドリノ環のみへの求電子攻撃が起こると考えられる6-nitro-l' ,3'

,3'-tri-

-45-methylspiro[2H-l-benzopyran・2,2'-indoline] (SP(nitro);互) 8)を用いた。

SP(ni汀0)と亜硝酸ナトリウムをジクロロメタンー硫酸の二相系、 Na TFPBを触 媒に用いて、 相間移動触媒条件下、 ニトロソ化反応を行ったところ、5 '位がニ トロソ化された後、 本反応条件下において逐次的に酸化されたと考えられる 5' ,6-dinitro-l' ,3' ,3' -trimethylspiro[2H-l-benzopyran-2,2'-indoline] (SP(d加i佐o);_&_)9)

が単離された(Scheme 2-5)。 ニトロソ化試剤の求電子性は比較的低く、 この 結果からスピロベンゾピランの5' 位の反応性が高いことが証明された。

NaN02 N02

THw2So0-p4ha・sCe HS2yCs1t2 em 5 FW = 322.36

Air Oxidation 02N

11 5ーで�

\=:/ N02 6

Scheme 2・5. Nitration of Spiropyran.

SP(ni甘0)のニトロ基をアミノ基に還元し、 ジアゾニオ基に変換した後、 アゾ カップリングさせる方法、 また、5'位を塩素で保護した5'-chloro-l',3',3'-tri-me出ylsp廿0[2H-l-benzop戸m・2,2'-indoline] (SP(chloro) ; 1)ゆとアレーンジアゾ

ニウム塩をカップリングさせる方法について検討したが、スピロピランの6位 にアゾ基を導入することはで、きなかった。

-46-2- 3

アリールアゾ置換サリチルアルデ、ヒドからスピロピランの 合成

スピロピラン環 形成後に、 6位にアリールアゾ、基を導入することが困難で あったので、 スピロピラン合成中間体であるsa1icyla1dehyde(

)にアリールア

ゾ基を導入した後に、 インドリン誘導体と反応させてスピロピラン環を形成す る方法を計画した。

1M酢酸一酢酸ナトリウム緩衝液ーエタノール混合溶液にsa1icyla1dehyde

(�)

を溶解し、 1.1当量の4- 凶佐obenzenediazonium附afluoroborate(9)を加えると 固体 が析出した。 低収率(14%)ではあるが、 目的とする5-(4-凶甘ophenylazo)-sa1icyla1dehyde (

_!_Q_

)を単離した(Scheme 2-6 )。

HO

-O

MeOH

くつト

N2+BF4

- 1 M AcOH-AcONa aq.

8

Scheme 2・6. Azocoupling of Salicylaldehyde.

10 (14%)

5-(4-凶甘ophenylazo)sa1icylaldehyde(

l_立

)のメタノール 溶液に 5-ch1oro-1ふ3-mぬyl・2-m仙yleneindoline

(1 1

)を過剰量 加えて加熱還流した。 放冷後 、 析 出した固 形物をろ別し、

エタノールより再結晶して5'-chloro-6-(4-ni佐ophenyl-azo)-1' ,3' ,3' -trimethylspiro[2H-1-benzopyran-2,2'也doline](

l_三

)を収率59%で

得た(Scheme 2-7 )。

5 '位の塩素は環化 反応や生成物の同定には有利であるが、 メロシアニン体の 安定化にはむし ろ逆効果であるため、 1,3ふ廿ime血yl- 2-me出yleneindoline

(1 3)

より塩素を含まない6-(4-ni佐ophenyl位0)-1',3' ,3'-甘imethylspiro [2H-l-benzopyran-2,2'-indolinel

(1 4)

11)を同様の方法(Scheme 2-7 ) で合成した(組収率680も)。

-47-Cl

OL

+

11

MeOH reflux

13

MeOH reflux

』「

F

CI 10

同二ト N02

10

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