いけど,予算も時間もない し,まだ,予定はない.
・ニーズ
・アセスメント
・予算と時間がな い
・予定ない
㉕
実は,去年,ニーズ・アセスメントを5つの圏域に実施しよ うとしたが,時間と色々な問題でできませんでした.それ で,報道資料,女性団体が調査したもの,A市の調査資料な どの基本福祉資料を,持っています.それを参考して,プロ グラムを最初に企画します….
ニーズ・アセスメントをしよ うとしたが,時間等の問題で できなかった.
・ニーズ
・アセスメント
・時間等の問題
・できない
小グループ(7)
大変だ」として集約できた.また,以上の3つのデータ内容の要約から「受け付け機関」「利 用機関」「異なる」「混乱」「連携」「利用順位」「下がる」「遠い地域」「大変」といったキー ワードを書き出した.これらのキーワードを基に「センター数の不足問題:ひとり親家族支 援センターが少なく,ひとり親家族支援センターから遠い地域に住んでいる人は,他の機関 と連携するしかないが,連携先の事情によって利用者が適切な支援を受けにくくなる不便 を与える」という表札を作成した.
小グループ(3)はラベル②,⑧,⑨,⑫で編成されており,各ラベルのデータ内容の要 約は,ラベル②は「職員は不安を持っている」,ラベル⑧は「不安定な職員の身分によって 支援の中・長期計画を立てることに支障が生じる」,ラベル⑨は「センターも優秀な職員の 採用ができない」,ラベル⑫は「1 年という契約は,職員にとっては不安だ」として集約で きた.また,以上の4つのデータ内容の要約から「職員」「不安」「計画」「支障」「優秀な職 員」「採用」「できない」「1 年契約」といったキーワードを書き出した.これらのキーワー ドを基に「不安定な雇用問題:1年契約という雇用形態で職員は不安になり,センターは優 秀な職員の採用ができなくなるため,支援計画を立てることに悪影響を与える」という表札 を作成した.
小グループ(4)はラベル④,⑬,㉑,㉒で編成されており,各ラベルのデータ内容の要 約は,ラベル④は「平日の夜,週末にも仕事があり,2 名では仕事が回らない」,ラベル⑬ は「人材が不足して受託した法人がサポートするしかない状況が受託した法人の本業に悪 影響を及ぼしている」,ラベル㉑は「夜,週末にも仕事があるが,職員は2名で本当に無理 だ」,ラベル㉒は「ほとんどのプログラムは,夜または週末に行われる」として集約できた.
また,以上の4つのデータ内容の要約から「夜」「週末」「仕事」「プログラム」「回らない」
「無理」「人材の不足」「受託した法人」「サポート」「するしなかい」「本業に悪影響」とい ったキーワードを書き出した.これらのキーワードを基に「人材不足の問題:職員が少ない ため,夜も週末も仕事をしなければならず,ひとり親家族支援センターを受託した法人から 職員を派遣するしかなく,ひとり親家族支援センターを受託したことが正しかったのかに 疑問が残る」という表札を作成した.
小グループ(5)はラベル⑤,⑭,⑮,㉓で編成されており,各ラベルのデータ内容の要 約は,ラベル⑤は「ひとり親は出稼ぎで,支援を広報しても接する時間がない」,ラベル⑭ は「子育てでセンターに来られない.誰かが子どもを見守ってくれれば,センターの支援に 参加したいが,できない」,ラベル⑮は「親にだけ,必要な支援があるのに,子育てで来ら
れない人が多い」,ラベル㉓は「何よりも生計が優先だから,支援への強い意志がないと,
受けにくい」として集約できた.また,以上の4つのデータ内容の要約から「出稼ぎ」「子 育て」「時間がない」「センターの支援」「参加できない」「来られない」「生計」「優先」「支 援」「受けにくい」といったキーワードを書き出した.これらのキーワードを基に「ひとり 親の時間不足の問題:仕事と子育てで,ひとり親家族支援センターを利用する時間がない」
という表札を作成した.
小グループ(6)はラベル⑩,⑯,⑰,㉔で編成されており,各ラベルのデータ内容の要 約は,ラベル⑩は「自分の状況を受け入れにくく,周りの目を気にしている」,ラベル⑯は
「外より本人に対する本人の偏見が大きい」,ラベル⑰は「警戒が酷く,ひとり親に対する 自分自身の偏見が,未だに存在している」,ラベル㉔は「ひとり親のなかで,センターに行 くこと自体がスティグマ化だと思う方が多い」として集約できた.また,以上の4つのデー タ内容の要約から「自分の状況」「受け入れにくい」「周りの目」「気にする」「本人」「偏見」
「警戒」「自分自身の偏見」「センターに行くこと」「スティグマ化」といったキーワードを 書き出した.これらのキーワードを基に「ひとり親のセルフ・スティグマの問題:離婚,ひ とり親家庭に対する悪いイメージを持つことで,自分のことを正しく受け入れず,ひとり親 家族支援センターを利用することにも悪影響を与えている」という表札を作成した.
小グループ(7)はラベル③,⑱,㉕で編成されており,各ラベルのデータ内容の要約は,
ラベル③は「忙しくて,調査ができなかった」,ラベル⑱は「ニーズ・アセスメントがした いけど,予算も時間もないし,まだ,予定はない」,ラベル㉕は「ニーズ・アセスメントを しようとしたが,時間等の問題でできなかった」として集約できた.また,以上の3つのデ ータ内容の要約から「ニーズ・アセスメント」「調査」「できない」「予算と時間がない」「予 定ない」「忙しい」「時間等の問題」といったキーワードを書き出した.これらのキーワード を基に「ニーズ・アセスメント未実施の問題:時間や予算等の問題で,ニーズ・アセスメン トを実施していない」という表札を作成した.
[表18] 表札づくり(小グループ化)
2-2-(c) 第2段のグループ編成
第 1 段のグループ編成と同様の方法で,これらのラベルを再度読み込み,第 2 段のグル ープ編成を行なった.その結果を[表19]に示した.
小グループのなかで共通したメッセージがないかを再検討した結果,上記の小グループ 表札の
通し番号 小グループの表札 ラベル
⑴
予算のうち,運営費不足の問題:
予算上,運営費が少なく,ひとり親家族支援センターを受託 した法人がサポートをしなければならない.
⑥⑪⑲
⑵
センター数の不足問題:
ひとり親家族支援センターが少なく,ひとり親家族支援セン ターから遠い地域に住んでいる人は,他の機関と連携するし かないが,連携先の事情によって利用者が適切な支援を受け にくくなる不便を与える.
①⑦⑳
⑶
不安定な雇用問題:
1年契約という雇用形態で職員は不安になり,センターは優 秀な職員の採用ができなくなるため,支援計画を立てること に悪影響を与える.
②⑧⑨⑫
⑷
人材不足の問題:
職員が少ないため,夜も週末も仕事をしなければならず,ひ とり親家族支援センターを受託した法人から職員を派遣する しかなく,ひとり親家族支援センターを受託したことが正し かったのかに疑問が残る.
④⑬㉑㉒
⑸
ひとり親の時間不足の問題:
仕事と子育てで,ひとり親家族支援センターを利用する時間 がない.
⑤⑭⑮㉓
⑹
ひとり親のセルフ・スティグマの問題:
離婚,ひとり親家庭に対する悪いイメージを持つことで,自 分のことを正しく受け入れず,ひとり親家族支援センターを 利用することにも悪影響を与えている.
⑩⑯⑰㉔
⑺
ニーズ・アセスメント未実施の問題:
時間や予算などの問題で,ニーズ・アセスメントを実施して いない.
③⑱㉕
(1)「予算のうち,運営費不足の問題」と小グループ(4)「人材不足の問題」が,「受託し た法人」「提供」「サポート」「するしかない」というキーワードで共通性があると判断した.
これらのキーワードを基に,中グループ 1)「ひとり親家族支援センターの受託による受託 した法人の負担問題」という表札を作成した.また, 小グループ(5)「ひとり親の時間不 足の問題」と小グループ(6)「ひとり親のセルフ・スティグマの問題」が,「センターの支 援」「受けにくい」「センターに行くこと」「スティグマ化」というキーワードで共通性があ ると判断した.これらのキーワードを基に,中グループ 2)「ひとり親家族が抱える問題」
という表札を作成した.これ以上共通したメッセージはなかったため,小グループ(2)・
(3)・(7)はそのままとした.なお,本研究では,第2段のグループ編成の段階で解釈可能 なグループ数が抽出されたため,グループ編成は第2段階で終了した.
[表19] 第2段のグループ編成(中グループ化)